124 / 204
気になる!
しおりを挟む
「――っ!! そんなことまで?」
「すごいですっ!」
「えーっ! セルジュさんってそんなタイプなんだ!」
僕と理央くんはもう聞いているだけでも顔が赤くなってくるような赤裸々な内容だったけれど、リュカと秀吾さん、佳都さんは興味津々な様子でミシェルさんの話を聞いていた。
「あっ、あのミシェルさん、新婚さんの弓弦くんと理央くんにはこの話の内容はちょっと激しすぎるんじゃないでしょうか?」
「えー、でも参考になるかなと思って。ねぇ、ユヅル」
秀吾さんの言葉にミシェルさんはなんてことないみたいな様子で僕に話を振るけれど、正直にいうと、セルジュさんがそんなことするんだとちょっと衝撃を受けてしまっていた。
あんな紳士的なセルジュさんが……。
思わずセルジュさんの方を見てしまって、目が合いそうになって慌てて目を逸らしてしまった。
エヴァンさんもちょっと意地悪なこと言ったりすることもあるけれど、セルジュさんは甘い言葉しかかけないものだと勝手に思ってたな。
でも、これがミシェルさんしか知らないセルジュさんの姿ってことなんだろうか。
そう考えたら、エヴァンさんも……僕だけしか知らないエヴァンさんがいるってことなのかな。
「あ、あの……やっぱり、上に乗ると興奮してくれるんですね」
さっき秀吾さんとリュカに教えてもらったことを頭で思い返しながら告げると、
「ふふっ。そうだね。でも、セルジュだけじゃなくて僕も興奮するんだよ」
と教えてくれた。
「えっ? ミシェルさんも?」
「うん。だって、セルジュを見下ろせるなんて普段だったらありえないことだし、嬉しそうなセルジュの顔を見ながら動くのは興奮するよ。まぁ、正直にいうと気持ち良すぎて最後の方は全然顔も見えないくらいになっちゃってるんだけど……」
「「――っ!!!」」
ほんのりと頬を染めて話しているのが、やけに生々しく感じられてドキドキしてしまう。
隣にいる理央くんは真っ赤な顔をしているけれど、それでも真剣にミシェルさんの話に聞き入っているようだった。
「あ、あの……」
「んっ? どうしたの、リオ」
「その……自分で、上に乗って……そんな、簡単に挿入るもの、なんですか?」
「どういうこと?」
「あの……凌也さんの、すっごくおっきくて……自分じゃ、挿入られそうにない、んですけど……」
「「「「――っ!!!!」」」」
理央くんの思いもよらない発言に、僕たちは揃って観月さんに視線を向けてしまった。
「んっ? 理央、どうかしたか?」
「あっ、な、なんでもないですっ!」
みんなで見つめすぎたのか視線に気づいた観月さんが、離れた場所から声をかけてきてびっくりした。
理央くんがなんとか誤魔化してくれてよかったかな。
僕たちは少し顔を寄せて話すことにした。
「えー、ミヅキさんって、そんなにおっきいんだ! シュウゴは知ってた?」
「えっ、い、いえ。皆さんより付き合いは長いですけどそんな話はしたことないので……」
「あっ、でも直己さんが観月さんも悠木さんも同じくらいおっきいって話してた気がする。でも僕も挿入るから理央くんも大丈夫じゃないかな? ねぇ、秀吾さん」
「えっ、そ、そう、ですね……。でも理央くんは佳都さんより身体が小さいから不安なのかもしれないですね」
「ねぇ、周防さんはどうなんですか? おっきい?」
「えっ? い、いや……比べたことがないので、わからないですけど……でも、おっきいと思いますよ。僕の五倍はありそうなので……」
「五倍? えー、そうなんだ! すごいっ!!」
みんなに囃し立てられて秀吾さんの顔が真っ赤になっている。
「あっ、でも外国人さんの方がおっきいって雑誌で見たことがありますよ」
「えー、佳都さん、どんな雑誌読んでるんですか?」
「前にちょっと調べたことがあって……って、それはいいんだけど……。だからジョルジュさんとか、セルジュさんとかエヴァンさんとかすごくおっきいんじゃないかな?」
「そんなに違うものなんですか?」
「やっぱり違うらしいよ。でもこの三人の中だと、ダントツでエヴァンさんがおっきそうなイメージがする」
佳都さんの言葉にリュカとミシェルさんが一斉に頷く。
「それは間違い無いでしょうね」
「うん、そんな気がする」
確かにエヴァンさんのっておっきいけど……そんなにおっきかったんだ……。
エヴァンさんのしか見たことがないから、わからなかったな。
「すごいですっ!」
「えーっ! セルジュさんってそんなタイプなんだ!」
僕と理央くんはもう聞いているだけでも顔が赤くなってくるような赤裸々な内容だったけれど、リュカと秀吾さん、佳都さんは興味津々な様子でミシェルさんの話を聞いていた。
「あっ、あのミシェルさん、新婚さんの弓弦くんと理央くんにはこの話の内容はちょっと激しすぎるんじゃないでしょうか?」
「えー、でも参考になるかなと思って。ねぇ、ユヅル」
