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番外編
砂川兄弟
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悠真の弟である真琴が事件で怪我をして、成瀬優一の家にお世話になっていた間、真琴と連絡が取れずに焦っていた悠真のお話を祐悟視点でお届けします。
ちなみに、航とはまだ出会ってもないので、今回は航は出てきません。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side祐悟>
「砂川、来月の石垣出張の前に東京に行って欲しいから、スケジュール変更しておいてくれ」
「それはまた急ですね。えっと、それだと……二週間後なら行けます」
「わかった。二週間後だな。宿泊はいつものように真琴くんのところでいいのか?」
「はい。もちろんです。東京に行った時くらいは真琴とのんびりと過ごしたいですから」
相変わらず兄弟仲がいいな。俺は兄弟はいないからわからないが、蓮見のところは砂川兄弟くらい年齢は離れているが、そんなにしょっちゅうあっていた感じはなかったけどな。
蓮見も蓮見の兄貴もお互いに一人暮らしをしていて、特に連絡を取り合っている様子も見えなかったが、別に仲が悪いといいう話をしていなかったから普通なんだろう。きっと砂川のところがずば抜けて仲がいいだけなんだろうな。
まぁ、あの真琴くんなら過保護に構いたくなる気持ちはわかる。真琴くんが東京の大学に行くと決めた時も、砂川は桜守を推していたが、真琴くんが国立に行きたいと言ったから最後には折れてやっていた。それでも真琴くんを一人で東京にやるのを心配していたから、俺が持っている中でもかなりセキュリティのいいマンションを貸したんだ。
あそこなら真琴くんに危険がないように常に俺に連絡が入ってくるし、大学までの距離も近い。それに何より、俺の持っているマンションなら安心だと宮古島に住んでいるおばあさんとお母さんの許可も得られたことで真琴くんの東京行きが叶ったんだ。
真琴くんの様子を見に行きたがる砂川のために、東京出張を月に一度は必ず作らせて、真琴くんと過ごす時間を作らせてあげたことで、砂川は西表での仕事をさらに頑張るようになってくれたし、万々歳だ。
そして、今回は少し前回出張より期間が空いたから少し早めに東京に行かせようとスケジュールを変更させた。
砂川は俺の都合だと思っているが、それで砂川が早く真琴くんに会いに行けるならそれでいい。
砂川は表情にこそ表さないが、俺には目だけで砂川が喜んでいるのがわかる。
スケジュール調整を終えて、嬉しそうに真琴くんに電話をかけていた。
けれど、それから何度砂川が電話をかけてもメッセージを送っても真琴くんからの応答がない。
「社長……真琴が……真琴が……」
「大丈夫だ。落ち着け。きっと話をしていたあの田淵くんと出かけていて砂川の連絡に気づかないだけだ」
「でも今まで私からの連絡に気づかなかったことなんて一度もないんですよ! もしかして真琴に何かあったんじゃ……っ」
「真琴くんも大学生なんだから少しくらい遊びに行くこともあるだろう。もう少し待ってみろ」
砂川にはそう言いつつも、俺も心配で仕方がなかった。
砂川には内緒で真琴くんのスマホにつけているGPSを確認してみたが妨害電波が入っているようで居場所が確認できない。
一体どういうことだ? 真琴くんはどこに行ってしまったんだ?
結局真琴くんのGPSが作動しないまま、就業時間が終わり、こんな状態の砂川を一人にして置けなくて、俺は自宅に砂川を連れ帰った。何かあった時にすぐに対処できるようにするためだ。
自宅に連れていっても砂川はスマホを手に持ったままソファーから動こうとしない。
さて、どうしたものかと思っていると、突然、
「社長! 真琴のスマホの電源が入りました!!」
とその場に立ち大声で叫んだと思ったら、
ーもしもし? 真琴? 大丈夫なのか?
という砂川の声の後で、スピーカーから、
―兄さん! ごめん。ちょっといろいろあって。電源入れるの忘れてただけなんだ。
と真琴くんの元気そうな声が聞こえてホッとする。
だが、電源を入れるのを忘れてた?
いや、それでも俺が開発したGPSなら居場所が特定できるはずだ。
しかも電源が入った今も、真琴くんの居場所の反応がない。
一体どういうことだ?
俺の心配は拭えないが、砂川は真琴くんと話せたことでホッとしているようだ。とりあえず、今はそれでいいか。後でコンシェルジュの坂井くんに話をしておこう。
とりあえず二週間後の東京行きの話はできてホッとしたのか砂川はさっきまでの青ざめた表情からは一変していたが、この後もどうなるかわからない。
今日は離れに泊めて何かあればすぐに対応できるようにしておこう。
そう思っていたのだが、その日の夜遅くに真琴くんに貸しているマンションのコンシェルジュの坂井くんから連絡が来た。
それは真琴くんが帰宅をしていないという報告だった。
これを伝えれば、砂川は今日は寝られないだろう。それだけでなく体調も崩してしまうだろう。
とりあえず朝まで様子をみて、それでもまだ帰ってこないなら砂川に伝えるとしよう。
その前に真琴くんが帰ってきたらいいのだが……。
そんな願いも虚しく、真琴くんが帰ってきたという報告はなかった。
仕方なく朝食を済ませてからその報告をすると、砂川は一気に表情を青ざめさせ、ただひたすらに真琴くんに電話とメッセージを繰り返した。
その日は一応会社に連れていったものの、仕事も手につかない異様な様子に名嘉村くんをはじめ、社員たち全員が砂川を心配していた。仕方なく、社長室に砂川を座らせていたのだが、ようやく午後を過ぎた頃、真琴くんと電話がつながった。
ー真琴?! もう、本当にどうしちゃったの? マンションに戻ってきてないって坂井さんから連絡きたから心配したんだよ!
