1 / 12
妻の不倫が発覚しました
しおりを挟む
「えっ? どういうことですか?」
定時を大幅に過ぎた金曜の夜。
人もまばらになってきたカフェの奥の席で告げられた衝撃の言葉に疲れ果てていた俺の脳は処理することができなかった。
「だから、巧巳くんの奥さんであり、私の妹でもある由夏がこの男と不倫してるんだよ」
つい数時間ほど前に名古屋から東京へと戻り、クタクタになったその身体で出張日誌と領収書を会社に提出した。後処理を全て終えやっと家に帰れると会社をでたところを、待ち伏せていた義兄である高杉佑介に連れてこられたカフェのテーブルにバサッと広げられた調査資料には、俺の妻である由夏が男性とホテルに入っていく様子が何枚も写っていた。その派手な外観はどう見てもラブホテルとしか思えなかった。
「う、うそだろ……っ」
嘘だと思いたい、これが目の前にいるお義兄さんの戯言だと一蹴してやりたい。だが、次々と出てくる、俺が目を覆いたくなるほど仲睦まじい2人の写真の数々が、これが事実なのだと告げていた。
俺、風丘巧巳。結婚2年目の32歳
今日2ヶ月の長期出張を終え、本社に戻ってきたばかり。妻の由夏とは大学時代の友達の結婚式で出会った。
二次会で隣に座って意気投合したのがきっかけで出会って半年でとんとん拍子に結婚した。長期出張の多い仕事だから、本当は専業主婦になって支えて欲しかった。でも、結婚しても仕事を続けたいっていう由夏の気持ちを尊重し、家事もちゃんと分担しながらお互い仕事を頑張っていこうって決めた。長い出張に行っても週末ごとに由夏の元に戻って、いろんなところに遊びに行った。
夜の方は……お互いに淡白でそんなに回数はなかったけれど、俺たちはうまくいってると思ってた。
それなのに……。
「由夏のこんな笑顔……初めて見た……」
ぽつりと呟いたその言葉に、
「本当に申し訳ない」
とお義兄さんは小さく答えた。
「3ヶ月前に由夏を夜の街で見かけたんだ。最初は仕事帰りに君とデートでもしているのかと思ったんだけどね、隣を歩く男がどう見ても巧巳くんとは似ても似つかない男で……私も驚いたよ。それからは何度かそこを通ったんだが、由夏に会うこともなくてあれは見間違いだったのかって思っていたんだ。だが2ヶ月前から度々見かけるようになってね、聞けば君は長期出張中だというし、調べるなら今かと知り合いの探偵に頼んだんだ。そしたら、出るわ出るわ。本当に自分の妹ながら情けない。これ以上、君を裏切るのは許せないと思って知らせに来たんだ。本当に申し訳ない」
お義兄さんが悪いわけではないのに、本当に悔しそうに、そして悲しげな表情でそう語った。
俺は何も気づいてなかった。長期出張で2ヶ月家を空けていたのだから当然といえば、当然なのだが……。俺が名古屋にいた2ヶ月、由夏はその男との楽しい時間を過ごしていたというわけか。どうりで俺が週末戻ると言っても仕事が忙しいと断ってたはずだ。
その背後でお義兄さんが俺への罪悪感に苦しんでいるのも知らずに。俺は由夏へのいいようもない怒りにテーブルの下で拳を震わせていた。
「――んです」
「えっ?」
「明日、俺たちの結婚記念日なんです」
「ああ、そうだったな。2周年か……」
「俺……由夏を驚かせようと、必死で1日早く出張を終わらせて明日は有給休暇をとったんです。由夏が行きたがっていたテーマパークに行って帰りに温泉へ連れて行こうと思って予約していたんです。それなのに……由夏には俺はもう必要なかったってことなんですね……」
「由夏はなんてことを……。巧巳くん、本当にすまない」
「いえ、お義兄さんに謝っていただくことでは……でも、俺……もう無理です。幸いと言っていいかわからないですけど、子どももいないし、すぐに離婚します」
慰謝料も何もいらない。もう由夏の顔を見たくない、それだけだった。
「巧巳くん、ちょっと落ち着いて」
「いえ、もういいんです。教えていただきありがとうございました。失礼します」
勢いに任せて立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になって何も聞こえなくなった。ああ、倒れたのか……なら、もうこのまま死んでもいいや。そんな俺を何かが優しく包み込んだのを感じながら、俺はそのまま意識を失った。
「う、うーん」
ぱちっと目を覚ますと、見慣れないベッドに寝かされていた。
なに? ここ、どこ?
