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番外編
天職
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二人のラブラブに当てられるモブsideのお話。
軽く読んでもらえると嬉しいです♡
* * *
ここは銀座。
その中でも選ばれた店しか出店を許されないエリアが存在する。
そして、そのエリアの中でも燦々と聳え立つ高級宝飾店が今日から私の職場となる。
ああ、このエリアで働くのが夢だったのよね。
なんていったってここにやってくる人はセレブの中のセレブ。
その中でもこの店はかなりの高級店。
だって、この店では500万以下の商品は置いていないんだもの。
つまり、ここに来るお客さんは最低でも500万以上をポンと支払える人たちだということ。
庶民の私がどう逆立ちしたって話もできない人たちと出会うチャンスが来たのよ!
大学時代、遊んでいる友人たちを横目に必死に勉強してボランティアに励んで資格をとりまくって本当に良かった。
ここで素敵な人と出会って、私もいつかはセレブの仲間入りを果たすわ!!
そのためにしっかりと吟味して相手を選ばないとね!!
と思っていたけれど入社してから三ヶ月は接客にも出してもらえなかった。
商品の知識はもちろん、言葉遣いや接客のマナーに至るまでひたすら勉強させられる日々を過ごし、ようやく私も店に出してもらえることになった。
けれど、まだお客さまと直接話すことは認められない。
いやというほど先輩方が接客をしているのを見て、繰り返し接客の練習をさせられる日々が続き、何度心が折れそうになったか……。
それでもセレブと知り合いになるという夢を捨てられず、ひたすら頑張り続けた。
「大桝さん。よく頑張ったわね。明日からあなたもお客さまの担当として受け持ってもらうことになるからくれぐれも失礼のないようにね」
「はい!!」
入社して八ヶ月が経って、ようやく私は独り立ちすることとなった。
私が接客デビューする日の開店前の申し送りで、この店の責任者である城之内さんが重大なお知らせがありますとやけに重々しい雰囲気で口を開いた。
「今日の午後三時にと特別なお客さまがお越しになります。この方の接客は私がしますので決して声をかけないようにしてください。特に大桝さん、わかりましたね。絶対に声をかけてはいけませんよ」
「は、はい。わかりました」
他にもスタッフはいるのに私が今日接客デビューだからと言って名指しで注意をされたことに少し腹は立ったけれど、責任者である城之内さんが特別だと言うお客さんがどんな人かものすごく気になって、それどころではなかった。
その人が来るまでに何人かのお客さんが来たけれど、私の頭の中はそのV.I.Pでいっぱい。
早く来ればいいのにと思っているとなかなか時間が進まない。
もどかしく思いながらもようやく午後三時がやってきた。
その時間になったと同時に、
「いらっしゃいませ」
とドアマンの声が響いた。
きた!!!
超V.I.P!!
どんな人だろうと思っていた私の目に入ってきたのは三十前後の二人の男性。
どっちもオーダーメイドスーツに身を包み、腕には500万は超えていそうな腕時計をつけていて、見ただけでとんでもないセレブだとわかる。
しかも!!!
片方の男性のジャケットの襟に弁護士バッジが付けられているのを私は見逃さなかった。
金持ちで弁護士でしかも超イケメン!
こんなパーフェクトな人がこの世に存在するなんて!!
もう一人の人は弁護士ではなさそうだけど、スーツも腕時計も超高級だし、しかもこっちは綺麗系イケメン!!
こんな二人に接客デビューの日から出会えるなんて私超ツイてる。
あまりにもかっこいい二人を逃したくなくて、ついフラフラと二人の元に行こうとしたところで奥から急いでやってきた城之内さんに押し除けられ、城之内さんは彼らに深々と頭を下げた。
「いらっしゃいませ、上田さま。お待ち申し上げておりました」
「城之内さん。頼んだものは用意できてるかな?」
「はい。すぐにご用意いたします。こちらのお席にどうぞ」
城之内さんはそういうと、
奥のV.I.P席に彼らを案内した。
やっぱりとんでもないV.I.Pなんだわ!
あれ? でもちょっと待って!
どうしてうちの店に男性二人で?
ああっ!!
もしかして、綺麗系イケメンが恋人の指輪を選べなくて、あのイケメンの意見を聞くために連れてきたとか?
ありうる!!
いや、でもさっきあのイケメンが城之内さんと話してたわよね。
じゃあ、綺麗系イケメンに意見を聞きにきたとか?