ーごめん。昨日の電話で言うの忘れちゃってたんだ。あの、実は……その、お泊まりさせてもらってて……。
ーお泊まり? それって……お友達? じゃないんだよね?
砂川はスピーカーになっていることも気づかずに話し続けている。
だから、俺にも二人の会話が筒抜けだ。でも真琴くんが誰かの家に泊まり? 珍しいこともあるもんだ。
ーえっとぉ……こ、恋人……さん、の家。あの、足を怪我して無理しちゃいけないってお医者さんに言われて、それでお世話してくれるって……それで、その……お泊まり、することに……
ーちょっと待って……。真琴、怪我してるの? それも兄さん、聞いてないよね?
ーえっ? あっ、あの……ごめんなさい。心配かけると思って……。それで……。
真琴くんの言葉に砂川が大きなため息をつくが、俺も心の中で大きなため息をついていた。
本当に真琴くんは……何も言わない方が帰って心配させることを学んだ方がいい。
過保護な兄がいるなら尚更だ。
でも、真琴くんに恋人か……。きっと真琴くんのことだから運命の相手を見つけたんだろうが、まさか砂川より早く出会うとはな。一度平良のおばあちゃんにみてもらった方が安心かもしれないな。
砂川は真琴くんから恋人のお話を聞いて驚きはしていたが、反対する様子は見えない。
あれだけ仲がいいのだからてっきり反対すると思ったが……。
こういう兄弟の感情はやはり俺にはわからないな。
それにしても真琴くん次第で、砂川の様子がこんなにも変わるとは……かなり想定外だった。
これからはしっかりと対策をしておかないといけないな。
まずはGPSの確認か。
どうして反応しなかったのかチェックしておかないとな。
だが、どれだけ確認をしても真琴くんのGPSが反応することはなかった。
それが恋人から出されていた妨害電波だということにはその時の俺は気づいていなかった。
ちなみに、航とはまだ出会ってもないので、今回は航は出てきません。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side祐悟>
「砂川、来月の石垣出張の前に東京に行って欲しいから、スケジュール変更しておいてくれ」
「それはまた急ですね。えっと、それだと……二週間後なら行けます」
「わかった。二週間後だな。宿泊はいつものように真琴くんのところでいいのか?」
「はい。もちろんです。東京に行った時くらいは真琴とのんびりと過ごしたいですから」
相変わらず兄弟仲がいいな。俺は兄弟はいないからわからないが、蓮見のところは砂川兄弟くらい年齢は離れているが、そんなにしょっちゅうあっていた感じはなかったけどな。
蓮見も蓮見の兄貴もお互いに一人暮らしをしていて、特に連絡を取り合っている様子も見えなかったが、別に仲が悪いといいう話をしていなかったから普通なんだろう。きっと砂川のところがずば抜けて仲がいいだけなんだろうな。
まぁ、あの真琴くんなら過保護に構いたくなる気持ちはわかる。真琴くんが東京の大学に行くと決めた時も、砂川は桜守を推していたが、真琴くんが国立に行きたいと言ったから最後には折れてやっていた。それでも真琴くんを一人で東京にやるのを心配していたから、俺が持っている中でもかなりセキュリティのいいマンションを貸したんだ。
あそこなら真琴くんに危険がないように常に俺に連絡が入ってくるし、大学までの距離も近い。それに何より、俺の持っているマンションなら安心だと宮古島に住んでいるおばあさんとお母さんの許可も得られたことで真琴くんの東京行きが叶ったんだ。
真琴くんの様子を見に行きたがる砂川のために、東京出張を月に一度は必ず作らせて、真琴くんと過ごす時間を作らせてあげたことで、砂川は西表での仕事をさらに頑張るようになってくれたし、万々歳だ。
そして、今回は少し前回出張より期間が空いたから少し早めに東京に行かせようとスケジュールを変更させた。
砂川は俺の都合だと思っているが、それで砂川が早く真琴くんに会いに行けるならそれでいい。
砂川は表情にこそ表さないが、俺には目だけで砂川が喜んでいるのがわかる。
スケジュール調整を終えて、嬉しそうに真琴くんに電話をかけていた。
けれど、それから何度砂川が電話をかけてもメッセージを送っても真琴くんからの応答がない。
「社長……真琴が……真琴が……」
「大丈夫だ。落ち着け。きっと話をしていたあの田淵くんと出かけていて砂川の連絡に気づかないだけだ」
「でも今まで私からの連絡に気づかなかったことなんて一度もないんですよ! もしかして真琴に何かあったんじゃ……っ」
「真琴くんも大学生なんだから少しくらい遊びに行くこともあるだろう。もう少し待ってみろ」
砂川にはそう言いつつも、俺も心配で仕方がなかった。
砂川には内緒で真琴くんのスマホにつけているGPSを確認してみたが妨害電波が入っているようで居場所が確認できない。
一体どういうことだ? 真琴くんはどこに行ってしまったんだ?
