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義兄の愛と俺の想い
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どれくらい眠っていたんだろう。気づけば俺は佑介さんに腕枕をされながらベッドに横たわっていた。
「起きた?」
少し熱を孕んだ声に見上げれば、佑介さんが愛おしそうな目で俺を見ていた。
「俺……、――っ!」
身体を動かそうとして、腰に鈍痛が走る。その痛みに思わず涙が溢れた。
「ごめんね、巧巳が可愛すぎて手加減できなかった」
心底申し訳なさそうな顔をしながら優しく涙を拭い、俺の唇に何度もキスをしてくる。疲れ果てている俺に配慮したのか流石にバードキスだったけど。
大きな手で髪を優しく撫でられながら、大丈夫? と聞かれた。嬉しいけど心配されるのは少し恥ずかしい気もする。
「ちょっとだけ、痛みはありますけど……大丈夫です。それよりも、あの……、佑介さん……」
「んっ?」
「佑介さんはいつから、その……俺のこと?」
裸で抱き合っている今ならなんでも聞けそうな気がして、佑介さんの気持ちを尋ねてみた。
「ああ。君と初めて会った日かな」
「初めてって……あのとき?」
俺は佑介さんとの初対面を思い出していた。お義父さんとお義母さんに挨拶に行った翌週、次はお兄ちゃんに会って! と由夏に無理やり連れて行かれたのが佑介さんのマンションだった。
あのとき、長身でスーツを着ていても分かる均整の取れた体型と眩しいくらいの綺麗な顔に一瞬ドキッとした。こんな格好良い人が由夏のお兄さんだなんて……って、びっくりしたのを覚えてる。
「そう。あいつに紹介されて君に会ったとき、一目惚れしたんだ。それでもずっと妹の旦那だって、そう自分に言い聞かせて接してた。それが君にとっての幸せだと思ったから」
「俺、全然知らなかった……」
「私が必死に隠してたんだから当然さ。君があいつのこと大切にしてるってわかってたから、絶対に私の思いは君に知られてはいけないって思っていた。だからこそあいつの裏切りが許せなかった。あいつが君を裏切るなら、私が君を幸せにしたいって……そう思ったんだ」
「そう、だったんだ……」
佑介さんが俺のことそんなふうに思ってくれていたなんて……。なんだろう……すごく嬉しい。
「引いたか?」
「ううん。佑介さんの気持ち、すごく嬉しい」
正直、自分の気持ちをこんなに素直に言えるなんて思わなかった。でも俺のことを好きだって言ってくれて、こんなにまで深く愛してくれる人はこれから先もきっと佑介さん以上には現れないだろう。佑介さんと奥深くまで抱き合って佑介さんからの深い愛情を身も心も感じたから、こんなに素直に言葉が出たんだ。
もし、由夏が不倫なんてしなければ、佑介さんは俺に気持ちも告げることもなく、一生義兄として傍にいてくれたんだろう。でも、佑介さんの深い愛に気づいた今はもう手放すことなどできない。もうとっくに俺の方が佑介さんのことを好きになっているのかもしれないな。
あいつにされた裏切りは俺の心を深く抉ったけれど、佑介さんは抉り取られた俺の心にスッと入り込んで優しく治してくれている。もう佑介さんの与えてくれる安らぎから抜け出せないだろうな。
「巧巳……一生幸せにするから」
「うん。俺も佑介さんを幸せにする」
俺たちはお互いの気持ちを伝え合いベッドに横たわったまま、ぎゅっと深く抱きしめあった。熱くて硬いモノが俺の身体に擦り付けられ思わずドキッとした。
「巧巳……もう一度、いいか?」
艶めいた低い声で耳元で囁かれる。そのイケボの破壊的な威力にズクンと俺のモノにも一気に熱が集まってきた。それでも、来てと言葉にするのは恥ずかしくて小さく頷いただけだったけれど、佑介さんの熱くて硬いモノがまだ柔らかい俺の後孔に挿入ってくると、
「ああっ、そ、こっ……も、っと……きて……っ」