まぁそれもなくはないか。
二人が席につくと、すぐに城之内さんは裏に下がった。
多分さっき話していたのを取りに行ったんだろう。
それなら今のうちに、飲み物でも運びに行こうかしら。
接客の邪魔じゃないし、それくらいいいわよね。
私はホットコーヒーを急いで淹れて二人の前に運ぼうとしたのだけど、裏から店に戻ろうとしたところで
「大桝さん! 何やってるの!!」
と今まで見たことのないくらいの般若顔をした城之内さんに止められてしまった。
「あの、お飲み物を……」
「あなた、聞いてなかったの? 飲み物なんかいらないからお二人の接客は私がするから彼らに近づかないで!!」
そう怒鳴ると、城之内さんは一人でさっさと店内に戻って行った。
くぅーっ!! むかつく!!
何よ!!
自分がこの店の責任者だからってあのV.I.Pを二人とも独り占めしようとしているのね!!
するいわ!!
こんなに妨害されたらなんとしてでも彼らとお近づきになりたくなる。
そのチャンスを窺うためにこっそり、彼らの会話が聞こえる位置に隠れることにした。
「お待たせいたしました。こちらがご希望のお品でございます」
「ああ、さすが城之内さん。いいのを見つけてくれたようだな」
「もったいないお言葉。ありがとうございます。上田さまのご希望を叶えるために世界中から選りすぐりのダイヤモンドを手に入れましてございます」
「付けてみて構わないか?」
「もちろんでございます。どうぞごゆっくりお過ごしください」
それだけ告げると城之内さんは彼らから離れてしまった。
彼らの接客は自分だとあれだけいっていたくせに。
私は彼らに近づける絶好のチャンスを見つけるためにまだそこに留まっていると、
「敦己。手を出してごらん」
とさっきまで城之内さんにかけていた声とは全く違う甘い声が聞こえた。
「誉さんに付けてもらえるなんて最高ですね」
「とてもよく似合うよ。どうだ? 敦己、気に入ったか?」
「はい。だって、誉さんが僕のために作ってくれたんですよね?」
「ああ。本当に希望通りのものを作ってもらったよ」
「嬉しいです。僕、今日からずっと付けててもいいですか?」
「会社でも付けてくれるか?」
「はい。付けたいです」
「嬉しいよ。これで離れていても敦己が俺のものだと見せつけられるな」
「僕……誉さんにも付けて欲しいです」
「えっ? 俺も?」
「だめ、ですか?」
「だめなわけ無いだろう! じゃあ、敦己が俺の指輪を選んでくれないか?」
「はい! 喜んで。誉さんが僕のだって証の指輪選びますね」
「敦己……愛してるよ」
音しか聞こえないけどちゅっとリップ音まで聞こえてきて、二人が何をしているかはわかる。
どこをどう聞いたってカップルとしか思えない二人の様子に私は愕然となってしまった。
こんなイケメンでセレブな二人がわざわざくっつかなくたっていいのに。
どっちか私を選んでくれたってバチは当たらないだろうに。
どうしてこんなハイスペックイケメン同士でくっつくのよ!!
ああ、もうバカみたい。
こんなバカップルに浮かれた私がバカだったわ。
もうこの二人は諦めてさっさと次のセレブを探そうっと。
ささっとその場から離れ、次のセレブ探しに精を出したけれど、その日からうちの店にやってくる特別なお客さまは全員が城之内さんの担当で、全員がイケメン二人連れでやってくるお客さまばかり。
どうやらうちの店。
セレブのゲイカップル御用達だったみたい。
なんなのよ、もう!!
でも最初こそ、セレブなイケメンがゲイだと知ってがっかりさせられてばかりだったけれど、それが何度も繰り返されるうちに今度はどんなイケメンラブラブカップルを拝めるかが楽しみになってきた。
そんなカップルを見るたびに笑顔が止まらなくなってしまう。
「大桝さん。あなたもようやく一人前ね。これからは頑張ってもらうわよ!!」
その言葉通り、私は城之内二世としてイケメンセレブカップルの担当になり、目の前で繰り広げられるイケメンカップルのイチャイチャに幸せを感じるようになった。
セレブとの結婚は遠のいたかもだけど、イケメンカップルのイチャイチャが尊すぎてどうでもよくなってきた。
ここでの仕事はどうやら私の天職だったみたい。
そして、今日も私は幸せなイチャラブカップルのために素敵な指輪を探し続ける。
軽く読んでもらえると嬉しいです♡
* * *
ここは銀座。
その中でも選ばれた店しか出店を許されないエリアが存在する。
そして、そのエリアの中でも燦々と聳え立つ高級宝飾店が今日から私の職場となる。
ああ、このエリアで働くのが夢だったのよね。
なんていったってここにやってくる人はセレブの中のセレブ。
その中でもこの店はかなりの高級店。
だって、この店では500万以下の商品は置いていないんだもの。
つまり、ここに来るお客さんは最低でも500万以上をポンと支払える人たちだということ。
庶民の私がどう逆立ちしたって話もできない人たちと出会うチャンスが来たのよ!
