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第三章
三人のじじたち
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<sideルーディー>
アズールが父上と爺に会いたいと言ってくれた。
私も今回のアントンの診察次第では、そろそろアズールと子どもたちを会わせてもいいかと思っていた。
父上も爺も子どもたちの誕生を心待ちにしてくれていたから、本来ならもっと早く会わせてあげたいという気持ちもないわけではなかった。
ただ、父上が跡継ぎであるロルフと、そしてアズールにそっくりなルルにはしゃいで、すぐに宴をと言い出しはしないかというのがいつも頭の中にあった。
ただでさえ、アズールの妊娠中に余計な失言をしてアズールを不安にさせてしまった過去もある。
双子を産んだばかりのアズールに、次の子は……とでも言い出さないかというのも不安があった。
産後すぐのアズールにとってその言葉はかなり苦痛に感じるだろう。
だからこそ、父上を会わせるのが心配だったのだ。
だが、毎日のように私の蜜を幾度となく飲み、子どもたちのミルクどころか、出産で負った身体の傷も塞がってきたアズールは少し気持ちにゆとりのようなものが出てきたようだ。
アズールの方から子どもたちを会わせたいと言ってくれたからすぐに早馬を送ったのだが、それからすぐに父上と爺が来ると連絡が返ってきた。
正直に言ってここまで早いとは思わなかったがそれくらい楽しみに待ち侘びてくれていたということなのだろう。
「アズール、すぐに来てくれるそうだぞ」
「わぁ! 嬉しいっ!! ロルフもルルもお祖父さまと爺に会えて喜ぶね。あっ、そういえば……」
「どうした?」
「ロルフとルルにとってはお父さまもお祖父さまでしょう? お祖父さまが二人に爺もいて、混乱しないかな?」
「ああ、確かにそれはあるかもしれないな。何かいい呼び名を考えてもらおうか」
「考えてもらう?」
「そうだ、本人に決めてもらうのがいいだろう。アズールもなかなか発音ができなかったから、私のことをルーと呼んでもらうようにしたんだからな。最初はうーとしか言えなくて、それはそれで可愛かったが」
ずっと、うーと呼ばれていたから、初めてルーと呼んでくれた時は喜びももちろんあったが、うーと呼ばれなくなる寂しさもあって複雑だったな。
「うーって呼ぶの、可愛かった?」
「ああ、初めてアズールに、うーと呼ばれた時の感動は今でもはっきりと覚えているよ。というより、私の名前を理解して呼んでくれたことが嬉しかったのだろうな」
「ふふっ。そっか。そうだね。やっぱり名前を呼ばれるって嬉しいもんね。ロルフとルルも、お祖父さまたちを名前で読んじゃうかもね」
「ははっ。爺はともかく、父上を名前で呼ぶものはいないから、それはそれで楽しいかもしれないな。ああ、そろそろあちらに移動しておこうか。父上と爺は流石に寝室には入れられないからな」
義父上とクレイはこの家に住む家族だから目を瞑ったが、やはり私たちの寝室には入れたくないと思うのは当然だ。
ロルフとルルのベッドを静かにリビングに移動させて、アズールも抱きかかえてソファーに寝かせる。
もちろん布団とクッションでしっかりとアズールを守っている。
出産で負った身体の傷が治ったタイミングで本当に良かったのだ。
準備を済ませてアズールと会話を楽しんでいると、部屋の扉を叩く音が聞こえる。
どうやら父上と爺が来たようだ。
アズールに声をかけてからそばを離れる。
扉を開けると、今まで見たこともないような満面の笑みを浮かべた父上と、その後ろで大きな荷物を持って佇む爺の姿が見える。
その後ろには義父上と義母上の姿も見えるな。
一緒にいてくれるのはありがたい。
「ルーディー、連絡を待っておったぞ。早馬を見て急いで来たのだ。アズールも子どもたちも起きているか?」
「アズールは起きていますよ。子どもたちは寝ていますから、静かに入ってきてください」
そういうと、父上はしっかりと口を閉じ、そおっと中に入ってきた。
「お義父さま、爺。会いにきてくれて嬉しい!」
「おお、アズール。元気そうで何よりだ。本当に大変だっだだろう。ご苦労だったな」
「ふふっ。大丈夫、子どもたちもすごく頑張ってくれたし、それにルーがずっとついていてくれたから安心だったよ!」
「そうか、それなら良かった」
まなじりを下げ、アズールに笑顔を向ける。
今の所、余計なことを言わなさそうで安心だ。
「それで、子どもたちはどこだ?」
「父上、このベッドにいるのが子どもたちですよ。手前の子が、ロルフ。奥の子がルルです」
「おおっ! ロルフか、なんと凛々しい。それにルルはアズールにそっくりではないか! 本当に可愛らしい。抱っこしてもいいのか?」
父上がそう言い出したと同時に、義母上がさっと子どもたちのベッドのところにやってきて、優しくロルフを抱き上げる。
「さぁ、陛下。どうぞ、ロルフですよ」
「ああ、かたじけない」
少しおぼつかない様子でロルフを抱く父上は緊張しているように見えた。
まぁ、赤子などあまり抱っこした経験もないのだろう。
私自身、父上に抱っこされた記憶がほとんどないのだからな。
「ロルフ、じじだぞ」
「ぁっ、ぶー」
「おおっ、可愛らしい声だな」
「だぁっ」
ロルフは最近声をよく出すようになってきた。
父上がこんなに喜ぶのだから、このタイミングで良かったのかもしれないな。
アズールが父上と爺に会いたいと言ってくれた。
私も今回のアントンの診察次第では、そろそろアズールと子どもたちを会わせてもいいかと思っていた。
父上も爺も子どもたちの誕生を心待ちにしてくれていたから、本来ならもっと早く会わせてあげたいという気持ちもないわけではなかった。
ただ、父上が跡継ぎであるロルフと、そしてアズールにそっくりなルルにはしゃいで、すぐに宴をと言い出しはしないかというのがいつも頭の中にあった。
ただでさえ、アズールの妊娠中に余計な失言をしてアズールを不安にさせてしまった過去もある。
双子を産んだばかりのアズールに、次の子は……とでも言い出さないかというのも不安があった。
産後すぐのアズールにとってその言葉はかなり苦痛に感じるだろう。
だからこそ、父上を会わせるのが心配だったのだ。
だが、毎日のように私の蜜を幾度となく飲み、子どもたちのミルクどころか、出産で負った身体の傷も塞がってきたアズールは少し気持ちにゆとりのようなものが出てきたようだ。
アズールの方から子どもたちを会わせたいと言ってくれたからすぐに早馬を送ったのだが、それからすぐに父上と爺が来ると連絡が返ってきた。
正直に言ってここまで早いとは思わなかったがそれくらい楽しみに待ち侘びてくれていたということなのだろう。
「アズール、すぐに来てくれるそうだぞ」
「わぁ! 嬉しいっ!! ロルフもルルもお祖父さまと爺に会えて喜ぶね。あっ、そういえば……」
「どうした?」
「ロルフとルルにとってはお父さまもお祖父さまでしょう? お祖父さまが二人に爺もいて、混乱しないかな?」
「ああ、確かにそれはあるかもしれないな。何かいい呼び名を考えてもらおうか」
「考えてもらう?」
「そうだ、本人に決めてもらうのがいいだろう。アズールもなかなか発音ができなかったから、私のことをルーと呼んでもらうようにしたんだからな。最初はうーとしか言えなくて、それはそれで可愛かったが」
ずっと、うーと呼ばれていたから、初めてルーと呼んでくれた時は喜びももちろんあったが、うーと呼ばれなくなる寂しさもあって複雑だったな。
「うーって呼ぶの、可愛かった?」
「ああ、初めてアズールに、うーと呼ばれた時の感動は今でもはっきりと覚えているよ。というより、私の名前を理解して呼んでくれたことが嬉しかったのだろうな」
「ふふっ。そっか。そうだね。やっぱり名前を呼ばれるって嬉しいもんね。ロルフとルルも、お祖父さまたちを名前で読んじゃうかもね」
「ははっ。爺はともかく、父上を名前で呼ぶものはいないから、それはそれで楽しいかもしれないな。ああ、そろそろあちらに移動しておこうか。父上と爺は流石に寝室には入れられないからな」
義父上とクレイはこの家に住む家族だから目を瞑ったが、やはり私たちの寝室には入れたくないと思うのは当然だ。
ロルフとルルのベッドを静かにリビングに移動させて、アズールも抱きかかえてソファーに寝かせる。
もちろん布団とクッションでしっかりとアズールを守っている。
出産で負った身体の傷が治ったタイミングで本当に良かったのだ。
準備を済ませてアズールと会話を楽しんでいると、部屋の扉を叩く音が聞こえる。
どうやら父上と爺が来たようだ。
アズールに声をかけてからそばを離れる。
扉を開けると、今まで見たこともないような満面の笑みを浮かべた父上と、その後ろで大きな荷物を持って佇む爺の姿が見える。
その後ろには義父上と義母上の姿も見えるな。
一緒にいてくれるのはありがたい。
「ルーディー、連絡を待っておったぞ。早馬を見て急いで来たのだ。アズールも子どもたちも起きているか?」
「アズールは起きていますよ。子どもたちは寝ていますから、静かに入ってきてください」
そういうと、父上はしっかりと口を閉じ、そおっと中に入ってきた。
「お義父さま、爺。会いにきてくれて嬉しい!」
「おお、アズール。元気そうで何よりだ。本当に大変だっだだろう。ご苦労だったな」
「ふふっ。大丈夫、子どもたちもすごく頑張ってくれたし、それにルーがずっとついていてくれたから安心だったよ!」
「そうか、それなら良かった」
まなじりを下げ、アズールに笑顔を向ける。
今の所、余計なことを言わなさそうで安心だ。
「それで、子どもたちはどこだ?」
「父上、このベッドにいるのが子どもたちですよ。手前の子が、ロルフ。奥の子がルルです」
「おおっ! ロルフか、なんと凛々しい。それにルルはアズールにそっくりではないか! 本当に可愛らしい。抱っこしてもいいのか?」
父上がそう言い出したと同時に、義母上がさっと子どもたちのベッドのところにやってきて、優しくロルフを抱き上げる。
「さぁ、陛下。どうぞ、ロルフですよ」
「ああ、かたじけない」
少しおぼつかない様子でロルフを抱く父上は緊張しているように見えた。
まぁ、赤子などあまり抱っこした経験もないのだろう。
私自身、父上に抱っこされた記憶がほとんどないのだからな。
「ロルフ、じじだぞ」
「ぁっ、ぶー」
「おおっ、可愛らしい声だな」
「だぁっ」
ロルフは最近声をよく出すようになってきた。
父上がこんなに喜ぶのだから、このタイミングで良かったのかもしれないな。
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