イケメンスパダリ医師は天涯孤独な彼を放っておけない

波木真帆

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番外編

ドレスを着たままで※

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「わぁっ! おっきぃっ!! なんだかいつもよりおっきぃですよ」

「特別な日なんだから当然だよ」

そう言って、空良の柔らかな頬に硬く聳り立ったモノをペチペチと軽く当ててやると、空良はそれを嬉しそうに小さな手で優しく握り、小さな口を開け可愛らしい舌を見せた。

裏筋をなぞるように下から舐め上げられ、思わず身体がピクリと反応する。
なんせ可愛らしいドレス姿。
しかもたった今イかされたばかりの恍惚とした表情で、俺のを嬉しそうに舐めるその姿がエロくてたまらない。

「ああ、空良。気持ちいいよ」

俺の大きな昂りに必死に舌を這わせる空良に興奮が止まらなくなる。

「空良、上から咥えて……」

そういうと、小さな口を大きく開けてパクりと咥えた。

「――っ、ああ、最高だな」

空良の温かい口の中で小さな舌に包まれながら、空良が動かすたびにどんどん気持ちよさが増していく。
小さな手で根元も扱かれたらいくら俺でもすぐに限界を迎えそうだ。

「悪い、空良っ! もう――っ!」

我慢できずに空良の頭を両手で抑え、腰を激しく動かすと

「うぐっ、ぐっ……っ」

苦しげな声が聞こえたが、そのまま俺は空良の口内に欲望の蜜を放った。
ああ、なんて気持ちよさだ。

途轍もない量に

「ゴホッ、ゴホッ」

と空良が咳き込んでしまって、ハッと我に返った。

「空良、苦しかっただろ。出していいぞ」

空良の目の前にしゃがみ込み、口の前に手を差し出したけれど、空良は涙を流しながらもコクンと飲み干した。

「無理しなくて良かったんだぞ」

目に溜まった涙を親指の腹で拭い取りながらそういうと、

「ひろとさんのだから……はきだすなんて、いやです……」

と可愛いことを言ってくれる。

「ああ、空良! お前は最高だよ」

「ひろとさん……だいすき」

ぎゅっと抱きついてきてくれる空良が愛おしくてたまらない。

「ああ、俺も空良が大好きだよ」

空良の小さな唇に重ね合わせる。
舌を滑り込ませると独特な味がまだ残っていて、これが自分が出したモノだと思うと少し萎えるが空良の甘い唾液には変えられない。

そのまましばらく舌を絡ませあっていると、ようやく空良の味が戻ってきた。
やっぱりこれがいい。

そのままベッドに押し倒し、唇から首筋、そして綺麗な鎖骨に舌を這わせチュッと吸い上げると空良の身体がピクリと震えた。

色白の肌に俺のつけた赤い花が綺麗に咲いているのが見える。
これは俺の独占欲の証。
これだけはやめるわけにはいかないな。

抱きしめながらそっと背中のファスナーをおろし、ドレスの肩の部分をするりとはだけさせると中から艶かしいドレス用のコルセットが現れた。

この中でもうすでに空良の可愛い乳首がぷっくり膨らんでいると思うだけで興奮してくる。
そっとコルセットを緩めて指を挿し入れると可愛らしく膨らんだ乳首に触れる。

「ひゃあんっ!」

それだけで身を震わせるのが可愛くてさらにキュッと摘み上げると、爪先までピクピクと身体を震わせる。

「そんなに感じるのか?」

「だ、ってぇ……」

さっきから刺激しまくってるから当然だろうがな。

太ももをもじもじと擦り合わせているのに気付き、ドレスの中に手を入れれば小さな下着からずらしたままの空良の可愛いモノがもうすっかり昂って勃っているのがわかる。

それをキュッと握って軽く扱いてやれば、気持ちがいいのか体を跳ねさせる。

まるでうさぎだな。

「ひろ、とさぁん……っ」

涙目で訴えてくる空良の顔があまりにも可愛すぎる。
これ以上焦らすのは可哀想か。

「わかった。奥まで可愛がってやるからな」

ベッド脇に常備されたローションボトルを手に取り、手のひらで温めてから空良の後孔に指を這わせる。
プツリと挿入いれると、昨日の愛し合った後孔は俺の指をすぐに受け入れた。

中の指をかき混ぜるとグチュグチュといやらしい音が聞こえる。
あっという間に柔らかくほぐれた後孔から指を引き抜き、そのぬるぬるの手でズボンから出しただけの俺の昂りに擦り付ける。

乱れたドレス姿の空良とタキシードを着たままの俺との着衣セックス。
それだけで興奮する自分がいる。

裸よりも興奮するのは気のせいか?

いやウェディングドレス姿だから余計興奮するのかもしれない。
なんせあんなにも清らかな姿で神に愛を誓った空良が、俺の手で乱されたドレスを身につけ恍惚とした表情で俺が挿入ってくるのを待っているのだ。

興奮しないわけないな。

「は、やくぅ……」

空良のおねだりに理性を飛ばしそうになりながら、柔らかくほぐれた後孔に熱くて硬い昂りをググッと押し当てた。

「ああっ!! んっ……!!」

「ああ、空良の中とろけてる」

柔らかな肉襞に包まれながら、さらにググッと押し込むとあっという間に最奥まで辿り着いた。

「空良、上手だよ。わかるか、俺が空良の中にいるのが」

「ん……っ、ひろ、とさんが、なかに……いるぅ……」

「――っ!! ああっもう!! 可愛すぎるっ!!」

ドレスの裾を捲り上げ、腰をガッツリと掴みながら、激しく腰を動かすと、

「あぁ――っ、だ、めっ……も、う……イくぅ……イッちゃうっ!」

俺の下で空良が身悶える。

それでも止めることなく最奥をゴリゴリと擦ってやると、

「ああっ……おくぅ…きもちいぃよぉ……ああっ、もぅ……イくぅ……っ!!」

限界を迎えたようで空良の可愛いモノから蜜が弾けた。

「空良! 愛してるよ! 空良っ!!」

空良の可愛い姿に限界を迎えた俺は、そのまま空良の最奥に蜜を放った。
さっき空良の口内に吐き出したばかりなのに、なおも大量の蜜が溢れて自分に驚いてしまう。
だが、今日はいつもとは違う。
初夜なんだから興奮しているんだ。

最後の一滴まで空良の中に注ぎ込んでから、ゆっくりと引き抜くとぽっかりと空いた後孔から俺の出した蜜がとろりとこぼれ落ちてくる。

くそっ、ほんとこれエロいな。

ああ、このままだとドレスを汚してしまう。

意識の失った空良の身体を抱き上げ、ゆっくりとドレスを脱がす。
淫らな下着姿の空良を見て、また興奮してくる。

とりあえず風呂で清めながら愛し合うとしようか。

まだまだ夜は長いのだから……。

そう思いながら、空良を抱き上げ風呂場に向かった。
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