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ルカの笑顔
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「誰かウィリアムの相手を希望する者はいないか?」
突然のアシュリーの言葉で騒つく若い騎士たちの中で、さっと手を挙げたのはさっきアシュリーと対戦していたキースだった。
「ぜひ、お願いします」
「本気か?」
「はい。ぜひお願いします」
「いいだろう、では準備を」
私はキースに準備をさせている間に、
「アシュリー、ルカを頼む」
と少しでも騎士たちの目に入らないように先ほどの観覧席に連れて行ってもらおうとしたのだが、
「ウィル……僕、近くでみていたいです。だめ、ですか……?」
と可愛らしくおねだりされてはダメだとも言えない。
「ア、アシュリーから絶対に離れないように。いいな」
「わぁっ、嬉しいっ! ウィル、大好きですっ!!」
「――っ!!!」
満面の笑みで抱きついてくるルカに喜びを隠すことができなかった。
『なぁ、あの子……フローレス公爵家のルカさまだろう? めちゃくちゃ可愛くないか?』
『フローレス公爵家のルカさまと言えば、手のつけられない乱暴者だって話だったが……』
『ああ、俺も聞いたことある! とんでもないわがままで公爵さまも匙を投げてるって……』
『どこがだよっ!! あんな可愛い子、みたことないぞっ!!』
『もしかして、ルカさまの可愛さを妬んでのデマか??』
『ああ、有り得るな。だって見ろよ、あの可愛い顔。声も可愛いし……』
『抱きつかれて団長めっちゃ嬉しそうだし……』
『ってか、団長とルカさまってどういう関係なんだ?』
『わからん、でも羨ましすぎるな』
いかん、ルカの可愛さが騎士たちに気付かれてしまったな。
だが、概ねルカのイメージが向上しているようだな。
実際にルカに会えば、今までのイメージは払拭できるかもしれない。
それも含めてこれからの対策を考えた方がいいか。
「ルカ、あちらでみていよう」
アシュリーがルカに声をかけ、少し離れた位置まで連れて行く。
「ウィル! 頑張ってください!!」
「ああ、任せてくれ」
ルカは私の言葉ににっこりと微笑むと今度はキースに向かって、
「騎士さんも頑張ってくださいね! 応援してますから」
と笑顔を見せた。
「――っ! は、はい。がん、ばります……」
ルカの満開の花のような笑顔を真正面で見てしまったキースは顔を真っ赤にして、茫然とルカを見続けていた。
「キースっ! しっかりしろっ!」
私だけのルカの笑顔をとられた苛立ちに思わず大声を出すと、キースはビクッと身体を震わせた。
「だ、団長。申し訳ありません。お願いしますっ!!」
すっかり気を昂らせたキースと向かい合う。
アシュリーの
「はじめっ!」
の掛け声に、ルカの応援でやる気になったキースが勢いよく飛び込んできた。
キースの目にルカへの好意が見えた気がして、気づいた時にはキースの木刀を弾き飛ばしていた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
ルカがキースに
「応援してますから」
と笑顔を向けた瞬間、ウィリアムの表情がピクリと動いたことに気づいたのはおそらく私だけだったろう。
一瞬にしてキースを敵認定したウィリアムは、手加減することも一切忘れてキースの攻撃を一瞬で交わし持っていた木刀を弾き飛ばした。
瞬殺……という言葉をこれほどまでに体現したのを見たことがないほどに、ウィリアムは容赦なかった。
あまりにも早く鋭い攻撃にあれほど騒がしかった訓練場が一瞬水を打ったように静まり返ったのは当然だろう。
「それまでっ!」
という私の合図に訓練場が揺れるほど騒然とした。
隣を見るとルカが茫然と立ち尽くしていた。
「ルカ、大丈夫か?」
「あ、あの……今のって、ウィルが……勝ったんですか?」
「ああ、そうだな。見えなかったか?」
「……いえ、あの、凄すぎて……びっくりしちゃって……でも、」
「んっ?」
だんだんとルカの頬が紅潮していくのを見ていると、ルカが突然ウィリアムの元へ駆け出していった。
「ルカっ!」
止めようとした時には、もうルカはウィリアムに抱きついていて
「ウィル!! すっごくカッコよかったです! もう、凄すぎて何がなんだかわからなかったけど……でも、すっごくカッコよかったですよ」
と興奮しきった様子でウィリアムを褒めちぎっている。
ウィリアムはさっきまでのキースへの嫉妬心を忘れたようにニコニコと満面の笑みを浮かべ、
「大したことはない。だがルカがそう言ってくれるのは嬉しいな」
と騎士たちの前にも関わらず、イチャイチャとし始めた。
対戦相手のキースはまだ尻もちをついたまま、茫然としてウィリアムたちを見つめている。
ルカはそれに気づき、
「キース、さん……でした? ウィルのようになるのは大変でしょうけど、頑張って訓練してくださいね」
とウィリアムに抱きつきながら、キースが立ち上がるのを手助けしようと片方の手を差し伸べた。
途端にウィリアムの顔が強張るのを感じた私は急いで3人の元へ駆け寄った。
あれほど溺愛しているルカの手をキースに触れさせたりしたらどんなことになるか……恐ろしくて考えたくもない。
さっとルカとキースの間に割り込むように入り、
「キース、大丈夫か? よく頑張ったな。ウィリアムの相手、お疲れさん」
と何事もないように声をかけた。
キースはルカの手を握れなかったことを残念そうに思っているようだったが、握っていたら今ごろ命はなかったぞ!