仄暗い部屋で少しずつ目が馴染んでくるのを待って辺りを見回すと、俺が寝かされていたのはシングルサイズのベッドより少し広めのベッド。ふかふかのマットはものすごく気持ちがいい。そして周りには観葉植物やセンスの良いテーブルと椅子が置かれていた。
見る限り病院でもホテルでもなさそうだ。結局手がかりになるものを見つけられず、一体ここはどこなんだ? と考えていると、唐突に部屋の扉がガチャリと開いた。
「うわぁっ!」
思わず大声を出すと、扉の方から
「おっと!」
と声が聞こえた。この声は、まさか……。
「巧巳くん、目が覚めたんだね」
やっぱりお義兄さんだ。
「あの、俺……」
「あのカフェで倒れたんだ。出張で疲れていたのにあんな話をしたもんだから身体がオーバーヒートしちゃったみたいだね。私が君の事情も弁えず、突然あんなことを話したからだ、本当に申し訳ない。それで今日は家に帰るのも嫌だろうと思って、私の家に連れてきたんだ。勝手にすまなかったね」
「いえ、おかげで助かりました。今日は由夏の顔をどうやってみたらいいのかわからなかったんで……。でも、これ以上お義兄さんにご迷惑かけるわけにはいかないんで、どこかホテルでも取ります」
ベッドから起きあがろうとすると、
「何言ってるんだっ!」
と全力で止められた。
「まだ君の身体は万全じゃないんだから、ここでゆっくり休んでいってくれ。明日も有休取ってるって言ってたし急ぐことはないだろう?」
そうだ、由夏のために有休取ったんだっけ。無駄になったけど……。
俯いた俺を見て、悪いことを言ってしまったと思ったのか
「あっ、いや、そういう意味じゃなくて……本当に申し訳ない」
と頭を下げるお義兄さんの姿に思わず笑ってしまった。お義兄さんは俺が笑ったのを嬉しそうに見つめていた。
「何か食べられそうなら作ろうか?」
正直お腹は空いている。でもお願いしますとも言いづらい。
どうしようかと悩んでいると、
「グゥゥーーッ」
と大きな腹の虫がなってしまった。
「今から準備するから先にお風呂に入っておいで」
湯船も着替えも用意してあるからと案内され、あっという間に今、俺はお義兄さんの家の湯船に浸かっている。
なんだ、この状態。
それにしても、由夏のあの写真……。あれはどう見ても由夏だったよな。ということはあれは全部本物ってことだ。俺が名古屋に行っている間、あんな男と逢瀬を重ねてたわけか……。
お義兄さんは3ヶ月前に初めて見かけたって言ってたな。それよりもっと長い期間不倫してたかもしれないんだ。俺と最後にヤったのはいつだっけ?
