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いっぱい愛して※ <ノーラン&エルド>
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<sideエルド>
自分から寝室に連れて行って欲しいだなんて、はしたないことを言っているとは思いながらもノーランと愛し合いたいという欲を抑えることができなかった。
今まで一度もこんな気持ちになったことはない。
誰かと触れ合って、身体の奥まで一緒になりたいだなんて、誰にも感じたこともなかった。
ノーランだけだ。
あの大きくて安心する手で触れてほしい……
ギュッと力強く抱きしめて愛してほしい……
そんな欲望でいっぱいになる。
ノーランに嫌われるかもしれないなんてほんの少し過ったけれど、ノーランは嫌うどころか我慢できない表情を浮かべながら、私を抱き上げ寝室へ運び込んだ。
その焦った様子に、愛し合いたいという欲望を持っていたのが自分だけでなかったことを知った。
良かった、ノーランも同じ気持ちなのだと嬉しくなる。
ポスっとベッドに下ろされて、見上げた先にはギラギラとケモノのような眼差しを向けるノーランの姿。
その視線だけでゾクリと身体が震えてしまう。
『エルド、私が怖いか?』
『いえ、早くノーランに愛されたい……』
『――っ!! エルドっ!!』
噛み付くようなキスをしながら、ノーランは私の服を脱がせていく。
キスの快感に溺れている間に、私は一糸纏わぬ姿をノーランに晒してしまっていた。
『ああ、エルド……なんて綺麗なんだ……』
『恥ずかしい……っ、ねぇ、ノーランも、脱いで……っ』
『ああ、そうだな』
ノーランは見せつけるように私を跨いで立ち上がりジャケットを脱ぎ捨て、シャツを放り投げた。
私は軍人だから、訓練で鍛えられた男の裸なんて山のように見てきているはずなのに、ノーランの肉体美に目が離せない。
割れた腹筋もなんて美しいんだろう。
まるで彫刻のような美しさに見惚れてしまう。
『ふふっ。そんなに見られると照れるな』
そう言いながら、ノーランは惜しげもなくズボンと下着を脱ぎ去った。
『わっ! すごいっ!!』
人並みだろうと思っていた私のものがとてつもなく貧相に感じられるほどに、ノーランのモノは驚くほど逞しく、もうすでに天に向かって聳り立っていた。
『気に入ってくれて嬉しいよ』
『あの……ノーランは、気に入ってくれました? こんな貧相な身体ですけど……』
なんだか申し訳なくてちょっと落ち込んでしまう。
けれど、ノーランは私の前にしゃがみ込んで
『ふっ。バカだな。私の姫は。私のモノがこんなに昂っているのは、エルド……君の裸に興奮しているからだよ』
と優しい声をかけてくれる。
『じゃあ、もっと興奮して……』
ノーランの手を取って自分から胸に触れさせたくせに、手の温もりが伝わるだけで身体がピクリと反応してしまう。
『ノーラン……』
『ああっ、もう! エルド……そんなに煽られたら我慢ができなくなるぞ』
「いいから、我慢なんかしないで……壊れてもいいから、いっぱい愛して……』
『――っ!! エルドっ!!』
そのまま抱き上げられベッドの中央に寝かされる。
胸を弄られながら全身に舌が這わされて、身体中に幸せな痛みを感じる。
ああ、これはキスマーク。
ノーランの独占欲の証。
首筋にキスマークをつけてきた部下を見て呆れたこともあったが、今ならわかる。
こんなにもキスマークをつけられるのが愛おしいと思えるなんて……。
『エルド……綺麗だ。もう誰にも触れさせたりしない』
『もっと……もっと、つけて……私が、ノーランのものだって、わからせて……』
『エルド……ああ、もうそんなに可愛いことばかり言わないでくれ……!』
そんな困った顔をしつつも、ノーランは私の身体中に赤い花を散らしていく。
その度にチクっと幸せな痛みを感じる。
『ああ……ノーラン……っ、だいすき……っ!!』
ノーランへの愛が溢れて止まらない。
思いっきり愛の言葉を叫ぶと、ノーランは
『私も、エルドを愛してる……』
快感に身悶える私を強く抱きしめた。
<sideノーラン>
腕の中で身悶えるエルドが愛おしくてたまらない。
こんな感情を味わったのは初めてだ。
やはりエルドは私にとっても特別な存在なんだろう。
壊してはいけない、宝物のように優しく触れたい……そう思いながらも、壊してしまいたいほどに激しく愛したい感情も込み上げる。
本能のままに貪ってはいけないと制御しようと思っているのに、エルドの可愛らしさにもう崩壊寸前だ。
『ああ……ノーラン……っ、だいすき……っ!!』
その言葉でもう私は欲望を抑えるのをやめた。
もう止めようがない。
私はエルドに愛の言葉を囁いて、そっとエルドの可愛い欲望に触れた。
『ひゃあぁんっ!!』
あれだけ煽ってきたくせに、私が触れるだけ可愛らしく身悶える。
それはエルドが何も経験していない証拠。
エルドの全てに快感を与えるのは私が初めてなのだ。
すでに先端から蜜を溢しているエルドの可愛い果実を私の手で包み込んで扱いてやると、
『ああっ、あっ、きもちいぃ……っ』
初めての快感に身体を震わせる。
本当になんて可愛いんだろうな。