秀吾さんの言葉にミシェルさんはなんてことないみたいな様子で僕に話を振るけれど、正直にいうと、セルジュさんがそんなことするんだとちょっと衝撃を受けてしまっていた。
あんな紳士的なセルジュさんが……。
思わずセルジュさんの方を見てしまって、目が合いそうになって慌てて目を逸らしてしまった。
エヴァンさんもちょっと意地悪なこと言ったりすることもあるけれど、セルジュさんは甘い言葉しかかけないものだと勝手に思ってたな。
でも、これがミシェルさんしか知らないセルジュさんの姿ってことなんだろうか。
そう考えたら、エヴァンさんも……僕だけしか知らないエヴァンさんがいるってことなのかな。
「あ、あの……やっぱり、上に乗ると興奮してくれるんですね」
さっき秀吾さんとリュカに教えてもらったことを頭で思い返しながら告げると、
「ふふっ。そうだね。でも、セルジュだけじゃなくて僕も興奮するんだよ」
と教えてくれた。
「えっ? ミシェルさんも?」
「うん。だって、セルジュを見下ろせるなんて普段だったらありえないことだし、嬉しそうなセルジュの顔を見ながら動くのは興奮するよ。まぁ、正直にいうと気持ち良すぎて最後の方は全然顔も見えないくらいになっちゃってるんだけど……」
「「――っ!!!」」
ほんのりと頬を染めて話しているのが、やけに生々しく感じられてドキドキしてしまう。
隣にいる理央くんは真っ赤な顔をしているけれど、それでも真剣にミシェルさんの話に聞き入っているようだった。
「あ、あの……」
「んっ? どうしたの、リオ」
「その……自分で、上に乗って……そんな、簡単に挿入るもの、なんですか?」
「どういうこと?」
「あの……凌也さんの、すっごくおっきくて……自分じゃ、挿入られそうにない、んですけど……」
「「「「――っ!!!!」」」」
理央くんの思いもよらない発言に、僕たちは揃って観月さんに視線を向けてしまった。
「んっ? 理央、どうかしたか?」
「あっ、な、なんでもないですっ!」
みんなで見つめすぎたのか視線に気づいた観月さんが、離れた場所から声をかけてきてびっくりした。
理央くんがなんとか誤魔化してくれてよかったかな。
僕たちは少し顔を寄せて話すことにした。
「えー、ミヅキさんって、そんなにおっきいんだ! シュウゴは知ってた?」
「えっ、い、いえ。皆さんより付き合いは長いですけどそんな話はしたことないので……」
「あっ、でも直己さんが観月さんも悠木さんも同じくらいおっきいって話してた気がする。でも僕も挿入るから理央くんも大丈夫じゃないかな? ねぇ、秀吾さん」
「えっ、そ、そう、ですね……。でも理央くんは佳都さんより身体が小さいから不安なのかもしれないですね」
「ねぇ、周防さんはどうなんですか? おっきい?」
「えっ? い、いや……比べたことがないので、わからないですけど……でも、おっきいと思いますよ。僕の五倍はありそうなので……」
「五倍? えー、そうなんだ! すごいっ!!」
みんなに囃し立てられて秀吾さんの顔が真っ赤になっている。
「あっ、でも外国人さんの方がおっきいって雑誌で見たことがありますよ」
「えー、佳都さん、どんな雑誌読んでるんですか?」
「前にちょっと調べたことがあって……って、それはいいんだけど……。だからジョルジュさんとか、セルジュさんとかエヴァンさんとかすごくおっきいんじゃないかな?」
「そんなに違うものなんですか?」
「やっぱり違うらしいよ。でもこの三人の中だと、ダントツでエヴァンさんがおっきそうなイメージがする」
佳都さんの言葉にリュカとミシェルさんが一斉に頷く。
「それは間違い無いでしょうね」
「うん、そんな気がする」
確かにエヴァンさんのっておっきいけど……そんなにおっきかったんだ……。
エヴァンさんのしか見たことがないから、わからなかったな。
132
お気に入りに追加
2,926
あなたにおすすめの小説
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
夫から「用済み」と言われ追い出されましたけれども
神々廻
恋愛
2人でいつも通り朝食をとっていたら、「お前はもう用済みだ。門の前に最低限の荷物をまとめさせた。朝食をとったら出ていけ」
と言われてしまいました。夫とは恋愛結婚だと思っていたのですが違ったようです。
大人しく出ていきますが、後悔しないで下さいね。
文字数が少ないのでサクッと読めます。お気に入り登録、コメントください!

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。

卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。

家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる