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全てが見たくてたまらない
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俺がどれだけ興奮しているかも全く気づかずに、ペタペタと俺の胸や腹を手で触っていく。
これ以上だと流石に我慢も限界に達しそうだと思いながらも、あまりにも嬉しそうな顔をして触れてくれているから止められない。
「今度は伊月くんも上を脱いで見せてよ」
「あ、そうですよね。でも……」
「んっ? どうかした?」
「いえ……慎一さんの、すごい身体の後じゃ……僕なんて、すごく貧相に見えるだろうなって……ちょっと恥ずかしくなっちゃって……」
「そんなことを心配してるの? 貧相だなんて思うわけないよ。俺は伊月くんの裸、見たいよ」
「――っ、慎一さん……。わかりました。あの、じゃあ、脱ぎますね……」
伊月くんの細くて綺麗な指がボタンにかかる。
今となってはこの特別なコンタクトレンズをつけていて正解だったのかもわからない。
なんせボタンが外れるところまではっきりと見えているのだから。
ボタンが二つ外されたところで、少し大きなパジャマがスルッと肩からずれる。
綺麗な鎖骨が見えただけで興奮してしまう。
ああ、なんて綺麗な肌なんだろう……。気を抜いたら襲いかかってしまいそうで、一瞬も気が抜けない。
それでも目を離すことなく見つめていると、ボタンが全て外され伊月くんはパジャマの袖を引き抜き俺と同じ半裸になった。
伊月くんにとっては近づかないと全くわからない明るさだろうが、俺の目には小さくて木の実のような可愛い乳首がはっきりと見えている。
服の下にこんなに可愛いものを隠していたなんて……。
「触ってもいい?」
触れたらもう我慢できなくなると分かっていながらも、言わずにはいられなかった。
なんせ伊月くんと出会ってから二ヶ月以上も我慢してきたんだから。
「は、はい。どうぞ」
そう言いながらも、顔が真っ赤になっているのがわかる。
こんなにも緊張しているのに、拒まないでくれるんだな。
伊月くんにこれほど愛されているのかと思うと嬉しくなる。
可愛い乳首には触れないようにそっと胸の下に触れると
「んっ……!」
ピクッと身体が震えて、伊月くんの口から可愛い声が漏れる。
「ごめん、冷たかった?」
「い、いえ。そうじゃなくて……なんか、不思議な感じがして……」
「不思議な感じ?」
「今まで、肌に直接触れられたことはなかったので……」
最近ではリハビリで服の上から触れられることはあっただろう。でも山野辺先生も谷垣くんも触れ方を分かってる。こうして俺が下心満載に触れるのとは感覚が違って当たり前だ。
「嫌だった?」
「そ、そんなことはないですっ! 本当です!!」
「それならよかった。それで練習はどうしようか?」
「えっ?」
「これで終わりにしておく? それとも下も脱ぐ? お風呂に入る時は下も脱ぐから練習するんだったら下も脱いでおいたほうがいいと思うけど……」
「あ、そうですよね…」
「無理はしなくてもいいよ。俺は伊月くんの気持ちに寄り添いたい」
俺には練習なんて気持ち、さらさらない。ただただ伊月くんの身体の全てが見たいだけだけど。伊月くんに判断を促したのは、自分の欲望だけで進みたくなかったからだ。
いや、これは綺麗事だな。がっついてしまう俺を見せたくなかったからかもしれない。
「あ、あの……僕の、その……見ても、笑わないで欲しいんですけど……」
「笑ったりしないよ。約束する」
「慎一さん……」
「何か不安がある? 俺は伊月くんの不安を取り除きたいよ」
不安げな表情の伊月くんを安心させたくて、そっと伊月くんに近づいて後ろから抱きしめた。すっぽりと俺の腕の中におさまる伊月くんの背中が俺の胸に当たる。もしかしたら、俺の速い鼓動も伝わっているかもしれない。それでも、俺が抱きしめても拒みもしない伊月くんの気持ちが嬉しくて手放す気にはなれなかった。
「僕……親とも小学校に入る前から一緒に入った記憶がなくて、小学校の修学旅行はあまり気にならなかったんですけど、中学も高校も行けなかったから、誰かと一緒にお風呂に入るって経験がなくて…」
俺に抱きしめられながら、伊月くんが話を始めた。伊月くんが不安に思っているのに、中学生から誰とも風呂に入った経験がないことに喜んでしまう自分がいて申し訳なく感じる。
「うん」
「だから、今回慎一さんと一緒に入ったら自分がおかしいのかどうかわかるのかなって思って……」
「それで一緒にって、提案したのかな?」
「はい……何も言わないでごめんなさい」
「いや、俺は嬉しいよ。他の誰でもなく、俺に言ってくれたのが嬉しい」
「僕……慎一さんには、やっぱり知ってて欲しくて……それで、もし治療とか必要なら教えて欲しいです」
「うん。分かった。じゃあ、見せてもらえるかな?」
「はい」
一般的なら包茎に悩んでるのか……。それとも大きさ、とか? 誰かと比べたことはなさそうだけど……。痛みとかあるのならすぐに治療に連れて行ってやらないとな。
こういう時ユウさんなら、自分の大事な人を診察できるんだろう。それが今はものすごく羨ましい。
