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田淵くんの食べたいもの
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「お疲れさま」
「僕のリハビリ、どうでしたか?」
「ものすごく頑張ってて驚いたよ。正直、二ヶ月でこんなに回復するなんて思ってなかったな。すごく良く頑張ったんだね。偉いよ。田淵くん」
「ありがとうございます!!」
「でも、退院しても無理は禁物だよ。変なところに負荷がかかると今度は違う場所を痛めてしまうからね」
ここまで治っているとは思ってなかったから本当は自宅に連れ帰ってからも至れり尽くせりお世話したかったんだが、頑張っている田淵くんを前にそんなことは口が裂けても言えない。でも無理をさせないように言っておけば、多少の世話はさせてくれるだろう。そんな邪な思いも少しはありつつも、本当に無理は良くないからしっかりと忠告しておいた。
「はい。それ、尚孝くんにも言われました。僕、すぐに無理をしようとするから心配だって。だから、退院して一人になるのがちょっと不安だって言われたので、河北さんの家にご厄介になることになったって話したんです。そうしたら河北さんが一緒なら安心だねって言ってもらえました」
「そうか。田淵くん、もしかしてこれまでも俺の話を谷垣さんにしてた?」
「――っ!!」
一気に田淵くんの顔が赤く染まっていく。一体どんな話をしてくれたんだろうな。でもこの反応を見る限り、きっといいこと話していたに違いない。
「すみませんっ」
「いやいや、謝らなくていいよ。嬉しいよ、俺を話題に出してくれて。どんな話題だったか聞いてもいい?」
「あの、いつもリハビリ終わったら美味しいスイーツを用意してくれるからリハビリを頑張れるって……すみません、僕……食いしん坊みたいですよね」
「ははっ。食いしん坊って、そんなことないよ。どんな理由でも辛くて大変なリハビリを頑張れるならいいんだよ。田淵くんがそんなにスイーツを気に入ってくれてたならよかった。明日も退院祝いに好きなスイーツ買って帰ろうか。家でお祝いしよう」
「お祝い……っ、嬉しいです! 僕、大学入学が決まった日に、両親が離婚して一人になったので家でお祝いなんていつぶりだろう……」
この子は相当辛かったろうに、こんなにも素直に喜べるなんて……。もう毎日でもお祝いをしてあげたい気分だ。
「何か好きな食べ物とか料理とかある? 大抵のものは作れるよ」
「河北さん、料理得意なんですか?」
「ああ。忙しいと作る暇もなくなるから田淵くんにお願いすることが増えるけど、基本的には自炊しているからね。もちろん外食もするけど、お祝いなんかは割と家で作りたいかな。なんでも好きなもの言ってくれたら嬉しいよ」
「あ、あの……じゃあ少しわがまま言ってもいいですか?」
「ははっ。わがまま大歓迎だよ」
田淵くんのわがままなんて、砂川くんやさっきの谷垣くんだって聞いたことないんじゃないか? 俺はほんの少しの優越感に浸りながら、田淵くんの言葉を待った。
「あの……大学の近くに、美味しいコーヒーを出してくれる喫茶店があるんですけど……」
「ああ、もしかして照さんのところかな? 『ミモザ』じゃない?」
「はい、そこです! 河北さんもご存知なんですね」
「俺も桜城大学出身だからね。あの大学の出身者で『ミモザ』を知らない人はいないよ」
「そうですね、すっごく雰囲気もいいし……僕、好きなんです……」
まるで俺が告白されたような気になって一瞬ドキッとしてしまった。
「そ、それでその『ミモザ』がどうかした?」
「あ、はい。お金がないんであまり行けないんですけど、月に一度頑張ったご褒美に砂川くんと一緒に行っててそこでいつも決まってオムライスを頼むんです」
「オムライスが好きなのか」