間に合ってよかったと思いながら、ウィリアムに試合をさせたことを後悔した。
だって、騎士たちが怖がってしまっているのだ。
まぁ、ビリビリと震えるほどの威圧感とあの凄まじい攻撃を間近で見ればそうなるのも仕方ない。
あと2、3人くらい相手をと思っていたが、今日はこの辺でやめておいた方がいいだろう。
ルカにはあまりウィリアム以外に優しい言葉をかけないように言い聞かせておきたいが、あれは無自覚だろうからそれも理解していないだろうな……。
ふぅ……何も知らないと言うのは困ったものだ。
ウィリアムにしてみても、あいつは元々ルカに惹かれていたところがあったんだ。
私にしてみればどうして惹かれるのかもわかっていなかったが、おそらくウィリアムには以前のルカの時から、今のルカ……カイトとやらの面影を感じていたところがあったのだろう。
ウィリアムだけがルカの本質に気づいていたと言うことなのだろうな。
だからこそ、こんなにもルカに溺れてしまっているのだと思うが……。
ウィリアムが本当に騎士団を辞める日が刻一刻と近づいているのかもしれない。
それまでに、この騎士たちの戦力を上げておかないと。
ああ、私の仕事が増えてしまったな……。
突然のアシュリーの言葉で騒つく若い騎士たちの中で、さっと手を挙げたのはさっきアシュリーと対戦していたキースだった。
「ぜひ、お願いします」
「本気か?」
「はい。ぜひお願いします」
「いいだろう、では準備を」
私はキースに準備をさせている間に、
「アシュリー、ルカを頼む」
と少しでも騎士たちの目に入らないように先ほどの観覧席に連れて行ってもらおうとしたのだが、
「ウィル……僕、近くでみていたいです。だめ、ですか……?」
と可愛らしくおねだりされてはダメだとも言えない。
「ア、アシュリーから絶対に離れないように。いいな」
「わぁっ、嬉しいっ! ウィル、大好きですっ!!」
「――っ!!!」
満面の笑みで抱きついてくるルカに喜びを隠すことができなかった。
『なぁ、あの子……フローレス公爵家のルカさまだろう? めちゃくちゃ可愛くないか?』
『フローレス公爵家のルカさまと言えば、手のつけられない乱暴者だって話だったが……』
『ああ、俺も聞いたことある! とんでもないわがままで公爵さまも匙を投げてるって……』
『どこがだよっ!! あんな可愛い子、みたことないぞっ!!』
『もしかして、ルカさまの可愛さを妬んでのデマか??』
『ああ、有り得るな。だって見ろよ、あの可愛い顔。声も可愛いし……』
『抱きつかれて団長めっちゃ嬉しそうだし……』
『ってか、団長とルカさまってどういう関係なんだ?』
『わからん、でも羨ましすぎるな』
いかん、ルカの可愛さが騎士たちに気付かれてしまったな。
だが、概ねルカのイメージが向上しているようだな。
実際にルカに会えば、今までのイメージは払拭できるかもしれない。
それも含めてこれからの対策を考えた方がいいか。
「ルカ、あちらでみていよう」
アシュリーがルカに声をかけ、少し離れた位置まで連れて行く。
「ウィル! 頑張ってください!!」
「ああ、任せてくれ」
ルカは私の言葉ににっこりと微笑むと今度はキースに向かって、
「騎士さんも頑張ってくださいね! 応援してますから」
と笑顔を見せた。
「――っ! は、はい。がん、ばります……」
ルカの満開の花のような笑顔を真正面で見てしまったキースは顔を真っ赤にして、茫然とルカを見続けていた。
「キースっ! しっかりしろっ!」
私だけのルカの笑顔をとられた苛立ちに思わず大声を出すと、キースはビクッと身体を震わせた。
「だ、団長。申し訳ありません。お願いしますっ!!」
すっかり気を昂らせたキースと向かい合う。
アシュリーの
「はじめっ!」
の掛け声に、ルカの応援でやる気になったキースが勢いよく飛び込んできた。