確か……そうだ、名古屋に出張に行く前日だ。
あの時は珍しくあいつの方からノリノリで誘ってきたんだったな。でも、もうその時にはあいつもう不倫してたのか……。
ゔっ……そう考えただけで吐き気を催した。こんなところで吐いちゃいけないとわかっていたけど、我慢することもできずに風呂の排水溝に目がけて吐いた。何も食べていなかったから、固形物は何も出ず、ただ苦い胃液だけが口から流れていく。
ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ
大きな咳をしていることに気づいたのか、お義兄さんが飛んできた。
「巧巳くんっ! 大丈夫か?」
「だ、だいじょ――ゴホッ、ゴホッ」
「全然大丈夫じゃないじゃないか! 巧巳くん、開けるぞ」
外から開ける方法なんてあるんだと思いながら、湯船から身を乗り出したままの体勢でぼーっと見ていると、ガチャリと扉が開いた。
顔面蒼白なお義兄さんが駆け寄ってくる。
「顔色が悪くなってる。やっぱりまだ風呂は無理だったな、悪い」
もう何度お義兄さんからの謝罪の言葉をもらったんだろう。由夏本人からはまだ何の謝罪の言葉ももらっていないのに。
「ごめ、なさい……おふろ、よごしちゃって……」
「そんなこと気にしなくていいから」
お義兄さんはシャワーの水で俺の口を濯ぐと、大きなバスタオルを持ってきて俺を湯船から出してくれた。そして、手早く身体を拭き、着替えさせるとすぐに寝室のベッドへと運んでくれた。柔らかで弾力のあるベッドに横たわり、俺はようやく一息ついた。
「すみません、いろんなこと考えてたら急に気分が悪くなって……」
流石に由夏とのセックスを思い出して吐き気を催したなどというわけにもいかず、言葉を濁したのだが聡いお義兄さんは気付いたと思う。
「嫌なことは忘れて、今日明日ゆっくり休もう」
そう優しく声をかけてくれた。
吐いたばかりで迷惑をかけたというのに、空気を読めない俺のお腹がグゥグゥ鳴いて、お義兄さんに心配されながらうどんを食した。
「美味しかったです。ごちそうさまでした」
俺のその言葉に、やっと安心したように微笑んでくれた。
その後風呂場を片付けようとしたのだが、お義兄さんにもう片付けたから大丈夫だとベッドに連れ戻された。いろんなことがあって眠れないかもと思ったが、長期出張の疲れとあの話に身も心も疲れ切っていた俺は、知らぬ間にぐっすりと眠ってしまっていた。
定時を大幅に過ぎた金曜の夜。
人もまばらになってきたカフェの奥の席で告げられた衝撃の言葉に疲れ果てていた俺の脳は処理することができなかった。
「だから、巧巳くんの奥さんであり、私の妹でもある由夏がこの男と不倫してるんだよ」
つい数時間ほど前に名古屋から東京へと戻り、クタクタになったその身体で出張日誌と領収書を会社に提出した。後処理を全て終えやっと家に帰れると会社をでたところを、待ち伏せていた義兄である高杉佑介に連れてこられたカフェのテーブルにバサッと広げられた調査資料には、俺の妻である由夏が男性とホテルに入っていく様子が何枚も写っていた。その派手な外観はどう見てもラブホテルとしか思えなかった。
「う、うそだろ……っ」
嘘だと思いたい、これが目の前にいるお義兄さんの戯言だと一蹴してやりたい。だが、次々と出てくる、俺が目を覆いたくなるほど仲睦まじい2人の写真の数々が、これが事実なのだと告げていた。
俺、風丘巧巳。結婚2年目の32歳
今日2ヶ月の長期出張を終え、本社に戻ってきたばかり。妻の由夏とは大学時代の友達の結婚式で出会った。
二次会で隣に座って意気投合したのがきっかけで出会って半年でとんとん拍子に結婚した。長期出張の多い仕事だから、本当は専業主婦になって支えて欲しかった。でも、結婚しても仕事を続けたいっていう由夏の気持ちを尊重し、家事もちゃんと分担しながらお互い仕事を頑張っていこうって決めた。長い出張に行っても週末ごとに由夏の元に戻って、いろんなところに遊びに行った。
夜の方は……お互いに淡白でそんなに回数はなかったけれど、俺たちはうまくいってると思ってた。
それなのに……。
「由夏のこんな笑顔……初めて見た……」
ぽつりと呟いたその言葉に、
「本当に申し訳ない」
とお義兄さんは小さく答えた。
「3ヶ月前に由夏を夜の街で見かけたんだ。最初は仕事帰りに君とデートでもしているのかと思ったんだけどね、隣を歩く男がどう見ても巧巳くんとは似ても似つかない男で……私も驚いたよ。それからは何度かそこを通ったんだが、由夏に会うこともなくてあれは見間違いだったのかって思っていたんだ。だが2ヶ月前から度々見かけるようになってね、聞けば君は長期出張中だというし、調べるなら今かと知り合いの探偵に頼んだんだ。そしたら、出るわ出るわ。本当に自分の妹ながら情けない。これ以上、君を裏切るのは許せないと思って知らせに来たんだ。本当に申し訳ない」
