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国王さまの提案
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久しぶりのルカ視点。
なので、ちょこっと話が戻ります。
✳︎ ✳︎ ✳︎
婚礼の儀が2週間も早くなってからというもの、それまでにちゃんと子どもができるように身体を整えておかないといけないということで毎日毎日、僕の蜜とウィルの蜜をお互いに身体に取り込み続けている。
けれど、毎晩のように遅くまで頑張っているからか、疲れてしまって朝は絶対に起きられない。
仕事に行くウィルを見送ることができなくて申し訳なく思っていたけれど、ウィルは優しいから身体のために無理して起きなくて良いんだと言ってくれる。
だから、朝はゆっくり朝寝坊。
お昼過ぎまでぐっすり眠って、起きたらセスが美味しいご飯を用意してくれる。
それを食べたらまた眠くなって……夕方近くになってからようやく起きて、庭を散歩しているとウィルが帰ってくる時間になっている。
そして、お父さまとウィルと一緒に夕食を摂ったあとはまたウィルにせっせと蜜を取り込んでもらって、ウィルの蜜も飲ませてもらって、お腹いっぱいになって眠る。
それが最近の僕のルーティーンになっている。
だけど、そんな生活を過ごしているとなんだか少し太った気がする。
いや、こんなゆったりとした生活してて太らない方がおかしいか……。
「ねぇ、セス。僕、最近太り過ぎじゃない? ちょっとは外に出て運動とかした方がいいかなぁ? あ、ウィルの騎士団に連れて行ってもらって、騎士さんたちの訓練に少し参加させてもらうとかどうかな?」
「ルカさま。そんなこと決して旦那さまやウィリアムさまにお話ししてはなりませんよ」
「えーっ、僕……そんなにおかしなこと言ったのかな?」
「そもそもルカさまが太り過ぎなどということはございません。むしろ、今の方が健康的なくらいでございますよ。ウィリアムさまもそう仰っておられるでしょう?」
「確かにウィルは今のルカがいいって言ってくれるけど、今みたいな生活してたらあっという間に太りそうな気がするんだけど……」
「ふふっ。ご心配なさらなくとも大丈夫でございますよ。婚礼の儀が終わりましたら、すぐにお痩せになりますよ。今は栄養を蓄える時期ですから」
「??? セス、どういう意味?」
「ルカさまは何も心配なさることはないということでございますよ」
にっこり笑うセスにそれ以上聞き返すことはできなかったけれど、もしかしたらこの世界の何かしきたりのようなものがあるのかもしれない。
僕はそう思うことにした。
夕方近くになって久しぶりにお仕事が早く終わったお父さまと二人でゆっくり庭をお散歩しようと話していたところに、突然国王さまからお父さまに来てほしいと手紙が届いた。
国王さまはお父さまのお兄さまなんだけど、こういうふうに呼出されることは今までになかったんだって。
だから、お父さまは僕に散歩できなくなって申し訳ないと謝りながらも急いでお城へ向かった。
お父さまは急遽お城に行ってしまったし、ウィルもなかなか帰ってこないし、寂しいなぁ……と思っていると、やっとウィルが帰ってくると連絡が来たみたい。
ウィルに朝お見送りできない分、帰ってきた時は僕に出迎えて欲しいと言われているから、毎日こうやって帰る前に連絡してくれるんだ。
僕はいつもより遅いウィルの到着を今か今かとウキウキしながら待っていた。
馬車が止まる音が聞こえて、ウィルだー!! と思った時には玄関へ駆け出していた。
セスが扉を開けてくれてウィルの顔が見えた瞬間、僕はウィルに抱きついてお帰りの挨拶をした。
いつもなら僕からお帰りのキスをするところだけど、今日はウィルがいつもより帰ってくるのが遅かったから、ウィルに強請ってみると、ウィルは嬉しそうに笑いながら僕の唇にちゅっとキスしてくれた。
ああ、幸せだなぁ……なんて思っていると、突然ウィルの後ろから大きな声がしてびっくりしてしまった。
お客さんが来ているんだよとウィルに教えられてさらに驚いた。
僕、ウィルしか見えてなかったな……。
もしかしてウィルからのキスをねだったところもみられていたのかと思って少し恥ずかしかったけれど、ウィルが普通だったからきっと大丈夫なんだろうと思うことにした。
お客さんの方を見ると、この前騎士団に行った時に会った、僕の従兄弟だというアシュリーさんともう一人、アシュリーさんにもお父さまにも似ている人が立っていた。
誰?
