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番外編
最高の目覚め※
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それからどれくらい眠っただろう。
目覚めると、朝の生理現象のせいか、それとも空良の中が気持ち良かったからか、空良の中で最高潮に昂っていた。
ああ、気持ちがいい。
こんな快感の中で目覚めることができるなんて、なんて幸せだろう。
腕の中の空良を覗き込んでみれば、スゥスゥと心地良さそうな寝息を立てているのが見える。
こんなにも大きな欲望の塊が身体の中に埋め込まれているというのに、よく眠っていられるものだと感心するがそれほど疲労させてしまったのだろう。
激しくさせてすまないと思いつつも、ドレス姿とあの艶かしいベビードールなんて見せられたら興奮しないわけがないのだから仕方がないだろう。
シミひとつない滑らかな肌を堪能しながら、腰をゆっくりと動かすと、
「んっ……」
空良が甘い声をあげる。
寝ていても快感を感じるんだよな。
昨日散々やったからがっつくほど飢えているわけでもない。
だからゆっくりたっぷり空良に快感を与えてやろう。
空良を抱きしめ、まだぷっくりと膨らんだ乳首を軽く摘みながら、空良の気持ちいい場所を重点的にゴリゴリと擦ってやると、
「ひゃぁんっ、な、に……?」
流石に目を覚ましたようだ。
何が何だかわからないと言った様子で戸惑った声をあげる空良を後ろから抱きしめ、耳元で囁いた。
「空良が可愛すぎて、中から出たくなかったみたいだ」
そう言いながらもゴリゴリと擦ってやる。
「ああっ、やぁ――っん、そ、こぉ……っ」
「ここ、空良が好きなところだろう?」
「んっ……も、っとぉ、こ、すってぇ……っ」
「ああ。仰せのままに」
腕の中の小さな空良をギュッと抱きしめたまま、腰をさらに激しく突き上げてやれば、
「ああっん! だ、めぇ……っ!! おか、しくなるぅ……っ!!」
と叫びながら、ピクピクと全身を痙攣させる。
と同時に中の肉襞がグチュグチュと蠢いて俺のに吸い付いてくる。
「くっ――! なんて気持ちよさだ」
そこに留まったまま、そっと空良の果実に触れれば、激しくイったはずなのにほとんど何も出ていない。
そうか、中でイったのか。
俺たちの相性も本当に最高だな。
なら、最後の仕上げと行くか。
空良の果実を扱きながら、中をゴリゴリと擦ってやると、
「ああっーっん、はげ、しぃ……っ! もぅ、イくぅ……っ!!」
身を震わせながら、ピュルピュルと少量の蜜を飛ばした。
昨夜から数え切れないくらい出してるからな。
水のような濃さの蜜をぺろっと舐めながら、
「俺もイくぞっ!」
と最後に激しく腰を動かすと、
「くっ――!!」
俺も空良の中に欲望の蜜を注ぎ込んだ。
ふっ。流石に俺も少ないな。
それでも得られる快感は半端ない。
ずっと空良の中にいたから離れるのも寂しいが、中にいれば、また空良が欲しくなるからな。
ゆっくりと引き抜き、空良を抱きしめる。
「空良、おはよう。朝から最高の目覚めだったよ」
頬にそっとキスをすると、
「ひ、ろと、さん……っ、だい、すき」
とか細い声で愛の言葉を囁いてくれる。
一気に昂りそうになるが、流石にこれ以上はダメだ。
「ああ、俺も空良が大好きだ。お前は俺の愛しい夫だよ」
「ふふっ。うれ、しぃ……っ」
ああ、なんて可愛い顔で笑うんだ。
このままベッドにいると本当にやばい。
空良に風呂に入れてやると言って、空良を抱き上げ急いで寝室を出た。
もちろん、ベルを鳴らすことは忘れずに。
自分の欲望を必死に押さえつけながら、本当に身体を清めることだけに集中する。
ぷっくりと美味しそうに膨らんだ乳首も、プルプルと震える小さな果実も、とろとろにほぐれて俺の蜜を垂らす後孔も、なんとか無を貫き通して、風呂を出た。
裸だとまた興奮すると思い、ローブを着せて寝室に戻ると甘い匂いが漂っている。
なんだ?
