9 / 40
言わなければいけないこと
しおりを挟む
何を入れようかなんて、悩む必要はない。田淵くんの好みはこの二ヶ月でじっくりと調査済みだ。そのために毎日見舞いに行ってジュースやスイーツを味わってもらったんだから。
コーヒーの類はあまり得意ではなかったようだけど、砂糖とミルクをたっぷり入れたカフェオレは目を輝かせていた。
フルーツ系のジュースは酸味の強いものよりは甘いものが好き。特にストレートの桃と、りんごは嬉しそうに飲んでいた。
24歳の田淵くんはアルコールは飲める年齢だが、調査によると、これまで大学では飲みの誘いを受けたことはない。その理由は常に一緒に行動しているのが砂川くんだからだ。砂川くん自身、酒に弱いらしく家族に酒を飲むのを禁止されているということでそれを大学でもしっかりと話しているせいか、砂川くんの周りでは飲み会の話題にならなかったようだ。
それでも数回田淵くんにも飲み会の誘いはあったが、試験前だったり、それこそ会費自体が捻出できないという理由で一度も参加したことはなかった。
正直なところ、田淵くんの味の好みや好きなものを鑑みると、おそらく酒はあまり強いとは言えない。いや、ほぼほぼ飲めないと言った方が正しいかもしれない。そんな気がする。だから、飲み会に参加できなくてよかったのだ。
ただ、田淵くんがどこまでなら大丈夫かを知るためにも一度二人で酒を飲んでおいた方がいいだろう。もちろんこの家で。田淵くんのデッドラインを知っておくのは大事なことだからな。
この日のために取り寄せておいた、最高級の桃ジュースを田淵くんのグラスに注ぎ、田淵くんの好きなバターがタップリのクッキーを皿に並べて俺のアイスコーヒーと共にリビングに運んだ。
「景色、気に入った?」
「は、はい。こんな高い場所からの景色を見るのは初めてでドキドキしてますけど、楽しいです」
「あれ? 砂川くんの家には行ったことなかったの?」
奴を捕まえるために彼の住んでいるところまで行ったけれど、ここまでと言わずともなかなか高さのあるマンションだった。友人なのだからてっきり家に行ったこともあるのだとばかり思っていた。
「えっ? 砂川くんちですか? 行ったことないです。前に、お兄さんの会社の社長さんのお家を借りてるからって聞いたことあったので、勝手に他人が入ったら迷惑だろうと思って……あ、砂川くんはおいでって言ってくれたんですけど、僕が断ってたんです」
「そうか、砂川くんのことを考えたんだな。偉いね」
今時ここまで気遣いのできる子はいないだろうな。本当に好感が持てる。
「さぁ、おいで。ジュースとお菓子があるよ」
テーブルに持ってきたトレイを置こうとすると、田淵くんが俺を待たせてはいけないと思ったのか、慌てて駆け寄ってくるのが視界に入った。
「わっ!」
焦りすぎて足がもつれたのかそのまま倒れそうになる田淵くんをさっと抱き寄せそのまま抱きかかえた。
「ひゃっ!」
「ダメだよ。まだ足がしっかり治ったわけじゃないんだから。ここでは焦らなくていいからね」
「は、はい」
突然俺が抱きかかえたせいで、顔が間近に見えて、田淵くんの顔が真っ赤になっている。
その理由をまだ理解していないだろうが、少なくとも意識はしてくれていると思う。まだきっと無意識なんだろうけど。
優しくソファーに座らせて、俺は隣に腰を下ろした。
本当は膝に乗せて食べさせたいくらいだが、もう少し進展しないと無理だろうな。
「さぁ、食べて」
「い、いただきます」
さっきのことでまだ緊張しているようだが、ジュースを一口飲むと、ぱあっと顔を綻ばせた。
「――っ、おいしいっ!」
「よかった。いっぱい買ってあるから好きに飲んでいいよ」
「僕のためにわざわざ……? すみません」
「田淵くんが喜ぶのが見たくて買ったんだ。だから美味しいって言ってくれるだけで嬉しいよ」
「河北さん……」
ああ、そうだ。そろそろ本当のことを言っておかないとな。まだ詳しくは言えないけれど、ここだけは変えてもらわないと。
「あのね、今日からここで田淵くんに住んでもらうから、いろいろ話をしておきたいことがあるんだけど」
「はい。なんでも言ってください。僕、頑張ります」
「そんな気を張らなくていいよ。実は……田淵くんに内緒にしていたことがあるんだ」
「えっ? 河北さんが、僕に? なんですか?」
「その名前だよ。本当は俺……河北じゃないんだ」
「えっ? 河北じゃない? どういうことですか?」
驚くのも無理はない。あの日出会ってから今までずっと河北で通してきたんだから。騙されたと思っていても不思議はないな。
「言ったろう? 本社から、あの店長の動向を調べるために内偵調査で来たって」
「は、はい。あっ! それで……」
「そうなんだ。流石に内偵調査で本名を使うわけにもいかなくてね。それで河北と名乗ったんだ。田淵くんと出会った時はまだ店長も捕まってない時だったし、田淵くんが砂川くんと話をした時に俺の名前が違うとややこしくなるだろうと思ったんだ」
「そう、ですよね……わかります」
「最初にそう名乗った手前、なかなか訂正する機会がなくて、結果的に田淵くんを騙すようなことになってしまった。本当にごめん」
「そんなっ、謝らないでください。お仕事ですから仕方のないことです。僕、騙されたなんて思ってませんから、河北さんが河北さんじゃなくても中身は変わらないです」
「よかった……本当のことを言って嫌われたらどうしようかと思った……」
「僕が河北さんを嫌うなんて、そんな……」
田淵くんが俺のことを思ってくれているのは確実だ。それが早く恋愛感情だと判らせないといけないな。
「あ、あの……」
「どうした?」
「あの……じゃ、お名前はなんて言うんですか?」
「ああ、そっか。俺は甲斐慎一だよ」
「甲斐、さん……」
「うん、だけど田淵くんには名前で呼んでもらいたいな」
「えっ? 名前、ですか?」
「ああ。これからまた仕事で偽名を使うこともあるし、下の名前は変わらないから」
「あ、そうですね。あの、じゃあ……慎一、さん……?」
「――っ、ああ! それで頼むよ」
田淵くんに名前を呼ばれただけで、飛び上がるほど嬉しかったなんてユウさんに言ったら驚かれるだろうな。いや、きっとユウさんも理解してくれるだろう。砂川くんに速攻で優一さんと呼ばせていたユウさんなら。
コーヒーの類はあまり得意ではなかったようだけど、砂糖とミルクをたっぷり入れたカフェオレは目を輝かせていた。
フルーツ系のジュースは酸味の強いものよりは甘いものが好き。特にストレートの桃と、りんごは嬉しそうに飲んでいた。
24歳の田淵くんはアルコールは飲める年齢だが、調査によると、これまで大学では飲みの誘いを受けたことはない。その理由は常に一緒に行動しているのが砂川くんだからだ。砂川くん自身、酒に弱いらしく家族に酒を飲むのを禁止されているということでそれを大学でもしっかりと話しているせいか、砂川くんの周りでは飲み会の話題にならなかったようだ。
それでも数回田淵くんにも飲み会の誘いはあったが、試験前だったり、それこそ会費自体が捻出できないという理由で一度も参加したことはなかった。
正直なところ、田淵くんの味の好みや好きなものを鑑みると、おそらく酒はあまり強いとは言えない。いや、ほぼほぼ飲めないと言った方が正しいかもしれない。そんな気がする。だから、飲み会に参加できなくてよかったのだ。
ただ、田淵くんがどこまでなら大丈夫かを知るためにも一度二人で酒を飲んでおいた方がいいだろう。もちろんこの家で。田淵くんのデッドラインを知っておくのは大事なことだからな。
この日のために取り寄せておいた、最高級の桃ジュースを田淵くんのグラスに注ぎ、田淵くんの好きなバターがタップリのクッキーを皿に並べて俺のアイスコーヒーと共にリビングに運んだ。
「景色、気に入った?」
「は、はい。こんな高い場所からの景色を見るのは初めてでドキドキしてますけど、楽しいです」
「あれ? 砂川くんの家には行ったことなかったの?」
奴を捕まえるために彼の住んでいるところまで行ったけれど、ここまでと言わずともなかなか高さのあるマンションだった。友人なのだからてっきり家に行ったこともあるのだとばかり思っていた。
「えっ? 砂川くんちですか? 行ったことないです。前に、お兄さんの会社の社長さんのお家を借りてるからって聞いたことあったので、勝手に他人が入ったら迷惑だろうと思って……あ、砂川くんはおいでって言ってくれたんですけど、僕が断ってたんです」
「そうか、砂川くんのことを考えたんだな。偉いね」
今時ここまで気遣いのできる子はいないだろうな。本当に好感が持てる。
「さぁ、おいで。ジュースとお菓子があるよ」
テーブルに持ってきたトレイを置こうとすると、田淵くんが俺を待たせてはいけないと思ったのか、慌てて駆け寄ってくるのが視界に入った。
「わっ!」
焦りすぎて足がもつれたのかそのまま倒れそうになる田淵くんをさっと抱き寄せそのまま抱きかかえた。
「ひゃっ!」
「ダメだよ。まだ足がしっかり治ったわけじゃないんだから。ここでは焦らなくていいからね」
「は、はい」
突然俺が抱きかかえたせいで、顔が間近に見えて、田淵くんの顔が真っ赤になっている。
その理由をまだ理解していないだろうが、少なくとも意識はしてくれていると思う。まだきっと無意識なんだろうけど。
優しくソファーに座らせて、俺は隣に腰を下ろした。
本当は膝に乗せて食べさせたいくらいだが、もう少し進展しないと無理だろうな。
「さぁ、食べて」
「い、いただきます」
さっきのことでまだ緊張しているようだが、ジュースを一口飲むと、ぱあっと顔を綻ばせた。
「――っ、おいしいっ!」
「よかった。いっぱい買ってあるから好きに飲んでいいよ」
「僕のためにわざわざ……? すみません」
「田淵くんが喜ぶのが見たくて買ったんだ。だから美味しいって言ってくれるだけで嬉しいよ」
「河北さん……」