ウィルに尋ねると、この国の王さまだって教えてくれた。
僕の伯父さまでもあるらしいけど、全然覚えていない。
慌ててウィルに下ろしてもらって、覚えていないことを謝りながら挨拶すると、記憶がなくても私の甥に違いはないと言ってくれてものすごく嬉しかった。
僕はあまりの嬉しさに国王さまに抱きついてお礼を言うと、国王さまが僕のことをギュッと力強く抱きしめ返してくれた。
なんだかお父さまに抱きしめられたようなそんな安心感がある。
心地良さに国王さまを見上げながらニコッと笑うと、
「ぐっ――!!!」
なぜか国王さまは真っ赤な顔をしながらも僕を軽々と抱き上げてくれた。
国王さまの嬉しそうな顔が近づいてくる。
「ああーっ、ルカ。お前は何て可愛いんだ!」
僕の頬に顔を擦り寄せかけたところで、
「兄上っ!!」
「父上っ!!!」
「陛下っ!!!!!!」
急に大声が響き渡ったかと思うと、さっと国王さまの腕から離され、気づけばいつものウィルの腕の中にいた。
「ウィリアム! 私がお前の夫にとルカを推薦してやったのだぞ! ほんの少しの間くらいルカを愛でてもいいだろうが!」
「申し訳ありませんが、ルカは私のものです。陛下といえども、無闇にお触りになりませぬように」
「くっ――! ああ、ウィリアムでなく、アシュリーにしておけばよかった……。そうしたら、今頃はルカを……」
「陛下っ! 良からぬ妄想もお控えください!」
「考えるくらい許せ! ルカは私の甥だぞ! 甥と少し戯れるのも許せぬほど狭量だったか、お前は?」
「ルカに対しては誰にも何も譲ることなどできません。大体、私とルカが夫夫にならなければ、ルカの生まれ変わりである可愛い子もやってこないのですよ」
「――っ! そうだ、そうであったな。ならば、生まれた子をアシュリーの相手にしよう! おお、それがいい。そうしよう」
と、なぜか話の流れでルカの生まれ変わりである、僕とウィルの子どもがアシュリーさんの結婚相手に決まってしまったようだけど、きっと冗談だよね?
だって、まだ生まれてもないのにかなりの年の差だよ?
お父さまもウィルも急な話にびっくりして目を丸くしているけれど、アシュリーさんだけは
「ルカとウィリアムの子が私の伴侶? 歳が離れすぎだが生まれてから自分好みに育て上げるのもアリか……。うーん、悪くないぞ」
となぜかブツブツと呟きながら考え込んでいる様子。
ウィルに抱きしめられている僕にはあまり聞こえなかったけれど、ウィルにはアシュリーさんの声が聞こえていたようで
「アシュリー、不埒なことを考えるなよ。お前には絶対にやらんぞ!」
と怒っていた。
不埒なことってなんだろう?