と強請ってしまっていた。
恥ずかしさも全てかなぐり捨て、ただ一心に佑介さんの愛を身体全てで感じていた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「巧巳……会いたかった!」
あのホテルのスイートで佑介さんとの幸せで濃密な時間を過ごしてから、早、1週間。俺はあのまま、佑介さんのマンションで同棲生活を始めていた。
珍しく定時に終わり、夕食でも作って待っていようと食事の用意をしていると玄関のインターホンが鳴った。てっきり佑介さんかと思って、確認もせずに扉を開けてしまったのは俺の不注意以外の何ものでもない。飛び込んできたのは愛する佑介さんの姿ではなく、俺が一生見たくないと思っていたあいつの顔だった。
「巧巳っ!! こんなところに隠れてたんだね! 探したよっ」
「……お前、何しにきたんだ」
「巧巳を迎えに来たに決まってるじゃない!」
「迎えにって……はぁ、俺たちはもうすでに離婚したんだ。もう、他人なんだよ。わかってるのか?」
「そんなこと言ってぇ! 私に会いたかったくせに! 巧巳は私のことがまだ好きだから、私が迎えにくるの待ってたんでしょ?でも、まさかお兄ちゃんの家なんてね。そんなに早く迎えにきて欲しかった?」
「はぁっ?? そんなわけないだろっ!」
「またまたぁー。照れなくていいよ。もう私、賢治とは別れたから、私たちもう一度やり直そう! ねっ!」
そう言って俺の手をぎゅっと握ってくる。長いネイルをつけたその手であの男と抱き合っていたあの時のことが鮮明に脳裏に蘇った。その瞬間、血の気が引いて身体中に鳥肌がザーッと立ったのがわかった。
うっ、気持ち悪い……。
掴まれている手を振り払いたいのに、気持ち悪くて動くこともできない。
「巧巳、ずっとしてないから溜まってるでしょ。私が気持ち良くしてあげるからねっ」
「や、やめろ……っ!」
迫ってくるあいつの全てが気持ち悪くて跳ね除けたいのに身動きひとつできなくて、声を出すことしかできない。
「遠慮しないでいいってばっ」
「はな、せ……っ」
下を脱がされそうになるのを力の入らない手で必死に抵抗していると、突然ガッと勢いよく玄関の扉が開いたと思ったら、すぐにあいつが
「ぎゃーっ、痛い、痛いっ!」
と大きな叫び声を上げた。気分の悪さにフラフラしながら見上げると、あいつが佑介さんに腕を捻じ上げられていた。
「ゆう、すけ……さん……」
「巧巳、大丈夫か?」
佑介さんは俺の状態を確認すると、片手で素早くスマホでどこかに電話をかけた。すると、数分もたたないうちに警察官たちがやってきた。
『なんなのよぉー! 離してよっ! ちょっとお兄ちゃんっ!!』
『うるさい! お前は何考えてるんだっ!』
『私は巧巳の愛する妻なのよ!夫婦の問題に口出さないでよっ!』
『お前はもう他人だろっ! すみません、不法侵入と暴行未遂です。早く連れてってください』
『いやーっ! 離して! 触らないで! 巧巳!! 助けて、巧巳!!!』
あまりにも素早い展開に俺が驚いている間に、大声で叫ぶあいつは警察官たちに連れて行かれた。
しんと静まり返った部屋の中で佑介さんは俺をぎゅっと抱きしめ、
「間に合ってよかった」
と心底ホッとしたように声を上げた。佑介さんの身体が震えてる気がして、本当に申し訳ない気になってしまった。
「心配かけてごめんなさい。俺が確認もせずに扉を開けたから……」
「良いんだ。巧巳が無事ならそれで……」
フラフラで立ち上がれない身体をヒョイっと抱きかかえられ、佑介さんはそのままソファーに腰を下ろした。俺は膝に乗せられたまま、ぎゅっと抱きしめられている。
「佑介さん……あの、」
「巧巳、ここを引っ越そう」
「えっ? 引っ越し?」
「ああ。またあいつがここに突撃してくるかもしれないし、危険な芽は摘んでおいた方がいい。私について来てくれるね?」
もう俺は佑介さんと離れることなんて考えてもない。
