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僕のおねだり※
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いつもと違うもふもふとした身体に抱きしめられながら、最奥を穿たれる。
「あぁん……っんぁっ……すご、いっ……お、くぅ……きも、ちいぃ……っ」
「ユヅルっ、ユヅルっ!! ああっ、最高だっ!」
いつもより激しく奥を擦られてる気がする。
エヴァンさんが腰を動かすたびにふさふさの大きな尻尾が揺れて僕の足に当たる。
なんだか本当に狼なエヴァンさんとえっちしてるみたい。
そんな不思議な感情にさらに興奮してしまって、僕はあっという間に蜜を溢してしまった。
「ああっ、ユヅルっ……私ももう限界だ……」
「なか、に……いっぱい、だしてぇ……っ」
「くっ――!!」
力の抜けた腕でギュッとしがみつきながらおねだりすると、耳元でエヴァンさんの苦しげな声が聞こえた瞬間、身体の中に温かいものが広がっていく感覚がした。
その量の多さにエヴァンさんが気持ちよくなってくれたんだと嬉しくなる。
それなのに、中から引き抜かれるのが寂しくて、
「だめぇ……なかに、いてぇ……」
とついついわがままを言ってしまう。
「ふふっ。わかったよ。ユヅル……愛してるよ……」
チュッと唇に優しい感触を受け、エヴァンさんの甘い声を聞きながら、僕は意識を失った。
「う、ん……」
目を覚ますと、いつものエヴァンさんの腕に後ろから抱きしめられていた。
あっ……狼さんじゃなくなってる……。
僕も裸になってるし、きっと僕が眠っちゃった間にお風呂に入れてくれたんだろう。
狼さんと赤ずきんちゃんじゃなくなったのはなんとなく寂しいけれど、でも……エヴァンさんの温もりが直に伝わってくるのは嬉しい。
スゥスゥとエヴァンさんの寝息が聞こえるほど近くにいるのも幸せでしかない。
でも、顔が見えないのは寂しいかな。
そっと身体の向きを変えようとした瞬間、
「――っ、これ……っ」
エヴァンさんのおっきなモノが僕の中に挿入っていることに気づいた。
えっ……お風呂に入ったはずなのに……なんで?
これ、どうしたらいいの?
とりあえず抜いた方がいいのかな?
そっと身体を動かして引き抜こうとするけれど、少し動いただけで身体の奥が擦られて途轍もない快感に襲われてしまう。
「ああっ!」
思わず声が出てしまい、慌てて口を押さえたけれど、
「ふふっ。朝から自分でお楽しみか?」
と目を覚ましたエヴァンさんにギュッと抱きしめられてしまう。
「ち、ちが――っ、エヴァンさんのが、中に……っ」
「ふふっ。ああ、そうだな。中に挿入ったままにしたんだ」
「えっ……なんで?」
「忘れたのか? ユヅルがダメだって言ったんだぞ。中にいてって」
「えっ……」
そう言われて、昨夜の記憶が甦ってくる。
――だめぇ……なかに、いてぇ……
「あっ!」
「ふふ。思い出したか?」
確かにそういった。
だから、エヴァンさん……僕の願いを叶えてくれたんだ……。
自分のいった譫言を素直に聞いてくれたエヴァンさんの優しさと、わがままを言ってしまったことの恥ずかしさで俯いたまま頷いた。
「エヴァンさん……呆れちゃった?」
「ふふっ。何言ってるんだ。愛しい伴侶にそんな可愛いおねだりされて嬉しくないわけないだろう?」
「ほんと?」
「ああ。ずっとユヅルの中にいられて幸せしかないよ」
そんな優しい言葉に
「エヴァンさん……大好きっ!!」
と伝えると、僕の身体の奥で一気に熱を感じた。
「えっ? 何?」
「ユヅルに愛の言葉を言われて、興奮しないわけないだろう? このまま、いいか?」
「えっ……ひゃあっん!!」
