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大好きな人だから
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だから僕はずっと誰にも言えずにいた秘密を打ち明けることにした。
親と一緒にお風呂に入った記憶はほとんどない。小学校に入ってからは一度もない。だから父親の身体がどうだったかも覚えてなかったから自分の身体がおかしいと思うことはなかった。
小学校の修学旅行で大浴場に入った時、股間に毛が生えているクラスメイトを見て、身体が大人になったら生えるってことを知った。でもその時は僕以外にも生えていない子はいっぱいいて、むしろ生えている方が珍しいくらいでなんとも思わなかった。
中学の修学旅行は直前で熱を出していけなかった。高校は希望制だったから、修学旅行にはいかずに家で勉強していた。だから、小学校の修学旅行以来、他の人の裸を見ずに過ごしてきた。
でも、中学の保健の授業で成長したら股間だけでなく髭や脇、手足にも毛が生えるって習ったのに、大学になってからも全く生える気配がなくて流石に心配になった。大人になったら生えるって聞いてたから、まだ大人になってないからだと自分に言い聞かせていたけど、二十歳を超えても生えないからこういう身体なんだと諦めた。
幸い、誰かに見られるわけでもない。毛がないことで日常生活に支障があるわけでもない。ならいいかと思ってた。
でもこうして慎一さんに身体を見せることになって、おかしいと思われるのが怖かった。
ドキドキしたけど、優しい慎一さんならこれが病気なのか、それとも放っておいていいのか教えてくれると思った。
その機会が来て怖かったけどやっぱり慎一さんは優しかった。僕の不安を取り除きたいって言ってくれた。
治療が必要なら教えて欲しい。そう言って、僕は悩み始めてから初めて人前で股間を晒した。
今まで一度も生えたことがないツルツルの股間。
おちんちん自体は小学生の時よりは大きくなっている気がするけど、それも正常なのかはわからない。
慎一さんは僕のツルツルの股間を見つめたまま動かない。
今までずっと放置していたけれど、やっぱりこれは病気だったのかもしれない。
「いつか僕にも生えるのかなって、思ってたんですけど……あの……やっぱり、治療が必要ですか?」
怖い……でも、自分の身体のことだ。聞いておかないといけない。
震えながら尋ねると慎一さんは僕を見て治療は必要ないとはっきりと言ってくれた。
十年くらいずっと悩んでいたからはっきりと言われて驚いてしまう。
「体質的に体毛が薄い人や生えない人は一定数いるものだよ。伊月くんの場合は、髭も生えてないみたいだし、腕も足もツルツルだし全体的に体毛が薄い体質なんだと思うよ」
体質……。
そういえば、父さんの股間に生えているかはわからないけど、髭はあまり生えないと言っていた気がする。
だから髭剃りもそんなに必要ないんだと言っていた。
そのことを慎一さんに伝えると、
「やっぱり遺伝的なものが強いんだろうな。俺は獣医だから人を診察することはできないけど、見た感じ、特に治療は必要ないと思うよ。ここはちゃんと成長しているしね」
と言いながら、僕のおちんちんに慎一さんの指が触れた。
「ひゃあっ!!」
慎一さんの指が触れた瞬間、身体中に電流が走ったような刺激を感じて身体が震えてしまった。
「ほら、反応もしているし問題はなさそうだね」
慎一さんは僕の反応に驚くどころか、むしろ嬉しそうに笑っていた。
見ると、僕のおちんちんが少し首を擡げている。
うそ……っ、触れただけなのに? どうしてこんなに?
自分の身体の変化に驚いていると
「どうかした?」
と尋ねられる。
正直に自分の変化に驚いたことを伝えたけれどそれでも慎一さんはわかっていないようだった。
だから僕はこれまでの自分がしていたことを慎一さんに伝えた。
「保健の教科書でその、マスター、ベーションは男なら普通にすることで、しないと寝ている時に勝手に出ることがあるって書かれてて、クラスメイトが寝てる間に下着が汚れてたから、自分で出しておかないとって言ってて、汚れた下着を母さんに見られたくなくて……それで、月に一度か二度くらい、自分で一生懸命擦ったりして出してたんですけど、反応するまでに時間がかかって疲れてしまって……大学に入ってからは毎日の生活でそれどころじゃなくなって……それでも下着が汚れるようなことはなかったので、気にしてなかったんですけど……今、慎一さんに触れられただけでこんなに反応してびっくりしちゃって……」
学生時代は母さんに見られたくない一心だった。痛くても疲れてもとりあえず出しておけばホッとした。
大学に入ってからは日々の疲れで、それすらもやらなくなったけれど一人暮らしになったから気にしなくても良くなった。
自分ですることも無くなったし、勝手に汚れることもなかったし、この三年はほとんどしていない。
それなのに、少し慎一さんの指が触れただけでこんなにも反応するなんて信じられなかった。
その話をすると、慎一さんは嬉しそうに笑っていた。どうしてそんなに嬉しそうなのか気になって尋ねると、
「伊月くんが反応してくれたことだよ。それはね、本当に好きな相手がいないと反応しないんだよ」
と教えてくれた。
好きな人に触れられたり、好きな人を思い浮かべたらすぐに反応するものなのだそうだ。
僕はこれまで何も考えたことはなかった。ただ母さんに知られたくない一心だったから。
