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空良と共に※
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あれからどれくらい経っただろうか?
腕の中にいる空良を起こさないようにベッド脇の時計に目を向けると、朝の8時過ぎ。
せっかくのレイトチェックアウトだ。
起きるにはまだ早い。
それにしてもぐっすり眠れたものだ。
やっぱり空良を抱きしめて寝ると熟睡できる。
それに昨夜は裸だったから余計かもしれない。
空良の吸い付くようなすべすべの肌を手の平で堪能しながら、目の前で気持ちよさそうに眠る空良の首筋の匂いを思いっきり吸い込んだ。
甘く蕩けるような匂いが鼻腔をくすぐる。
ああーっ、最高だ。
空良が腕の中にいる幸せをひしひしと感じながら、ぎゅっと抱きしめると
「――んっ?」
急に下半身……いや、股間に違和感を感じた。
いや、まさか……。
そう思いながら、恐る恐る布団を捲って見てみると、空良の小さな手が俺のアレを掴んでいるのが見えた。
「――っ!」
昨夜からの興奮と朝の生理現象とが相まって、朝見るには卑猥すぎるほど硬く聳り立った俺のモノを、夢の中で何かと間違えているのか……それともただ近くにあったから掴んでしまっているのかはわからないが、これはまずい。
寝ているせいか、微妙な力加減で思わず腰を動かしてしまいそうになるほど気持ちがいい。
このままイくのは避けたいが、もう少し触れていて欲しいと思う気持ちとのせめぎ合いだ。
ううっ、どうするべきか……。
悩んだものの、流石にこのままにするわけにはいかないと、空良の指を少しずつ外しに掛かった。
くぅ――っ、もうすぐだ。
もうすぐ……。
そう思った瞬間、
「うーん」
と空良が身動ぎ、離れかけていた指がまた俺のを掴んだ。
「くっ――!」
なんとか意識を逸らそうと、目線を上げると横向きに寝ていた空良が仰向けになっているのが見え、空良の可愛い乳首がぷっくりと膨らんでいることに気づき、今度はそっちから目が離せなくなった。
まるで誘っているかのように赤くぷっくりと膨らんだ乳首は甘くて美味しそうだ。
そっと指を伸ばし、人差し指の腹でそのぷっくりと膨らんだ実を撫でると、
「んっ……」
と可愛い声をあげながら空良の身体がピクリと震えた。
まずい、起こしたか?
まだこのまま寝ていてくれ。
俺のそんな願いも虚しく、空良の大きくて綺麗な目がゆっくりと開いていく。
「んっ? ひ、ろと……さん?」
空良が一番最初に目にしたものが、言葉が私だと言うことに喜びを感じる。
「おはよう、空良」
と冷静を装って声をかけつつも、意識はまだ握られたままの俺のアレに向いている。
そして、ぷっくりと膨らんだ乳首にも……。
空良が起きた今、空良にバレずに俺のから離してもらうようにするのが難しくなってきたがどうするか……。
そう思っていると、
「あれ? これ……」
と空良が手を上下に擦り始めた。
「くっ――! そ、空良……」
まだ手の中にあるものがそれだと気づいていない様子の空良はスッと視線を下に下ろした瞬間、
「わっ――!!――った!!」
パッと顔を赤らめながら驚いて身体を動かし、痛みに眉を顰めた。
「空良っ! 大丈夫か?」
「は、はい。なんか腰に痛みが……」
「悪い、空良。それは俺のせいだ。昨夜我慢できずに何度も空良と愛し合ったから……」
「えっ?……あっ――!」
空良は今ようやく昨夜のことを思い出したんだろう。
赤かった顔がさらに赤みを増していく。
「空良に無理をさせてしまったが、俺は後悔していない。空良と一つになれて、そしてこうやって抱き合えて俺は幸せだから」
「ひろと、さん……その、ぼくも……しあわせです……」
空良は真っ赤な顔を俺の胸に擦り寄せながらそう言ってくれた。
ああ、やっぱり俺は最高に幸せだ。
「空良、まだ身体が辛いだろう? 今日はのんびりできるからもう少し寝た方がいいんじゃないか?」
「あの、でも……ひろとさんの、ソレ……」
真っ赤な顔をした空良に指摘されて、俺は慌てて腰を引き、
