天涯孤独になった僕をイケメン外国人が甘やかしてくれます

波木真帆

文字の大きさ
上 下
192 / 204
日本旅行編

挑戦してみたい!

しおりを挟む


 俺が事情聴取の為に警察署へ連れて行かれていた頃、一人の男が防犯カメラをチェックしていた。

 「ふふふ……見付けたぞ」

 そういうと動画に写ったパンツずり下げ変態男の写メを撮り何処かへ送信すると、その場から立ち去った。

 次に警察官たちが調べた時には何も写っていなかったようで、強盗以外が捕まることは無かった。







 俺は、警察署に行くと執拗に婦人警官から質問攻めに合う

 ネット配信などをして顔を晒していないか
 実は地下アイドルだとか
 コンカフェで働いて居ないかなどだ

 ネット配信は良い手だと思った。
 地下アイドルとコンカフェ?は何か分からなかったので不思議そうな顔で返すと押し黙った。

 とりあえず俺は半裁に巻き込まれやすいのだと言われた。

 巻き込まれるというか、実際には突き進んでいるのだが、それは言わないでおく。

 なんとか誤魔化し自宅へと送られながら婦警さんに言われた。

 「何時でも私を頼りなさい! 君は一人じゃないからね⁉」
 何か涙を貯めながら言われる。

 どうやら母親の話をしたら真に受けたようだ。

 ちょっと盛りすぎただろうか……反省する。







 「あなた親御さんは? 電話しても出なくて……」
 「あ、うちの家族は父は幼い頃に他界しましたし、母は過労がたたって今は精神疾患も……なので入院しています……成人してる姉(細マッチョ)が私の面倒を見てますが……姉も忙しい人なので……」

 「まぁっ……可哀想に」
 と、同情を買えた。

 まぁ嘘は言ってない。
 真実も言ってないけど
 個人情報だからね♡

 それにしてもネット配信か……
 これで美少女で参加すれば変態がワキワキ♪俺の儲けもワキワキWin-Winじゃないか?

 俺は今後の魔法少女としての活躍の場(狩場)を広くする為に階段を登りながらSNSのやり方をネット検索し始めた。

 そんな姿をパトカーの中から婦人警官が見てるとも知らずに……







 三階の自宅へと着くと鍵を開けて中へと入る。
 すっかり外は暗かったので玄関も暗かった。
 手探りでスイッチをonに押して電気を付けると、ポストから入れられた封筒が入っていた。

 早速魔法少女協会からの明細かと、沸いたが……

 差出人の名前は書いていなかった。

 何だ?と思って中を開けると……



 貴方様を第51247人目の
 【変態協会会員】
 として認めます。

 そんな文字と会員カードに、今朝撮ったらしい俺がパンツをずらし強盗を殴ってる写メが同封されていた。
しおりを挟む
感想 166

あなたにおすすめの小説

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた

翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」 そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。 チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

小石の恋

キザキ ケイ
BL
やや無口な平凡な男子高校生の律紀は、ひょんなことから学校一の有名人、天道 至先輩と知り合う。 助けてもらったお礼を言って、それで終わりのはずだったのに。 なぜか先輩は律紀にしつこく絡んできて、連れ回されて、平凡な日常がどんどん侵食されていく。 果たして律紀は逃げ切ることができるのか。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

家族になろうか

わこ
BL
金持ち若社長に可愛がられる少年の話。 かつて自サイトに載せていたお話です。 表紙画像はぱくたそ様(www.pakutaso.com)よりお借りしています。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

不遇の第七王子は愛され不慣れで困惑気味です

新川はじめ
BL
 国王とシスターの間に生まれたフィル・ディーンテ。五歳で母を亡くし第七王子として王宮へ迎え入れられたのだが、そこは針の筵だった。唯一優しくしてくれたのは王太子である兄セガールとその友人オーティスで、二人の存在が幼いフィルにとって心の支えだった。  フィルが十八歳になった頃、王宮内で生霊事件が発生。セガールの寝所に夜な夜な現れる生霊を退治するため、彼と容姿のよく似たフィルが囮になることに。指揮を取るのは大魔法師になったオーティスで「生霊が現れたら直ちに捉えます」と言ってたはずなのに何やら様子がおかしい。  生霊はベッドに潜り込んでお触りを始めるし。想い人のオーティスはなぜか黙ってガン見してるし。どうしちゃったの、話が違うじゃん!頼むからしっかりしてくれよぉー!

Take On Me

マン太
BL
 親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。  初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。  岳とも次第に打ち解ける様になり…。    軽いノリのお話しを目指しています。  ※BLに分類していますが軽めです。  ※他サイトへも掲載しています。

私の庇護欲を掻き立てるのです

まめ
BL
ぼんやりとした受けが、よく分からないうちに攻めに囲われていく話。

処理中です...