もっと気持ちよくさせてやりたい。
私はその一心で、エルドの可愛い果実を大きな口で咥え込んだ。
自分から寝室に連れて行って欲しいだなんて、はしたないことを言っているとは思いながらもノーランと愛し合いたいという欲を抑えることができなかった。
今まで一度もこんな気持ちになったことはない。
誰かと触れ合って、身体の奥まで一緒になりたいだなんて、誰にも感じたこともなかった。
ノーランだけだ。
あの大きくて安心する手で触れてほしい……
ギュッと力強く抱きしめて愛してほしい……
そんな欲望でいっぱいになる。
ノーランに嫌われるかもしれないなんてほんの少し過ったけれど、ノーランは嫌うどころか我慢できない表情を浮かべながら、私を抱き上げ寝室へ運び込んだ。
その焦った様子に、愛し合いたいという欲望を持っていたのが自分だけでなかったことを知った。
良かった、ノーランも同じ気持ちなのだと嬉しくなる。
ポスっとベッドに下ろされて、見上げた先にはギラギラとケモノのような眼差しを向けるノーランの姿。
その視線だけでゾクリと身体が震えてしまう。
『エルド、私が怖いか?』
『いえ、早くノーランに愛されたい……』
『――っ!! エルドっ!!』
噛み付くようなキスをしながら、ノーランは私の服を脱がせていく。
キスの快感に溺れている間に、私は一糸纏わぬ姿をノーランに晒してしまっていた。
『ああ、エルド……なんて綺麗なんだ……』
『恥ずかしい……っ、ねぇ、ノーランも、脱いで……っ』
『ああ、そうだな』
ノーランは見せつけるように私を跨いで立ち上がりジャケットを脱ぎ捨て、シャツを放り投げた。
私は軍人だから、訓練で鍛えられた男の裸なんて山のように見てきているはずなのに、ノーランの肉体美に目が離せない。
割れた腹筋もなんて美しいんだろう。
まるで彫刻のような美しさに見惚れてしまう。
『ふふっ。そんなに見られると照れるな』
そう言いながら、ノーランは惜しげもなくズボンと下着を脱ぎ去った。
『わっ! すごいっ!!』
人並みだろうと思っていた私のものがとてつもなく貧相に感じられるほどに、ノーランのモノは驚くほど逞しく、もうすでに天に向かって聳り立っていた。
『気に入ってくれて嬉しいよ』
『あの……ノーランは、気に入ってくれました? こんな貧相な身体ですけど……』
なんだか申し訳なくてちょっと落ち込んでしまう。
けれど、ノーランは私の前にしゃがみ込んで
『ふっ。バカだな。私の姫は。私のモノがこんなに昂っているのは、エルド……君の裸に興奮しているからだよ』
と優しい声をかけてくれる。
『じゃあ、もっと興奮して……』
ノーランの手を取って自分から胸に触れさせたくせに、手の温もりが伝わるだけで身体がピクリと反応してしまう。
『ノーラン……』
『ああっ、もう! エルド……そんなに煽られたら我慢ができなくなるぞ』
「いいから、我慢なんかしないで……壊れてもいいから、いっぱい愛して……』
『――っ!! エルドっ!!』
そのまま抱き上げられベッドの中央に寝かされる。
胸を弄られながら全身に舌が這わされて、身体中に幸せな痛みを感じる。
ああ、これはキスマーク。
ノーランの独占欲の証。
首筋にキスマークをつけてきた部下を見て呆れたこともあったが、今ならわかる。
こんなにもキスマークをつけられるのが愛おしいと思えるなんて……。
『エルド……綺麗だ。もう誰にも触れさせたりしない』
『もっと……もっと、つけて……私が、ノーランのものだって、わからせて……』
『エルド……ああ、もうそんなに可愛いことばかり言わないでくれ……!』
そんな困った顔をしつつも、ノーランは私の身体中に赤い花を散らしていく。
その度にチクっと幸せな痛みを感じる。
『ああ……ノーラン……っ、だいすき……っ!!』
ノーランへの愛が溢れて止まらない。
思いっきり愛の言葉を叫ぶと、ノーランは
『私も、エルドを愛してる……』
快感に身悶える私を強く抱きしめた。
<sideノーラン>
腕の中で身悶えるエルドが愛おしくてたまらない。
こんな感情を味わったのは初めてだ。
やはりエルドは私にとっても特別な存在なんだろう。
壊してはいけない、宝物のように優しく触れたい……そう思いながらも、壊してしまいたいほどに激しく愛したい感情も込み上げる。
本能のままに貪ってはいけないと制御しようと思っているのに、エルドの可愛らしさにもう崩壊寸前だ。
『ああ……ノーラン……っ、だいすき……っ!!』
その言葉でもう私は欲望を抑えるのをやめた。
もう止めようがない。
私はエルドに愛の言葉を囁いて、そっとエルドの可愛い欲望に触れた。
『ひゃあぁんっ!!』
あれだけ煽ってきたくせに、私が触れるだけ可愛らしく身悶える。
それはエルドが何も経験していない証拠。
エルドの全てに快感を与えるのは私が初めてなのだ。
すでに先端から蜜を溢しているエルドの可愛い果実を私の手で包み込んで扱いてやると、
『ああっ、あっ、きもちいぃ……っ』
初めての快感に身体を震わせる。
本当になんて可愛いんだろうな。
もっと気持ちよくさせてやりたい。
私はその一心で、エルドの可愛い果実を大きな口で咥え込んだ。
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