「はい。一緒に連れてってください」
「よかった。これからずっと一緒だよ」
「佑介さん……愛してます」
愛おしそうに見つめる佑介さんの首にしがみつき、俺はそっと唇を重ね合わせた。
「起きた?」
少し熱を孕んだ声に見上げれば、佑介さんが愛おしそうな目で俺を見ていた。
「俺……、――っ!」
身体を動かそうとして、腰に鈍痛が走る。その痛みに思わず涙が溢れた。
「ごめんね、巧巳が可愛すぎて手加減できなかった」
心底申し訳なさそうな顔をしながら優しく涙を拭い、俺の唇に何度もキスをしてくる。疲れ果てている俺に配慮したのか流石にバードキスだったけど。
大きな手で髪を優しく撫でられながら、大丈夫? と聞かれた。嬉しいけど心配されるのは少し恥ずかしい気もする。
「ちょっとだけ、痛みはありますけど……大丈夫です。それよりも、あの……、佑介さん……」
「んっ?」
「佑介さんはいつから、その……俺のこと?」
裸で抱き合っている今ならなんでも聞けそうな気がして、佑介さんの気持ちを尋ねてみた。
「ああ。君と初めて会った日かな」
「初めてって……あのとき?」
俺は佑介さんとの初対面を思い出していた。お義父さんとお義母さんに挨拶に行った翌週、次はお兄ちゃんに会って! と由夏に無理やり連れて行かれたのが佑介さんのマンションだった。
あのとき、長身でスーツを着ていても分かる均整の取れた体型と眩しいくらいの綺麗な顔に一瞬ドキッとした。こんな格好良い人が由夏のお兄さんだなんて……って、びっくりしたのを覚えてる。
「そう。あいつに紹介されて君に会ったとき、一目惚れしたんだ。それでもずっと妹の旦那だって、そう自分に言い聞かせて接してた。それが君にとっての幸せだと思ったから」
「俺、全然知らなかった……」
「私が必死に隠してたんだから当然さ。君があいつのこと大切にしてるってわかってたから、絶対に私の思いは君に知られてはいけないって思っていた。だからこそあいつの裏切りが許せなかった。あいつが君を裏切るなら、私が君を幸せにしたいって……そう思ったんだ」
「そう、だったんだ……」
佑介さんが俺のことそんなふうに思ってくれていたなんて……。なんだろう……すごく嬉しい。
「引いたか?」
「ううん。佑介さんの気持ち、すごく嬉しい」
正直、自分の気持ちをこんなに素直に言えるなんて思わなかった。でも俺のことを好きだって言ってくれて、こんなにまで深く愛してくれる人はこれから先もきっと佑介さん以上には現れないだろう。佑介さんと奥深くまで抱き合って佑介さんからの深い愛情を身も心も感じたから、こんなに素直に言葉が出たんだ。
もし、由夏が不倫なんてしなければ、佑介さんは俺に気持ちも告げることもなく、一生義兄として傍にいてくれたんだろう。でも、佑介さんの深い愛に気づいた今はもう手放すことなどできない。もうとっくに俺の方が佑介さんのことを好きになっているのかもしれないな。
あいつにされた裏切りは俺の心を深く抉ったけれど、佑介さんは抉り取られた俺の心にスッと入り込んで優しく治してくれている。もう佑介さんの与えてくれる安らぎから抜け出せないだろうな。
「巧巳……一生幸せにするから」
「うん。俺も佑介さんを幸せにする」
俺たちはお互いの気持ちを伝え合いベッドに横たわったまま、ぎゅっと深く抱きしめあった。熱くて硬いモノが俺の身体に擦り付けられ思わずドキッとした。
「巧巳……もう一度、いいか?」
艶めいた低い声で耳元で囁かれる。そのイケボの破壊的な威力にズクンと俺のモノにも一気に熱が集まってきた。それでも、来てと言葉にするのは恥ずかしくて小さく頷いただけだったけれど、佑介さんの熱くて硬いモノがまだ柔らかい俺の後孔に挿入ってくると、
「ああっ、そ、こっ……も、っと……きて……っ」
と強請ってしまっていた。
