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俺の可愛いつがい 10
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楽しすぎて長くなってます。
15話くらいで終わるかなー?
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side寛人>
空良を自宅に迎える準備が整ったという父からの連絡に俺はすぐに空良に食べてもらう食事を作った。
これからは昼食になるが、今日だけは夕食に限りなく近い時間だ。
それでも空良の身体のことを考えると固形物はまだ難しいだろう。
早く空良が食べたいものを食べたいだけ食べられる日が来ればいい。
何にしようか考えて、野菜をたっぷり入れたポタージュスープを作ることにした。
これなら栄養も取れて食べやすい。
同じものを俺も食べられるし、気持ちだけでも空良と一緒にいる気持ちを味わえる。
カボチャを少し多めに入れたから甘くて食べやすくなっているだろう。
それをスープジャーに入れて完成だ。
これならいつまでも温かい状態で食べてもらえる。
スープジャーと一緒に俺からの手紙も入れておく。
考えてみればこうして誰かに手紙を送るなんて今まで一度もなかったな。
なんて書こうか緊張したのも初めてだ。
結局当たり障りのない手紙になってしまったが、空良はそれにどんな反応をしてくれるだろう?
緊張に胸を震わせながら実家に向かう。
つい先ごろ空良がうちの客間に入ったらしい。
客間と言っても母が昔から俺のつがいのためにと準備していた部屋だから、実質空良の部屋と言っていい。
あの部屋をのぞいたことがあるが、レースのカーテンやぬいぐるみなど俺の部屋には絶対にありえない部屋のコーディネートだった。
あれが似合うつがいが来るんだろうかと心配になったものだが、ぼんやりと覚えている空良の姿はあの部屋によく似合うだろうと思えた。
ただ、母が用意していたあの天蓋付きのベッドだけは、今は他の部屋に移動されていることだろう。
今は綾城が開発した医療介助用ベッドが搬入されているはずだ。
それでも最高級の寝心地を追求したと言っていたから、空良の眠りを阻害することはないと断言できる。
「寛人、いらっしゃい」
「空良は?」
いつものように笑顔で迎えられるが気になるのは空良のことだけだ。
「もうすぐ目を覚ますと思うわ」
自宅に連れ帰る際に振動で痛みを感じないように眠り薬を飲ませると聞いていた。
まだ薬の効き目が効いているのだろう。
「これ、目を覚ましたら食べさせてやってくれ。スープを作ってきたから」
「寛人の手料理ね。空良くん、喜ぶわよ。食べ終わったらこれをとりに来る?」
「もちろん。連絡してくれ」
二階に俺のつがいがいると思ったらすぐにでも乗り込んでいきたいところだが、それを必死に抑えて実家を出た。
そろそろ目を覚まして俺のスープを食べただろうか?
あの手紙をもう読んだだろうか?
その反応が気になって仕方がない。
本当は俺との会話専用のスマホを買い与えたかった。
だが、今の空良には負担がかかりすぎる。
それにスマホでのメッセージより、直筆の手紙の方が俺の匂いも伝えられる。
新しいスマホを渡すのは、無事につがいになってからでいい。
一度自宅に戻ったが、連絡が来るまではどうにも落ち着かない。
するとあれから二時間ほど経ってようやく連絡が来て慌てて実家に向かった。
玄関先で母から俺が渡した紙袋を渡される。
「後でご褒美を送るから楽しみに待っててね。それじゃあ空良くんが待ってるから」
それだけ告げると扉を閉められた。
滞在時間と言えるのか、わからないがたった数分で実家を後にし、駐車場に向かった。
その場で確認したい気持ちをなんとか抑えて自宅に戻ってから紙袋の中身を取り出した。
ふわりと漂う甘い匂いは空良の匂いだろう。
スープジャーは軽くなっているから完食してくれたようだ。
つがいの食べた後を母が洗ったりしないはずだからな。
使い終わった後のスプーンにそそられる。
舐めたら引かれるだろうか?
