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番外編
パーティ前。それぞれの思惑
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欧介との電話後の様子です。
欧介と渚は出てきません。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side相馬>
桐島が入籍した。
誰も本気で愛せる人はできそうにないと常々話していた友人にそのような相手ができたことに対して友人として喜びつつも、俺は難問を抱えてしまっていた。
「はぁーーっ。どうするかな……」
大きなため息を吐いていると、
『ユウセイ、どうしたんだ?』
と俺を心配する優しい声が聞こえてきた。
『ごめん。ニール、今度のパーティーに参加してくれる俺の友人のことなんだけど……』
『ああ、オウスケのことか?』
『うん、そう。実は、つい先日入籍したらしくてパーティーにはその伴侶を連れてくるらしい』
『そうか、おめでたいことじゃないか。ユウセイはずっと彼のことを気にしていただろう?』
『ああ、そうなんだけど……ソニアがなんていうか……。あのパーティーの開催が決まってからずっと桐島を紹介して欲しいって連絡が鳴り止まなくて……だから、桐島に同伴者がいなければってことでなんとか待っていてもらったんだけど、パーティーまで一週間を切って痺れを切らしたらしくて怒涛の連絡がきたんだ』
『そうだったのか……私の従姉妹がユウセイに迷惑をかけていたんだな。ソニアのことは気にしないでいい。私の方からしっかりと断っておくよ。元々ソニアは今回のパーティーには招待していないだろう?』
『そうなんだけど……以前から桐島のことを気に入っていたみたいでさ。桐島がパーティーに参加する情報をどこからか聞いたらしくて、参加させろってしつこくて……って、ニールの従姉妹のことなのにごめん』
『いや、いいよ。ソニアには人の迷惑を考えないところがある。私じゃなく、ユウセイにそんなことを言ったのも優しい君ならパーティーに参加させてもらえるとふんだからだろう。ソニアのことは私に任せてくれ』
『ありがとう。最初からニールに相談したらよかった。ごめん』
『君のそんな優しいところが好きなんだ。だから、もう謝らないでいい。それより、君の友人はこのパーティーで伴侶を初お披露目なんだろう? 彼のためにお祝いのケーキでも用意しようか』
『――っ、ニール! ありがとう!! 桐島も喜ぶよ』
俺は久しぶりにホッとした気持ちで、ニールとの甘い夜を過ごした。
<sideニール(駐日大使)>
ーソニア、お前はまた私のユウセイに無理難題を突きつけているようだな。
ー無理難題だなんてて人聞きの悪い。彼の友人が私のタイプだから今度のパーティーの同伴者に私がなってあげるって話をしてってお願いしただけよ。彼には同伴者がいないっていうんだから、私みたいな美人を連れて歩けるなんて幸せでしょ。
ーお前はそもそもパーティーに招待していないだろう! お前が日本の大学に行きたいとわがまま言うから仕方なく私が後見人になって日本にいさせているだけなんだから。ただの大学生が参加できるパーティーじゃないんだぞ。
ーそんなケチなこと言わなくてもいいじゃない。ニールお兄さまが主催するパーティーなのよ。身内の私が参加したっていいじゃない!
ー私は兄じゃない。お兄さまはやめてくれと言ってあるだろう。当日、招待状を持っていない者の立ち入りは禁止にするからお前は絶対に参加させないよ。
ーええーっ! ひどい!! そんなことしたら彼に会えなくなっちゃうじゃない!!
ーそれでいい。元々、彼とお前じゃ釣り合わない。それにそのパーティーの彼の同伴者はもう決まっているそうだよ。
ーうそっ! そんなわけないわ! そんな相手がいるなら噂になっているはずよ!
ー本当だ。ユウセイが本人から直接聞いた。だから、お前の出る幕はない。
ーそんな……っ。私が同伴するつもりでドレスも用意したのに!
ーいいか。彼はユウセイの大事な友人というだけでなく、日本経済界にとってもかなりの要人だ。彼を怒らせると我が国との外交にも関わる大きな問題になる。お前の軽率な行動や言動が我が国にとって命取りになることもあるんだ。だから、彼のことは諦めて余計なことは考えないでくれ。いうことを聞けないなら。強制送還させるぞ。
ーニールお兄さま……ひどいわ! お兄さまなら私の恋路を応援してくれると思っていたのに! 大体、私が彼と親密になればそれこそ我が国にとっても有益なのに!
ーだから、もう無理だと言っているだろう! いいか、これからユウセイにも私にも、そして彼にも余計なことはしようとするな! いいな! これは最後通告だからな!!
そう言って電話を切った。
ここまで言っておけば、いくらあの無鉄砲なソニアもわかってくれるだろう。
日本経済界の重鎮である桐島財閥の当主がそもそもソニアなんかを相手にするはずがないのだから。
これでわからなければ、もうソニアを見限るしかない。
そうならないことを祈りたいものだが。
<sideソニア>
彼を一目見て絶対に私のものにしてやるって思っていた。
その彼がニールお兄さまの恋人であるユウセイの友人であると知って、これは運命だと思った。
しかも彼はかなりの大金持ち。
桐島財閥といえば、日本だけでなく世界中で知らない人はいないくらいのお金持ち。
そんな相手と知ればものにしない手はない。
だから、両親に無理を言ってお兄さまの名前を出して日本に行かせてもらったんだ。
彼は現在独身で恋人もいない。
けれど、同伴者必須のパーティーに参加を決めたのだから、必ず誰かを連れて行くはず。
主催者の一人であるユウセイに連絡を入れて、私を同伴者としてパーティーに参加するように紹介して! と何度も頼んだけれど、同伴者が決まらないと言われたらその時に紹介するとしか言ってくれない。
でも彼みたいな金持ちのお眼鏡に適うような同伴者がおいそれと決まるわけがない。
早々に私を紹介してくれると思っていたのに、パーティーまで一週間を切っても連絡がない。
だから仕事中だろうがなんだろうが構わずに連絡をしまくって、ようやく話をしてみると言ってもらえたのに、ユウセイからの連絡は来ず、代わりにニールお兄さまからお怒りの連絡が来た。
ユウセイったら告げ口するなんて最低だわ。
でも私が同伴者になれればお兄さまにだっていい話なのに、なんで応援してくれないのかしら。
いろいろ文句を言ったけれど、結局彼に同伴者が決まったという話を突きつけられて落ち込んだ。
その上、彼のことは諦めろなんてことまで言われてしまった。
本当にお兄さまは悪い方向に考えすぎなのよ。
たとえ、同伴者を連れてきたとしても、私にあえばきっと、いや絶対に私の方がいいっていうに決まっているんだから。
どうせ、相手はこのパーティーのためだけにあつらえた人間なんだから。
美しいドレスを着た私を見れば、すぐにそれを放り出して私の方に来てくれる。
うーん、なんとかしてパーティーに潜り込まないとね。
パーティーまであと五日。
なんとか計画を立てなくちゃ!!
ああ、オウスケさん。待っていて!
私があなたのそばに行ってあげるから。
* * *
次回はとうとうパーティー本番。
お楽しみに♡
欧介と渚は出てきません。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side相馬>
桐島が入籍した。
誰も本気で愛せる人はできそうにないと常々話していた友人にそのような相手ができたことに対して友人として喜びつつも、俺は難問を抱えてしまっていた。
「はぁーーっ。どうするかな……」
大きなため息を吐いていると、
『ユウセイ、どうしたんだ?』
と俺を心配する優しい声が聞こえてきた。
『ごめん。ニール、今度のパーティーに参加してくれる俺の友人のことなんだけど……』
『ああ、オウスケのことか?』
『うん、そう。実は、つい先日入籍したらしくてパーティーにはその伴侶を連れてくるらしい』
『そうか、おめでたいことじゃないか。ユウセイはずっと彼のことを気にしていただろう?』
『ああ、そうなんだけど……ソニアがなんていうか……。あのパーティーの開催が決まってからずっと桐島を紹介して欲しいって連絡が鳴り止まなくて……だから、桐島に同伴者がいなければってことでなんとか待っていてもらったんだけど、パーティーまで一週間を切って痺れを切らしたらしくて怒涛の連絡がきたんだ』
『そうだったのか……私の従姉妹がユウセイに迷惑をかけていたんだな。ソニアのことは気にしないでいい。私の方からしっかりと断っておくよ。元々ソニアは今回のパーティーには招待していないだろう?』
『そうなんだけど……以前から桐島のことを気に入っていたみたいでさ。桐島がパーティーに参加する情報をどこからか聞いたらしくて、参加させろってしつこくて……って、ニールの従姉妹のことなのにごめん』
『いや、いいよ。ソニアには人の迷惑を考えないところがある。私じゃなく、ユウセイにそんなことを言ったのも優しい君ならパーティーに参加させてもらえるとふんだからだろう。ソニアのことは私に任せてくれ』
『ありがとう。最初からニールに相談したらよかった。ごめん』
『君のそんな優しいところが好きなんだ。だから、もう謝らないでいい。それより、君の友人はこのパーティーで伴侶を初お披露目なんだろう? 彼のためにお祝いのケーキでも用意しようか』
『――っ、ニール! ありがとう!! 桐島も喜ぶよ』
俺は久しぶりにホッとした気持ちで、ニールとの甘い夜を過ごした。
<sideニール(駐日大使)>
ーソニア、お前はまた私のユウセイに無理難題を突きつけているようだな。
ー無理難題だなんてて人聞きの悪い。彼の友人が私のタイプだから今度のパーティーの同伴者に私がなってあげるって話をしてってお願いしただけよ。彼には同伴者がいないっていうんだから、私みたいな美人を連れて歩けるなんて幸せでしょ。
ーお前はそもそもパーティーに招待していないだろう! お前が日本の大学に行きたいとわがまま言うから仕方なく私が後見人になって日本にいさせているだけなんだから。ただの大学生が参加できるパーティーじゃないんだぞ。
ーそんなケチなこと言わなくてもいいじゃない。ニールお兄さまが主催するパーティーなのよ。身内の私が参加したっていいじゃない!