僕の返事を待つよりも早く、身体の奥を静かに擦られてもう快感しかない。
ギュッと抱きしめられたまま身体を揺らされ、後ろから回された手で乳首と僕のモノも弄られて、三箇所同時に刺激されたら我慢できるはずもなく、僕はあっという間に蜜を放ってしまった。
「ああっ、ユヅル……っ、可愛いっ!!」
その声と同時にまた身体の中に温かなものが広がっていく。
ゆっくりと引き抜かれた後孔から、とろりと流れ出る感覚を覚えながら僕は幸せに満ち足りた気持ちになっていた。
「ユヅル、シャワーを浴びよう」
しばらく抱き合ってから、エヴァンさんに抱き抱えられお風呂場に向かう。
身体を清められながら、鏡に映る自分の姿が見えて
「わっ!」
と思わず声を上げてしまった。
「どうした?」
「あっ、これ……」
驚きつつ、僕の胸、特に乳首の周りに驚くほどたくさんのキスマークがついているのを見せた。
「ああ、昨日は服を脱がさなかったからな」
そう言われて思い出す。
そういえば昨日は服を脱がなかったんだ。
胸しか出てなかったからってことなのかな……。
でもこのキスマーク……
「ふふっ」
「ユヅル?」
「ふふっ。理央くんとお揃いになったなって……」
「ああ、ミヅキが胸が好きだって話していたやつか」
「うん。実は赤ずきんの衣装に着替えるときに見えちゃったんだ。胸の周りにいっぱいキスマークがあってびっくりした」
「えっ……ユヅルは見せなかったか?」
「うん、多分見られてないと思うけど……」
そういうと、エヴァンさんはホッとした表情で僕を抱きしめた。
「そうか、よかった。ミヅキには悪いが、ユヅルを見られなくてホッとしてる。リオたちなら問題ないとは思っているが、それでもユヅルは私だけのものにしておきたい。狭量な私を嫌わないでくれ」
「ふふっ。エヴァンさんを嫌いになることなんて一生ないですよ」
「ユヅル……っ」
嬉しそうなエヴァンさんとお風呂場で今日最初のキスをした。
「あぁん……っんぁっ……すご、いっ……お、くぅ……きも、ちいぃ……っ」
「ユヅルっ、ユヅルっ!! ああっ、最高だっ!」
いつもより激しく奥を擦られてる気がする。
エヴァンさんが腰を動かすたびにふさふさの大きな尻尾が揺れて僕の足に当たる。
なんだか本当に狼なエヴァンさんとえっちしてるみたい。
そんな不思議な感情にさらに興奮してしまって、僕はあっという間に蜜を溢してしまった。
「ああっ、ユヅルっ……私ももう限界だ……」
「なか、に……いっぱい、だしてぇ……っ」
「くっ――!!」
力の抜けた腕でギュッとしがみつきながらおねだりすると、耳元でエヴァンさんの苦しげな声が聞こえた瞬間、身体の中に温かいものが広がっていく感覚がした。
その量の多さにエヴァンさんが気持ちよくなってくれたんだと嬉しくなる。
それなのに、中から引き抜かれるのが寂しくて、
「だめぇ……なかに、いてぇ……」
とついついわがままを言ってしまう。
「ふふっ。わかったよ。ユヅル……愛してるよ……」
チュッと唇に優しい感触を受け、エヴァンさんの甘い声を聞きながら、僕は意識を失った。
「う、ん……」
目を覚ますと、いつものエヴァンさんの腕に後ろから抱きしめられていた。
あっ……狼さんじゃなくなってる……。
僕も裸になってるし、きっと僕が眠っちゃった間にお風呂に入れてくれたんだろう。
狼さんと赤ずきんちゃんじゃなくなったのはなんとなく寂しいけれど、でも……エヴァンさんの温もりが直に伝わってくるのは嬉しい。
スゥスゥとエヴァンさんの寝息が聞こえるほど近くにいるのも幸せでしかない。
でも、顔が見えないのは寂しいかな。
そっと身体の向きを変えようとした瞬間、
「――っ、これ……っ」
エヴァンさんのおっきなモノが僕の中に挿入っていることに気づいた。
えっ……お風呂に入ったはずなのに……なんで?
これ、どうしたらいいの?
とりあえず抜いた方がいいのかな?
そっと身体を動かして引き抜こうとするけれど、少し動いただけで身体の奥が擦られて途轍もない快感に襲われてしまう。
「ああっ!」
思わず声が出てしまい、慌てて口を押さえたけれど、
「ふふっ。朝から自分でお楽しみか?」
と目を覚ましたエヴァンさんにギュッと抱きしめられてしまう。
「ち、ちが――っ、エヴァンさんのが、中に……っ」
「ふふっ。ああ、そうだな。中に挿入ったままにしたんだ」
「えっ……なんで?」
「忘れたのか? ユヅルがダメだって言ったんだぞ。中にいてって」
「えっ……」
そう言われて、昨夜の記憶が甦ってくる。
――だめぇ……なかに、いてぇ……
「あっ!」
「ふふ。思い出したか?」
確かにそういった。
だから、エヴァンさん……僕の願いを叶えてくれたんだ……。
自分のいった譫言を素直に聞いてくれたエヴァンさんの優しさと、わがままを言ってしまったことの恥ずかしさで俯いたまま頷いた。
「エヴァンさん……呆れちゃった?」
「ふふっ。何言ってるんだ。愛しい伴侶にそんな可愛いおねだりされて嬉しくないわけないだろう?」
「ほんと?」
「ああ。ずっとユヅルの中にいられて幸せしかないよ」
そんな優しい言葉に
「エヴァンさん……大好きっ!!」
と伝えると、僕の身体の奥で一気に熱を感じた。
「えっ? 何?」
「ユヅルに愛の言葉を言われて、興奮しないわけないだろう? このまま、いいか?」
「えっ……ひゃあっん!!」
僕の返事を待つよりも早く、身体の奥を静かに擦られてもう快感しかない。
ギュッと抱きしめられたまま身体を揺らされ、後ろから回された手で乳首と僕のモノも弄られて、三箇所同時に刺激されたら我慢できるはずもなく、僕はあっという間に蜜を放ってしまった。
「ああっ、ユヅル……っ、可愛いっ!!」
その声と同時にまた身体の中に温かなものが広がっていく。
ゆっくりと引き抜かれた後孔から、とろりと流れ出る感覚を覚えながら僕は幸せに満ち足りた気持ちになっていた。
「ユヅル、シャワーを浴びよう」
しばらく抱き合ってから、エヴァンさんに抱き抱えられお風呂場に向かう。
身体を清められながら、鏡に映る自分の姿が見えて
「わっ!」
と思わず声を上げてしまった。
「どうした?」
「あっ、これ……」
驚きつつ、僕の胸、特に乳首の周りに驚くほどたくさんのキスマークがついているのを見せた。
「ああ、昨日は服を脱がさなかったからな」
そう言われて思い出す。
そういえば昨日は服を脱がなかったんだ。
胸しか出てなかったからってことなのかな……。
でもこのキスマーク……
「ふふっ」
「ユヅル?」
「ふふっ。理央くんとお揃いになったなって……」
「ああ、ミヅキが胸が好きだって話していたやつか」
「うん。実は赤ずきんの衣装に着替えるときに見えちゃったんだ。胸の周りにいっぱいキスマークがあってびっくりした」
「えっ……ユヅルは見せなかったか?」
「うん、多分見られてないと思うけど……」
そういうと、エヴァンさんはホッとした表情で僕を抱きしめた。
「そうか、よかった。ミヅキには悪いが、ユヅルを見られなくてホッとしてる。リオたちなら問題ないとは思っているが、それでもユヅルは私だけのものにしておきたい。狭量な私を嫌わないでくれ」
「ふふっ。エヴァンさんを嫌いになることなんて一生ないですよ」
「ユヅル……っ」
嬉しそうなエヴァンさんとお風呂場で今日最初のキスをした。
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