俺がそう思ったと同時に
「わぁ、ショコラショーの匂いがする」
と空良が嬉しそうに声を上げた。
見れば、ベッド脇に置かれたテーブルにまだ湯気を立てているショコラショーとコーヒー、そして、クロワッサンやサラダ、フルーツが置かれている。
「どうやら朝食を持ってきてくれたようだな。空良、食べるか?」
「うん、食べたいです!」
嬉しそうな空良をベッドに寝かせ、そのテーブルごとベッドに設置すると、寝ながらでも食事ができる。
「どれから食べる?」
「ショコラショーを飲みたいです」
「熱いから気をつけるんだぞ」
そう言って渡しつつも、カップの温度は飲みやすい温度になっていた。
ああ、さすがだなと感心しつつ、空良に飲ませる。
唇にチョコレートをつけながら、美味しいと笑みを浮かべる空良を見ていると、どうしてもしたくなるのは仕方がない。
ぺろっと舌で舐めとってやると、空良は嬉しそうに笑った。
サクサクのクロワッサンに空量も俺も舌鼓を打ちながら、あっという間に朝食を平らげる。
「ふぅー、美味しかったです」
「ああ、最高の朝食だったな」
まだ色気ダダ漏れで気怠けな様子が抜けていない空良だが、もう少し時間をおけば大丈夫だろう。
ところで今は何時だろう?
そういえばずっと時計を見ていなかったかもしれないと思い、スマホの画面を見て血の気が引く思いだった。
嘘だろ……っ。
流石にまだ昼にもなっていないと思ったが、もうすでに夕方を指している。
慌ててジュールさんを呼べば、もうすでに何時間も前からコンサバトリーで集まっているのだと教えてくれた。
ああ、もうこれで鬼畜確定だ……。
そう思いながら、みんなの元に向かう準備を整えた。
目覚めると、朝の生理現象のせいか、それとも空良の中が気持ち良かったからか、空良の中で最高潮に昂っていた。
ああ、気持ちがいい。
こんな快感の中で目覚めることができるなんて、なんて幸せだろう。
腕の中の空良を覗き込んでみれば、スゥスゥと心地良さそうな寝息を立てているのが見える。
こんなにも大きな欲望の塊が身体の中に埋め込まれているというのに、よく眠っていられるものだと感心するがそれほど疲労させてしまったのだろう。
激しくさせてすまないと思いつつも、ドレス姿とあの艶かしいベビードールなんて見せられたら興奮しないわけがないのだから仕方がないだろう。
シミひとつない滑らかな肌を堪能しながら、腰をゆっくりと動かすと、
「んっ……」
空良が甘い声をあげる。
寝ていても快感を感じるんだよな。
昨日散々やったからがっつくほど飢えているわけでもない。
だからゆっくりたっぷり空良に快感を与えてやろう。
空良を抱きしめ、まだぷっくりと膨らんだ乳首を軽く摘みながら、空良の気持ちいい場所を重点的にゴリゴリと擦ってやると、
「ひゃぁんっ、な、に……?」
流石に目を覚ましたようだ。
何が何だかわからないと言った様子で戸惑った声をあげる空良を後ろから抱きしめ、耳元で囁いた。
「空良が可愛すぎて、中から出たくなかったみたいだ」
そう言いながらもゴリゴリと擦ってやる。
「ああっ、やぁ――っん、そ、こぉ……っ」
「ここ、空良が好きなところだろう?」
「んっ……も、っとぉ、こ、すってぇ……っ」
「ああ。仰せのままに」
腕の中の小さな空良をギュッと抱きしめたまま、腰をさらに激しく突き上げてやれば、
「ああっん! だ、めぇ……っ!! おか、しくなるぅ……っ!!」
と叫びながら、ピクピクと全身を痙攣させる。
と同時に中の肉襞がグチュグチュと蠢いて俺のに吸い付いてくる。
「くっ――! なんて気持ちよさだ」