「空良が可愛すぎて昨夜何度しても我慢できなくてな……。だが、大丈夫だ。しばらくしたら落ち着くだろうし……」
「でも……ぼくが勝手に触っちゃったから、そうなっちゃったんですよね……?」
「いや、そう言うわけじゃ……」
俺がデカくしていたから空良は掴んでしまったわけで……俺が堪え性がないだけで空良が悪いわけではないんだが……。
なんと言ったらいいのか……。
そう悩んでいると、空良が突然、
「あの、ぼく……ひろとさんの、やってくれたアレ……したいです」
と言い出した。
「アレ?」
「はい。その……ぼくのを口で……」
「いやいや、そんなことっ! 空良はしなくていいんだよ」
俺は慌ててそういうと、笑顔だった空良の顔が悲しそうに歪んでいく。
「ぼくじゃ……だめ、ですか……?」
「くっ――!」
俺が空良のその目に弱いことを知っているのかどうかわからないが、上目遣いに今にも泣き出しそうな目で見られたら断ることもできない。
「いや……その、してもらいたいのはやまやまだが……空良は今、身体が辛いから無理だろう? 本当に無理しなくていいから……」
そういうと、涙に潤んでいた空良の瞳がパッと輝いた。
「ほんと? なら、ひろとさん……こっち向いて立って!」
そう嬉しそうに、俺の手を引く。
「じゃあ、空良! 口には入れないで、手で触ってくれるだけでいいから!」
少しだけさせたら納得するだろうと空良の身体を跨いで膝立ちになると、空良の顔の前に恐ろしく育ちきった俺のモノが、俺の心とは裏腹に今から空良がしてくれることを期待して待っている。
朝から見るには卑猥すぎるソレを空良は面白いおもちゃを見つけたとでも言うように、
「わぁっ――!」
と嬉しそうな声をあげ、ほんのりと頬を赤く染めながら小さくて柔らかな手を伸ばし軽く握ってきた。
「んっ……!」
覚束ない空良の握り方にかえって興奮が増す。
いや、空良に握られているという興奮かもしれない。
空良の手には大きすぎる俺のモノを両手で握りながら、顔を近づけてくる。
まさかと思った時には空良の舌がぺろぺろと俺の先端を舐めていた。
「ぐっ――!」
まるでアイスでも舐めているように、恍惚とした表情で俺のを舐める姿にもう目が離せなくなった。
小さな口から出した赤く小さな舌が俺のを舐めている……そんな視覚からもやられる光景に俺のがさらに昂っていく。
「わぁっ! もっと、大きくなった!!」
嬉しそうにはしゃぎながら、空良は何を思ったのか小さな口を大きく開けてパクリと口に含んだ。
「――っ! 空良っ!」
空良の小さな口には俺の先端しか入っていないが、空良が顔を動かすたびに張り出したところに引っかかってなんとも言えない快感が襲ってくる。
「んっ! くっ――!」
空良の口に出すわけにはいかないと必死に唇を噛み締めながら堪えていると、空良が
「ひもひいい?」
と俺を見上げて聞いてくる。
その瞬間、俺の理性は吹き飛んだ。
空良の耳の横を両手で押さえつけ、腰をガツガツと思いっきり振ると空良の喉奥に当たり途轍もなく気持ちがいい。
「んぐっ、ぐふっ……んっ」
苦しそうな空良の声と空良の口を出入りするグポッグポッという卑猥な音がさらに俺の興奮を増していく。
今までに感じたことのない興奮にあっという間にイキそうになった俺は、ハッと我に返り空良の口から引き向いた。
「くっ――っ!!」
「わぁーっ!!」
その瞬間、大量の白濁が空良の小さな顔を汚した。
俺は一瞬何をしてしまったのかわからなくなっていたが、
「ひろ、とさん……?」
戸惑いを含んだ空良の声に
「空良っ! 悪いっ! 顔にかけるつもりじゃ……あまりにも気持ちよくてつい」
と正直に返すと、
「それなら、よかった」
と俺の精液塗れの顔で嬉しそうに微笑んだ。
空良のその聖母のような微笑みに
ああ、もうダメだな。
俺は空良を手放せない。
空良はすぐにでも俺だけのものにしよう。
と強く心に誓った。
✳︎ ✳︎ ✳︎
最初から結婚式の夜で完結かなと思っていたので、とりあえずここで完結とさせていただきます。
ただ書きたいお話はあといくつかあるので、そちらは番外編で書かせていただこうと思っています。
