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酷すぎる仕打ち※
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「お前は私の下僕となって一生仕えるのだ! 分かったな!」
僕は秋月真生。
学校帰りに突然、眩しい光に包まれて気づいたら、見たこともないような大きなお城の庭に倒れていた。
庭師の人に不審者と思われて、城内にある地下牢に引き摺って連れて行かれそうになった時、たまたま通りすがったお医者さまに声をかけられ、あれよあれよという間に王さまの御前に連れて行かれてしまった。
もう何が何だか全くわからない。
どうしたらいいかもわからずに身体を震わせていると、低く厳しい声で顔を上げろと言われた。
緊張しながら顔を上げると、玉座に座っていた王さまと目が合った瞬間、王さまの手から突然、ここに連れてこられた時と同じような眩い光が漏れ出した。
王さまは驚きの表情を見せながら、
「おい、お前。こっちに来い。さっさと来るんだ!」
と僕を呼ぶ。
恐る恐る傍によると突然左手を取られ、何事かと思った時には僕の左手の薬指に指輪が付けられていた。
「そうか、お前が私の伴侶というわけか。できれば女がよかったが、まぁいい。生涯の伴侶が見つかったならこれで私も安泰だな」
「あの、それはどういう意味なのですか?」
そう尋ねた僕に、王さまはニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、
「その指輪がピッタリと嵌まるものはこの私の伴侶となることが決まっているのだ。すなわち、お前は私の伴侶となるべくこの国にやってきたというわけだ。このリスティア王国の王である私の夫になれることを幸せだと思え。お前は私の下僕となって一生仕えるのだ! 分かったな!」
と大声で叫んだ。
あまりにも理不尽な言葉に僕も腹がたってつい、目の前にいるのが王さまだということも忘れて、
「はぁ? 伴侶? 下僕? そんなの嫌です!」
と大声を返してしまった。
「なに? 今、なんと言ったんだ? もう一度言ってみろっ!!!」
こんなことを言われたこともなかったんだろう。
王さまは顔を真っ赤にして怒り狂っているが、僕だって負けてはいられない!
「僕はあなたみたいな人の伴侶になるつもりはありません! 僕を元の世界に帰してください!!」
「なんだと? 私の伴侶にしてやると言っているのだぞ!」
「絶対に嫌です! あなたみたいな、自分がこの世で一番偉いとふんぞりかえっている様な人と一生を共に過ごすなんてまっぴらごめんです! 絶対にあなたの伴侶にはなりません! 僕はなんとしてでも絶対に帰りますから!」
「このっ!!! お前みたいなものを夫にしてやると言ってやってるのに!! なんて言い草だ!!!」
僕の言葉に王さまは怒りのままに椅子から飛び降りて、僕の元に突進してこようとした。
「陛下っ。お心をお静めください。ご伴侶さまも突然この世界に連れてこられて混乱していらっしゃるのです。どうか、もう少しご伴侶さまのお心に寄り添って差し上げて――」
「ええいっ、うるさいっ!! たかだか専属医師如きが王である私に意見などできる身分ではないだろうがっ! 私のやることに口出しするなっ!!」
「ぐっ――!!」
地下牢に連れていかれそうになった僕を王さまの前まで連れて行くように口添えしてくれたあの優しいお医者さまが僕を守ろうと盾になってくれたけれど、王さまはお医者さまを拳で力一杯殴りつけ、お医者さまは壁に叩きつけられてしまった。
「私に歯向かうからそんな目に遭うんだ! 覚えておけっ!」
王さまは、顔から血を流しながら苦しげに倒れているお医者さまに憎々しげにそう吐き捨てて、僕の前までやってきた。
「お前、これを見てもまだ帰りたいと申すのか?」
ビリビリと途轍もない怒りのパワーを感じるけれど、自分の気持ちに嘘は吐けない。
「はい。僕はあなたなんかの伴侶には絶対になりません!」
そうキッパリと言い切った瞬間、どすっと重い衝撃がお腹を襲った。
「ぐはっ――!」
あまりの気持ち悪さに胃の中のものを吐き出しながら、僕はその場に倒れた。
「んっ! んんーっ!!」
気づけば僕は猿轡をかまされて、両手を縛られたまま裸でベッドに寝かされていた。