お義兄さんが悪いわけではないのに、本当に悔しそうに、そして悲しげな表情でそう語った。
俺は何も気づいてなかった。長期出張で2ヶ月家を空けていたのだから当然といえば、当然なのだが……。俺が名古屋にいた2ヶ月、由夏はその男との楽しい時間を過ごしていたというわけか。どうりで俺が週末戻ると言っても仕事が忙しいと断ってたはずだ。
その背後でお義兄さんが俺への罪悪感に苦しんでいるのも知らずに。俺は由夏へのいいようもない怒りにテーブルの下で拳を震わせていた。
「――んです」
「えっ?」
「明日、俺たちの結婚記念日なんです」
「ああ、そうだったな。2周年か……」
「俺……由夏を驚かせようと、必死で1日早く出張を終わらせて明日は有給休暇をとったんです。由夏が行きたがっていたテーマパークに行って帰りに温泉へ連れて行こうと思って予約していたんです。それなのに……由夏には俺はもう必要なかったってことなんですね……」
「由夏はなんてことを……。巧巳くん、本当にすまない」
「いえ、お義兄さんに謝っていただくことでは……でも、俺……もう無理です。幸いと言っていいかわからないですけど、子どももいないし、すぐに離婚します」
慰謝料も何もいらない。もう由夏の顔を見たくない、それだけだった。
「巧巳くん、ちょっと落ち着いて」
「いえ、もういいんです。教えていただきありがとうございました。失礼します」
勢いに任せて立ち上がった瞬間、目の前が真っ暗になって何も聞こえなくなった。ああ、倒れたのか……なら、もうこのまま死んでもいいや。そんな俺を何かが優しく包み込んだのを感じながら、俺はそのまま意識を失った。
「う、うーん」
ぱちっと目を覚ますと、見慣れないベッドに寝かされていた。
なに? ここ、どこ?
仄暗い部屋で少しずつ目が馴染んでくるのを待って辺りを見回すと、俺が寝かされていたのはシングルサイズのベッドより少し広めのベッド。ふかふかのマットはものすごく気持ちがいい。そして周りには観葉植物やセンスの良いテーブルと椅子が置かれていた。
見る限り病院でもホテルでもなさそうだ。結局手がかりになるものを見つけられず、一体ここはどこなんだ? と考えていると、唐突に部屋の扉がガチャリと開いた。
「うわぁっ!」
思わず大声を出すと、扉の方から
「おっと!」
と声が聞こえた。この声は、まさか……。
「巧巳くん、目が覚めたんだね」
やっぱりお義兄さんだ。
「あの、俺……」
「あのカフェで倒れたんだ。出張で疲れていたのにあんな話をしたもんだから身体がオーバーヒートしちゃったみたいだね。私が君の事情も弁えず、突然あんなことを話したからだ、本当に申し訳ない。それで今日は家に帰るのも嫌だろうと思って、私の家に連れてきたんだ。勝手にすまなかったね」
「いえ、おかげで助かりました。今日は由夏の顔をどうやってみたらいいのかわからなかったんで……。でも、これ以上お義兄さんにご迷惑かけるわけにはいかないんで、どこかホテルでも取ります」
ベッドから起きあがろうとすると、
「何言ってるんだっ!」
と全力で止められた。
「まだ君の身体は万全じゃないんだから、ここでゆっくり休んでいってくれ。明日も有休取ってるって言ってたし急ぐことはないだろう?」
そうだ、由夏のために有休取ったんだっけ。無駄になったけど……。
俯いた俺を見て、悪いことを言ってしまったと思ったのか
「あっ、いや、そういう意味じゃなくて……本当に申し訳ない」
と頭を下げるお義兄さんの姿に思わず笑ってしまった。お義兄さんは俺が笑ったのを嬉しそうに見つめていた。
「何か食べられそうなら作ろうか?」
正直お腹は空いている。でもお願いしますとも言いづらい。
どうしようかと悩んでいると、
「グゥゥーーッ」
と大きな腹の虫がなってしまった。
「今から準備するから先にお風呂に入っておいで」
湯船も着替えも用意してあるからと案内され、あっという間に今、俺はお義兄さんの家の湯船に浸かっている。
なんだ、この状態。
それにしても、由夏のあの写真……。あれはどう見ても由夏だったよな。ということはあれは全部本物ってことだ。俺が名古屋に行っている間、あんな男と逢瀬を重ねてたわけか……。
お義兄さんは3ヶ月前に初めて見かけたって言ってたな。それよりもっと長い期間不倫してたかもしれないんだ。俺と最後にヤったのはいつだっけ?