リクエストがあれば、観月&理央のお話も書こうと思っていますが、需要はありますかね?(笑)
今まで読んでいただきありがとうございます♡
腕の中にいる空良を起こさないようにベッド脇の時計に目を向けると、朝の8時過ぎ。
せっかくのレイトチェックアウトだ。
起きるにはまだ早い。
それにしてもぐっすり眠れたものだ。
やっぱり空良を抱きしめて寝ると熟睡できる。
それに昨夜は裸だったから余計かもしれない。
空良の吸い付くようなすべすべの肌を手の平で堪能しながら、目の前で気持ちよさそうに眠る空良の首筋の匂いを思いっきり吸い込んだ。
甘く蕩けるような匂いが鼻腔をくすぐる。
ああーっ、最高だ。
空良が腕の中にいる幸せをひしひしと感じながら、ぎゅっと抱きしめると
「――んっ?」
急に下半身……いや、股間に違和感を感じた。
いや、まさか……。
そう思いながら、恐る恐る布団を捲って見てみると、空良の小さな手が俺のアレを掴んでいるのが見えた。
「――っ!」
昨夜からの興奮と朝の生理現象とが相まって、朝見るには卑猥すぎるほど硬く聳り立った俺のモノを、夢の中で何かと間違えているのか……それともただ近くにあったから掴んでしまっているのかはわからないが、これはまずい。
寝ているせいか、微妙な力加減で思わず腰を動かしてしまいそうになるほど気持ちがいい。
このままイくのは避けたいが、もう少し触れていて欲しいと思う気持ちとのせめぎ合いだ。
ううっ、どうするべきか……。
悩んだものの、流石にこのままにするわけにはいかないと、空良の指を少しずつ外しに掛かった。
くぅ――っ、もうすぐだ。
もうすぐ……。
そう思った瞬間、
「うーん」
と空良が身動ぎ、離れかけていた指がまた俺のを掴んだ。
「くっ――!」
なんとか意識を逸らそうと、目線を上げると横向きに寝ていた空良が仰向けになっているのが見え、空良の可愛い乳首がぷっくりと膨らんでいることに気づき、今度はそっちから目が離せなくなった。
まるで誘っているかのように赤くぷっくりと膨らんだ乳首は甘くて美味しそうだ。
そっと指を伸ばし、人差し指の腹でそのぷっくりと膨らんだ実を撫でると、
「んっ……」
と可愛い声をあげながら空良の身体がピクリと震えた。
まずい、起こしたか?
まだこのまま寝ていてくれ。
俺のそんな願いも虚しく、空良の大きくて綺麗な目がゆっくりと開いていく。
「んっ? ひ、ろと……さん?」
空良が一番最初に目にしたものが、言葉が私だと言うことに喜びを感じる。
「おはよう、空良」
と冷静を装って声をかけつつも、意識はまだ握られたままの俺のアレに向いている。
そして、ぷっくりと膨らんだ乳首にも……。
空良が起きた今、空良にバレずに俺のから離してもらうようにするのが難しくなってきたがどうするか……。
そう思っていると、
「あれ? これ……」
と空良が手を上下に擦り始めた。
「くっ――! そ、空良……」
まだ手の中にあるものがそれだと気づいていない様子の空良はスッと視線を下に下ろした瞬間、
「わっ――!!――った!!」
パッと顔を赤らめながら驚いて身体を動かし、痛みに眉を顰めた。
「空良っ! 大丈夫か?」
「は、はい。なんか腰に痛みが……」
「悪い、空良。それは俺のせいだ。昨夜我慢できずに何度も空良と愛し合ったから……」
「えっ?……あっ――!」
空良は今ようやく昨夜のことを思い出したんだろう。
赤かった顔がさらに赤みを増していく。
「空良に無理をさせてしまったが、俺は後悔していない。空良と一つになれて、そしてこうやって抱き合えて俺は幸せだから」
「ひろと、さん……その、ぼくも……しあわせです……」
空良は真っ赤な顔を俺の胸に擦り寄せながらそう言ってくれた。
ああ、やっぱり俺は最高に幸せだ。
「空良、まだ身体が辛いだろう? 今日はのんびりできるからもう少し寝た方がいいんじゃないか?」
「あの、でも……ひろとさんの、ソレ……」
真っ赤な顔をした空良に指摘されて、俺は慌てて腰を引き、
「空良が可愛すぎて昨夜何度しても我慢できなくてな……。だが、大丈夫だ。しばらくしたら落ち着くだろうし……」
「でも……ぼくが勝手に触っちゃったから、そうなっちゃったんですよね……?」
