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可愛い姿に悶絶寸前※
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「そういえば、もうすぐ倉橋くんが藤乃くんを連れて戻ってくるだろう? そのときに平松くんは初めて会うのかな?」
そう尋ねると、幸せそうだった表情が曇った。
まだ気にしているようだ。
もし、藤乃くんが平松くんのことを少しでも恨んでいたら、藤乃くんを溺愛している倉橋くんのことだ、どんなに優秀でも藤乃くんの目が届くところに平松くんを居させたりしないだろう。
藤乃くんを連れてきて、驚かせるのを楽しみにしているというくらいだ。
平松くんが気にする必要など全くない。
けれど、とてつもなく自己評価の低い平松くんはたとえ、どれだけ周りで大丈夫だと言ってあげても不安になってしまうのだろうな。
すぐにでも平松くんに告白して、先に進もうかと思っていたが一番の憂いがなくなるまでは自分のことなど二の次にしそうな気がする。
――藤乃くんに酷いことをして許してもらってもない俺が幸せになるなんて……
言いそうだな……。
仕方がない。ガッチリと周りを囲みつつ、その日まで待つか……。
どうせ倉橋くんたちがこの地にやってくるまであとわずか。
今まで待ったんだ。
ほんの数日なんて変わらない。
そう余裕でいられるのも、平松くんが全身から私を好きだと表してくれているからだろうな。
そうでなければ、とっとと自分のものにしてしまっている。
「明日の夕方か、遅くても明後日の午後には砂川さんも帰ってくるよ。藤乃くんがどんな様子だったかは教えてくれるんじゃないかな」
「あ、そうですね。きっと社長と一緒にいるから幸せですよね」
「ああ、そうだね。倉橋くんのことだから、思いっきり甘やかしているだろうからね」
平松くんの不安を少しでも解消させようと砂川さんの話題を出すと、少し表情が緩んだ。
砂川さんへの信頼はかなりのもののようだな。
だが、しばらく何かを考え込んだかと思ったら、みるみるうちに平松くんの表情が赤くなってくる。
何かあったのかと思って声をかけたが、私の声にさらに顔を赤くしてなんでもないと返すだけ。
いや、その表情を見てなんでもないわけがないんだが……。
まぁ、あまり追及しない方がいいのかもしれない。
「それならいいけど。ああ、お風呂に入っておいでよ」
その言葉に遠慮して後でと言ってきたが、そんな勿体無いことするわけがない。
平松くんの入った風呂に入ることが何よりも幸せなのだから。
後からの方がのんびり入れると適当に誤魔化して、さっさと風呂の湯のスイッチを押して平松くんのためにパジャマを用意した。
「あ、これ……八尋さんの、パジャマですか?」
「ああ。ちゃんと洗ってあるから心配しなくていいよ」
平松くんの言葉にそう返すと、少し残念そうな表情をしたことに私は気づいていた。
洗ったものじゃなく、私のを着たいと望んでくれていたんじゃないか。
そう思うだけで滾ってしまう。
脱衣所に向かう平松くんを見送りながら、私は急いでソファーに腰を下ろした。
そろそろか……。
様子を伺いながらスマホを取り出し、あるアプリを押した。
するとそこには脱衣所にいるはずの平松くんが見える。
実は換気をしに行ったついでに、祖父の家で部屋にセットしておいたカメラを脱衣所と浴室につけておいたんだ。
これが犯罪行為だと言われてもおかしくないとわかっている。
けれど、ずっと我慢してきたんだ。
それにもう恋人となると決まっている人の裸だ。
どこかに流すわけでもない。
私だけが見るためのものだ。
だからどうか許してほしい。
ほんの少しの罪悪感は抱きつつも、脱衣所の様子を覗き見る。
「あれは……」
まず最初に目に飛び込んできたのは、さっき渡したばかりの私のパジャマに顔を埋めている平松くんの姿。
もしかして私の匂いを?
まさかと思いつつも想像するだけで興奮してくる。
それなのに……慌てたようにパジャマから顔を外し、さっと躊躇うこともなく裸になった平松くんの可愛らしい果実が首を擡げているのが見えて、一気に私の興奮も激しくなる。
やっぱり私の匂いを嗅いで興奮してくれているんだ!
くそっ、ほんと可愛すぎる。
自分でも興奮していることに気づいているのか、浴室に飛び込みシャワーを浴びているのが見える。
さっと髪を洗い、身体を洗い始めるのが見えたが、その間もずっと平松くんの可愛い果実は首を擡げたままというより、さらに硬さを増している様だ。
そして、身体を洗っていた平松くんの手が昂った果実に伸びた時、私の自分の昂りに手を伸ばしていた。
画面で見る平松くんの可愛い果実とは全く違う、凶器のように聳り立つグロテスクなモノ。
自分のモノには一切目もくれずにただただ画面の中の可愛い平松くんの姿に釘付けになりながら手を動かしていると、
「ああっ、八尋さんっ! もっとぉ……触ってぇ……っ!!」
という可愛らしい声と共に、彼の可愛い果実からぴゅるぴゅると蜜が弾け飛ぶのが見えた。
「――っ!! ぐぅ――!!!」
私のことを想像しながら、平松くんが欲を出していた。
その事実にあっという間に私の昂りから欲望の蜜が弾け飛んだ。
途轍もない量の蜜をタオルに吸わせて、急いでその場を片付ける。
平松くんが出てくるまでに片付けを終わらせないと!!
