ロイヤルウェディング 〜忘れられない恋をもう一度

波木真帆

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忘れられなくて※

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まずはキスから。
甘く柔らかな唇を喰んでからゆっくりと唇を滑らせて、首筋に顔を埋める。
トモヤの濃い匂いに一気に興奮が増してくる。

どうしてもトモヤに所有の証をつけたくてチュッと吸い付くと、身体がピクッと震えた。

『痛かった?』

『ううん、平気。あの時も、いっぱいつけてくれたよね?』

『ああ。私のものだとつけずにいられなかった』

だからこそ、失ってしまったことがとてつもなく辛かったんだ。

『アーチー、今日はあの時よりもいっぱいつけて……あの時、消えていくのを見るのがすごく辛かった……』

『そうか、ごめん。でもこれからは消えることはないよ。毎日私の思いの全てを身体中に散らすと約束する』

『うん、約束……』

もう一度唇にキスをして、首筋から鎖骨、そこから可愛い胸の赤い実に下りていく。
私に触れられるのを期待しているように、赤い実がぷっくりと膨らんでいるのが見える。

「ひゃあっ!」

我慢できずにパクリと咥えた瞬間、トモヤの甘い声と共に身体がビクッと震えた。

その反応が可愛くてたまらない。
すかさずもう片方の赤い実を指で摘んだ。

「ああっん!!」

よほど気持ちがいいのだろう。あの時以上に感じているように見える。
胸をのけ反らせ身体をピクピクと震わせる姿が可愛くてたまらない。

舌でたっぷりと味わいながら、舌先で赤い実を転がし、チュッと吸い付いて離してやると、トモヤは快感に震えていた。

『ここを味わったのは、私だけだろう?』

こんな可愛い姿を誰にも見られずにいてほしいと願いを込めて耳元で囁くと、トモヤは大きく頷いた。

『当たり前……今までも、これからもアーチーだけ……っ』

『ああ、トモヤっ!』

自分の望んだ通りの言葉が返ってきて、喜びしかない。

あまりにも嬉しくてもう一度赤い実を咥えると、トモヤが足を擦り合わせているのを感じた。
そっと視線を下に向ければ、トモヤの可愛い果実がふるふると震えながら首を擡げているのが見える。

その先端がきらりと光っている。
もう蜜を溢れさせるほど感じてくれているのだと思うとたまらなく嬉しい。

赤い実を摘んでいた指を離し、そっと可愛い果実に触れると

「ひゃあぁっ!!」

可愛い声をあげて身体を震わせた。

『もう限界に近いな。先に一度イかせようか?』

『いやっ、最初はアーチーと、一緒がいいっ』

快感に震えながらもそんな可愛いことを言ってくれる。
トモヤが自分の思いを伝えてくれるのが嬉しくて、私は耳元で囁いた。

『可愛いトモヤ。それじゃあ一緒に気持ちよくなろう』

何かトモヤの可愛い蕾をほぐすものはないかと辺りを見回すと、ベッド横の棚にボトルが置かれているのが見える。

それを取って手のひらに中身を出してみれば、ぬるぬるとした粘液。
これはローションに間違いない。
それをたっぷりと手のひらにまとわせて、トモヤの可愛い尻の割れ目に指を滑らせた。

『ああっ、あーちーっ』

『大丈夫、トモヤを傷つけたりはしないよ。優しくすると約束する』

安心させるように声をかけながら、指をプツリとさし込んだ。

『んっ?』

思ったより柔らかい蕾に声が出てしまった。

『トモヤ、まさか……』

私の声にトモヤはさっと顔を赤くする。

『だって……ずっとアーチーに触れられた感触が、忘れられなくて…‥それで……おっきなディルドで……』

『――っ!!』

トモヤが私を思いながらディルドで慰めていた……そんなことを聞かされて私の理性は飛んでしまった。

『トモヤを寂しがらせていたのだな。大丈夫、今日からはディルドなんて必要ないよ』

指で中をかき混ぜると、中は私の指の感触を覚えてくれていたかのようにあっという間にとろとろにとろけた。
これは絶対にディルドのせいじゃない。トモヤが私を望んでくれている証拠だ。

『ディルドでは届かないところまで擦って気持ちよくさせてあげるからな』

私の言葉に恍惚とした表情で、トモヤは嬉しそうに頷いた。
その表情を見ながら、私はたっぷりとローションを纏わせた愚息をトモヤの蕾にググッと押し当てた。
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