失恋相手に優しく抱かれちゃいました & 無自覚で鈍感な後輩に煽られまくっています

波木真帆

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<side響也>

瑛と繋がる※

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尻の刺激に耐えられなくなった瑛が咥えていた俺のを外してしまった。
若干拗ねた様子で上目遣いに『先輩』と呼ぶその姿にさらに興奮してデカくなる。

もう限界だな。

「瑛の可愛い尻が誘うように動いているんだから仕方がないだろう」

そう言って、すでにぐずぐずに力の抜けている瑛をベッドに押し倒した。

仰向けに足を抱えさせると、瑛は恥じらいながらも俺の指示に従った。
俺の眼前に可愛く勃ち上がったモノもひくひくと蠢く綺麗な後孔もバッチリ見えている。

ああ、絶景だな

そう心で呟いたはずが声に出てしまっているあたり、俺は相当舞い上がっているのかもしれない。

ベッド脇の棚を見れば、ローションやその他のものが全て揃っている。
さすが高級とはいえ、ラブホだな。
瑛との初めての夜にはやはり必要なものだからな。

手のひらの体温で軽く温めて、瑛の後孔をなぞりプツリと中に挿入いれると、瑛のなかはすぐにとろとろに解れていく。
さっきも思ったが、やけに指通りがいい。

瑛の表情を見れば、痛がるそぶりもない。
あっという間に俺の指を3本咥え込んだ瑛の後孔の感触に、俺はある可能性を感じた。

おそらく瑛はここに、俺の以外のモノを受け入れたことがあるのだろう。

この5年の間、瑛には恋人なんかいなかったはずなのに……。
俺はいつの間に見落としてたんだ?

大事なことを見落としてしまった自分の愚かさに後悔しつつも、過去のことは忘れるしかない。
俺が瑛の最後の男になればいい。

「俺ので全部忘れさせてやるよ」

瑛の後孔に過去最高にデカくなったモノを当てがい、俺の形をしっかりと覚えさせようと、瑛の中に一気に押し込んだ。

「ひゃぁぁ――っ!」

一気に瑛の最奥まで貫くと、瑛は大きな嬌声をあげながら可愛いモノから蜜を放った。

足のつま先までピクピクさせながら、茫然と一点を見つめる瑛に喜びが隠せない。
俺のデカいモノは瑛をところてんさせるほど快感を与えたらしい。

瑛を満足させられないような小さいモノを持った男なんか、俺の敵じゃない。
そうだろう、瑛?

「俺ので全部上書きしてやるよ」

俺の言葉に何故か目を丸くした瑛をギュッと抱きしめながら、腰を激しく動かした。

「ああっ、ああっ、ああっ、はげしぃ……っああっ……! もっと――っ、ああっ……きもちぃ……っ!」

快感にも身悶えたまま、瑛はびゅるっとまた蜜を放った。

ああ、何て可愛いんだろう……。

「くっ――俺も、出すぞっ!」

俺は瑛の気持ちいい場所を念入りに攻めながら、最奥に蜜を放った。
今までの人生で中に出したのは今回が初めてだ。

瑛……俺が責任をとる。
絶対に離したりしないから覚悟しとけよ。

俺の下で、はぁっ、はぁっと息を荒げる瑛に

「大丈夫か?」

と声をかけると、

「せんぱ、い……っ、す、きぃ……っ」

と囁くような声で愛の言葉を返された。

「おいっ、瑛! 今、何て……?」

もう一度はっきりと聞きたくて聞き返したけれど、瑛はそのまま眠ってしまった。

最初から無理させたからな。
また中にいたいとわがままを言う俺のを瑛の中から引き抜くと、後孔から俺の出した蜜がトロトロと零れ落ちていく。

「やべっ、これ、めちゃめちゃエロいな……」

瑛だから余計なんだろう。
ほんのり赤くなった後孔から俺のが流れ落ちるのを見ただけで、さっき出したばかりなのにもうムラムラしてくる。

そういえば、中に出したままだと腹を壊すって言うよな。
瑛が腹が痛くなるのは可哀想だ。
綺麗に洗っておくか。

俺は眠ったままの瑛を抱き上げ風呂場へと連れていった。

それにしてもこいつ、軽いな。
本当に可愛すぎる。

椅子に座った俺と向かい合わせになるように座り直させ、瑛を起こさないように優しく後孔に指を挿入いれた。
俺の蜜をかき出すたびにぐぷっ、ぐぷっと卑猥な音が風呂場に響く。

くそエロいな。

俺の指の間から、掻き出した白い蜜がとろりと溢れるのが鏡越しに見える。

「くっ――!」

もうだめだ!
俺のが痛いほど完全に勃ち上がってる。

俺は座ったまま、瑛の後孔に凶悪なまでに勃ち上がったものをあてがうと、瑛の後孔はするりと受け入れる。
そのまま立ち上がり、瑛を抱きしめたまま腰を動かすと、さっきよりも奥深くまで繋がって快感が増す。
あまりの気持ちよさに、また俺は瑛の中に蜜を放った。