キースの目にルカへの好意が見えた気がして、気づいた時にはキースの木刀を弾き飛ばしていた。
✳︎ ✳︎ ✳︎
ルカがキースに
「応援してますから」
と笑顔を向けた瞬間、ウィリアムの表情がピクリと動いたことに気づいたのはおそらく私だけだったろう。
一瞬にしてキースを敵認定したウィリアムは、手加減することも一切忘れてキースの攻撃を一瞬で交わし持っていた木刀を弾き飛ばした。
瞬殺……という言葉をこれほどまでに体現したのを見たことがないほどに、ウィリアムは容赦なかった。
あまりにも早く鋭い攻撃にあれほど騒がしかった訓練場が一瞬水を打ったように静まり返ったのは当然だろう。
「それまでっ!」
という私の合図に訓練場が揺れるほど騒然とした。
隣を見るとルカが茫然と立ち尽くしていた。
「ルカ、大丈夫か?」
「あ、あの……今のって、ウィルが……勝ったんですか?」
「ああ、そうだな。見えなかったか?」
「……いえ、あの、凄すぎて……びっくりしちゃって……でも、」
「んっ?」
だんだんとルカの頬が紅潮していくのを見ていると、ルカが突然ウィリアムの元へ駆け出していった。
「ルカっ!」
止めようとした時には、もうルカはウィリアムに抱きついていて
「ウィル!! すっごくカッコよかったです! もう、凄すぎて何がなんだかわからなかったけど……でも、すっごくカッコよかったですよ」
と興奮しきった様子でウィリアムを褒めちぎっている。
ウィリアムはさっきまでのキースへの嫉妬心を忘れたようにニコニコと満面の笑みを浮かべ、
「大したことはない。だがルカがそう言ってくれるのは嬉しいな」
と騎士たちの前にも関わらず、イチャイチャとし始めた。
対戦相手のキースはまだ尻もちをついたまま、茫然としてウィリアムたちを見つめている。
ルカはそれに気づき、
「キース、さん……でした? ウィルのようになるのは大変でしょうけど、頑張って訓練してくださいね」
とウィリアムに抱きつきながら、キースが立ち上がるのを手助けしようと片方の手を差し伸べた。
途端にウィリアムの顔が強張るのを感じた私は急いで3人の元へ駆け寄った。
あれほど溺愛しているルカの手をキースに触れさせたりしたらどんなことになるか……恐ろしくて考えたくもない。
さっとルカとキースの間に割り込むように入り、
「キース、大丈夫か? よく頑張ったな。ウィリアムの相手、お疲れさん」
と何事もないように声をかけた。
キースはルカの手を握れなかったことを残念そうに思っているようだったが、握っていたら今ごろ命はなかったぞ!
間に合ってよかったと思いながら、ウィリアムに試合をさせたことを後悔した。
だって、騎士たちが怖がってしまっているのだ。
まぁ、ビリビリと震えるほどの威圧感とあの凄まじい攻撃を間近で見ればそうなるのも仕方ない。
あと2、3人くらい相手をと思っていたが、今日はこの辺でやめておいた方がいいだろう。
ルカにはあまりウィリアム以外に優しい言葉をかけないように言い聞かせておきたいが、あれは無自覚だろうからそれも理解していないだろうな……。
ふぅ……何も知らないと言うのは困ったものだ。
ウィリアムにしてみても、あいつは元々ルカに惹かれていたところがあったんだ。
私にしてみればどうして惹かれるのかもわかっていなかったが、おそらくウィリアムには以前のルカの時から、今のルカ……カイトとやらの面影を感じていたところがあったのだろう。
ウィリアムだけがルカの本質に気づいていたと言うことなのだろうな。
だからこそ、こんなにもルカに溺れてしまっているのだと思うが……。
ウィリアムが本当に騎士団を辞める日が刻一刻と近づいているのかもしれない。
それまでに、この騎士たちの戦力を上げておかないと。
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