大学時代、遊んでいる友人たちを横目に必死に勉強してボランティアに励んで資格をとりまくって本当に良かった。
ここで素敵な人と出会って、私もいつかはセレブの仲間入りを果たすわ!!
そのためにしっかりと吟味して相手を選ばないとね!!
と思っていたけれど入社してから三ヶ月は接客にも出してもらえなかった。
商品の知識はもちろん、言葉遣いや接客のマナーに至るまでひたすら勉強させられる日々を過ごし、ようやく私も店に出してもらえることになった。
けれど、まだお客さまと直接話すことは認められない。
いやというほど先輩方が接客をしているのを見て、繰り返し接客の練習をさせられる日々が続き、何度心が折れそうになったか……。
それでもセレブと知り合いになるという夢を捨てられず、ひたすら頑張り続けた。
「大桝さん。よく頑張ったわね。明日からあなたもお客さまの担当として受け持ってもらうことになるからくれぐれも失礼のないようにね」
「はい!!」
入社して八ヶ月が経って、ようやく私は独り立ちすることとなった。
私が接客デビューする日の開店前の申し送りで、この店の責任者である城之内さんが重大なお知らせがありますとやけに重々しい雰囲気で口を開いた。
「今日の午後三時にと特別なお客さまがお越しになります。この方の接客は私がしますので決して声をかけないようにしてください。特に大桝さん、わかりましたね。絶対に声をかけてはいけませんよ」
「は、はい。わかりました」
他にもスタッフはいるのに私が今日接客デビューだからと言って名指しで注意をされたことに少し腹は立ったけれど、責任者である城之内さんが特別だと言うお客さんがどんな人かものすごく気になって、それどころではなかった。
その人が来るまでに何人かのお客さんが来たけれど、私の頭の中はそのV.I.Pでいっぱい。
早く来ればいいのにと思っているとなかなか時間が進まない。
もどかしく思いながらもようやく午後三時がやってきた。
その時間になったと同時に、
「いらっしゃいませ」
とドアマンの声が響いた。
きた!!!
超V.I.P!!
どんな人だろうと思っていた私の目に入ってきたのは三十前後の二人の男性。
どっちもオーダーメイドスーツに身を包み、腕には500万は超えていそうな腕時計をつけていて、見ただけでとんでもないセレブだとわかる。
しかも!!!
片方の男性のジャケットの襟に弁護士バッジが付けられているのを私は見逃さなかった。
金持ちで弁護士でしかも超イケメン!
こんなパーフェクトな人がこの世に存在するなんて!!
もう一人の人は弁護士ではなさそうだけど、スーツも腕時計も超高級だし、しかもこっちは綺麗系イケメン!!
こんな二人に接客デビューの日から出会えるなんて私超ツイてる。
あまりにもかっこいい二人を逃したくなくて、ついフラフラと二人の元に行こうとしたところで奥から急いでやってきた城之内さんに押し除けられ、城之内さんは彼らに深々と頭を下げた。
「いらっしゃいませ、上田さま。お待ち申し上げておりました」
「城之内さん。頼んだものは用意できてるかな?」
「はい。すぐにご用意いたします。こちらのお席にどうぞ」
城之内さんはそういうと、
奥のV.I.P席に彼らを案内した。
やっぱりとんでもないV.I.Pなんだわ!
あれ? でもちょっと待って!
どうしてうちの店に男性二人で?
ああっ!!
もしかして、綺麗系イケメンが恋人の指輪を選べなくて、あのイケメンの意見を聞くために連れてきたとか?
ありうる!!
いや、でもさっきあのイケメンが城之内さんと話してたわよね。
じゃあ、綺麗系イケメンに意見を聞きにきたとか?