「お前が素直に私の伴侶になるといえば、ここまではしなかったのだぞ。恨むなら己の愚かさを恨むんだな」
「んんーーっ!! んんーっ! んーっ!! んん゛ーーっ!!!!!」
生温いざらざらとした気持ちの悪い舌が僕の身体を這いずりまわり、ゾワゾワと身体中に悪寒が走る。
自分の身体が穢れていくことに涙が止まらない。
「結構そそる身体をしているじゃないか。これは楽しめそうだな」
王さまは舌舐めずりしながら僕の足を乱暴に開いた。
「ん゛んーーっ!!!」
必死に足をばたつかせながら抵抗するけれど、王さまの力が強すぎてなんの抵抗にもならない。
ニヤリと笑った王さまは僕の腰をがっしりと掴むと四つん這いにひっくり返し、身体をベッドに押し付けた。
そして、そのまま後孔に王さまの大きく猛ったモノを思いっきり力任せに押し込んだ。
「ん゛ん゛ーーーっ!!!!! ん゛ん゛っーーーーっ!!!!!」
ビリビリと引き裂かれるような途轍もない痛みが身体の奥を貫いていく。
と同時に生温かな感触が太ももを伝っていく。
部屋中に鉄の嫌な匂いが充満して、その生温かな感触が血だと分かった。
いつまでも止まる気配のない血の感触の上で王さまはひたすら気持ちよさそうに腰を振り続ける。
「ああっ!!!」
ようやく王さまの声が漏れ出てイッたのだと分かった。
やっと終わった……そう思った途端、僕はそのまま意識を失った。
ピチョーンと高いところから雫が滴り落ちるようなそんな音が耳に入ってきて、僕は目を覚ました。
ううっ、さむっ――う゛あぅっ!!!!
あまりの寒さに身を震わせたけれど身体中が切り裂かれるような痛さで身動き一つ取ることができない。
その痛さで酷い目に遭わされたあの出来事が脳裏に甦る。
あまりの恐怖に怖くて怖くてたまらない。
身体中も痛くて、僕はどうしてこんな目に合わなければいけないのかと涙が止まらなくなった。
必死に腕を伸ばして無造作に置かれた毛布を自分のもとに手繰り寄せ、それを頭からすっぽりかぶり、部屋の隅で泣いて暮らした。
時折運ばれる食事と飲み物をほんの少しだけ口にして、あとは寝て暮らす日々。
もういつ日が昇って日が落ちているのか、それすらもわからないまま時間だけが過ぎていく。
ああ、僕は一体なんのためにここにやってきたのだろう。
自分の存在意義がわからないまま、動く気力もなく毛布を被ったまま横たわっていると、
「キャハハっ。何よ。陛下の生涯の伴侶だなんていうから、どれだけの美人かと思えばきったない男じゃない。いい? 陛下はね、あんたが邪魔なのよ。ただ指輪がピッタリ嵌まったからここにいさせてるだけ。陛下が愛してるのはこの私よ。現に私は陛下の子どもを妊娠してるんだから!!! だから、一生ここから出てこないでよね! きったないドブネズミ!!」
と暴言を喚いて、去っていく女の姿が見えた。
あの女性が妊娠……。
ならば、余計に僕がここにいる意味なんてないじゃないか。
なんで僕はこんなところなんかにっ!!!
酷すぎるよ、神さまっ!!
僕はそんなに酷い仕打ちを受けなければいけないほど悪いことをしたのですか?
この指輪が嵌まったばかりに、僕はこんな目に……。
悔しくてなけなしの力を振り絞って手を振ると、指輪は僕の指からするりと抜けカランと音を立てて壁にあたりコロコロと床を転がった。
指が痩せたからか、それとも指輪の力が消えたのか……僕にはわからない。
だけど、もう僕はあの王さまの生涯の伴侶ではなくなったんだ。
僕は自分の運命を狂わされたあの指輪を手に取り、指輪から石を取り外し鋭く尖った指輪の台座を自分の首に突き立てた。
あの時と同じ生温かな感触が身体を流れていく。
ああ、これで楽になれる。
やっとここから出れられるんだ。
僕はようやく何もかもから解き放たれて、辛く苦しい人生を終えることができた。
――マオ、あなたを幸せにするためにあの世界に送ったというのに、あのような愚かな者の元にあなたを遣わしてしまいました。本当にごめんなさい。
誰?
もう謝らないで。
僕はあのことを忘れたい。
何もかも忘れて幸せになりたいだけ。
嫌な記憶を全て消してください。
――わかりました。今度こそ、あなたを幸せにすると約束しましょう。あなたは全てを忘れて幸せになるのです。
僕が幸せに……?