確かにあそこのオムライスは絶品だ。とろとろの卵に照さん特製のデミグラスソースがかけられて、俺がいた頃も人気のメニューだった。
「もちろん大好きです。でも、一度でいいから食べてみたいなって思ってるのが、エビフライとメンチカツとカニクリームコロッケのミックスフライで……」
「なるほど。確かにあのミックスフライは美味しいな。オッケー。じゃあ、明日はあのミックスフライを再現するよ!」
「――っ!! ありがとうございます!」
俺の言葉に田淵くんはキラキラとした目で俺を見上げた。それだけ期待してくれてるってことだ。この期待にはしっかりと応えておかないとな。
「じゃあ、明日。迎えにくるからそれまで待ってて」
本当は抱きしめたくなる気持ちをグッと抑えて俺は病室を出た。そのあと向かったのはもちろん照さんのところ。久しぶりの俺の姿に驚いてくれたけれど、その驚きが半端ない。
何かあったのかと尋ねてみれば、
「二ヶ月くらい前に成瀬くんが来てくれたんだよ。可愛い子を連れてね。甲斐くんは一人なのか?」
と逆に尋ねられる。
そうか、ユウさん。砂川くんと来たのか。じゃあ、きっとさっきの田淵くんの話に出てきたミックスフライを食べさせたんだろうな。俺は手作りを食べさせてやる。そんな対抗心みたいなものを感じながら、
「実はその件で照さんにお願いがあってきたんです」
と伝えた。
そして、田淵くんが退院祝いにここのミックスフライを楽しみにしていること。まだ店にまでは連れてこられないから自分が作って食べさせてやりたいことを話し、レシピを教えてもらった。もちろん他言しないことを約束して。
「それにしても成瀬くんと甲斐くんに同じようなタイミングで大事な子ができるとはね。しかもその大事な子が二人ともうちのミックスフライを食べたいと思ってくれていたなんて嬉しいよ」
「照さんの料理はどれも絶品ですからね。俺もユウさんに紹介されてここに連れて来られた時は感動しましたよ」
「ああ、あの時は……」
そんな懐かしい話に花を咲かせながら秘伝のレシピを教えてもらった俺は、翌日意気揚々と田淵くんを迎えに病院に向かった。
「僕のリハビリ、どうでしたか?」
「ものすごく頑張ってて驚いたよ。正直、二ヶ月でこんなに回復するなんて思ってなかったな。すごく良く頑張ったんだね。偉いよ。田淵くん」
「ありがとうございます!!」
「でも、退院しても無理は禁物だよ。変なところに負荷がかかると今度は違う場所を痛めてしまうからね」
ここまで治っているとは思ってなかったから本当は自宅に連れ帰ってからも至れり尽くせりお世話したかったんだが、頑張っている田淵くんを前にそんなことは口が裂けても言えない。でも無理をさせないように言っておけば、多少の世話はさせてくれるだろう。そんな邪な思いも少しはありつつも、本当に無理は良くないからしっかりと忠告しておいた。
「はい。それ、尚孝くんにも言われました。僕、すぐに無理をしようとするから心配だって。だから、退院して一人になるのがちょっと不安だって言われたので、河北さんの家にご厄介になることになったって話したんです。そうしたら河北さんが一緒なら安心だねって言ってもらえました」
「そうか。田淵くん、もしかしてこれまでも俺の話を谷垣さんにしてた?」
「――っ!!」
一気に田淵くんの顔が赤く染まっていく。一体どんな話をしてくれたんだろうな。でもこの反応を見る限り、きっといいこと話していたに違いない。
「すみませんっ」
「いやいや、謝らなくていいよ。嬉しいよ、俺を話題に出してくれて。どんな話題だったか聞いてもいい?」
「あの、いつもリハビリ終わったら美味しいスイーツを用意してくれるからリハビリを頑張れるって……すみません、僕……食いしん坊みたいですよね」
「ははっ。食いしん坊って、そんなことないよ。どんな理由でも辛くて大変なリハビリを頑張れるならいいんだよ。田淵くんがそんなにスイーツを気に入ってくれてたならよかった。明日も退院祝いに好きなスイーツ買って帰ろうか。家でお祝いしよう」