そこに留まったまま、そっと空良の果実に触れれば、激しくイったはずなのにほとんど何も出ていない。
そうか、中でイったのか。
俺たちの相性も本当に最高だな。
なら、最後の仕上げと行くか。
空良の果実を扱きながら、中をゴリゴリと擦ってやると、
「ああっーっん、はげ、しぃ……っ! もぅ、イくぅ……っ!!」
身を震わせながら、ピュルピュルと少量の蜜を飛ばした。
昨夜から数え切れないくらい出してるからな。
水のような濃さの蜜をぺろっと舐めながら、
「俺もイくぞっ!」
と最後に激しく腰を動かすと、
「くっ――!!」
俺も空良の中に欲望の蜜を注ぎ込んだ。
ふっ。流石に俺も少ないな。
それでも得られる快感は半端ない。
ずっと空良の中にいたから離れるのも寂しいが、中にいれば、また空良が欲しくなるからな。
ゆっくりと引き抜き、空良を抱きしめる。
「空良、おはよう。朝から最高の目覚めだったよ」
頬にそっとキスをすると、
「ひ、ろと、さん……っ、だい、すき」
とか細い声で愛の言葉を囁いてくれる。
一気に昂りそうになるが、流石にこれ以上はダメだ。
「ああ、俺も空良が大好きだ。お前は俺の愛しい夫だよ」
「ふふっ。うれ、しぃ……っ」
ああ、なんて可愛い顔で笑うんだ。
このままベッドにいると本当にやばい。
空良に風呂に入れてやると言って、空良を抱き上げ急いで寝室を出た。
もちろん、ベルを鳴らすことは忘れずに。
自分の欲望を必死に押さえつけながら、本当に身体を清めることだけに集中する。
ぷっくりと美味しそうに膨らんだ乳首も、プルプルと震える小さな果実も、とろとろにほぐれて俺の蜜を垂らす後孔も、なんとか無を貫き通して、風呂を出た。
裸だとまた興奮すると思い、ローブを着せて寝室に戻ると甘い匂いが漂っている。
なんだ?
俺がそう思ったと同時に
「わぁ、ショコラショーの匂いがする」
と空良が嬉しそうに声を上げた。
見れば、ベッド脇に置かれたテーブルにまだ湯気を立てているショコラショーとコーヒー、そして、クロワッサンやサラダ、フルーツが置かれている。
「どうやら朝食を持ってきてくれたようだな。空良、食べるか?」
「うん、食べたいです!」
嬉しそうな空良をベッドに寝かせ、そのテーブルごとベッドに設置すると、寝ながらでも食事ができる。
「どれから食べる?」
「ショコラショーを飲みたいです」
「熱いから気をつけるんだぞ」
そう言って渡しつつも、カップの温度は飲みやすい温度になっていた。
ああ、さすがだなと感心しつつ、空良に飲ませる。
唇にチョコレートをつけながら、美味しいと笑みを浮かべる空良を見ていると、どうしてもしたくなるのは仕方がない。
ぺろっと舌で舐めとってやると、空良は嬉しそうに笑った。
サクサクのクロワッサンに空量も俺も舌鼓を打ちながら、あっという間に朝食を平らげる。
「ふぅー、美味しかったです」
「ああ、最高の朝食だったな」
まだ色気ダダ漏れで気怠けな様子が抜けていない空良だが、もう少し時間をおけば大丈夫だろう。
ところで今は何時だろう?
そういえばずっと時計を見ていなかったかもしれないと思い、スマホの画面を見て血の気が引く思いだった。
嘘だろ……っ。
流石にまだ昼にもなっていないと思ったが、もうすでに夕方を指している。
慌ててジュールさんを呼べば、もうすでに何時間も前からコンサバトリーで集まっているのだと教えてくれた。
ああ、もうこれで鬼畜確定だ……。
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