そんなことを考えながら、伊月くんがズボンを脱ぐのを見守った。そして、下着に手がかかりゆっくりと下ろした途端、俺は衝撃のものを目の当たりにした。
これ以上だと流石に我慢も限界に達しそうだと思いながらも、あまりにも嬉しそうな顔をして触れてくれているから止められない。
「今度は伊月くんも上を脱いで見せてよ」
「あ、そうですよね。でも……」
「んっ? どうかした?」
「いえ……慎一さんの、すごい身体の後じゃ……僕なんて、すごく貧相に見えるだろうなって……ちょっと恥ずかしくなっちゃって……」
「そんなことを心配してるの? 貧相だなんて思うわけないよ。俺は伊月くんの裸、見たいよ」
「――っ、慎一さん……。わかりました。あの、じゃあ、脱ぎますね……」
伊月くんの細くて綺麗な指がボタンにかかる。
今となってはこの特別なコンタクトレンズをつけていて正解だったのかもわからない。
なんせボタンが外れるところまではっきりと見えているのだから。
ボタンが二つ外されたところで、少し大きなパジャマがスルッと肩からずれる。
綺麗な鎖骨が見えただけで興奮してしまう。
ああ、なんて綺麗な肌なんだろう……。気を抜いたら襲いかかってしまいそうで、一瞬も気が抜けない。
それでも目を離すことなく見つめていると、ボタンが全て外され伊月くんはパジャマの袖を引き抜き俺と同じ半裸になった。
伊月くんにとっては近づかないと全くわからない明るさだろうが、俺の目には小さくて木の実のような可愛い乳首がはっきりと見えている。
服の下にこんなに可愛いものを隠していたなんて……。
「触ってもいい?」
触れたらもう我慢できなくなると分かっていながらも、言わずにはいられなかった。
なんせ伊月くんと出会ってから二ヶ月以上も我慢してきたんだから。
「は、はい。どうぞ」
そう言いながらも、顔が真っ赤になっているのがわかる。
こんなにも緊張しているのに、拒まないでくれるんだな。
伊月くんにこれほど愛されているのかと思うと嬉しくなる。
可愛い乳首には触れないようにそっと胸の下に触れると
「んっ……!」
ピクッと身体が震えて、伊月くんの口から可愛い声が漏れる。
「ごめん、冷たかった?」
「い、いえ。そうじゃなくて……なんか、不思議な感じがして……」
「不思議な感じ?」
「今まで、肌に直接触れられたことはなかったので……」
最近ではリハビリで服の上から触れられることはあっただろう。でも山野辺先生も谷垣くんも触れ方を分かってる。こうして俺が下心満載に触れるのとは感覚が違って当たり前だ。
「嫌だった?」
「そ、そんなことはないですっ! 本当です!!」
「それならよかった。それで練習はどうしようか?」
「えっ?」
「これで終わりにしておく? それとも下も脱ぐ? お風呂に入る時は下も脱ぐから練習するんだったら下も脱いでおいたほうがいいと思うけど……」
「あ、そうですよね…」
「無理はしなくてもいいよ。俺は伊月くんの気持ちに寄り添いたい」
俺には練習なんて気持ち、さらさらない。ただただ伊月くんの身体の全てが見たいだけだけど。伊月くんに判断を促したのは、自分の欲望だけで進みたくなかったからだ。
いや、これは綺麗事だな。がっついてしまう俺を見せたくなかったからかもしれない。
「あ、あの……僕の、その……見ても、笑わないで欲しいんですけど……」
「笑ったりしないよ。約束する」
「慎一さん……」
「何か不安がある? 俺は伊月くんの不安を取り除きたいよ」
不安げな表情の伊月くんを安心させたくて、そっと伊月くんに近づいて後ろから抱きしめた。すっぽりと俺の腕の中におさまる伊月くんの背中が俺の胸に当たる。もしかしたら、俺の速い鼓動も伝わっているかもしれない。それでも、俺が抱きしめても拒みもしない伊月くんの気持ちが嬉しくて手放す気にはなれなかった。
「僕……親とも小学校に入る前から一緒に入った記憶がなくて、小学校の修学旅行はあまり気にならなかったんですけど、中学も高校も行けなかったから、誰かと一緒にお風呂に入るって経験がなくて…」
俺に抱きしめられながら、伊月くんが話を始めた。伊月くんが不安に思っているのに、中学生から誰とも風呂に入った経験がないことに喜んでしまう自分がいて申し訳なく感じる。
「うん」
「だから、今回慎一さんと一緒に入ったら自分がおかしいのかどうかわかるのかなって思って……」
「それで一緒にって、提案したのかな?」
「はい……何も言わないでごめんなさい」
「いや、俺は嬉しいよ。他の誰でもなく、俺に言ってくれたのが嬉しい」
「僕……慎一さんには、やっぱり知ってて欲しくて……それで、もし治療とか必要なら教えて欲しいです」
「うん。分かった。じゃあ、見せてもらえるかな?」
「はい」
一般的なら包茎に悩んでるのか……。それとも大きさ、とか? 誰かと比べたことはなさそうだけど……。痛みとかあるのならすぐに治療に連れて行ってやらないとな。
こういう時ユウさんなら、自分の大事な人を診察できるんだろう。それが今はものすごく羨ましい。
そんなことを考えながら、伊月くんがズボンを脱ぐのを見守った。そして、下着に手がかかりゆっくりと下ろした途端、俺は衝撃のものを目の当たりにした。
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