ウィルが結局怒っている理由もわからないまま、
「み、皆さま。せっかく陛下とアシュリーさまにもお越しいただいたのですから、夕食をご一緒にいかがでございますか?」
とセスが声をかけてくれて、僕たちはそのままお客さまが来られた時用の広いダイニングへと向かった。
その間もずっとウィルは僕を下ろすことなく、なぜかアシュリーさんとも距離をとっていた。
なので、ちょこっと話が戻ります。
✳︎ ✳︎ ✳︎
婚礼の儀が2週間も早くなってからというもの、それまでにちゃんと子どもができるように身体を整えておかないといけないということで毎日毎日、僕の蜜とウィルの蜜をお互いに身体に取り込み続けている。
けれど、毎晩のように遅くまで頑張っているからか、疲れてしまって朝は絶対に起きられない。
仕事に行くウィルを見送ることができなくて申し訳なく思っていたけれど、ウィルは優しいから身体のために無理して起きなくて良いんだと言ってくれる。
だから、朝はゆっくり朝寝坊。
お昼過ぎまでぐっすり眠って、起きたらセスが美味しいご飯を用意してくれる。
それを食べたらまた眠くなって……夕方近くになってからようやく起きて、庭を散歩しているとウィルが帰ってくる時間になっている。
そして、お父さまとウィルと一緒に夕食を摂ったあとはまたウィルにせっせと蜜を取り込んでもらって、ウィルの蜜も飲ませてもらって、お腹いっぱいになって眠る。
それが最近の僕のルーティーンになっている。
だけど、そんな生活を過ごしているとなんだか少し太った気がする。
いや、こんなゆったりとした生活してて太らない方がおかしいか……。
「ねぇ、セス。僕、最近太り過ぎじゃない? ちょっとは外に出て運動とかした方がいいかなぁ? あ、ウィルの騎士団に連れて行ってもらって、騎士さんたちの訓練に少し参加させてもらうとかどうかな?」
「ルカさま。そんなこと決して旦那さまやウィリアムさまにお話ししてはなりませんよ」
「えーっ、僕……そんなにおかしなこと言ったのかな?」
「そもそもルカさまが太り過ぎなどということはございません。むしろ、今の方が健康的なくらいでございますよ。ウィリアムさまもそう仰っておられるでしょう?」
「確かにウィルは今のルカがいいって言ってくれるけど、今みたいな生活してたらあっという間に太りそうな気がするんだけど……」
「ふふっ。ご心配なさらなくとも大丈夫でございますよ。婚礼の儀が終わりましたら、すぐにお痩せになりますよ。今は栄養を蓄える時期ですから」
「??? セス、どういう意味?」
「ルカさまは何も心配なさることはないということでございますよ」
にっこり笑うセスにそれ以上聞き返すことはできなかったけれど、もしかしたらこの世界の何かしきたりのようなものがあるのかもしれない。
僕はそう思うことにした。
夕方近くになって久しぶりにお仕事が早く終わったお父さまと二人でゆっくり庭をお散歩しようと話していたところに、突然国王さまからお父さまに来てほしいと手紙が届いた。
国王さまはお父さまのお兄さまなんだけど、こういうふうに呼出されることは今までになかったんだって。
だから、お父さまは僕に散歩できなくなって申し訳ないと謝りながらも急いでお城へ向かった。
お父さまは急遽お城に行ってしまったし、ウィルもなかなか帰ってこないし、寂しいなぁ……と思っていると、やっとウィルが帰ってくると連絡が来たみたい。
ウィルに朝お見送りできない分、帰ってきた時は僕に出迎えて欲しいと言われているから、毎日こうやって帰る前に連絡してくれるんだ。
僕はいつもより遅いウィルの到着を今か今かとウキウキしながら待っていた。
馬車が止まる音が聞こえて、ウィルだー!! と思った時には玄関へ駆け出していた。
セスが扉を開けてくれてウィルの顔が見えた瞬間、僕はウィルに抱きついてお帰りの挨拶をした。
いつもなら僕からお帰りのキスをするところだけど、今日はウィルがいつもより帰ってくるのが遅かったから、ウィルに強請ってみると、ウィルは嬉しそうに笑いながら僕の唇にちゅっとキスしてくれた。
ああ、幸せだなぁ……なんて思っていると、突然ウィルの後ろから大きな声がしてびっくりしてしまった。
お客さんが来ているんだよとウィルに教えられてさらに驚いた。
僕、ウィルしか見えてなかったな……。
もしかしてウィルからのキスをねだったところもみられていたのかと思って少し恥ずかしかったけれど、ウィルが普通だったからきっと大丈夫なんだろうと思うことにした。
お客さんの方を見ると、この前騎士団に行った時に会った、僕の従兄弟だというアシュリーさんともう一人、アシュリーさんにもお父さまにも似ている人が立っていた。
誰?