俺……こんなに早漏じゃないはずなんだが……。
瑛はやはり特別なようだ。

またすぐに昂ってしまうかもしれないと思い、急いで瑛の中から引き抜くと、中から勢いよく蜜がこぼれ落ちた。

本当にエロいな、これ。

このままだと無限ループになりそうで今度は必死に気合を入れて中を綺麗に洗った。

さっきまでの寝室は俺たちの蜜で汚れたままだ。
こんなところに寝かせるわけにいかない。
俺はもう一つの寝室に瑛を寝かせ、裸の瑛を抱きしめたまま俺も眠った。

明日、瑛が目を覚まして驚く姿を見るのが楽しみだ。

瑛が俺の腕の中でモゾモゾと動く。
ああ、起きたのか。

そっと目を開けて、様子を伺っていると今の状況がうまく理解できていないようだ。

ずっと見ていたいが、瑛との時間を過ごしたくて、

「やっと起きたか?」

と声をかけると、瑛は混乱した様子で俺を見上げた。

昨日は酒もだいぶ飲んでいたからな。
だからと言って何もないことにすることは絶対にしないが。

「昨夜のこと、ゆっくり思い出してみろ」

そう声をかけると、瑛は一瞬考えた様子を見せたものの、すぐに真っ赤になって

「ああっ!!」

と大声をあげた。

どうやら全部思い出したようだな。
俺たちの初めての夜を忘れられずに済んでよかった。

昨夜、俺の与える刺激に気持ちよさそうに声をあげていた瑛。
本当に可愛かった。

そう言ってやると、瑛は

「あのっ、ごめんなさいっ! 僕……とんでもないお願いを……あの、昨日のことは忘れてください!」

と言ってきた。

忘れる?
忘れるわけないだろう!!!
俺がこの5年、この日が来るのをどれだけ待ち侘びていたか知らないだろう?

だが、瑛にとっては酒の上での勢いということか?

「酔った勢いで上司を誘ったのが、カレシにバレたくないって?」

嫌味ったらしくそう言ってやると、瑛は目を丸くして驚いていた。
俺にカレシがいることがバレて驚いているのか。

それでも俺は忘れる気なんてさらさらないからなと言い放った。

瑛は驚きながら、俺が結婚するんじゃないのかと尋ねてきた。
そういえば、昨夜も結婚がどうのこうの言ってたな。

そんなガセネタどこから聞いたんだ?

そう尋ねれば、瑛は何故か先週のH物産の娘に会ったことを知っていた。
誰だ?
瑛に余計な情報を与えたやつは?
後で調べてお仕置きをしてやらないとな。

そんなことより、今は瑛だ。

「うちの上層部に何度大切な人がいるから見合いはできないって伝えても一度だけ会ってくれってうるさいから、直接会って正式に断ってきたんだ。それだけだよ」

大切な人……それは瑛のことだ。
いいかげんこれでわかるだろう?

そう思ったのに、瑛は落ち込んだ表情を見せる。

はぁーーっ。
どこまで鈍感なんだ、こいつは。

まぁそこも可愛いんだけどな。

「俺はお前が入社してきてからずっとお前にアプローチしてきたつもりだ。お前が一生懸命仕事を頑張ってたから、お前のことも考えて告白する時機を狙ってたんだ。ようやくそろそろかと思って、告白しようとしたら『仕事辞めます』って言われた俺の気持ち、わかるか?」

必死に思いを伝えると、瑛は可愛い目をまんまるにして茫然としていた。

だが、先に聞いとかなければいけないことがある。

「それなのにお前は知らない間に他に男作ってたんだな」

瑛にカレシがいる。
もうそっちに返すつもりはないが、話は聞いておかないとな。

若干睨むように言ってやると、瑛は大急ぎで否定した。

だが、カレシがいないなら、どうしてあんなに後孔が解れてたんだ?
その説明がつかない。

すると、瑛は焦りながらとんでもないことを口にした。

「う、しろ……? あっ…ちが――っ、それは、自分で――」

自分で?
瑛が自分で?
あんなにするすると咥えられるほど自分で解してたっていうのか?

言い淀む瑛に全てを話せと促すと、真っ赤な顔で教えてくれた。

「あの、僕……僕も先輩が好きで……でも、受け入れてもらえるって思わなかったから、それで……あの、先輩のサイズのディ、ディルド買って……それ、で慰めてて……」

俺の、サイズのディルドで慰めてたって……やばい。
鼻血が出そうだ。

しかも

「あの、実物は、想像より数倍おっきくて気持ちよかった、です……」

何てさらに煽ってくる。

こいつはどれだけ俺を翻弄させるんだろう。

これだけ煽られたら興奮するのも当然だ。

「ちゃんと責任は取ってやる」

そう言って、昨夜のでまだ柔らかい後孔に俺はググッと突き入れた。
ああ、最高に気持ちがいい。
俺たちはやっぱり身体も心も相性バッチリだ。

お互いに何度か蜜を放ち、満足したままベッドに沈んだ。
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