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第五章 (王城〜帰郷編)

花村 柊   50−2※

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「シュウ、食べよう」

「うん」

部屋に二人っきりになって、隣同士に座ると

「シュウの可愛らしい音が鳴っていたな。お腹が空いていたか?」

と言われてしまった。

「フレッド……聞こえてた?」

「ああ。シュウのことを私がわからないわけがないだろう?」

「あの……マクベスさんや、従業員さんたちにも聞かれちゃったかな? それならちょっと恥ずかしいかも……」

「ああ、そんな心配はしなくていいよ。私だけだ、聞こえたのは。なんと言っても私はシュウの伴侶だからな」

「ふふっ。それならいいけど」

フレッドの言葉に安心しながらパクパクと食事を食べていると、

「シュウ、今日は少し先に進む予定だから馬車に乗るまで部屋でゆっくり休んでいよう」

と言われた。

「そうなんだ、わかった」

「馬車旅はずっと座ったままで疲れるだろう?」

「大丈夫、平気だよ。だって、フレッドとずっと一緒にいられるんだもん」

「シュウ……」

「それにサヴァンスタックがどんどん近づいてきてるってことだし、楽しみしかないよ」

「シュウがそんなにも領地に帰るのを楽しみにしてくれているとは……嬉しいな」

「だって、ぼくの故郷だって言ったでしょ?」

「ああ、そうだな。シュウと私の大事な故郷だ」


食事を終え、マクベスさんが片付けにきた時に、

「シュウさま、こちらパールさまのお食事でございます」

と美味しそうな果物をいろいろと切り分けて持ってきてくれた。

「わぁ、マクベスさん。ありがとう。てっきり馬車の中であげるのかと思ってた」

「シュウ、パールに食事を食べさせておいで。私は道中のことでマクベスと確認しておくことがあるから」

「うん、わかった」

ぼくは果物を持ってパールがいる寝室へ向かった。

歴史も変わってるからフレッドの知っている道や街も変わっているかもしれないし、その確認はしておかないとだよね。
フレッドは元の地図を全部知っている分、記憶を上書きするの大変だろうな……。

「パール、朝ごはんだよー!」

声をかけると、パールが籠から勢いよく飛び込んできた。

「ふふっ。ごめん、お腹すいたよね」

ぼくはお皿に切り分けてある果物を一つ手に取り、

「ほら、パール」

と差し出すと、パールは嬉しそうに口を開けた。

「ふふっ。可愛いなぁ」

あっという間にお皿が空っぽになって、

「パール、美味しかった?」

というと、パールは嬉しそうにキューンと可愛い声をあげた。

「シュウ、そろそろ出かけるがパールの食事は終わったか?」

パールと戯れていると、フレッドが寝室にやってきた。

その声にパールはすぐに自分の籠に戻り、キュウンキュウンと声をあげている。
どうやらパールの準備は万端みたいだ。

「よし、パール。いい子だな」

フレッドがそう声をかけると、パールは一際大きな声でキューンと声をあげた。


パールの籠を持ち、フレッドと寄り添いながら部屋を出るとレオンさんが部屋の前にいた。

「レオンさん、おはようございます。警護ありがとうございます。おかげでゆっくり眠れました」

「シュウさま。それはよろしゅうございました。今日もしっかりとお守りいたしますのでどうぞご安心ください」

「ふふっ。ありがとうございます」

フレッドとレオンさんに囲まれるように玄関へと向かうと、昨日来た時のように女将さんをはじめ、従業員の人たちがみんな並んで待ってくれていた。

「サヴァンスタック公爵さま、ご伴侶さま。この度は誠に――」
「女将、余計なことは言わないでいい。次に来た時は害獣駆除をしっかりやっておいてくれ」

「承知いたしました」

フレッドと話をしているから少し緊張でもしている様子の女将さんに

「お世話になりました」

笑顔でお礼をいうと、女将さんはようやく笑顔を見せてくれて頭を深々と下げ、

「サヴァンスタックまでの道中、どうぞお気をつけてお過ごしください」

と旅の安全を願ってくれた。

馬車に乗り込んでからフレッドにさっきの害獣駆除の話って何? と尋ねると、昨日の露天風呂に現れた不審者は人ではなく大きな害獣だったらしい。
それをレオンさんと他の騎士さんたちとで捕まえてくれたみたいだ。

「あんな大きな叫び声あげる害獣がこの辺にいるんだね。怖いな」

「大丈夫だ、すぐにレオンたちが仕留めてくれるし、私もついてるから心配しなくていい」

「うん、フレッドがいてくれたら安心だね」

「今日は少し先に進むから、馬車で何をして過ごそうか」

「サヴァンスタックに着いたら、まず何をしようか計画立てようか?」

「ああ、それはいいな。シュウは何がしたい?」

「ぼくはあの中庭に行ってフレッドとの出会いをもう一度再現したいな」

「あの時、美しい眠り姫に一瞬で心を奪われたんだよ、私は。あの場所でまたシュウの美しさに惚れ直すのだろうな」

それはぼくも一緒だ。
あの時、フレッドと目があった時から惹かれてたんだから……。


「シュウ……ようやく明日サヴァンスタック領に入るぞ」

お風呂に入ってホカホカになった身体で、今日の宿の大きなベッドに二人で横たわっていると、すごく嬉しそうな声でフレッドが教えてくれた。
明日は王都を出発してちょうど5日。
マクベスさんの言った通り、順調にここまで帰ってこれた。