「お祝い……っ、嬉しいです! 僕、大学入学が決まった日に、両親が離婚して一人になったので家でお祝いなんていつぶりだろう……」
この子は相当辛かったろうに、こんなにも素直に喜べるなんて……。もう毎日でもお祝いをしてあげたい気分だ。
「何か好きな食べ物とか料理とかある? 大抵のものは作れるよ」
「河北さん、料理得意なんですか?」
「ああ。忙しいと作る暇もなくなるから田淵くんにお願いすることが増えるけど、基本的には自炊しているからね。もちろん外食もするけど、お祝いなんかは割と家で作りたいかな。なんでも好きなもの言ってくれたら嬉しいよ」
「あ、あの……じゃあ少しわがまま言ってもいいですか?」
「ははっ。わがまま大歓迎だよ」
田淵くんのわがままなんて、砂川くんやさっきの谷垣くんだって聞いたことないんじゃないか? 俺はほんの少しの優越感に浸りながら、田淵くんの言葉を待った。
「あの……大学の近くに、美味しいコーヒーを出してくれる喫茶店があるんですけど……」
「ああ、もしかして照さんのところかな? 『ミモザ』じゃない?」
「はい、そこです! 河北さんもご存知なんですね」
「俺も桜城大学出身だからね。あの大学の出身者で『ミモザ』を知らない人はいないよ」
「そうですね、すっごく雰囲気もいいし……僕、好きなんです……」
まるで俺が告白されたような気になって一瞬ドキッとしてしまった。
「そ、それでその『ミモザ』がどうかした?」
「あ、はい。お金がないんであまり行けないんですけど、月に一度頑張ったご褒美に砂川くんと一緒に行っててそこでいつも決まってオムライスを頼むんです」
「オムライスが好きなのか」
確かにあそこのオムライスは絶品だ。とろとろの卵に照さん特製のデミグラスソースがかけられて、俺がいた頃も人気のメニューだった。
「もちろん大好きです。でも、一度でいいから食べてみたいなって思ってるのが、エビフライとメンチカツとカニクリームコロッケのミックスフライで……」
「なるほど。確かにあのミックスフライは美味しいな。オッケー。じゃあ、明日はあのミックスフライを再現するよ!」
「――っ!! ありがとうございます!」
俺の言葉に田淵くんはキラキラとした目で俺を見上げた。それだけ期待してくれてるってことだ。この期待にはしっかりと応えておかないとな。
「じゃあ、明日。迎えにくるからそれまで待ってて」
本当は抱きしめたくなる気持ちをグッと抑えて俺は病室を出た。そのあと向かったのはもちろん照さんのところ。久しぶりの俺の姿に驚いてくれたけれど、その驚きが半端ない。
何かあったのかと尋ねてみれば、
「二ヶ月くらい前に成瀬くんが来てくれたんだよ。可愛い子を連れてね。甲斐くんは一人なのか?」
と逆に尋ねられる。
そうか、ユウさん。砂川くんと来たのか。じゃあ、きっとさっきの田淵くんの話に出てきたミックスフライを食べさせたんだろうな。俺は手作りを食べさせてやる。そんな対抗心みたいなものを感じながら、
「実はその件で照さんにお願いがあってきたんです」
と伝えた。
そして、田淵くんが退院祝いにここのミックスフライを楽しみにしていること。まだ店にまでは連れてこられないから自分が作って食べさせてやりたいことを話し、レシピを教えてもらった。もちろん他言しないことを約束して。
「それにしても成瀬くんと甲斐くんに同じようなタイミングで大事な子ができるとはね。しかもその大事な子が二人ともうちのミックスフライを食べたいと思ってくれていたなんて嬉しいよ」
「照さんの料理はどれも絶品ですからね。俺もユウさんに紹介されてここに連れて来られた時は感動しましたよ」
「ああ、あの時は……」
そんな懐かしい話に花を咲かせながら秘伝のレシピを教えてもらった俺は、翌日意気揚々と田淵くんを迎えに病院に向かった。
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