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永遠に私のもの※ <ノーラン&エルド>
しおりを挟む<sideノーラン>
『やぁ――っ、そ、んなとこ……っ』
まさか私がここを咥えるとは思っていなかったのだろう。
身を捩って逃れようとしているが離すわけが無い。
腰をしっかりと掴み、私の舌でエルドの可愛い果実を包み込んでやれば
『ああっん、だめぇ……っ、おか、しくなりそう……っ』
と可愛い嬌声をあげる。
『いいよ、もっと感じてるところをみせて……っ』
『ああっ、ああっ、もぅ、だめぇ……っ、イくぅ……っ!!』
口を窄めて刺激を与え続けると、エルドはあっという間に絶頂に達し、私の口内に蜜を放った。
トプトプと可愛い果実の先端から蜜が溢れるのを一滴残らず吸い取って、エルドに見せつけるようにゴクリと飲み込んだ。
濃くねっとりとした味わいはエルドが一人でもやっていなかった証拠。
決して美味いものではないが、エルドのものなら甘い蜜に感じられるのだから不思議だ。
私が全て飲み干したことに驚いているようだが、ハッと我に返ったエルドは
『あの、私も……』
と嬉しい申し出をしてくれる。
だが、それは次回の楽しみにしておくとしよう。
今は、すぐにでもエルドの中に挿入りたい。
そして、エルドを私のものにしてしまいたいのだ。
『エルド……早く君を私のものにしたいんだ。いい?』
『ノーランの、好きにして……っ』
『ああっ! エルドっ!!』
なんて可愛いのだろう。
エルドが愛おしくてたまらない。
よくぞここまで誰にも触れられずに過ごしてくれたものだ。
これからはもう一生離さないぞ。
エルドを抱きしめ唇を奪い、そのままベッドに寝かせる。
服を脱いだ時にこっそりと枕の下に隠しておいた携帯用のローションを手に取って、エルドの足の間に入った。
『エルド、これが何かわかるか?』
小さく首を横に振るエルドに、破って中身を見せながら手のひらに乗せ、
『私たちが愛し合うために必要なものだから、安心して』
というと、エルドはホッとしたように笑顔を見せてくれた。
エルドが私を信頼してくれていることが嬉しい。
手のひらに広げて、エルドの可愛い果実を扱きながら後孔にそっと指を這わせると、
『ひゃぁんっ!』
エルドの可愛い声が聞こえた。
『優しくするから力を抜いていて』
『は、はい』
こんな場所を人に触れられるのは初めてなのだから不安で仕方がないだろう。
だが、それでも深呼吸をしながら力を抜いてくれる。
と同時に指を押し込むとプツリと挿入っていった。
温かな肉襞に指を包まれてとてつもなく気持ちがいい。
指だけでこんなに気持ちがいいんだ。
私のモノを挿入たらどうなるか。
想像するだけで興奮する。
指を奥まで押し込んで中をクチュクチュとかき混ぜれば、その度に甘い嬌声を聞かせてくれる。
『確か、この辺だと思うのだが……』
頭の中にあった知識を思い出して、指をクッと折り曲げると、
『ああっん!! そ、こっ! やぁ――っ!!』
ピクピクと身体を震わせる。
『エルドのいい場所を見つけたよ』
そこを重点的に擦ってやると、
『だめぇ……っ、おかしく、なるぅ……っ!』
と身を捩る。
もうエルドの限界も近そうだ。
いいかげん私もエルドの中に挿入りたい。
そっと指を抜き、快感にぐったりとしたエルドに見せつけるようにぬるぬるの手で自分の昂りを扱いて見せると、エルドが恍惚とした表情でそれを見る。
『優しくするから……』
安心させるようにそう言いながら、ぐずぐずに蕩けたエルドの後孔に熱い昂りをググッと押し込むと先端がするりと中に吸い込まれていった。
『ああっん!』
『くっ! なんて気持ちがいいんだ!』
『ノー、ラン………っ! あい、してる……っ!!』
『ああ、エルドっ!! もう、我慢できないっ!!』
エルドからの愛の言葉に優しくしようと思っていたのが限界を迎えて、奥まで一気に突き入れてしまった。
グチュン! と音をたてて嵌りこんだ瞬間、
『っああっ――!』
エルドが声をあげながら、身体をビクビクと震わせる。
『挿入ただけでイったのか。エルドが可愛すぎるな』
『ノー、ラン……っ』
『エルド、動くぞ!』
『ああっ、ああっ、ああっ、はげしぃ……っああっ……ああっ……きもちぃ……っ!』
優しくするなんて一体どの口が言っていたのか。
自分がこんなにも堪え性のない人間だったとは思いもしなかった。
エルドからの愛の言葉を聞いた瞬間、もう自分がわからなくなっていた。
エルドの腰を掴み、激しく腰を揺らし、私の下で喘ぎ続けるエルドをギュッと抱きしめた。
『あっ……、ああああっーーーっ!!!』
エルドはもう声を我慢することもなく、気持ちよさそうな声をあげながらピュルピュルと蜜を放った。
その時のエルドの表情がたまらなく可愛くて、私はその表情を見ながら私もエルドの中に欲望の蜜を放った。
ビュルビュルと大量の蜜が出ているのがわかる。
やはり本当に好きな相手とのセックスは身も心も充実させてくれるのだろう。
一滴残らずエルドの中に吐き出してから、ゆっくりと引き抜くポッカリと空いたエルドの後孔から私の欲望がとろりと垂れてくる。
ああ、これでエルドは私のものだ。
もう誰にも触れさせない。
『エルド、愛しているよ……永遠にエルドは私だけのものだ』
意識のないエルドを抱きしめながら耳元で囁くと、エルドは微笑んだように見えた。
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