でも……と葛藤している時に、紙袋の中に手紙が入っているのを見つけた。
俺の入れた紙とは違うからこれは確実に空良からのものだ。
ドキドキしながら手紙を開くと可愛らしくも綺麗な文字が並んでいた。
<寛人さん。空良です。おいしいスープありがとうございます。こんなにおいしいスープは生まれて初めて食べました。早く寛人さんに会って直接お礼が言いたいです。僕の好きな食べ物はプリンです。でも寛人さんが作ってくれたものならなんでも食べたいです。空良>
一生懸命考えて書いてくれたんだろう。
俺の作った料理に、そして俺の手紙に真摯に返事をしようという空良の優しい気持ちが伝わってくる。
「空良……ぼんやりじゃなく、空良の顔が見たいな……」
愛しいつがいからの手紙に思わず心の声が漏れたその時、俺のスマホが通知を知らせた。
胸ポケットからスマホを取り出すと差出人は母親。
そういえばご褒美がどうのこうの言っていたか。
慌てて画面を開くと
<可愛いつがいちゃんよ>
というメッセージと共に動画が送られてきていた。
まさか……。
ドキドキしながら動画を開くと、一番最初に可愛らしい笑顔が出てきた。
「くっ!!」
その笑顔だけで興奮する。
ーウサギちゃん、見て! 寛人さんが作ってくれたスープだよ。
ぬいぐるみに話しかけている。なんて可愛いんだろう!!
ー美味しそうな匂いがするね。僕、食べてみるね。
スープを掬い取ったスプーンが空良の口の中に入っていく。
ーんー!! すっごく美味しい! こんなの初めて!!
ー食べ終わっちゃうの、もったいないな。でも美味しいから止まらない。
ーウサギちゃん、寛人さんって料理上手だね。僕も何か作れるようになったほうがいいかなー?
空良は何もできなくていい。俺が空良の好きなものをなんでも作ってやる。
ーあー、食べ終わっちゃった。こんなに満足したの、いつぶりだろう。
ーあ、そうだ! 僕もお手紙書きたい!
空良は枕元のボタンで母を呼び、便箋とペンをもらっていた。
次に食事を持って行くときは手紙セットをいくつか持っていこうか。それでやり取りするのも楽しいだろう。
字を書いている時の真剣な表情にどきっとする。
あんな表情しながら書いてくれていたのか……。
ー早く寛人さんに会いたいなー。
空良がそう呟いたところで動画は終わっていた。
これがご褒美、か。
こんなのご褒美通り越してお宝だろう。
こんな映像を見せられて我慢できずに、俺は空良の使ったスプーンを口に入れてしまっていた。
これは空良には絶対にバレないようにしようと固く心に誓った。
15話くらいで終わるかなー?
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<side寛人>
空良を自宅に迎える準備が整ったという父からの連絡に俺はすぐに空良に食べてもらう食事を作った。
これからは昼食になるが、今日だけは夕食に限りなく近い時間だ。
それでも空良の身体のことを考えると固形物はまだ難しいだろう。
早く空良が食べたいものを食べたいだけ食べられる日が来ればいい。
何にしようか考えて、野菜をたっぷり入れたポタージュスープを作ることにした。
これなら栄養も取れて食べやすい。
同じものを俺も食べられるし、気持ちだけでも空良と一緒にいる気持ちを味わえる。
カボチャを少し多めに入れたから甘くて食べやすくなっているだろう。
それをスープジャーに入れて完成だ。
これならいつまでも温かい状態で食べてもらえる。
スープジャーと一緒に俺からの手紙も入れておく。
考えてみればこうして誰かに手紙を送るなんて今まで一度もなかったな。
なんて書こうか緊張したのも初めてだ。
結局当たり障りのない手紙になってしまったが、空良はそれにどんな反応をしてくれるだろう?
緊張に胸を震わせながら実家に向かう。
つい先ごろ空良がうちの客間に入ったらしい。
客間と言っても母が昔から俺のつがいのためにと準備していた部屋だから、実質空良の部屋と言っていい。
あの部屋をのぞいたことがあるが、レースのカーテンやぬいぐるみなど俺の部屋には絶対にありえない部屋のコーディネートだった。
あれが似合うつがいが来るんだろうかと心配になったものだが、ぼんやりと覚えている空良の姿はあの部屋によく似合うだろうと思えた。
ただ、母が用意していたあの天蓋付きのベッドだけは、今は他の部屋に移動されていることだろう。
今は綾城が開発した医療介助用ベッドが搬入されているはずだ。
それでも最高級の寝心地を追求したと言っていたから、空良の眠りを阻害することはないと断言できる。
「寛人、いらっしゃい」
「空良は?」
いつものように笑顔で迎えられるが気になるのは空良のことだけだ。
「もうすぐ目を覚ますと思うわ」
自宅に連れ帰る際に振動で痛みを感じないように眠り薬を飲ませると聞いていた。
まだ薬の効き目が効いているのだろう。
「これ、目を覚ましたら食べさせてやってくれ。スープを作ってきたから」
「寛人の手料理ね。空良くん、喜ぶわよ。食べ終わったらこれをとりに来る?」
「もちろん。連絡してくれ」
二階に俺のつがいがいると思ったらすぐにでも乗り込んでいきたいところだが、それを必死に抑えて実家を出た。
そろそろ目を覚まして俺のスープを食べただろうか?