結局真琴くんのGPSが作動しないまま、就業時間が終わり、こんな状態の砂川を一人にして置けなくて、俺は自宅に砂川を連れ帰った。何かあった時にすぐに対処できるようにするためだ。
自宅に連れていっても砂川はスマホを手に持ったままソファーから動こうとしない。
さて、どうしたものかと思っていると、突然、
「社長! 真琴のスマホの電源が入りました!!」
とその場に立ち大声で叫んだと思ったら、
ーもしもし? 真琴? 大丈夫なのか?
という砂川の声の後で、スピーカーから、
―兄さん! ごめん。ちょっといろいろあって。電源入れるの忘れてただけなんだ。
と真琴くんの元気そうな声が聞こえてホッとする。
だが、電源を入れるのを忘れてた?
いや、それでも俺が開発したGPSなら居場所が特定できるはずだ。
しかも電源が入った今も、真琴くんの居場所の反応がない。
一体どういうことだ?
俺の心配は拭えないが、砂川は真琴くんと話せたことでホッとしているようだ。とりあえず、今はそれでいいか。後でコンシェルジュの坂井くんに話をしておこう。
とりあえず二週間後の東京行きの話はできてホッとしたのか砂川はさっきまでの青ざめた表情からは一変していたが、この後もどうなるかわからない。
今日は離れに泊めて何かあればすぐに対応できるようにしておこう。
そう思っていたのだが、その日の夜遅くに真琴くんに貸しているマンションのコンシェルジュの坂井くんから連絡が来た。
それは真琴くんが帰宅をしていないという報告だった。
これを伝えれば、砂川は今日は寝られないだろう。それだけでなく体調も崩してしまうだろう。
とりあえず朝まで様子をみて、それでもまだ帰ってこないなら砂川に伝えるとしよう。
その前に真琴くんが帰ってきたらいいのだが……。
そんな願いも虚しく、真琴くんが帰ってきたという報告はなかった。
仕方なく朝食を済ませてからその報告をすると、砂川は一気に表情を青ざめさせ、ただひたすらに真琴くんに電話とメッセージを繰り返した。
その日は一応会社に連れていったものの、仕事も手につかない異様な様子に名嘉村くんをはじめ、社員たち全員が砂川を心配していた。仕方なく、社長室に砂川を座らせていたのだが、ようやく午後を過ぎた頃、真琴くんと電話がつながった。
ー真琴?! もう、本当にどうしちゃったの? マンションに戻ってきてないって坂井さんから連絡きたから心配したんだよ!
ーごめん。昨日の電話で言うの忘れちゃってたんだ。あの、実は……その、お泊まりさせてもらってて……。
ーお泊まり? それって……お友達? じゃないんだよね?
砂川はスピーカーになっていることも気づかずに話し続けている。
だから、俺にも二人の会話が筒抜けだ。でも真琴くんが誰かの家に泊まり? 珍しいこともあるもんだ。
ーえっとぉ……こ、恋人……さん、の家。あの、足を怪我して無理しちゃいけないってお医者さんに言われて、それでお世話してくれるって……それで、その……お泊まり、することに……
ーちょっと待って……。真琴、怪我してるの? それも兄さん、聞いてないよね?
ーえっ? あっ、あの……ごめんなさい。心配かけると思って……。それで……。
真琴くんの言葉に砂川が大きなため息をつくが、俺も心の中で大きなため息をついていた。
本当に真琴くんは……何も言わない方が帰って心配させることを学んだ方がいい。
過保護な兄がいるなら尚更だ。
でも、真琴くんに恋人か……。きっと真琴くんのことだから運命の相手を見つけたんだろうが、まさか砂川より早く出会うとはな。一度平良のおばあちゃんにみてもらった方が安心かもしれないな。
砂川は真琴くんから恋人のお話を聞いて驚きはしていたが、反対する様子は見えない。
あれだけ仲がいいのだからてっきり反対すると思ったが……。
こういう兄弟の感情はやはり俺にはわからないな。
それにしても真琴くん次第で、砂川の様子がこんなにも変わるとは……かなり想定外だった。
これからはしっかりと対策をしておかないといけないな。
まずはGPSの確認か。
どうして反応しなかったのかチェックしておかないとな。
だが、どれだけ確認をしても真琴くんのGPSが反応することはなかった。
それが恋人から出されていた妨害電波だということにはその時の俺は気づいていなかった。
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