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二人だけの……※
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「ぐぅ――っ!」
一花が愚息を舐めている。
その事実だけで昂りが激しくなっていく。
「わぁっ! もっと、おっきくなりましたよ! それにすっごくかたいです!」
「――っ!!!」
無邪気に根元を握りながら、もう一度先端を小さな舌先で舐める、笑顔の一花に興奮が抑えきれない。
「い、一花っ、無理、しなくて、いいんだぞ。美味しくないだろう?」
「んーっ、不思議な味はしますけど、征哉さんのだから美味しいです」
「ぐぅ――っ!!」
昂った愚息を両手で握りながら上目遣いに笑顔を向けられて、限界を迎えそうだ。
だが、これだけでイくなんて……しかもついさっき三度も欲望の蜜を出したというのに、こんなにも堪えられないなんて男の沽券に関わる。
まだだめだ、まだだめだと何度も自分に言い聞かせるが、
「――っ!!! い、一花っ!!」
一花の小さな口が愚息をパクッと咥えたのが目に入った瞬間、私の限界を通り越してしまった。
それでも一花の口内に出すわけにはいかない。
それだけは絶対にだめだ!
最後の気力を振り絞って、急いで一花の口から愚息を引き抜いた途端、愚息から大量の欲望の蜜が弾け飛んだ。
「わぁっ!!」
途轍もない快感と同時に、一花の驚きの声が聞こえて一花に視線を向けると、そこには髪や頬から私の濃い蜜を滴らせる一花の姿があった。
「一花っ、悪い!」
慌ててシャワーを手にして洗い流そうとするが、その間に頬から唇に垂れてきた蜜を一花の舌が舐め取ってしまう。
「ふふっ。征哉さんの蜜、美味しいです」
「ぐっ――!!!」
私の蜜を纏いながら、そんな可愛いことを言われては理性など飛んでしまうのも仕方がないだろう。
「わっ! またおっきくなりましたよ!」
「一花も反応しているぞ。私のを舐めて興奮したか?」
「はい……だって、征哉さんが喜んでくれるから……」
「そうか、なら今度は二人で気持ちよくなろうか」
「征哉さん……っ」
一花が両手を差し出してくる。
これは抱っこして欲しい時の一花の意思表示。
椅子に腰を落とし一花を抱きかかえて、まずは私の蜜を洗い流す。
その最中、
「征哉さんのはおっきぃから、蜜もこんなにたくさん出るんですか?」
と無邪気な質問を投げかけられる。
「んっ? あ、ああ。そうだな。一花よりは多いかもしれないな」
「そうなんですね、すごいなぁ。他の人もそうなのかなぁ」
その興味津々な様子に少し不安になって、
「一花、これは私と一花だけの秘密にしてくれ」
いうと、
「どうしてですか?」
とキョトンとした顔で尋ねられる。
「えっと……そうだな、恋人同士で風呂場や寝室ですることは内緒にするものなんだよ。お互いしか知らない恋人の姿を他の人が知っているのは嫌だろう?」
「お互いしか知らない、恋人の姿……」
「そう。たとえば浅香さんや有原くんが、一花しか知らないはずの私の裸を事細かく知っていたらどう思う?」
「征哉さんの、裸を……そんなの嫌ですっ!!」
「だろう? 私も同じだ。一花とこうして風呂場や寝室で愛し合うのは一花だけに知っていてほしいし、一花のことは私だけが知っておきたい」
「征哉さん……っ」
「わかってくれるか?」
私の問いに一花は頷きで返してくれた。
そして、少し不安げな様子で、
「ごめんなさい……今日、征哉さんとの秘密、敬介さんと佳史さんに喋っちゃいました……」
と告白してくれた。
「そうか、何を言ったんだ?」
「その……征哉さんとキスすると気持ちいいからおちんちんが硬くなっちゃうとか、征哉さんのがおっきぃから蜜をいっぱい出すとか……いっぱい喋っちゃいました。それに、敬介さんたちのことも聞いちゃいました……」
「そうか、それでその時浅香さんたちはどんな表情をしていた?」
「そういえば、びっくりしてたかも……」
「そうだな。多分恋人同士でしか知らないようなことを一花が話して、聞いてきたからびっくりしたんだ」
「そう、だったんですね。僕、悪いことしちゃった……」
「そんなことないよ、浅香さんたちはびっくりしたけど話をしてくれただろう? きっと一花が本当に知らないことを知りたくて聞いているのがわかったからいろいろ教えてくれたんだよ」
「本当?」
「ああ、浅香さんも有原くんも、一花のお兄さんのような気持ちになっていたんじゃないかな」
本当に嫌なら、言葉を濁して答えないこともできたはず。
一花だから答えてくれたんだろう。
それだけ一花が何の知識も持たないことをわかっていたから、少しでも不安を和らげてやりたいと思ってくれたに違いない。
「他の人の意見を知ることも大事だけど、私たちは恋人だから二人のことはまず私に聞いてほしい。不安に思うことや一花が私のために何かしてくれようと思っているのなら、一花の口から聞きたいよ」
「征哉さん……っ、わかりました。僕、これから征哉さんに話します」
「ああ、一花はいい子だ」
一花にチュッとキスを落とすと笑って
「早く二人で気持ちよくなりたいです……」
と嬉しい言葉を言ってくれる。
ああ、本当に私の一花は可愛すぎて困るな。
一花が愚息を舐めている。
その事実だけで昂りが激しくなっていく。
「わぁっ! もっと、おっきくなりましたよ! それにすっごくかたいです!」
「――っ!!!」
無邪気に根元を握りながら、もう一度先端を小さな舌先で舐める、笑顔の一花に興奮が抑えきれない。
「い、一花っ、無理、しなくて、いいんだぞ。美味しくないだろう?」
「んーっ、不思議な味はしますけど、征哉さんのだから美味しいです」
「ぐぅ――っ!!」
昂った愚息を両手で握りながら上目遣いに笑顔を向けられて、限界を迎えそうだ。
だが、これだけでイくなんて……しかもついさっき三度も欲望の蜜を出したというのに、こんなにも堪えられないなんて男の沽券に関わる。
まだだめだ、まだだめだと何度も自分に言い聞かせるが、
「――っ!!! い、一花っ!!」
一花の小さな口が愚息をパクッと咥えたのが目に入った瞬間、私の限界を通り越してしまった。
それでも一花の口内に出すわけにはいかない。
それだけは絶対にだめだ!
