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もう離れられない※
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僕以上にパンパンに膨れ上がった下着にゴクリと喉が鳴る。
僕は布ごしにその膨らみに手をやると熱くてピクピクと蠢いているのがわかる。
興奮してくれているんだと思ったら嬉しくて、そこに鼻を近づけ思いっきり吸い込むと濃い雄の匂いが漂ってきた。
「ああ……っ、いい匂い」
「――っ、史希……」
「脱がせていい?」
僕は征輝さんの返事も聞かないうちに下着に手をかけ引っかからないように下ろした。
勢いよく出てきた征輝さんのモノは赤黒く先端が光り、パンパンに膨らんだ長い竿には血管が浮き出ていた。
太さは僕の細っこい腕くらいあってびっくりしてしまう。
「すごっ……おっきぃ……」
先端にはすでに汁が溜まっていて、僕はそれを舌で舐めとった。
「あ――っ、史希……」
決して美味しいとは思えない。
独特な匂いと味……でも、不思議と嫌悪感はなかった。
僕は次から次へと溢れ出てくるそれを舌でペロペロと舐めとると、その度に征輝さんが気持ちよさそうな声をあげる。
それが嬉しくて、僕は大きく口を開き、征輝さんの大きなモノを咥えた。
「んん――っ、ああ……っ」
気持ちよさそうな声にもっと奥まで咥えてあげたいのだけど、大きすぎて先端しか挿入らない。
「おっひすいてはひんあい」
「くっ――、そこで喋るなっ!」
「はんれ?」
「くそっ――!」
「んん――っ!!」
征輝さんは急に僕の顔を持って激しく腰を振り始め、征輝さんの大きなモノが僕の喉奥を激しく擦ってくる。
「くっ――! イクっ!!」
その瞬間、口の中にいた征輝さんのモノがスッと引き抜かれ、温かいものが僕の胸を伝っていく。
見ると、大量の精液が流れているのが見えた。
「はぁっ、はぁっ……」
「悪い、苦しかったか?」
必死に顔を横に振りながら、
「口に出してくれてよかったのに……」
というと、
「あんなの史希に飲ませられない」
とキッパリと言い切っていた。
「だって、征輝さんは……」
「史希のは特別美味しいんだからいいんだよ」
「うそばっかり……」
「本当だよ。ねぇ、史希……このまま続きをしてもいい?」
「続きって?」
「大丈夫、私に任せてくれたらいいから」
そう言って、僕を寝かせると征輝さんは僕の胸を流れる自分の出したモノを指で掬い、僕の後孔に擦り付けた。
「やぁ――っ、そんなとこ……」
「男同士はここで愛し合うんだよ。絶対に痛くしないから……信じて」
征輝さんにそんなふうに言われたら信じるしかない。
だって今日しかないんだ。
彼と愛し合えるのは……。
「力を抜いていて……」
言われた通りふぅと息を吐いた途端、プツリと何かが挿入ってきて、それが征輝さんの指だとわかった。
初めてそんな場所に異物が挿入ってきて、確かに変な圧迫感がする。
でも気持ち悪いとは思わなかった。
中をグチュグチュとかき混ぜられながら、いつの間にか数本挿入っているのか中で別々の動きをしているのがわかる。
その中の一本がある一点を掠めた時、
「ああ――っ!! なに、これ……っ、な、んか……へ、ん……っ」
ビリビリとつま先から頭まで電流が駆け抜けていったような快感が襲ってきた。
「史希のいいところ見つけた」
征輝さんにそこを重点的に擦られ、もうそのままイッてしまいそうなくらい気持ちがいい。
「だ、めっ……も、うイっちゃう……からぁ……」
僕の言葉に征輝さんは嬉しそうに指を引き抜くと、ヌルヌルになった指で自分のモノを数回扱き僕の後孔に擦り付けた。
ググッと押し込まれて、さっきの指とは比べ物にならないほどの圧迫感が襲ってくるけれど、奥がキュンキュンと疼いて抗うこともできない。
ふぅ……と必死に力を抜いた瞬間、征輝さんの大きなモノがさらに奥へと埋め込まれた。
「ああっ……んんっ」
じわじわと時間をかけて埋め込まれ征輝さんの腰骨をお尻に感じたとき、
「史希、全部挿入ったよ」
と嬉しそうな征輝さんの声が耳に入ってきた。
「ああ、史希の中……あったかくて気持ちよくて溶けてしまいそうだ」
「ま、さきさん……おね、がい……うご、いてぇ……」
征輝さんが中にいるだけでキュンキュンと疼く奥の刺激に我慢できずにそうおねだりすると、征輝さんは嬉しそうに腰を動かし始めた。
彼の大きく張り出したモノが動くたびに僕の気持ちいい場所を擦っていく。
少しずつ激しさを増すごとに途轍もない刺激になって返ってくる。
「ああ……っ、も、うだめ……っ、イくぅ……っ!」
中を激しく刺激されて僕はそのままイってしまい、放出した瞬間、今までに感じたことのない気持ちよさが襲ってきた。
と同時にさらに激しく中を擦られ、最奥に温かな感触が広がっていった。
ああ、征輝さんもイッたんだ……。
僕の身体で征輝さんもイッてくれたことが嬉しくて
「ま、さきさん……す、きぃ……」
と呟くと、
「私も愛している。もう絶対に離さないから」
と抱きしめられ、キスをされた。
ああ、僕ももう離れられないだろうなと感じながら、僕は眠りに落ちていった。