本当になれるのかな……。
僕は秋月真生。
学校帰りに突然、眩しい光に包まれて気づいたら、見たこともないような大きなお城の庭に倒れていた。
庭師の人に不審者と思われて、城内にある地下牢に引き摺って連れて行かれそうになった時、たまたま通りすがったお医者さまに声をかけられ、あれよあれよという間に王さまの御前に連れて行かれてしまった。
もう何が何だか全くわからない。
どうしたらいいかもわからずに身体を震わせていると、低く厳しい声で顔を上げろと言われた。
緊張しながら顔を上げると、玉座に座っていた王さまと目が合った瞬間、王さまの手から突然、ここに連れてこられた時と同じような眩い光が漏れ出した。
王さまは驚きの表情を見せながら、
「おい、お前。こっちに来い。さっさと来るんだ!」
と僕を呼ぶ。
恐る恐る傍によると突然左手を取られ、何事かと思った時には僕の左手の薬指に指輪が付けられていた。
「そうか、お前が私の伴侶というわけか。できれば女がよかったが、まぁいい。生涯の伴侶が見つかったならこれで私も安泰だな」
「あの、それはどういう意味なのですか?」
そう尋ねた僕に、王さまはニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、
「その指輪がピッタリと嵌まるものはこの私の伴侶となることが決まっているのだ。すなわち、お前は私の伴侶となるべくこの国にやってきたというわけだ。このリスティア王国の王である私の夫になれることを幸せだと思え。お前は私の下僕となって一生仕えるのだ! 分かったな!」
と大声で叫んだ。
あまりにも理不尽な言葉に僕も腹がたってつい、目の前にいるのが王さまだということも忘れて、
「はぁ? 伴侶? 下僕? そんなの嫌です!」
と大声を返してしまった。
「なに? 今、なんと言ったんだ? もう一度言ってみろっ!!!」
こんなことを言われたこともなかったんだろう。
王さまは顔を真っ赤にして怒り狂っているが、僕だって負けてはいられない!
「僕はあなたみたいな人の伴侶になるつもりはありません! 僕を元の世界に帰してください!!」
「なんだと? 私の伴侶にしてやると言っているのだぞ!」
「絶対に嫌です! あなたみたいな、自分がこの世で一番偉いとふんぞりかえっている様な人と一生を共に過ごすなんてまっぴらごめんです! 絶対にあなたの伴侶にはなりません! 僕はなんとしてでも絶対に帰りますから!」
「このっ!!! お前みたいなものを夫にしてやると言ってやってるのに!! なんて言い草だ!!!」
僕の言葉に王さまは怒りのままに椅子から飛び降りて、僕の元に突進してこようとした。
「陛下っ。お心をお静めください。ご伴侶さまも突然この世界に連れてこられて混乱していらっしゃるのです。どうか、もう少しご伴侶さまのお心に寄り添って差し上げて――」
「ええいっ、うるさいっ!! たかだか専属医師如きが王である私に意見などできる身分ではないだろうがっ! 私のやることに口出しするなっ!!」
「ぐっ――!!」
地下牢に連れていかれそうになった僕を王さまの前まで連れて行くように口添えしてくれたあの優しいお医者さまが僕を守ろうと盾になってくれたけれど、王さまはお医者さまを拳で力一杯殴りつけ、お医者さまは壁に叩きつけられてしまった。
「私に歯向かうからそんな目に遭うんだ! 覚えておけっ!」
王さまは、顔から血を流しながら苦しげに倒れているお医者さまに憎々しげにそう吐き捨てて、僕の前までやってきた。
「お前、これを見てもまだ帰りたいと申すのか?」
ビリビリと途轍もない怒りのパワーを感じるけれど、自分の気持ちに嘘は吐けない。
「はい。僕はあなたなんかの伴侶には絶対になりません!」
そうキッパリと言い切った瞬間、どすっと重い衝撃がお腹を襲った。
「ぐはっ――!」
あまりの気持ち悪さに胃の中のものを吐き出しながら、僕はその場に倒れた。
「んっ! んんーっ!!」
気づけば僕は猿轡をかまされて、両手を縛られたまま裸でベッドに寝かされていた。
「お前が素直に私の伴侶になるといえば、ここまではしなかったのだぞ。恨むなら己の愚かさを恨むんだな」
「んんーーっ!! んんーっ! んーっ!! んん゛ーーっ!!!!!」
生温いざらざらとした気持ちの悪い舌が僕の身体を這いずりまわり、ゾワゾワと身体中に悪寒が走る。
自分の身体が穢れていくことに涙が止まらない。
「結構そそる身体をしているじゃないか。これは楽しめそうだな」
王さまは舌舐めずりしながら僕の足を乱暴に開いた。
「ん゛んーーっ!!!」
必死に足をばたつかせながら抵抗するけれど、王さまの力が強すぎてなんの抵抗にもならない。
ニヤリと笑った王さまは僕の腰をがっしりと掴むと四つん這いにひっくり返し、身体をベッドに押し付けた。
そして、そのまま後孔に王さまの大きく猛ったモノを思いっきり力任せに押し込んだ。
「ん゛ん゛ーーーっ!!!!! ん゛ん゛っーーーーっ!!!!!」
ビリビリと引き裂かれるような途轍もない痛みが身体の奥を貫いていく。
と同時に生温かな感触が太ももを伝っていく。
部屋中に鉄の嫌な匂いが充満して、その生温かな感触が血だと分かった。
いつまでも止まる気配のない血の感触の上で王さまはひたすら気持ちよさそうに腰を振り続ける。
「ああっ!!!」
ようやく王さまの声が漏れ出てイッたのだと分かった。
やっと終わった……そう思った途端、僕はそのまま意識を失った。
ピチョーンと高いところから雫が滴り落ちるようなそんな音が耳に入ってきて、僕は目を覚ました。
ううっ、さむっ――う゛あぅっ!!!!
あまりの寒さに身を震わせたけれど身体中が切り裂かれるような痛さで身動き一つ取ることができない。
その痛さで酷い目に遭わされたあの出来事が脳裏に甦る。
あまりの恐怖に怖くて怖くてたまらない。
身体中も痛くて、僕はどうしてこんな目に合わなければいけないのかと涙が止まらなくなった。
必死に腕を伸ばして無造作に置かれた毛布を自分のもとに手繰り寄せ、それを頭からすっぽりかぶり、部屋の隅で泣いて暮らした。
時折運ばれる食事と飲み物をほんの少しだけ口にして、あとは寝て暮らす日々。
もういつ日が昇って日が落ちているのか、それすらもわからないまま時間だけが過ぎていく。
ああ、僕は一体なんのためにここにやってきたのだろう。
自分の存在意義がわからないまま、動く気力もなく毛布を被ったまま横たわっていると、
「キャハハっ。何よ。陛下の生涯の伴侶だなんていうから、どれだけの美人かと思えばきったない男じゃない。いい? 陛下はね、あんたが邪魔なのよ。ただ指輪がピッタリ嵌まったからここにいさせてるだけ。陛下が愛してるのはこの私よ。現に私は陛下の子どもを妊娠してるんだから!!! だから、一生ここから出てこないでよね! きったないドブネズミ!!」
と暴言を喚いて、去っていく女の姿が見えた。
あの女性が妊娠……。
ならば、余計に僕がここにいる意味なんてないじゃないか。
なんで僕はこんなところなんかにっ!!!
酷すぎるよ、神さまっ!!
僕はそんなに酷い仕打ちを受けなければいけないほど悪いことをしたのですか?
この指輪が嵌まったばかりに、僕はこんな目に……。
悔しくてなけなしの力を振り絞って手を振ると、指輪は僕の指からするりと抜けカランと音を立てて壁にあたりコロコロと床を転がった。
指が痩せたからか、それとも指輪の力が消えたのか……僕にはわからない。
だけど、もう僕はあの王さまの生涯の伴侶ではなくなったんだ。
僕は自分の運命を狂わされたあの指輪を手に取り、指輪から石を取り外し鋭く尖った指輪の台座を自分の首に突き立てた。
あの時と同じ生温かな感触が身体を流れていく。
ああ、これで楽になれる。
やっとここから出れられるんだ。
僕はようやく何もかもから解き放たれて、辛く苦しい人生を終えることができた。
――マオ、あなたを幸せにするためにあの世界に送ったというのに、あのような愚かな者の元にあなたを遣わしてしまいました。本当にごめんなさい。
誰?
もう謝らないで。
僕はあのことを忘れたい。
何もかも忘れて幸せになりたいだけ。
嫌な記憶を全て消してください。
――わかりました。今度こそ、あなたを幸せにすると約束しましょう。あなたは全てを忘れて幸せになるのです。
僕が幸せに……?
本当になれるのかな……。
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