最後の気力を振り絞って、急いで一花の口から愚息を引き抜いた途端、愚息から大量の欲望の蜜が弾け飛んだ。
「わぁっ!!」
途轍もない快感と同時に、一花の驚きの声が聞こえて一花に視線を向けると、そこには髪や頬から私の濃い蜜を滴らせる一花の姿があった。
「一花っ、悪い!」
慌ててシャワーを手にして洗い流そうとするが、その間に頬から唇に垂れてきた蜜を一花の舌が舐め取ってしまう。
「ふふっ。征哉さんの蜜、美味しいです」
「ぐっ――!!!」
私の蜜を纏いながら、そんな可愛いことを言われては理性など飛んでしまうのも仕方がないだろう。
「わっ! またおっきくなりましたよ!」
「一花も反応しているぞ。私のを舐めて興奮したか?」
「はい……だって、征哉さんが喜んでくれるから……」
「そうか、なら今度は二人で気持ちよくなろうか」
「征哉さん……っ」
一花が両手を差し出してくる。
これは抱っこして欲しい時の一花の意思表示。
椅子に腰を落とし一花を抱きかかえて、まずは私の蜜を洗い流す。
その最中、
「征哉さんのはおっきぃから、蜜もこんなにたくさん出るんですか?」
と無邪気な質問を投げかけられる。
「んっ? あ、ああ。そうだな。一花よりは多いかもしれないな」
「そうなんですね、すごいなぁ。他の人もそうなのかなぁ」
その興味津々な様子に少し不安になって、
「一花、これは私と一花だけの秘密にしてくれ」
いうと、
「どうしてですか?」
とキョトンとした顔で尋ねられる。
「えっと……そうだな、恋人同士で風呂場や寝室ですることは内緒にするものなんだよ。お互いしか知らない恋人の姿を他の人が知っているのは嫌だろう?」
「お互いしか知らない、恋人の姿……」
「そう。たとえば浅香さんや有原くんが、一花しか知らないはずの私の裸を事細かく知っていたらどう思う?」
「征哉さんの、裸を……そんなの嫌ですっ!!」
「だろう? 私も同じだ。一花とこうして風呂場や寝室で愛し合うのは一花だけに知っていてほしいし、一花のことは私だけが知っておきたい」
「征哉さん……っ」
「わかってくれるか?」
私の問いに一花は頷きで返してくれた。
そして、少し不安げな様子で、
「ごめんなさい……今日、征哉さんとの秘密、敬介さんと佳史さんに喋っちゃいました……」
と告白してくれた。
「そうか、何を言ったんだ?」
「その……征哉さんとキスすると気持ちいいからおちんちんが硬くなっちゃうとか、征哉さんのがおっきぃから蜜をいっぱい出すとか……いっぱい喋っちゃいました。それに、敬介さんたちのことも聞いちゃいました……」
「そうか、それでその時浅香さんたちはどんな表情をしていた?」
「そういえば、びっくりしてたかも……」
「そうだな。多分恋人同士でしか知らないようなことを一花が話して、聞いてきたからびっくりしたんだ」
「そう、だったんですね。僕、悪いことしちゃった……」
「そんなことないよ、浅香さんたちはびっくりしたけど話をしてくれただろう? きっと一花が本当に知らないことを知りたくて聞いているのがわかったからいろいろ教えてくれたんだよ」
「本当?」
「ああ、浅香さんも有原くんも、一花のお兄さんのような気持ちになっていたんじゃないかな」
本当に嫌なら、言葉を濁して答えないこともできたはず。
一花だから答えてくれたんだろう。
それだけ一花が何の知識も持たないことをわかっていたから、少しでも不安を和らげてやりたいと思ってくれたに違いない。
「他の人の意見を知ることも大事だけど、私たちは恋人だから二人のことはまず私に聞いてほしい。不安に思うことや一花が私のために何かしてくれようと思っているのなら、一花の口から聞きたいよ」
「征哉さん……っ、わかりました。僕、これから征哉さんに話します」
「ああ、一花はいい子だ」
一花にチュッとキスを落とすと笑って
「早く二人で気持ちよくなりたいです……」
と嬉しい言葉を言ってくれる。
ああ、本当に私の一花は可愛すぎて困るな。
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