ああ、そうだ。そろそろ本当のことを言っておかないとな。まだ詳しくは言えないけれど、ここだけは変えてもらわないと。
「あのね、今日からここで田淵くんに住んでもらうから、いろいろ話をしておきたいことがあるんだけど」
「はい。なんでも言ってください。僕、頑張ります」
「そんな気を張らなくていいよ。実は……田淵くんに内緒にしていたことがあるんだ」
「えっ? 河北さんが、僕に? なんですか?」
「その名前だよ。本当は俺……河北じゃないんだ」
「えっ? 河北じゃない? どういうことですか?」
驚くのも無理はない。あの日出会ってから今までずっと河北で通してきたんだから。騙されたと思っていても不思議はないな。
「言ったろう? 本社から、あの店長の動向を調べるために内偵調査で来たって」
「は、はい。あっ! それで……」
「そうなんだ。流石に内偵調査で本名を使うわけにもいかなくてね。それで河北と名乗ったんだ。田淵くんと出会った時はまだ店長も捕まってない時だったし、田淵くんが砂川くんと話をした時に俺の名前が違うとややこしくなるだろうと思ったんだ」
「そう、ですよね……わかります」
「最初にそう名乗った手前、なかなか訂正する機会がなくて、結果的に田淵くんを騙すようなことになってしまった。本当にごめん」
「そんなっ、謝らないでください。お仕事ですから仕方のないことです。僕、騙されたなんて思ってませんから、河北さんが河北さんじゃなくても中身は変わらないです」
「よかった……本当のことを言って嫌われたらどうしようかと思った……」
「僕が河北さんを嫌うなんて、そんな……」
田淵くんが俺のことを思ってくれているのは確実だ。それが早く恋愛感情だと判らせないといけないな。
「あ、あの……」
「どうした?」
「あの……じゃ、お名前はなんて言うんですか?」
「ああ、そっか。俺は甲斐慎一だよ」
「甲斐、さん……」
「うん、だけど田淵くんには名前で呼んでもらいたいな」
「えっ? 名前、ですか?」
「ああ。これからまた仕事で偽名を使うこともあるし、下の名前は変わらないから」
「あ、そうですね。あの、じゃあ……慎一、さん……?」
「――っ、ああ! それで頼むよ」
田淵くんに名前を呼ばれただけで、飛び上がるほど嬉しかったなんてユウさんに言ったら驚かれるだろうな。いや、きっとユウさんも理解してくれるだろう。砂川くんに速攻で優一さんと呼ばせていたユウさんなら。
755
お気に入りに追加
793
あなたにおすすめの小説
貧乏大学生がエリート商社マンに叶わぬ恋をしていたら、玉砕どころか溺愛された話
タタミ
BL
貧乏苦学生の巡は、同じシェアハウスに住むエリート商社マンの千明に片想いをしている。
叶わぬ恋だと思っていたが、千明にデートに誘われたことで、関係性が一変して……?
エリート商社マンに溺愛される初心な大学生の物語。

初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる
木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8)
和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。
この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか?
鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。
もうすぐ主人公が転校してくる。
僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。
これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。
片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。
【完結】ここで会ったが、十年目。
N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化)
我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。
(追記5/14 : お互いぶん回してますね。)
Special thanks
illustration by おのつく 様
X(旧Twitter) @__oc_t
※ご都合主義です。あしからず。
※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。
※◎は視点が変わります。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
【奨励賞】恋愛感情抹消魔法で元夫への恋を消去する
SKYTRICK
BL
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる