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狼さんとの夜※
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「ユヅル、今日は電気をつけていてもいいか?」
「えっ、でも……恥ずかしいよ……」
もう散々明るい場所でもエヴァンさんと愛し合っているけれど、直接的に電気をつけていたいなんて言われるとちょっと恥ずかしく思える。
「可愛いユヅルの赤ずきん姿を堪能したかったんだが……じゃあ、これならいいか?」
そう言って、ベッド脇にあるいくつかの間接照明だけをつけると、煌々と明かりがついた状態と真っ暗な状態のちょうど中間のような優しい光に包まれる。
「うん……これならいいかも」
「そうか、ならよかった」
嬉しそうに笑いながら、僕をベッドに下ろすと頭から足までじっくりと見つめられる。
まるで本当の狼に狙われたようなそんな視線を浴びているだけで僕の身体の奥がキュンキュン疼いてしまうんだ。
「ユヅル、その衣装本当によく似合っているな。このスカートの中はどうなっているんだ?」
「えっ、やぁっん……」
ピラッと捲られて、スカートの中を見られる。
中はもちろんいつもの下着。
可愛いスカートの中が男物の下着なんて知られたら、興奮してくれなくなるかも……なんて思ったけれど、そんなそぶりは全くない。
それどころか、
「ふふっ。もう興奮しているようだな」
と嬉しそうだ。
「ひゃっ!」
ささやかな膨らみにエヴァンさんの手が触れる。
その温もりにさらに昂ってしまう。
「おっ、もう、少し湿っているな。これ以上下着が汚れるといけないから脱いでおこうか」
「えっ? わっ!」
ベッドに座っているはずの身体がもふもふの腕にふわっと持ち上げられたと思ったら、スルスルと下着を脱がされる。
「ふふっ。甘い匂いがするな」
「やぁっ、だめぇ……っ」
脱がされたばかりの下着を嗅がれるなんて恥ずかしすぎる!
抵抗の声をあげると、
「ごめん、ごめん。可愛くてつい意地悪をしてしまった」
と抱きしめてくれる。
「じゃあ、キスして……」
「ああ。身体中に甘いキスを贈ろう」
そういうと、チュッと唇に柔らかな感触が重なる。
「んんっ……」
すぐに口の中に滑り込んできたエヴァンさんの肉厚な舌に自分の舌を絡め取られて、心地良い刺激に蕩けそうになっていると、エヴァンさんの手が服の上から僕の胸に触れる。
「んっ……んんっ!」
直に赤ずきんの衣装を着ているから、服の下で僕の乳首がぷっくりと膨らんでいるのがすっかりバレてしまっている。
エヴァンさんは服の上から乳首を摘んだり擦ったり甘い刺激を与えながら、唇を離し首筋や耳たぶにもキスを落とす。
もうこれだけでおかしくなってしまいそう。
でも刺激を与えられ続けると、もっと深い刺激を欲しいと思ってしまう。
ああ、僕ってこんなにいやらしかったんだ。
でも今までずっとエヴァンさんに快楽を教えられてきた僕の身体には服の上からの刺激がだんだん物足りなくなってくる。
直に触れてほしい……。
そう思った時、佳都さんの言葉を思い出した。
――ここにね、仕掛けがあるんだよ。
いたずらっ子のような笑顔を浮かべて、自分の着ている服で教えてくれたんだった。
僕はそれを思い出し、胸の下のファスナーをスッと一直線に開け、服の上から僕の胸に触れているエヴァンさんの手を握って、その中に誘い込んだ。
「んっ?」
エヴァンさんの驚きの声が聞こえて、唇が離れると同時に誘い込んだ指も離れていった。
乳首への刺激がなくなってちょっと寂しい。
「ユ、ユヅル……これは……」
「可愛い? これだと服を着たまま胸が触れるんだって」
ドキドキしながら説明すると、エヴァンさんは僕の顔を見つめながら、スッとその隙間から指を再度侵入させる。
「ああ……っ、なんて最高な仕掛けなんだ。赤ずきんの衣装を堪能しながら、ユヅルの可愛い乳首を堪能できるなんて……」
「ああっん……っ!」
指でピンと弾かれるだけで、身体が跳ねてしまう。
「ああっ、もう本当に可愛いっ!!」
そういうと、エヴァンさんは僕の乳首をパクリと咥えた。
「ひゃぁぁっん」
さっきからずっと弄られていたから、舌先でころがされたり吸いつかれたりするだけでおかしくなりそうなほど気持ちがいい。
気づけばもう片方のファスナーも開けられて、両方にとてつもない刺激が与えられる。
「ああっん! だ、めぇ……っ、も、うイっちゃう、からぁ……っ」
必死に声をあげると
エヴァンさんは嬉しそうに顔を上げて、そのまま僕の足元に顔を埋める。
もちろん乳首への刺激は続いたままで……。
「ああっ! りょ、うほうは、だめぇ……っ!!」
すでに昂っていた僕のささやかなモノを咥えられ、両方の乳首も弄られて我慢なんてできるはずがない。
あっという間に絶頂を迎えた僕は、エヴァンさんの口内に蜜を放ってしまった。
「えっ、でも……恥ずかしいよ……」
もう散々明るい場所でもエヴァンさんと愛し合っているけれど、直接的に電気をつけていたいなんて言われるとちょっと恥ずかしく思える。
「可愛いユヅルの赤ずきん姿を堪能したかったんだが……じゃあ、これならいいか?」
そう言って、ベッド脇にあるいくつかの間接照明だけをつけると、煌々と明かりがついた状態と真っ暗な状態のちょうど中間のような優しい光に包まれる。
「うん……これならいいかも」
「そうか、ならよかった」
嬉しそうに笑いながら、僕をベッドに下ろすと頭から足までじっくりと見つめられる。
まるで本当の狼に狙われたようなそんな視線を浴びているだけで僕の身体の奥がキュンキュン疼いてしまうんだ。
「ユヅル、その衣装本当によく似合っているな。このスカートの中はどうなっているんだ?」
「えっ、やぁっん……」
ピラッと捲られて、スカートの中を見られる。
中はもちろんいつもの下着。
可愛いスカートの中が男物の下着なんて知られたら、興奮してくれなくなるかも……なんて思ったけれど、そんなそぶりは全くない。
それどころか、
「ふふっ。もう興奮しているようだな」
と嬉しそうだ。
「ひゃっ!」
ささやかな膨らみにエヴァンさんの手が触れる。
その温もりにさらに昂ってしまう。
「おっ、もう、少し湿っているな。これ以上下着が汚れるといけないから脱いでおこうか」
「えっ? わっ!」
ベッドに座っているはずの身体がもふもふの腕にふわっと持ち上げられたと思ったら、スルスルと下着を脱がされる。
「ふふっ。甘い匂いがするな」
「やぁっ、だめぇ……っ」
脱がされたばかりの下着を嗅がれるなんて恥ずかしすぎる!
抵抗の声をあげると、
「ごめん、ごめん。可愛くてつい意地悪をしてしまった」
と抱きしめてくれる。
「じゃあ、キスして……」
「ああ。身体中に甘いキスを贈ろう」
そういうと、チュッと唇に柔らかな感触が重なる。
「んんっ……」
すぐに口の中に滑り込んできたエヴァンさんの肉厚な舌に自分の舌を絡め取られて、心地良い刺激に蕩けそうになっていると、エヴァンさんの手が服の上から僕の胸に触れる。
「んっ……んんっ!」
直に赤ずきんの衣装を着ているから、服の下で僕の乳首がぷっくりと膨らんでいるのがすっかりバレてしまっている。
エヴァンさんは服の上から乳首を摘んだり擦ったり甘い刺激を与えながら、唇を離し首筋や耳たぶにもキスを落とす。
もうこれだけでおかしくなってしまいそう。
でも刺激を与えられ続けると、もっと深い刺激を欲しいと思ってしまう。
ああ、僕ってこんなにいやらしかったんだ。
でも今までずっとエヴァンさんに快楽を教えられてきた僕の身体には服の上からの刺激がだんだん物足りなくなってくる。
直に触れてほしい……。
そう思った時、佳都さんの言葉を思い出した。
――ここにね、仕掛けがあるんだよ。
いたずらっ子のような笑顔を浮かべて、自分の着ている服で教えてくれたんだった。
僕はそれを思い出し、胸の下のファスナーをスッと一直線に開け、服の上から僕の胸に触れているエヴァンさんの手を握って、その中に誘い込んだ。
「んっ?」
エヴァンさんの驚きの声が聞こえて、唇が離れると同時に誘い込んだ指も離れていった。
乳首への刺激がなくなってちょっと寂しい。
「ユ、ユヅル……これは……」
「可愛い? これだと服を着たまま胸が触れるんだって」
ドキドキしながら説明すると、エヴァンさんは僕の顔を見つめながら、スッとその隙間から指を再度侵入させる。
「ああ……っ、なんて最高な仕掛けなんだ。赤ずきんの衣装を堪能しながら、ユヅルの可愛い乳首を堪能できるなんて……」
「ああっん……っ!」
指でピンと弾かれるだけで、身体が跳ねてしまう。
「ああっ、もう本当に可愛いっ!!」
そういうと、エヴァンさんは僕の乳首をパクリと咥えた。
「ひゃぁぁっん」
さっきからずっと弄られていたから、舌先でころがされたり吸いつかれたりするだけでおかしくなりそうなほど気持ちがいい。
気づけばもう片方のファスナーも開けられて、両方にとてつもない刺激が与えられる。
「ああっん! だ、めぇ……っ、も、うイっちゃう、からぁ……っ」
必死に声をあげると
エヴァンさんは嬉しそうに顔を上げて、そのまま僕の足元に顔を埋める。
もちろん乳首への刺激は続いたままで……。
「ああっ! りょ、うほうは、だめぇ……っ!!」
すでに昂っていた僕のささやかなモノを咥えられ、両方の乳首も弄られて我慢なんてできるはずがない。
あっという間に絶頂を迎えた僕は、エヴァンさんの口内に蜜を放ってしまった。
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