先ほどの映像をしっかりと保存した上でスマホを隠し、全ての片付けを終えて、ソファーに倒れ込んだと同時に脱衣所の扉が開く音が聞こえた。
そう尋ねると、幸せそうだった表情が曇った。
まだ気にしているようだ。
もし、藤乃くんが平松くんのことを少しでも恨んでいたら、藤乃くんを溺愛している倉橋くんのことだ、どんなに優秀でも藤乃くんの目が届くところに平松くんを居させたりしないだろう。
藤乃くんを連れてきて、驚かせるのを楽しみにしているというくらいだ。
平松くんが気にする必要など全くない。
けれど、とてつもなく自己評価の低い平松くんはたとえ、どれだけ周りで大丈夫だと言ってあげても不安になってしまうのだろうな。
すぐにでも平松くんに告白して、先に進もうかと思っていたが一番の憂いがなくなるまでは自分のことなど二の次にしそうな気がする。
――藤乃くんに酷いことをして許してもらってもない俺が幸せになるなんて……
言いそうだな……。
仕方がない。ガッチリと周りを囲みつつ、その日まで待つか……。
どうせ倉橋くんたちがこの地にやってくるまであとわずか。
今まで待ったんだ。
ほんの数日なんて変わらない。
そう余裕でいられるのも、平松くんが全身から私を好きだと表してくれているからだろうな。
そうでなければ、とっとと自分のものにしてしまっている。
「明日の夕方か、遅くても明後日の午後には砂川さんも帰ってくるよ。藤乃くんがどんな様子だったかは教えてくれるんじゃないかな」
「あ、そうですね。きっと社長と一緒にいるから幸せですよね」
「ああ、そうだね。倉橋くんのことだから、思いっきり甘やかしているだろうからね」
平松くんの不安を少しでも解消させようと砂川さんの話題を出すと、少し表情が緩んだ。
砂川さんへの信頼はかなりのもののようだな。
だが、しばらく何かを考え込んだかと思ったら、みるみるうちに平松くんの表情が赤くなってくる。
何かあったのかと思って声をかけたが、私の声にさらに顔を赤くしてなんでもないと返すだけ。
いや、その表情を見てなんでもないわけがないんだが……。
まぁ、あまり追及しない方がいいのかもしれない。
「それならいいけど。ああ、お風呂に入っておいでよ」
その言葉に遠慮して後でと言ってきたが、そんな勿体無いことするわけがない。
平松くんの入った風呂に入ることが何よりも幸せなのだから。
後からの方がのんびり入れると適当に誤魔化して、さっさと風呂の湯のスイッチを押して平松くんのためにパジャマを用意した。
「あ、これ……八尋さんの、パジャマですか?」
「ああ。ちゃんと洗ってあるから心配しなくていいよ」
平松くんの言葉にそう返すと、少し残念そうな表情をしたことに私は気づいていた。
洗ったものじゃなく、私のを着たいと望んでくれていたんじゃないか。
そう思うだけで滾ってしまう。
脱衣所に向かう平松くんを見送りながら、私は急いでソファーに腰を下ろした。
そろそろか……。
様子を伺いながらスマホを取り出し、あるアプリを押した。
するとそこには脱衣所にいるはずの平松くんが見える。
実は換気をしに行ったついでに、祖父の家で部屋にセットしておいたカメラを脱衣所と浴室につけておいたんだ。
これが犯罪行為だと言われてもおかしくないとわかっている。
けれど、ずっと我慢してきたんだ。
それにもう恋人となると決まっている人の裸だ。
どこかに流すわけでもない。
私だけが見るためのものだ。
だからどうか許してほしい。
ほんの少しの罪悪感は抱きつつも、脱衣所の様子を覗き見る。
「あれは……」
まず最初に目に飛び込んできたのは、さっき渡したばかりの私のパジャマに顔を埋めている平松くんの姿。
もしかして私の匂いを?
まさかと思いつつも想像するだけで興奮してくる。
それなのに……慌てたようにパジャマから顔を外し、さっと躊躇うこともなく裸になった平松くんの可愛らしい果実が首を擡げているのが見えて、一気に私の興奮も激しくなる。
やっぱり私の匂いを嗅いで興奮してくれているんだ!
くそっ、ほんと可愛すぎる。
自分でも興奮していることに気づいているのか、浴室に飛び込みシャワーを浴びているのが見える。
さっと髪を洗い、身体を洗い始めるのが見えたが、その間もずっと平松くんの可愛い果実は首を擡げたままというより、さらに硬さを増している様だ。
そして、身体を洗っていた平松くんの手が昂った果実に伸びた時、私の自分の昂りに手を伸ばしていた。
画面で見る平松くんの可愛い果実とは全く違う、凶器のように聳り立つグロテスクなモノ。
自分のモノには一切目もくれずにただただ画面の中の可愛い平松くんの姿に釘付けになりながら手を動かしていると、
「ああっ、八尋さんっ! もっとぉ……触ってぇ……っ!!」
という可愛らしい声と共に、彼の可愛い果実からぴゅるぴゅると蜜が弾け飛ぶのが見えた。
「――っ!! ぐぅ――!!!」
私のことを想像しながら、平松くんが欲を出していた。
その事実にあっという間に私の昂りから欲望の蜜が弾け飛んだ。
途轍もない量の蜜をタオルに吸わせて、急いでその場を片付ける。
平松くんが出てくるまでに片付けを終わらせないと!!
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