「あっという間だったね。順調すぎて怖いくらい」

「ふふっ。心配は何もいらないよ。昼頃にアンナとリューイの店に立ち寄ってから、そのまま屋敷へと向かうから夕方までには着けるだろう」

「ぼくたちにとっては数ヶ月ぶりのサヴァンスタックだよね。ああ、なんかドキドキしちゃうな。ぼくはサヴァンスタックは初めてだってことになってるから怪しまれないようにしないとね!」

「ああ、そのことだがマクベスにはあらかたの話はしておいたから気にしないでいい。シュウはいつも通りでいいのだぞ」

「えっ? あらかたっていつの間に?」

「シュウがあの屋敷で気兼ねなく生活するためにはマクベスに知っておいてもらうのが一番だからな。旅の打ち合わせをしながら少しずつな」

そうだったんだ……。
でも知っておいてもらえてるっていうのは心強いよね。

「マクベスさん、驚いてなかった?」

「ふふっ。そうだな、多少のことなら驚かないマクベスだが、流石に驚いていたな。だが、納得しているようでもあった」

「そうなの?」

「ああ。私が嫌悪され蔑まれてたということには怒ってくれていたがな」

フレッド……そこまでちゃんと話したんだ……。
もうフレッドにとっては思い出したくもない過去だと思ってたけど。
でも、そこまで話せるほど気を許せてるってことだよね。

「ふふっ。そっか……。そうやって一緒に怒ってくれる人ってありがたいよね」

「そうだな……。こんな幸せになれたのも全てシュウのおかげだ」

「本当にそう思ってる?」

「ああ、もちろんだよ。シュウは私の人生を変えてくれたのだからな」

「じゃあ……フレッドから、ご褒美……欲しいな」

「褒美? 珍しいな、シュウから褒美をねだるとは。なんでもいいぞ、服でも宝石でもなんでも――」
「違うよ……ぼくはフレッドが欲しい……」

「えっ?」

驚くフレッドにキスをして、

「今日はぼくが動くからフレッドは動いちゃダメだからね」

というと、

「えっ? それは……」

と辛そうな顔をしていたけれど、ぼくのご褒美だからと言い張って動かないように約束してもらった。

いつもフレッドにしてもらってるから、たまにはぼくが動かないとね。
ふふっ。旅の終わりにはこうしようって考えてたんだ。



ぼくは横たわるフレッドの足の間に座り込んで、ローブの紐をさっと解いた。
フレッドがゴクリと息を呑む音が聞こえる。
ドキドキしてくれてるんだと思うと嬉しくなって、笑顔でゆっくりとローブを開くと何も身につけていないフレッドの裸が現れた。

「わぁーっ!」

もう何度も何度も目にしたフレッドの裸体だけど、やっぱりかっこいい。

視線を下に向けると、もうすでにほんのり勃ち上がっているフレッドのモノが見えた。

ぼくはそれに顔を近づけてふぅーっと息を吹きかけると

「――っ、シュウっ! それは……」

というフレッドの焦った声とは対照的にフレッドのモノがさらに重量を増して勃ち上がった。

「ふふっ。可愛い」

ぼくの刺激にこんなにも反応を返してくれると嬉しくなって、舌を出してぺろっと先っぽを舐めると、甘い蜜が溢れてくる。

「甘くておいし~い」

なんだかいつもより甘い気がするその蜜を取りこぼさないようにぺろぺろと舐めとっていると、

「ああっ――シュウっ! だめだっ!」

とフレッドの苦しげな声が聞こえたと思ったら、あっという間に大量の蜜が噴き出てきた。

口に入りきらなかった蜜がフレッドの竿を伝っていくのを見て、ぼくはそれを両手で擦り付けていくとフレッドのモノが甘い蜜で覆われた。

「シュウ……何を?」

驚きながらぼくの動きを見つめるフレッドに笑顔を向けながら、ぼくはフレッドの身体に跨り自分のお尻の割れ目にヌルヌルになったフレッドのモノを擦り付けた。

「ああ……っ、あっ……きもちいぃ……んっ」

ぼくがお尻を動かすたびにクチュクチュといやらしい音が響く。
擦り付けているだけで気持ちが良くなってきて、我慢ができなくなったぼくは自分のお尻を持ち上げて天に向かって聳り立っているフレッドのモノを自分の後孔にあてがった。