恥ずかしさも全てかなぐり捨て、ただ一心に佑介さんの愛を身体全てで感じていた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「巧巳……会いたかった!」
あのホテルのスイートで佑介さんとの幸せで濃密な時間を過ごしてから、早、1週間。俺はあのまま、佑介さんのマンションで同棲生活を始めていた。
珍しく定時に終わり、夕食でも作って待っていようと食事の用意をしていると玄関のインターホンが鳴った。てっきり佑介さんかと思って、確認もせずに扉を開けてしまったのは俺の不注意以外の何ものでもない。飛び込んできたのは愛する佑介さんの姿ではなく、俺が一生見たくないと思っていたあいつの顔だった。
「巧巳っ!! こんなところに隠れてたんだね! 探したよっ」
「……お前、何しにきたんだ」
「巧巳を迎えに来たに決まってるじゃない!」
「迎えにって……はぁ、俺たちはもうすでに離婚したんだ。もう、他人なんだよ。わかってるのか?」
「そんなこと言ってぇ! 私に会いたかったくせに! 巧巳は私のことがまだ好きだから、私が迎えにくるの待ってたんでしょ?でも、まさかお兄ちゃんの家なんてね。そんなに早く迎えにきて欲しかった?」
「はぁっ?? そんなわけないだろっ!」
「またまたぁー。照れなくていいよ。もう私、賢治とは別れたから、私たちもう一度やり直そう! ねっ!」
そう言って俺の手をぎゅっと握ってくる。長いネイルをつけたその手であの男と抱き合っていたあの時のことが鮮明に脳裏に蘇った。その瞬間、血の気が引いて身体中に鳥肌がザーッと立ったのがわかった。
うっ、気持ち悪い……。
掴まれている手を振り払いたいのに、気持ち悪くて動くこともできない。
「巧巳、ずっとしてないから溜まってるでしょ。私が気持ち良くしてあげるからねっ」
「や、やめろ……っ!」
迫ってくるあいつの全てが気持ち悪くて跳ね除けたいのに身動きひとつできなくて、声を出すことしかできない。
「遠慮しないでいいってばっ」
「はな、せ……っ」
下を脱がされそうになるのを力の入らない手で必死に抵抗していると、突然ガッと勢いよく玄関の扉が開いたと思ったら、すぐにあいつが
「ぎゃーっ、痛い、痛いっ!」
と大きな叫び声を上げた。気分の悪さにフラフラしながら見上げると、あいつが佑介さんに腕を捻じ上げられていた。
「ゆう、すけ……さん……」
「巧巳、大丈夫か?」
佑介さんは俺の状態を確認すると、片手で素早くスマホでどこかに電話をかけた。すると、数分もたたないうちに警察官たちがやってきた。
『なんなのよぉー! 離してよっ! ちょっとお兄ちゃんっ!!』
『うるさい! お前は何考えてるんだっ!』
『私は巧巳の愛する妻なのよ!夫婦の問題に口出さないでよっ!』
『お前はもう他人だろっ! すみません、不法侵入と暴行未遂です。早く連れてってください』
『いやーっ! 離して! 触らないで! 巧巳!! 助けて、巧巳!!!』
あまりにも素早い展開に俺が驚いている間に、大声で叫ぶあいつは警察官たちに連れて行かれた。
しんと静まり返った部屋の中で佑介さんは俺をぎゅっと抱きしめ、
「間に合ってよかった」
と心底ホッとしたように声を上げた。佑介さんの身体が震えてる気がして、本当に申し訳ない気になってしまった。
「心配かけてごめんなさい。俺が確認もせずに扉を開けたから……」
「良いんだ。巧巳が無事ならそれで……」
フラフラで立ち上がれない身体をヒョイっと抱きかかえられ、佑介さんはそのままソファーに腰を下ろした。俺は膝に乗せられたまま、ぎゅっと抱きしめられている。
「佑介さん……あの、」
「巧巳、ここを引っ越そう」
「えっ? 引っ越し?」
「ああ。またあいつがここに突撃してくるかもしれないし、危険な芽は摘んでおいた方がいい。私について来てくれるね?」
もう俺は佑介さんと離れることなんて考えてもない。
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