ー私は兄じゃない。お兄さまはやめてくれと言ってあるだろう。当日、招待状を持っていない者の立ち入りは禁止にするからお前は絶対に参加させないよ。
ーええーっ! ひどい!! そんなことしたら彼に会えなくなっちゃうじゃない!!
ーそれでいい。元々、彼とお前じゃ釣り合わない。それにそのパーティーの彼の同伴者はもう決まっているそうだよ。
ーうそっ! そんなわけないわ! そんな相手がいるなら噂になっているはずよ!
ー本当だ。ユウセイが本人から直接聞いた。だから、お前の出る幕はない。
ーそんな……っ。私が同伴するつもりでドレスも用意したのに!
ーいいか。彼はユウセイの大事な友人というだけでなく、日本経済界にとってもかなりの要人だ。彼を怒らせると我が国との外交にも関わる大きな問題になる。お前の軽率な行動や言動が我が国にとって命取りになることもあるんだ。だから、彼のことは諦めて余計なことは考えないでくれ。いうことを聞けないなら。強制送還させるぞ。
ーニールお兄さま……ひどいわ! お兄さまなら私の恋路を応援してくれると思っていたのに! 大体、私が彼と親密になればそれこそ我が国にとっても有益なのに!
ーだから、もう無理だと言っているだろう! いいか、これからユウセイにも私にも、そして彼にも余計なことはしようとするな! いいな! これは最後通告だからな!!
そう言って電話を切った。
ここまで言っておけば、いくらあの無鉄砲なソニアもわかってくれるだろう。
日本経済界の重鎮である桐島財閥の当主がそもそもソニアなんかを相手にするはずがないのだから。
これでわからなければ、もうソニアを見限るしかない。
そうならないことを祈りたいものだが。
<sideソニア>
彼を一目見て絶対に私のものにしてやるって思っていた。
その彼がニールお兄さまの恋人であるユウセイの友人であると知って、これは運命だと思った。
しかも彼はかなりの大金持ち。
桐島財閥といえば、日本だけでなく世界中で知らない人はいないくらいのお金持ち。
そんな相手と知ればものにしない手はない。
だから、両親に無理を言ってお兄さまの名前を出して日本に行かせてもらったんだ。
彼は現在独身で恋人もいない。
けれど、同伴者必須のパーティーに参加を決めたのだから、必ず誰かを連れて行くはず。
主催者の一人であるユウセイに連絡を入れて、私を同伴者としてパーティーに参加するように紹介して! と何度も頼んだけれど、同伴者が決まらないと言われたらその時に紹介するとしか言ってくれない。
でも彼みたいな金持ちのお眼鏡に適うような同伴者がおいそれと決まるわけがない。
早々に私を紹介してくれると思っていたのに、パーティーまで一週間を切っても連絡がない。
だから仕事中だろうがなんだろうが構わずに連絡をしまくって、ようやく話をしてみると言ってもらえたのに、ユウセイからの連絡は来ず、代わりにニールお兄さまからお怒りの連絡が来た。
ユウセイったら告げ口するなんて最低だわ。
でも私が同伴者になれればお兄さまにだっていい話なのに、なんで応援してくれないのかしら。
いろいろ文句を言ったけれど、結局彼に同伴者が決まったという話を突きつけられて落ち込んだ。
その上、彼のことは諦めろなんてことまで言われてしまった。
本当にお兄さまは悪い方向に考えすぎなのよ。
たとえ、同伴者を連れてきたとしても、私にあえばきっと、いや絶対に私の方がいいっていうに決まっているんだから。
どうせ、相手はこのパーティーのためだけにあつらえた人間なんだから。
美しいドレスを着た私を見れば、すぐにそれを放り出して私の方に来てくれる。
うーん、なんとかしてパーティーに潜り込まないとね。
パーティーまであと五日。
なんとか計画を立てなくちゃ!!
ああ、オウスケさん。待っていて!
私があなたのそばに行ってあげるから。
* * *
次回はとうとうパーティー本番。
お楽しみに♡
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