あの手紙をもう読んだだろうか?
その反応が気になって仕方がない。
本当は俺との会話専用のスマホを買い与えたかった。
だが、今の空良には負担がかかりすぎる。
それにスマホでのメッセージより、直筆の手紙の方が俺の匂いも伝えられる。
新しいスマホを渡すのは、無事につがいになってからでいい。
一度自宅に戻ったが、連絡が来るまではどうにも落ち着かない。
するとあれから二時間ほど経ってようやく連絡が来て慌てて実家に向かった。
玄関先で母から俺が渡した紙袋を渡される。
「後でご褒美を送るから楽しみに待っててね。それじゃあ空良くんが待ってるから」
それだけ告げると扉を閉められた。
滞在時間と言えるのか、わからないがたった数分で実家を後にし、駐車場に向かった。
その場で確認したい気持ちをなんとか抑えて自宅に戻ってから紙袋の中身を取り出した。
ふわりと漂う甘い匂いは空良の匂いだろう。
スープジャーは軽くなっているから完食してくれたようだ。
つがいの食べた後を母が洗ったりしないはずだからな。
使い終わった後のスプーンにそそられる。
舐めたら引かれるだろうか?
でも……と葛藤している時に、紙袋の中に手紙が入っているのを見つけた。
俺の入れた紙とは違うからこれは確実に空良からのものだ。
ドキドキしながら手紙を開くと可愛らしくも綺麗な文字が並んでいた。
<寛人さん。空良です。おいしいスープありがとうございます。こんなにおいしいスープは生まれて初めて食べました。早く寛人さんに会って直接お礼が言いたいです。僕の好きな食べ物はプリンです。でも寛人さんが作ってくれたものならなんでも食べたいです。空良>
一生懸命考えて書いてくれたんだろう。
俺の作った料理に、そして俺の手紙に真摯に返事をしようという空良の優しい気持ちが伝わってくる。
「空良……ぼんやりじゃなく、空良の顔が見たいな……」
愛しいつがいからの手紙に思わず心の声が漏れたその時、俺のスマホが通知を知らせた。
胸ポケットからスマホを取り出すと差出人は母親。
そういえばご褒美がどうのこうの言っていたか。
慌てて画面を開くと
<可愛いつがいちゃんよ>
というメッセージと共に動画が送られてきていた。
まさか……。
ドキドキしながら動画を開くと、一番最初に可愛らしい笑顔が出てきた。
「くっ!!」
その笑顔だけで興奮する。
ーウサギちゃん、見て! 寛人さんが作ってくれたスープだよ。
ぬいぐるみに話しかけている。なんて可愛いんだろう!!
ー美味しそうな匂いがするね。僕、食べてみるね。
スープを掬い取ったスプーンが空良の口の中に入っていく。
ーんー!! すっごく美味しい! こんなの初めて!!
ー食べ終わっちゃうの、もったいないな。でも美味しいから止まらない。
ーウサギちゃん、寛人さんって料理上手だね。僕も何か作れるようになったほうがいいかなー?
空良は何もできなくていい。俺が空良の好きなものをなんでも作ってやる。
ーあー、食べ終わっちゃった。こんなに満足したの、いつぶりだろう。
ーあ、そうだ! 僕もお手紙書きたい!
空良は枕元のボタンで母を呼び、便箋とペンをもらっていた。
次に食事を持って行くときは手紙セットをいくつか持っていこうか。それでやり取りするのも楽しいだろう。
字を書いている時の真剣な表情にどきっとする。
あんな表情しながら書いてくれていたのか……。
ー早く寛人さんに会いたいなー。
空良がそう呟いたところで動画は終わっていた。
これがご褒美、か。
こんなのご褒美通り越してお宝だろう。
こんな映像を見せられて我慢できずに、俺は空良の使ったスプーンを口に入れてしまっていた。
これは空良には絶対にバレないようにしようと固く心に誓った。
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