真っ白ウサギの公爵令息はイケメン狼王子の溺愛する許嫁です

波木真帆

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第三章

蜜を注ぎ込んで……※

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<sideルーディー>

アズールの小さな口に咥えられるだけでとてつもない快感が押し寄せる。
こうなったらもう我慢などできるはずもなく、苦しませていると思いつつも腰を振りただただ快楽に身を任せていると、あっという間にアズールの口内に蜜を放ってしまう。

アズールはそれを一滴残さず受け止めて、たっぷりと味わってからごくりと飲み干した。

ああ、これで私の出した欲望の蜜がアズールの中で媚薬となる。

アズールは身を震わせるとベッドに横たわり自ら足を抱え込んで、ひくひくと震える後孔を私に見せつける。
それだけで目が離せないほど興奮してしまうのだが、追い討ちをかけるように

「るー、はやく……おくに、ほしぃ……っ」

と恍惚とした表情を見せて誘ってくる。

ああ、愛しい番にこのような誘いを受けて誰が拒むことなどできようか。
いや、できるはずがない。

アズールの魅力の前では私はただの獣に成り下がる。

蜜を放ったばかりでもアズールの魅惑的な姿に決して萎えることのない己の昂りを見せつけて、ひくひくと震える後孔に擦り付ける。

「ああっ、あつぃ…‥っ、そ、れ……はや、くぅ……ちょう、だい……」

「ああ、たっぷりあげるよ」

ググッと押し込んでやると、アズールの柔らかな肉襞が昂りを包み込んで奥へ奥へといざなってくれる。

「ひゃぁっ、おっきぃ……っ、ああぁーっ、すごぃ………るーっ!!」

いつものことだが、この瞬間が持っていかれそうになってしまう。
それくらい気持ちが良くてたまらないのだ。

奥に到達するまでに暴発することのないように、必死に堪えながら少しずつ奥へ進む。

はぁっ、はぁっ。

この私でも気を抜けば一瞬で砕け散ってしまうほどの快感だ。
私以外のものがこのアズールを満足させられることはないだろうな。

まぁ、そんな事態は一生訪れることはないが。

ゆっくりと慎重に押し進め、ようやくアズールの最奥にまで到達した。

「るー、いっぱい、うごいてぇ……っ、なか、こすってぇ……っ」

アズールからのおねだりだ。
ああ、たっぷりと気持ちよくさせてあげよう。

アズールの身体をギュッと抱きしめて、激しく身体を揺り動かすとその度にアズールの口から

「ああっ、きもちいぃ……っ、るー……おくぅ……こすってぇ……っああっ!! ああっ、ああっ!!」

と甘い嬌声が漏れる。

身体を起こすと、アズールの小さな後孔が私の昂りの大きさに広がってずちゅずちゅといやらしい音を響かせるのが見える。

「――っ、アズールっ! ああっ、もう最高だ!!」

「るーっ、ああっ、もぅ、でちゃう……っ!」

本能のままに腰を振り続けると、アズールの可愛らしい果実からビュルビュルと蜜が弾け飛ぶ。
胸の辺りまで飛んできた蜜を長い舌で一滴残らず舐め取ってから、

「私もイくぞっ!!」

アズールの最奥に欲望の蜜を叩きつけた。

ビュービューとものすごい勢いで蜜が吹き出しているのがわかる。
こうして興奮するのもアズールに対してだけだな。

本当に私とアズールは二人で幸せになるために生まれてきたのだと思う。
アズールが私の運命で本当に良かった。

最後の一滴まで注ぎ込むまでアズールの中に挿入ったままの昂りは、もうその場から抜けたくないとでも言うように一向に萎える気配がない。

もうこのままもう一度アズールと愛し合うことになるのだろうな。

「アズール、もう一度いいか?」

「う、ん……っ、きてぇ………っ」

「アズールっ!!」

やはり先に蜜を飲ませておいたのが正解だったな。
疲れを知らないアズールとたっぷりと時間をかけて愛し合い、思いっきり蜜を注ぎ込んだ。

もう回数も覚えていられないほど蜜を注ぎ込んで愛し合い、私たちはようやく眠りについた。


<sideヴェルナー>

あっという間に特別遠征訓練当日がやってきた。

「じゃあ、ロルフ、ルル。行ってくるよ。アズールやみんなのいうことをよく聞くのだぞ」

「「はぁーい。いっちぇ、らっちゃぁーい」」

ロルフさまとルルさまを抱きしめて優しい笑みを浮かべるルーディーさまの姿はまさしく父の姿だ。
さっと二人から離れ、次はアズールさまに向ける。

「アズール、行ってくるよ」

「うん、行ってらっしゃい。ルー、気をつけてね」

「ああ、大丈夫だ。訓練が終わったらすぐに帰ってくるからな」

「ルー、帰ってくるの待ってるから……」

「ああ、アズール。待っていてくれ」

強く抱きしめあって熱いキスをなさるお二人。
それでもアズールさまの表情は誰にも見せないのは、さすがだな。

何度も何度も別れの挨拶を繰り返し、予定より数十分過ぎたところでようやくお二人は離れる決心がついたようだ。

マクシミリアンと共に旅立っていくのを見送り、扉が閉まった途端、泣き出されたのはロルフさまとルルさまだった。

きっと必死で我慢していらしたのだろう。
健気な子どもたちに思わず私も一緒に泣きそうになってしまう。

「ロルフ、ルル。お父様はすぐに帰ってくるから、みんなで頑張ろうね」

先ほどまで悲しげな顔を浮かべていらしたのに、今度は母の顔になっていらっしゃる。

ああ、私も皆さまを支えられるように頑張らないといけないな。
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