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欲望が止められない※

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友貴也が意識を失って朝になるまでの崇史しか知らない時間のお話。
楽しんでいただけると嬉しいです♡

  *   *   *



腕の中で意識を失ったままの友貴也を向かい合わせに抱きかかえ、友貴也の中に留まったまま風呂に向かう。

私が一歩踏み出すたびに友貴也の口から甘やかな声が漏れるが、目を覚ます気配はない。
それほど激しくしてしまったのかもしれないと申し訳なく思うが、友貴也と深く繋がったことを後悔はしていない。
だって、友貴也も私と愛し合うことを望んでくれたのだから。

風呂場に着き、ゆっくりと友貴也の中から名残惜しみつつも己の昂りを引き抜くと、ぽっかりと空いた後孔からポタポタと欲望の蜜が漏れてくる。
鏡越しにその様子がバッチリと見えて、それだけで引き抜いたばかりの昂りがまた力を取り戻していく。

相手が友貴也だというだけで際限なく欲望が湧き上がり、昂りも衰えることを知らない。
もうすでに二度も大量に蜜を吐き出しているというのにこの昂りの強さに自分でも驚いてしまう。

明日はきっと友貴也は動くこともできないだろうが、私がしっかりとお世話をするから……と自分に言い聞かせて、さっき出てきたばかりの後孔に昂りを押し当てると、柔らかな後孔は私の昂りを包み込みながらスルスルと中に誘って行った。

あっという間に根元まで埋まり、抱きかかえたまま腰を動かすと、中にある私の蜜と友貴也の愛液がグチュグチュといやらしい音を立てて浴室中に響き渡る。
その音もさらに私の興奮を沸き立てていく。

「あっ、んっ……んっ……」

動きに呼応するように友貴也の口から甘い声が漏れながら、友貴也の果実からピュルピュルと薄い水のようになってしまった蜜が溢れてくる。

意識を失ってもまだ感じてくれていることに喜びを感じながら、私は友貴也の最奥に欲望の蜜を叩きつけた。

この快感を友貴也と出会えなければ一生知らずに過ごしただろうが、知ってしまった今ではもうこの快感なしでは生きていけないだろう。

私が生きている限り、友貴也への欲望はきっと枯渇することはない。
それは断言できる。
だからこそ、今までずっと淡白だったのかもしれないな。

ゆっくりと友貴也の中から引き抜くと、先ほどよりも大量の蜜がポタポタと溢れてくる。
それを見るとまた滾ってしまうが、こうなると一生この風呂場から出られない。

ここは己の欲望を抑えて、友貴也の身体を中まで清めた。
自分の身体も洗い流し、友貴也の身体を大きめのバスタオルで包んでから、脱衣所にある大きめのソファーに寝かせている間に、自分の身体をささっと拭き取って、友貴也を寝室に連れ帰った。

私の寝室に置いているベッドは、以前、倉橋くんから置かせて欲しいと頼まれた、ボタンひとつでシーツ替えをしてくれるベッドなのだが、この仕掛けは確かに便利だと思っていた。
しかし、そこまでその重要性に気づいていなかったが、友貴也を抱きかかえたまま寝室に戻ってきて、初めてこのベッドの素晴らしさに気がついた。

なんせ、友貴也を抱えたままボタンひとつで汚れたシーツが消え去って、シワひとつないベッドに生まれ変わるのだから。
これは愛し合うカップルには画期的な発明だろう。

あのローションといい、このベッドといい、友貴也という存在を得て初めて、私は倉橋くんの偉大さを知ったのだ。

友貴也を綺麗なベッドに寝かせて、私のその横に身体を滑り込ませる。
ギュッと隙間なく抱きしめると、友貴也は幸せそうに微笑んだ。

しばらくして友貴也が深く眠りについたのを見届けてから、起き上がった私はベッドの下から汚れたシーツを引き抜き、それを洗濯機に入れて、ガウンを羽織り、緊急用の扉に向かった。

店と自宅を完全分離型にしているこの建物は、通常は自宅から店に下りるには一度外に出なければいけないが、万が一のための緊急用に自宅から厨房に下りることが出来るように秘密の階段を作っている。
自宅の床を上げると、そこから厨房への階段ができる仕掛けだ。

私はそれを通り店に入って汚れたままになっていた部屋をさっと片付けた。
少しずつ片付けていたから大して残っていなかったおかげで、片付けはすぐに終わった。

置きっぱなしになっていた料理も全て回収し、これはそのまま明日の私たちの食事にできる。
それらを全て持って、秘密の階段を通って自宅に戻った。

全ての作業を終わらせて寝室に戻ると、まだ友貴也は眠ったままでホッとした。
ガウンを脱ぎ捨てて、友貴也を起こさないように隣に身体を滑り込ませると、友貴也は嬉しそうに私の胸元に顔を擦り寄せまた深い眠りに落ちていった。

お互いに生まれたままの姿で抱き合い、友貴也の滑らかな肌の感触を堪能しながら、私も眠りに落ちた。

この日の眠りは、今までの人生で最高に充足感のある幸せな眠りだったと言えるだろう。
友貴也……愛しているよ。
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