ウィルに尋ねると、この国の王さまだって教えてくれた。
僕の伯父さまでもあるらしいけど、全然覚えていない。
慌ててウィルに下ろしてもらって、覚えていないことを謝りながら挨拶すると、記憶がなくても私の甥に違いはないと言ってくれてものすごく嬉しかった。
僕はあまりの嬉しさに国王さまに抱きついてお礼を言うと、国王さまが僕のことをギュッと力強く抱きしめ返してくれた。
なんだかお父さまに抱きしめられたようなそんな安心感がある。
心地良さに国王さまを見上げながらニコッと笑うと、
「ぐっ――!!!」
なぜか国王さまは真っ赤な顔をしながらも僕を軽々と抱き上げてくれた。
国王さまの嬉しそうな顔が近づいてくる。
「ああーっ、ルカ。お前は何て可愛いんだ!」
僕の頬に顔を擦り寄せかけたところで、
「兄上っ!!」
「父上っ!!!」
「陛下っ!!!!!!」
急に大声が響き渡ったかと思うと、さっと国王さまの腕から離され、気づけばいつものウィルの腕の中にいた。
「ウィリアム! 私がお前の夫にとルカを推薦してやったのだぞ! ほんの少しの間くらいルカを愛でてもいいだろうが!」
「申し訳ありませんが、ルカは私のものです。陛下といえども、無闇にお触りになりませぬように」
「くっ――! ああ、ウィリアムでなく、アシュリーにしておけばよかった……。そうしたら、今頃はルカを……」
「陛下っ! 良からぬ妄想もお控えください!」
「考えるくらい許せ! ルカは私の甥だぞ! 甥と少し戯れるのも許せぬほど狭量だったか、お前は?」
「ルカに対しては誰にも何も譲ることなどできません。大体、私とルカが夫夫にならなければ、ルカの生まれ変わりである可愛い子もやってこないのですよ」
「――っ! そうだ、そうであったな。ならば、生まれた子をアシュリーの相手にしよう! おお、それがいい。そうしよう」
と、なぜか話の流れでルカの生まれ変わりである、僕とウィルの子どもがアシュリーさんの結婚相手に決まってしまったようだけど、きっと冗談だよね?
だって、まだ生まれてもないのにかなりの年の差だよ?
お父さまもウィルも急な話にびっくりして目を丸くしているけれど、アシュリーさんだけは
「ルカとウィリアムの子が私の伴侶? 歳が離れすぎだが生まれてから自分好みに育て上げるのもアリか……。うーん、悪くないぞ」
となぜかブツブツと呟きながら考え込んでいる様子。
ウィルに抱きしめられている僕にはあまり聞こえなかったけれど、ウィルにはアシュリーさんの声が聞こえていたようで
「アシュリー、不埒なことを考えるなよ。お前には絶対にやらんぞ!」
と怒っていた。
不埒なことってなんだろう?
ウィルが結局怒っている理由もわからないまま、
「み、皆さま。せっかく陛下とアシュリーさまにもお越しいただいたのですから、夕食をご一緒にいかがでございますか?」
とセスが声をかけてくれて、僕たちはそのままお客さまが来られた時用の広いダイニングへと向かった。
その間もずっとウィルは僕を下ろすことなく、なぜかアシュリーさんとも距離をとっていた。
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