天涯孤独になった僕をイケメン外国人が甘やかしてくれます

波木真帆

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閑話 大好きな人※ <後編>

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『くぅ――! 今の言葉、忘れるなよ!』

『んん……っ!! んぅ……』

抱きかかえられたままベッドの端に腰を落とし、噛み付くようなキスをされたと思ったらすぐに滑り込んできた舌に口内を貪られる。
ジョルジュの肉厚な舌がまるで生き物のように動き回って気持ちがいい。
歯列をなぞり舌に絡みつきチュッと吸いつかれる。
甘い唾液が混ざり合い、もうどちらのものかもわからない。
それをコクっと嚥下するとジョルジュは嬉しそうに笑った。

『リュカ……本当に可愛いな』

『ねぇ、ジョルジュ……』

抱きしめられた腕からそっと抜け出てジョルジュの前に立ち、背中を向けて

『一人じゃ脱げないから、ファスナー、下ろして……』

と頼むと、ジョルジュは目を丸くしてゴクリと息を呑んだ。

『いいのか?』

『いいよ、して……』

私の言葉にゆっくりと指が近づいてくる。

スッとファスナーが下ろされ、肩をずらすと軽やかな水色のドレスは重力に負けてストンと床に落ちた。

『――っ!!! リュカ、それ……っ』

『どう、かな?』

初めて着たベビードール。
正直こんな下着があることすら知らなかった。
色は黒だからそこまで中は見えないかと思ったけれど、着てみてわかった。
薄い生地が肌の色を透けさせてなんとも言えない妖艶さを醸し出している。

これをジョルジュが気に入ってくれるかどうか心配だったけれど、今まで見たこともないくらいにジョルジュの視線が突き刺さる。
よかった。
この下着はジョルジュも気に入ってくれたみたいだ。

いや、気に入ったなんてものじゃない。
だってこんなにもケモノのような欲望に塗れたギラギラとした目で見つめてくれているのだから。

夫夫になって長いのにまだこんなにも興奮してくれていることに喜びが込み上げる。

まるで視姦されているようなその視線に私も昂ってくる。

『リュカ……あんな清楚なドレスの下にこんなに淫らなものを隠していたのか』

『ジョルジュだけに見せたくて……』

『なら、もっと間近で見せてもらおうか』

『えっ、わっ!!』

驚くほどの早技で抱き上げられ、ベッドに寝かされる。

『くそっ、本当にエロいな』

『そんなにみられたら恥ずかしぃ……っ』

あまりにもみられすぎておかしくなりそう。

『だって、俺のために着てくれたんだろう? たっぷりと堪能させてもらうよ』

『ひゃぁんっ』

ベビードルの上からキュッと乳首を摘まれる。
薄い生地に挟まれて摘まれると、どうしてだかわからないけれど裸で摘まれるよりも感じる気がする。

そのままパクリと咥えられて軽く噛まれるだけであまりの快感に身体が跳ねてしまう。
ぷっくりと膨らんだ乳首がベビードールの薄い生地に擦れるだけでもう気持ちが良くてたまらない。

『いつも以上に感じているみたいだな』

『だってぇ……っ』

『じゃあそれは着たままにしておこう。下だけ脱がすぞ』

そういうが早いかあっという間に下着を脱がされて、すっかり昂ってしまっている私のモノがジョルジュの眼前に晒される。

『ふふっ。リュカの可愛いのが裾を押し上げてるぞ』

『ああっん!』

硬く昂ったモノをピンと指で弾かれただけで途轍もない刺激が身体を貫いていく。

『ああ、もう……本当に可愛いな』

『ああっん……っ、やぁ――っ、だめぇ……っ』

生地越しに指で乳首を弄られながら、昂ったものを咥えられて、両方からの刺激にすぐにイってしまいそうになる。

『このままイったらもったいないな』

そういうと、ジョルジュはベッドの脇の棚からローションボトルを取り出し手のひらに伸ばしていく。
そのぬるぬるの手で私の昂ったものを扱き、そのまま後孔に指を伸ばした。

毎日のようにジョルジュに愛されている身体はジョルジュの指に反応してすぐに解れていく。
でも今日はもうこれだけでイってしまいそうなほど限界だ。

『じょ、るじゅ……っ、は、やくぅ……っ』

『――っ!! ああ、すぐに挿入いれてやるよ!』

いつの間に脱いでいたんだろう。
あまりの快感にジョルジュが裸になったのもわかってなかった。
それほどに今日の私はジョルジュの与えてくれる刺激に溺れていたみたいだ。

ジョルジュは途轍もない大きさに昂ったモノを見せつけるようにぬるぬるの手で数回扱いてみせると、私の解れ切った後孔にそれをググッと押し込んだ。

『はぁ……ぁん、ああっ……っ』

すっかりジョルジュの形を覚えてしまっている後孔の中を押し広げながら、あっという間に奥まではまり込んでくる。

トンと最奥に到達したような感覚を覚えて

『じょる、じゅ……あい、してる……っ』

愛の言葉を囁いた瞬間、

『くぅ……っ!! ああっ!! リュカっ!! リュカっ!!』

ジョルジュが激しく腰を動かした。
腰をがっちりと掴まれて、気持ちいい場所をゴリゴリと擦られてあまりの気持ちよさにおかしくなりそうだ。

『ああっ! じょる、じゅ……っ!! そこぉ……っ、も、っとぉ……おく、までぇ……つい、てぇ……!』

『――っ!! リュカっ!! ああっ! もう気持ちよすぎるっ!!』

『ああっ、もぅ……いくぅ……っ!』

ジョルジュが与えてくれる激しい刺激にあっという間に限界を迎えた私は、爪先までピクピクと震わせながらそのまま蜜を放った。

『ああ、リュカ……っ、俺も!』

その言葉と同時に身体の奥に温かなものが広がって行く。
その幸せな温もりを感じながら、

『キス、してぇ……』

とねだる。

『リュカ、愛しているよ』

甘い甘い囁きと共に柔らかな唇が重ねられた。
ジョルジュの昂りをしばらくの間、身体の中に感じながら甘いキスを続けていると、中の昂りが主張してくる。

『ジョルジュ……これ、』

『仕方ないだろ。リュカが可愛すぎるんだから。もう一度、な……』

そんな可愛らしく言われたら嫌だとも言えない。
そもそも嫌だなんて思っていないのだし。

私たちはそれから何度も愛し合い、幸せな初夜を過ごした。

こんなにも興奮した夜を過ごしたのはきっとこのベビードールのおかげだろう。
ジョルジュが興奮してくれるのがわかったから、これからもきてみよう。
そんな気持ちにさせられた甘い夜だった。
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