✳︎ ✳︎ ✳︎
次回から征輝sideのお話になります。
僕は布ごしにその膨らみに手をやると熱くてピクピクと蠢いているのがわかる。
興奮してくれているんだと思ったら嬉しくて、そこに鼻を近づけ思いっきり吸い込むと濃い雄の匂いが漂ってきた。
「ああ……っ、いい匂い」
「――っ、史希……」
「脱がせていい?」
僕は征輝さんの返事も聞かないうちに下着に手をかけ引っかからないように下ろした。
勢いよく出てきた征輝さんのモノは赤黒く先端が光り、パンパンに膨らんだ長い竿には血管が浮き出ていた。
太さは僕の細っこい腕くらいあってびっくりしてしまう。
「すごっ……おっきぃ……」
先端にはすでに汁が溜まっていて、僕はそれを舌で舐めとった。
「あ――っ、史希……」
決して美味しいとは思えない。
独特な匂いと味……でも、不思議と嫌悪感はなかった。
僕は次から次へと溢れ出てくるそれを舌でペロペロと舐めとると、その度に征輝さんが気持ちよさそうな声をあげる。
それが嬉しくて、僕は大きく口を開き、征輝さんの大きなモノを咥えた。
「んん――っ、ああ……っ」
気持ちよさそうな声にもっと奥まで咥えてあげたいのだけど、大きすぎて先端しか挿入らない。
「おっひすいてはひんあい」
「くっ――、そこで喋るなっ!」
「はんれ?」
「くそっ――!」
「んん――っ!!」
征輝さんは急に僕の顔を持って激しく腰を振り始め、征輝さんの大きなモノが僕の喉奥を激しく擦ってくる。
「くっ――! イクっ!!」
その瞬間、口の中にいた征輝さんのモノがスッと引き抜かれ、温かいものが僕の胸を伝っていく。
見ると、大量の精液が流れているのが見えた。
「はぁっ、はぁっ……」
「悪い、苦しかったか?」
必死に顔を横に振りながら、
「口に出してくれてよかったのに……」
というと、
「あんなの史希に飲ませられない」
とキッパリと言い切っていた。
「だって、征輝さんは……」
「史希のは特別美味しいんだからいいんだよ」
「うそばっかり……」
「本当だよ。ねぇ、史希……このまま続きをしてもいい?」
「続きって?」
「大丈夫、私に任せてくれたらいいから」
そう言って、僕を寝かせると征輝さんは僕の胸を流れる自分の出したモノを指で掬い、僕の後孔に擦り付けた。
「やぁ――っ、そんなとこ……」
「男同士はここで愛し合うんだよ。絶対に痛くしないから……信じて」
征輝さんにそんなふうに言われたら信じるしかない。
だって今日しかないんだ。
彼と愛し合えるのは……。
「力を抜いていて……」
言われた通りふぅと息を吐いた途端、プツリと何かが挿入ってきて、それが征輝さんの指だとわかった。
初めてそんな場所に異物が挿入ってきて、確かに変な圧迫感がする。
でも気持ち悪いとは思わなかった。
中をグチュグチュとかき混ぜられながら、いつの間にか数本挿入っているのか中で別々の動きをしているのがわかる。
その中の一本がある一点を掠めた時、
「ああ――っ!! なに、これ……っ、な、んか……へ、ん……っ」
ビリビリとつま先から頭まで電流が駆け抜けていったような快感が襲ってきた。
「史希のいいところ見つけた」
征輝さんにそこを重点的に擦られ、もうそのままイッてしまいそうなくらい気持ちがいい。
「だ、めっ……も、うイっちゃう……からぁ……」
僕の言葉に征輝さんは嬉しそうに指を引き抜くと、ヌルヌルになった指で自分のモノを数回扱き僕の後孔に擦り付けた。
ググッと押し込まれて、さっきの指とは比べ物にならないほどの圧迫感が襲ってくるけれど、奥がキュンキュンと疼いて抗うこともできない。
ふぅ……と必死に力を抜いた瞬間、征輝さんの大きなモノがさらに奥へと埋め込まれた。
「ああっ……んんっ」
じわじわと時間をかけて埋め込まれ征輝さんの腰骨をお尻に感じたとき、
「史希、全部挿入ったよ」
と嬉しそうな征輝さんの声が耳に入ってきた。
「ああ、史希の中……あったかくて気持ちよくて溶けてしまいそうだ」
「ま、さきさん……おね、がい……うご、いてぇ……」
征輝さんが中にいるだけでキュンキュンと疼く奥の刺激に我慢できずにそうおねだりすると、征輝さんは嬉しそうに腰を動かし始めた。
彼の大きく張り出したモノが動くたびに僕の気持ちいい場所を擦っていく。
少しずつ激しさを増すごとに途轍もない刺激になって返ってくる。
「ああ……っ、も、うだめ……っ、イくぅ……っ!」
中を激しく刺激されて僕はそのままイってしまい、放出した瞬間、今までに感じたことのない気持ちよさが襲ってきた。
と同時にさらに激しく中を擦られ、最奥に温かな感触が広がっていった。
ああ、征輝さんもイッたんだ……。
僕の身体で征輝さんもイッてくれたことが嬉しくて
「ま、さきさん……す、きぃ……」
と呟くと、
「私も愛している。もう絶対に離さないから」
と抱きしめられ、キスをされた。
ああ、僕ももう離れられないだろうなと感じながら、僕は眠りに落ちていった。
✳︎ ✳︎ ✳︎
次回から征輝sideのお話になります。
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