まぁそれもなくはないか。
二人が席につくと、すぐに城之内さんは裏に下がった。
多分さっき話していたのを取りに行ったんだろう。
それなら今のうちに、飲み物でも運びに行こうかしら。
接客の邪魔じゃないし、それくらいいいわよね。
私はホットコーヒーを急いで淹れて二人の前に運ぼうとしたのだけど、裏から店に戻ろうとしたところで
「大桝さん! 何やってるの!!」
と今まで見たことのないくらいの般若顔をした城之内さんに止められてしまった。
「あの、お飲み物を……」
「あなた、聞いてなかったの? 飲み物なんかいらないからお二人の接客は私がするから彼らに近づかないで!!」
そう怒鳴ると、城之内さんは一人でさっさと店内に戻って行った。
くぅーっ!! むかつく!!
何よ!!
自分がこの店の責任者だからってあのV.I.Pを二人とも独り占めしようとしているのね!!
するいわ!!
こんなに妨害されたらなんとしてでも彼らとお近づきになりたくなる。
そのチャンスを窺うためにこっそり、彼らの会話が聞こえる位置に隠れることにした。
「お待たせいたしました。こちらがご希望のお品でございます」
「ああ、さすが城之内さん。いいのを見つけてくれたようだな」
「もったいないお言葉。ありがとうございます。上田さまのご希望を叶えるために世界中から選りすぐりのダイヤモンドを手に入れましてございます」
「付けてみて構わないか?」
「もちろんでございます。どうぞごゆっくりお過ごしください」
それだけ告げると城之内さんは彼らから離れてしまった。
彼らの接客は自分だとあれだけいっていたくせに。
私は彼らに近づける絶好のチャンスを見つけるためにまだそこに留まっていると、
「敦己。手を出してごらん」
とさっきまで城之内さんにかけていた声とは全く違う甘い声が聞こえた。
「誉さんに付けてもらえるなんて最高ですね」
「とてもよく似合うよ。どうだ? 敦己、気に入ったか?」
「はい。だって、誉さんが僕のために作ってくれたんですよね?」
「ああ。本当に希望通りのものを作ってもらったよ」
「嬉しいです。僕、今日からずっと付けててもいいですか?」
「会社でも付けてくれるか?」
「はい。付けたいです」
「嬉しいよ。これで離れていても敦己が俺のものだと見せつけられるな」
「僕……誉さんにも付けて欲しいです」
「えっ? 俺も?」
「だめ、ですか?」
「だめなわけ無いだろう! じゃあ、敦己が俺の指輪を選んでくれないか?」
「はい! 喜んで。誉さんが僕のだって証の指輪選びますね」
「敦己……愛してるよ」
音しか聞こえないけどちゅっとリップ音まで聞こえてきて、二人が何をしているかはわかる。
どこをどう聞いたってカップルとしか思えない二人の様子に私は愕然となってしまった。
こんなイケメンでセレブな二人がわざわざくっつかなくたっていいのに。
どっちか私を選んでくれたってバチは当たらないだろうに。
どうしてこんなハイスペックイケメン同士でくっつくのよ!!
ああ、もうバカみたい。
こんなバカップルに浮かれた私がバカだったわ。
もうこの二人は諦めてさっさと次のセレブを探そうっと。
ささっとその場から離れ、次のセレブ探しに精を出したけれど、その日からうちの店にやってくる特別なお客さまは全員が城之内さんの担当で、全員がイケメン二人連れでやってくるお客さまばかり。
どうやらうちの店。
セレブのゲイカップル御用達だったみたい。
なんなのよ、もう!!
でも最初こそ、セレブなイケメンがゲイだと知ってがっかりさせられてばかりだったけれど、それが何度も繰り返されるうちに今度はどんなイケメンラブラブカップルを拝めるかが楽しみになってきた。
そんなカップルを見るたびに笑顔が止まらなくなってしまう。
「大桝さん。あなたもようやく一人前ね。これからは頑張ってもらうわよ!!」
その言葉通り、私は城之内二世としてイケメンセレブカップルの担当になり、目の前で繰り広げられるイケメンカップルのイチャイチャに幸せを感じるようになった。
セレブとの結婚は遠のいたかもだけど、イケメンカップルのイチャイチャが尊すぎてどうでもよくなってきた。
ここでの仕事はどうやら私の天職だったみたい。
そして、今日も私は幸せなイチャラブカップルのために素敵な指輪を探し続ける。
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