でも慎一さんが相手だとこんなにもすぐに身体が反応するんだ。本当に僕……慎一さんが大好きなんだな。
親と一緒にお風呂に入った記憶はほとんどない。小学校に入ってからは一度もない。だから父親の身体がどうだったかも覚えてなかったから自分の身体がおかしいと思うことはなかった。
小学校の修学旅行で大浴場に入った時、股間に毛が生えているクラスメイトを見て、身体が大人になったら生えるってことを知った。でもその時は僕以外にも生えていない子はいっぱいいて、むしろ生えている方が珍しいくらいでなんとも思わなかった。
中学の修学旅行は直前で熱を出していけなかった。高校は希望制だったから、修学旅行にはいかずに家で勉強していた。だから、小学校の修学旅行以来、他の人の裸を見ずに過ごしてきた。
でも、中学の保健の授業で成長したら股間だけでなく髭や脇、手足にも毛が生えるって習ったのに、大学になってからも全く生える気配がなくて流石に心配になった。大人になったら生えるって聞いてたから、まだ大人になってないからだと自分に言い聞かせていたけど、二十歳を超えても生えないからこういう身体なんだと諦めた。
幸い、誰かに見られるわけでもない。毛がないことで日常生活に支障があるわけでもない。ならいいかと思ってた。
でもこうして慎一さんに身体を見せることになって、おかしいと思われるのが怖かった。
ドキドキしたけど、優しい慎一さんならこれが病気なのか、それとも放っておいていいのか教えてくれると思った。
その機会が来て怖かったけどやっぱり慎一さんは優しかった。僕の不安を取り除きたいって言ってくれた。
治療が必要なら教えて欲しい。そう言って、僕は悩み始めてから初めて人前で股間を晒した。
今まで一度も生えたことがないツルツルの股間。
おちんちん自体は小学生の時よりは大きくなっている気がするけど、それも正常なのかはわからない。
慎一さんは僕のツルツルの股間を見つめたまま動かない。
今までずっと放置していたけれど、やっぱりこれは病気だったのかもしれない。
「いつか僕にも生えるのかなって、思ってたんですけど……あの……やっぱり、治療が必要ですか?」
怖い……でも、自分の身体のことだ。聞いておかないといけない。
震えながら尋ねると慎一さんは僕を見て治療は必要ないとはっきりと言ってくれた。
十年くらいずっと悩んでいたからはっきりと言われて驚いてしまう。
「体質的に体毛が薄い人や生えない人は一定数いるものだよ。伊月くんの場合は、髭も生えてないみたいだし、腕も足もツルツルだし全体的に体毛が薄い体質なんだと思うよ」
体質……。
そういえば、父さんの股間に生えているかはわからないけど、髭はあまり生えないと言っていた気がする。
だから髭剃りもそんなに必要ないんだと言っていた。
そのことを慎一さんに伝えると、
「やっぱり遺伝的なものが強いんだろうな。俺は獣医だから人を診察することはできないけど、見た感じ、特に治療は必要ないと思うよ。ここはちゃんと成長しているしね」
と言いながら、僕のおちんちんに慎一さんの指が触れた。
「ひゃあっ!!」
慎一さんの指が触れた瞬間、身体中に電流が走ったような刺激を感じて身体が震えてしまった。
「ほら、反応もしているし問題はなさそうだね」
慎一さんは僕の反応に驚くどころか、むしろ嬉しそうに笑っていた。
見ると、僕のおちんちんが少し首を擡げている。
うそ……っ、触れただけなのに? どうしてこんなに?
自分の身体の変化に驚いていると
「どうかした?」
と尋ねられる。
正直に自分の変化に驚いたことを伝えたけれどそれでも慎一さんはわかっていないようだった。
だから僕はこれまでの自分がしていたことを慎一さんに伝えた。
「保健の教科書でその、マスター、ベーションは男なら普通にすることで、しないと寝ている時に勝手に出ることがあるって書かれてて、クラスメイトが寝てる間に下着が汚れてたから、自分で出しておかないとって言ってて、汚れた下着を母さんに見られたくなくて……それで、月に一度か二度くらい、自分で一生懸命擦ったりして出してたんですけど、反応するまでに時間がかかって疲れてしまって……大学に入ってからは毎日の生活でそれどころじゃなくなって……それでも下着が汚れるようなことはなかったので、気にしてなかったんですけど……今、慎一さんに触れられただけでこんなに反応してびっくりしちゃって……」
学生時代は母さんに見られたくない一心だった。痛くても疲れてもとりあえず出しておけばホッとした。
大学に入ってからは日々の疲れで、それすらもやらなくなったけれど一人暮らしになったから気にしなくても良くなった。
自分ですることも無くなったし、勝手に汚れることもなかったし、この三年はほとんどしていない。
それなのに、少し慎一さんの指が触れただけでこんなにも反応するなんて信じられなかった。
その話をすると、慎一さんは嬉しそうに笑っていた。どうしてそんなに嬉しそうなのか気になって尋ねると、
「伊月くんが反応してくれたことだよ。それはね、本当に好きな相手がいないと反応しないんだよ」
と教えてくれた。
好きな人に触れられたり、好きな人を思い浮かべたらすぐに反応するものなのだそうだ。
僕はこれまで何も考えたことはなかった。ただ母さんに知られたくない一心だったから。
でも慎一さんが相手だとこんなにもすぐに身体が反応するんだ。本当に僕……慎一さんが大好きなんだな。
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