「いや、そう言うわけじゃ……」
俺がデカくしていたから空良は掴んでしまったわけで……俺が堪え性がないだけで空良が悪いわけではないんだが……。
なんと言ったらいいのか……。
そう悩んでいると、空良が突然、
「あの、ぼく……ひろとさんの、やってくれたアレ……したいです」
と言い出した。
「アレ?」
「はい。その……ぼくのを口で……」
「いやいや、そんなことっ! 空良はしなくていいんだよ」
俺は慌ててそういうと、笑顔だった空良の顔が悲しそうに歪んでいく。
「ぼくじゃ……だめ、ですか……?」
「くっ――!」
俺が空良のその目に弱いことを知っているのかどうかわからないが、上目遣いに今にも泣き出しそうな目で見られたら断ることもできない。
「いや……その、してもらいたいのはやまやまだが……空良は今、身体が辛いから無理だろう? 本当に無理しなくていいから……」
そういうと、涙に潤んでいた空良の瞳がパッと輝いた。
「ほんと? なら、ひろとさん……こっち向いて立って!」
そう嬉しそうに、俺の手を引く。
「じゃあ、空良! 口には入れないで、手で触ってくれるだけでいいから!」
少しだけさせたら納得するだろうと空良の身体を跨いで膝立ちになると、空良の顔の前に恐ろしく育ちきった俺のモノが、俺の心とは裏腹に今から空良がしてくれることを期待して待っている。
朝から見るには卑猥すぎるソレを空良は面白いおもちゃを見つけたとでも言うように、
「わぁっ――!」
と嬉しそうな声をあげ、ほんのりと頬を赤く染めながら小さくて柔らかな手を伸ばし軽く握ってきた。
「んっ……!」
覚束ない空良の握り方にかえって興奮が増す。
いや、空良に握られているという興奮かもしれない。
空良の手には大きすぎる俺のモノを両手で握りながら、顔を近づけてくる。
まさかと思った時には空良の舌がぺろぺろと俺の先端を舐めていた。
「ぐっ――!」
まるでアイスでも舐めているように、恍惚とした表情で俺のを舐める姿にもう目が離せなくなった。
小さな口から出した赤く小さな舌が俺のを舐めている……そんな視覚からもやられる光景に俺のがさらに昂っていく。
「わぁっ! もっと、大きくなった!!」
嬉しそうにはしゃぎながら、空良は何を思ったのか小さな口を大きく開けてパクリと口に含んだ。
「――っ! 空良っ!」
空良の小さな口には俺の先端しか入っていないが、空良が顔を動かすたびに張り出したところに引っかかってなんとも言えない快感が襲ってくる。
「んっ! くっ――!」
空良の口に出すわけにはいかないと必死に唇を噛み締めながら堪えていると、空良が
「ひもひいい?」
と俺を見上げて聞いてくる。
その瞬間、俺の理性は吹き飛んだ。
空良の耳の横を両手で押さえつけ、腰をガツガツと思いっきり振ると空良の喉奥に当たり途轍もなく気持ちがいい。
「んぐっ、ぐふっ……んっ」
苦しそうな空良の声と空良の口を出入りするグポッグポッという卑猥な音がさらに俺の興奮を増していく。
今までに感じたことのない興奮にあっという間にイキそうになった俺は、ハッと我に返り空良の口から引き向いた。
「くっ――っ!!」
「わぁーっ!!」
その瞬間、大量の白濁が空良の小さな顔を汚した。
俺は一瞬何をしてしまったのかわからなくなっていたが、
「ひろ、とさん……?」
戸惑いを含んだ空良の声に
「空良っ! 悪いっ! 顔にかけるつもりじゃ……あまりにも気持ちよくてつい」
と正直に返すと、
「それなら、よかった」
と俺の精液塗れの顔で嬉しそうに微笑んだ。
空良のその聖母のような微笑みに
ああ、もうダメだな。
俺は空良を手放せない。
空良はすぐにでも俺だけのものにしよう。
と強く心に誓った。
✳︎ ✳︎ ✳︎
最初から結婚式の夜で完結かなと思っていたので、とりあえずここで完結とさせていただきます。
ただ書きたいお話はあといくつかあるので、そちらは番外編で書かせていただこうと思っています。
リクエストがあれば、観月&理央のお話も書こうと思っていますが、需要はありますかね?(笑)
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