もうすっかりフレッドのモノの形を覚えているようで、少し重みを加えるとすぐに先っぽが中に挿入っていった。

「ああ――っ!」

「シュウっ!」

スルスルと奥まで挿入っていくのがあまりにも気持ちよくて足がプルプル震えて力が抜けていく。

「ひゃあーーっ!! んんっ!!」

支えがなくなったぼくの身体の中をフレッドのモノがグチュンと音を立ててあっという間に奥まで貫いていった。


「ああ――っん!」

ビリビリと激しい刺激が全身を襲ったかと思えば、同時にぼくのモノから蜜が弾け飛んでしまった。
あまりの気持ちよさにピクピクと身体の震えが止まらない。

「シュウの甘い蜜がここまで飛んできたぞ」

フレッドの言葉に目を開けると、ぼくの蜜がフレッドの顎を汚していた。

「だ、ってぇ……きもちよすぎて……」

「シュウ……このまま動いてくれないか?」

「でも、いまイったばっかりで……もうちょっとだけ――」

休ませてほしい……そう言おうと思ったのに、

「やぁ――っん!!」

フレッドがぼくを乗せたまま、腰を大きく動かし始めた。

「うご、いちゃ……だ、めって……」

「シュウへのご褒美だろう? もっと気持ち良くしてあげるよ」

「ああ――っん!」

フレッドがグインと腰を動かした反動でぼくはフレッドのが中に挿入ったまま後ろに反り返り、手をついた。

「ぐぅ――っ! シュウっ!」

フレッドの振動でぼくのモノを大きく揺らしながら、フレッドの大きなモノがグポグポと後孔を出入りする様子がフレッドに丸見えになっている。

「やぁーっん、はずか、しい……っ」

でも、いつもと違うところに当たっているのが気持ちよくてやめてほしくもない。

結局そのままフレッドに見せつけながら、ぼくはまた蜜を飛ばした。
ビュルビュルと音を立て弾け飛んだ自分の蜜がぼくの顔にも飛んでくる。

「くっ――! シュウっ! ああっ、もう! 我慢できないっ!」

フレッドの苦しげな声と同時にぼくの中に温かいものが広がっていく。

蜜を全て吐き出したフレッドがぼくの身体を持ち上げて、フレッドのモノから引き抜くとぼくの後孔からとろりと蜜がこぼれ落ちてくる。

「ああ……っ、シュウがエロすぎるな……」

「えっ? いま、なん――わぁっ!」

フレッドの言葉が聞き取れなくて聞き返そうとした瞬間、ぼくはそのままベッドに押し倒された。

「ふ、れっどぉ……」

「シュウへのご褒美の続きだ。いっぱい蜜をあげるからな」

そういうとフレッドは満面の笑みでぼくの腰の下にクッションを突っ込んだかと思うと、そのままぼくの後孔に今さっきイったはずのフレッドのモノを挿入いれてきた。

「ああっん……あっ、やぁーーっ」

さっき出したばかりとは思えないくらい硬くて大きなモノで奥をゴリゴリと擦られて、あまりの気持ちよさにぼくはもう何度目かもわからない蜜を吐き出した。

そのままぼくは意識を失って気がついた時には、フレッドに抱きしめられたまま綺麗なベッドに横になっていた。

「ふれ……っ、けほっ、けほっ」

「ああ、シュウ。無理しないでいい。ほら、レモン水だ」

そう言ってフレッドは自分の口にレモン水を含んでぼくの唇に合わせた。

ゆっくりと口の中に流れ込んでくるレモン水をコクコクと全て飲み干すと、乾き切った身体にじわじわと染み渡っていくのがわかった。

「おいしぃ……」

「よかった、まだ飲むか?」

「ううん、もう大丈夫」

「そうか。無理させたな」

「ぼくが、欲しがったんだよ」

「ああ、そうだな。でもどうしたんだ? あんな急に」

フレッドが不思議そうにぼくを見つめる。
ふふっ。少しは驚いてくれたみたいだ。

「明日から……明日からフレッドは、サヴァンスタックの公爵さまに戻っちゃうでしょ?」

「んっ? ああ、まぁ、そうだな。それがどうかしたか?」

「ぼくだけのフレッドは今日だけなんだと思ったら、フレッドといつもよりもっといっぱい愛し合いたくなったんだ」

「シュウ……」

「ああ、違うよ。フレッドが公爵さまに戻るのが嫌だとか思ってるんじゃなくて、最後の夜にぼくだけのフレッドとの思い出を作りたいなって思ったんだ」

言いたいことがうまく伝わっているかわからないけど、必死に気持ちを伝えるとフレッドはぼくをぎゅっと抱きしめて、

「私はいつだってシュウだけのものだ。だが、今日の夜のことは一生忘れない」

と嬉しそうに言ってくれた。

「明日から僕も頑張るよ。フレッドと領地にいるみなさんのために」

「ありがとう。シュウ……愛してるよ」

目に涙を滲ませながらぼくに愛の言葉を告げてくれるフレッドと抱き合いながら、ぼくはいつの間にか眠っていた。
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