確か……そうだ、名古屋に出張に行く前日だ。
あの時は珍しくあいつの方からノリノリで誘ってきたんだったな。でも、もうその時にはあいつもう不倫してたのか……。
ゔっ……そう考えただけで吐き気を催した。こんなところで吐いちゃいけないとわかっていたけど、我慢することもできずに風呂の排水溝に目がけて吐いた。何も食べていなかったから、固形物は何も出ず、ただ苦い胃液だけが口から流れていく。
ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ
大きな咳をしていることに気づいたのか、お義兄さんが飛んできた。
「巧巳くんっ! 大丈夫か?」
「だ、だいじょ――ゴホッ、ゴホッ」
「全然大丈夫じゃないじゃないか! 巧巳くん、開けるぞ」
外から開ける方法なんてあるんだと思いながら、湯船から身を乗り出したままの体勢でぼーっと見ていると、ガチャリと扉が開いた。
顔面蒼白なお義兄さんが駆け寄ってくる。
「顔色が悪くなってる。やっぱりまだ風呂は無理だったな、悪い」
もう何度お義兄さんからの謝罪の言葉をもらったんだろう。由夏本人からはまだ何の謝罪の言葉ももらっていないのに。
「ごめ、なさい……おふろ、よごしちゃって……」
「そんなこと気にしなくていいから」
お義兄さんはシャワーの水で俺の口を濯ぐと、大きなバスタオルを持ってきて俺を湯船から出してくれた。そして、手早く身体を拭き、着替えさせるとすぐに寝室のベッドへと運んでくれた。柔らかで弾力のあるベッドに横たわり、俺はようやく一息ついた。
「すみません、いろんなこと考えてたら急に気分が悪くなって……」
流石に由夏とのセックスを思い出して吐き気を催したなどというわけにもいかず、言葉を濁したのだが聡いお義兄さんは気付いたと思う。
「嫌なことは忘れて、今日明日ゆっくり休もう」
そう優しく声をかけてくれた。
吐いたばかりで迷惑をかけたというのに、空気を読めない俺のお腹がグゥグゥ鳴いて、お義兄さんに心配されながらうどんを食した。
「美味しかったです。ごちそうさまでした」
俺のその言葉に、やっと安心したように微笑んでくれた。
その後風呂場を片付けようとしたのだが、お義兄さんにもう片付けたから大丈夫だとベッドに連れ戻された。いろんなことがあって眠れないかもと思ったが、長期出張の疲れとあの話に身も心も疲れ切っていた俺は、知らぬ間にぐっすりと眠ってしまっていた。
787
あなたにおすすめの小説
竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜
レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」
魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。
彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした
こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた
こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
借金のカタに同居したら、毎日甘く溺愛されてます
なの
BL
父親の残した借金を背負い、掛け持ちバイトで食いつなぐ毎日。
そんな俺の前に現れたのは──御曹司の男。
「借金は俺が肩代わりする。その代わり、今日からお前は俺のものだ」
脅すように言ってきたくせに、実際はやたらと優しいし、甘すぎる……!
高級スイーツを買ってきたり、風邪をひけば看病してくれたり、これって本当に借金返済のはずだったよな!?
借金から始まる強制同居は、いつしか恋へと変わっていく──。
冷酷な御曹司 × 借金持ち庶民の同居生活は、溺愛だらけで逃げ場なし!?
短編小説です。サクッと読んでいただけると嬉しいです。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる