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番外編
その後のふたり※
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遅くなりましたがその後の二人のお話をお届けします。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
途中で視点が変わります。
<sideヴィクトル>
レオが私の元にやってきて1週間。
この年まで一切色事には関心がなかった分、レオと思う存分愛を育んでいたが、ここにきてようやく私の愚息も落ち着きを取り戻した。
フレディはこの間、せっせとシーツを交換し、食事を運び、時折私への忠告めいた書き置きを残してくれていたが、決して無理強いをすることなく私の気持ちに寄り添ってくれたのはありがたかった。
だから、私も安心してレオとの愛を思う存分育むことができたのだ。
「レオ……愛してるよ」
「はい。僕も……ヴィックを愛しています」
恥ずかしがっていたレオもこの1週間で私への愛を照れずに囁いてくれるようになった。
ああ、なんと幸せなことだろう。
「そろそろレオを皆に紹介しようと思うのだが、この国の王妃として私のそばにいてくれるか?」
「正直、王妃だなんて僕には荷が勝ちすぎですが……ヴィックが大切にしている国民の皆さまに寄り添えるように頑張りたいです」
「ああ、レオ。何と嬉しいことを言ってくれるのだ。私はレオのその気持ちが嬉しいぞ」
「ヴィック……」
レオを抱きしめると、そっと目を閉じる。
私の口づけを待っているのだ。
なんと愛おしいことだろう。
口づけを待つ顔があまりにも可愛らしくてじっと見つめていると、レオがゆっくりと目を開ける。
ふふっと微笑んでみせるとパッと顔を真っ赤にして
「ヴィック! ひどいっ!」
と私の腹を拳でポンポンと叩きながら、恥ずかしそうに私の胸で顔を隠す。
子猫の戯れあいのような可愛らしい攻撃に思わず頬が緩んでしまう。
「悪かった。あまりにもレオの顔が可愛らしくてつい魅入ってしまったのだ」
そういうと、少し涙に潤んだ表情で
「むーっ、ダメです。許しません」
と拗ねた声をあげる。
そんな仕草も全て可愛いのだが、流石に許してもらえないのは辛い。
「どうしたら許してくれる?」
「ちゃんとここに口付けしてください」
小さな細い指で自分の唇に指を指すレオが可愛くてたまらない。
私はスッとレオの顎を持ち上げ、優しく唇を重ね合わせた。
すると、私の舌を誘い込むようにレオの唇が開く。
かと思えば、レオの舌が先に私の口内へと入ってきた。
舌先にチュッと吸い付いてくるレオの舌の味わいに溶けてしまいそうになる。
ああ、レオはまた私のスイッチを押してしまったようだ。
私は愚息の昂りを抑えることもできず、そのままレオと深く愛し合った。
蜜で塗れたレオの身体を清め、寝室へと戻ってくるといつもの如く寝室は綺麗に整えられていた。
黙々と作業してくれたフレディのことを思うと流石に申し訳なくなる。
私に理解があるフレディとはいえ、ここまでレオを求め続ける私を獣と思っているかもしれない。
もうレオにはこの国の王妃となる了承も得られたのだし、そろそろきちんと皆に紹介しなければな。
それはわかっているのだが、どうしてもレオを見ていると昂りを抑えることができないのだ。
今まで一度も誰かに触れたいと思わなかったその反動もあるのだろう。
レオはようやく出会えたかけがえのない伴侶なのだ。
もう少しだけ、もう少しだけレオと二人だけの時間を過ごさせてくれ。
そう願いながら、国王となって初めて自分の欲求のための時間を愛する伴侶とともに過ごした。
<sideフレディ>
初めて寝室のお世話をした日から一週間。
私は全ての神経をヴィクトルさまの寝室に向け、日々を過ごしていた。
日に日に重くなっていく蜜を含んだシーツを取り替え、食事を運び、ヴィクトルさまとご伴侶さまの甘やかな声を扉の外で聞く日々が続いた。
今日こそはご紹介いただけるだろうか。
今日こそは……と毎日心待ちにしていたが、なかなか呼ばれることがない。
いつになったらご伴侶さまを紹介してくれるのだろう。
もしや、あまりの溺愛ぶりにこのまま誰の目にも触れないように寝室で過ごさせるおつもりではないだろうか?
そんな心配が頭をよぎった。
そんなことは流石にないだろうと思いつつも、ここ数日のことを考えれば決してないともいえない。
なんとかいつもの冷静なヴィクトルさまにお戻りになってくだされば良いのだが……。
毎日神に祈りながら、ひたすらお呼びがかかるのを待っていると、ようやくヴィクトルさまからお声がかかった。
安堵しながらリビングで待っているとカチャリと寝室の扉が開き、ヴィクトルさまが美しいお方を抱きかかえたまま出てこられた。
このお方がヴィクトルさまのご伴侶さま……。
「フレディ、待たせたな」
「いいえ、滅相もございません」
深々と頭を下げると、ヴィクトルさまはスタスタと私の前を通り過ぎ、大きなソファーに腰を下ろした。
もちろん腕の中にいらっしゃる美しいお方を抱きかかえたままで。
「フレディ、お前にはずっと世話になったな。じっと耐えていてくれて本当に感謝している。ようやくお前に私の愛する伴侶を紹介できる運びとなった。フレディ、私の腕の中にいるこの美しい者こそが私の愛しい伴侶・レオだ。この城内で私よりも丁重に扱うように皆に伝えるつもりだが、お前もそのつもりでな」
「承知いたしました」
「レオ。フレディはこの城の筆頭執事で私の世話役でもある。レオの世話は私が責任を持ってするが、私のいない時はフレディに頼むのだぞ」
「はい。わかりました。あの、フレディさん。レオと申します。慣れないことだらけでご迷惑をおかけするかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします」
透き通るような綺麗な声で私に丁寧に挨拶をしてくださったレオさま。
今まで生きてきた中でこれほどまでに麗しいお人にお目にかかったことはなかった。
あまりの美しさにただただ茫然とレオさまに魅入っていると
「フレディ、私のレオの挨拶を無視するつもりか?」
とヴィクトルさまに咎められて、慌てて声をあげた。
「も、申し訳ございません。レオさまのあまりのお美しさについ言葉が出なくなってしまいまして……」
「ふっ。確かにレオは美しいからな。だが、私の伴侶を見つめるな。レオは私のものだぞ」
「は、はい。存じ上げております。あの、レオさま。筆頭執事のフレディと申します。レオさまがこの城内で心穏やかにお過ごしいただけますよう精一杯努めさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます」
深々と頭を下げると、
「フレディ、三日後に大広間でレオのお披露目をする。準備しておくように」
とヴィクトルさまからの指示が入った。
流石に三日後はあまりにもは早すぎる。
そう思ったが、反対などできるはずもなく
「承知いたしました」
とだけ告げて、私は急いで部屋を出た。
ここから三日間、まだ眠れない日々が続きそうだ。
だが、お披露目した後あのお美しいレオさまに心奪われるものが続出しそうでそれも頭がいたい。
これからどうなるのか……まだまだ私の悩みの種は尽きそうにない。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
途中で視点が変わります。
<sideヴィクトル>
レオが私の元にやってきて1週間。
この年まで一切色事には関心がなかった分、レオと思う存分愛を育んでいたが、ここにきてようやく私の愚息も落ち着きを取り戻した。
フレディはこの間、せっせとシーツを交換し、食事を運び、時折私への忠告めいた書き置きを残してくれていたが、決して無理強いをすることなく私の気持ちに寄り添ってくれたのはありがたかった。
だから、私も安心してレオとの愛を思う存分育むことができたのだ。
「レオ……愛してるよ」
「はい。僕も……ヴィックを愛しています」
恥ずかしがっていたレオもこの1週間で私への愛を照れずに囁いてくれるようになった。
ああ、なんと幸せなことだろう。
「そろそろレオを皆に紹介しようと思うのだが、この国の王妃として私のそばにいてくれるか?」
「正直、王妃だなんて僕には荷が勝ちすぎですが……ヴィックが大切にしている国民の皆さまに寄り添えるように頑張りたいです」
「ああ、レオ。何と嬉しいことを言ってくれるのだ。私はレオのその気持ちが嬉しいぞ」
「ヴィック……」
レオを抱きしめると、そっと目を閉じる。
私の口づけを待っているのだ。
なんと愛おしいことだろう。
口づけを待つ顔があまりにも可愛らしくてじっと見つめていると、レオがゆっくりと目を開ける。
ふふっと微笑んでみせるとパッと顔を真っ赤にして
「ヴィック! ひどいっ!」
と私の腹を拳でポンポンと叩きながら、恥ずかしそうに私の胸で顔を隠す。
子猫の戯れあいのような可愛らしい攻撃に思わず頬が緩んでしまう。
「悪かった。あまりにもレオの顔が可愛らしくてつい魅入ってしまったのだ」
そういうと、少し涙に潤んだ表情で
「むーっ、ダメです。許しません」
と拗ねた声をあげる。
そんな仕草も全て可愛いのだが、流石に許してもらえないのは辛い。
「どうしたら許してくれる?」
「ちゃんとここに口付けしてください」
小さな細い指で自分の唇に指を指すレオが可愛くてたまらない。
私はスッとレオの顎を持ち上げ、優しく唇を重ね合わせた。
すると、私の舌を誘い込むようにレオの唇が開く。
かと思えば、レオの舌が先に私の口内へと入ってきた。
舌先にチュッと吸い付いてくるレオの舌の味わいに溶けてしまいそうになる。
ああ、レオはまた私のスイッチを押してしまったようだ。
私は愚息の昂りを抑えることもできず、そのままレオと深く愛し合った。
蜜で塗れたレオの身体を清め、寝室へと戻ってくるといつもの如く寝室は綺麗に整えられていた。
黙々と作業してくれたフレディのことを思うと流石に申し訳なくなる。
私に理解があるフレディとはいえ、ここまでレオを求め続ける私を獣と思っているかもしれない。
もうレオにはこの国の王妃となる了承も得られたのだし、そろそろきちんと皆に紹介しなければな。
それはわかっているのだが、どうしてもレオを見ていると昂りを抑えることができないのだ。
今まで一度も誰かに触れたいと思わなかったその反動もあるのだろう。
レオはようやく出会えたかけがえのない伴侶なのだ。
もう少しだけ、もう少しだけレオと二人だけの時間を過ごさせてくれ。
そう願いながら、国王となって初めて自分の欲求のための時間を愛する伴侶とともに過ごした。
<sideフレディ>
初めて寝室のお世話をした日から一週間。
私は全ての神経をヴィクトルさまの寝室に向け、日々を過ごしていた。
日に日に重くなっていく蜜を含んだシーツを取り替え、食事を運び、ヴィクトルさまとご伴侶さまの甘やかな声を扉の外で聞く日々が続いた。
今日こそはご紹介いただけるだろうか。
今日こそは……と毎日心待ちにしていたが、なかなか呼ばれることがない。
いつになったらご伴侶さまを紹介してくれるのだろう。
もしや、あまりの溺愛ぶりにこのまま誰の目にも触れないように寝室で過ごさせるおつもりではないだろうか?
そんな心配が頭をよぎった。
そんなことは流石にないだろうと思いつつも、ここ数日のことを考えれば決してないともいえない。
なんとかいつもの冷静なヴィクトルさまにお戻りになってくだされば良いのだが……。
毎日神に祈りながら、ひたすらお呼びがかかるのを待っていると、ようやくヴィクトルさまからお声がかかった。
安堵しながらリビングで待っているとカチャリと寝室の扉が開き、ヴィクトルさまが美しいお方を抱きかかえたまま出てこられた。
このお方がヴィクトルさまのご伴侶さま……。
「フレディ、待たせたな」
「いいえ、滅相もございません」
深々と頭を下げると、ヴィクトルさまはスタスタと私の前を通り過ぎ、大きなソファーに腰を下ろした。
もちろん腕の中にいらっしゃる美しいお方を抱きかかえたままで。
「フレディ、お前にはずっと世話になったな。じっと耐えていてくれて本当に感謝している。ようやくお前に私の愛する伴侶を紹介できる運びとなった。フレディ、私の腕の中にいるこの美しい者こそが私の愛しい伴侶・レオだ。この城内で私よりも丁重に扱うように皆に伝えるつもりだが、お前もそのつもりでな」
「承知いたしました」
「レオ。フレディはこの城の筆頭執事で私の世話役でもある。レオの世話は私が責任を持ってするが、私のいない時はフレディに頼むのだぞ」
「はい。わかりました。あの、フレディさん。レオと申します。慣れないことだらけでご迷惑をおかけするかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします」
透き通るような綺麗な声で私に丁寧に挨拶をしてくださったレオさま。
今まで生きてきた中でこれほどまでに麗しいお人にお目にかかったことはなかった。
あまりの美しさにただただ茫然とレオさまに魅入っていると
「フレディ、私のレオの挨拶を無視するつもりか?」
とヴィクトルさまに咎められて、慌てて声をあげた。
「も、申し訳ございません。レオさまのあまりのお美しさについ言葉が出なくなってしまいまして……」
「ふっ。確かにレオは美しいからな。だが、私の伴侶を見つめるな。レオは私のものだぞ」
「は、はい。存じ上げております。あの、レオさま。筆頭執事のフレディと申します。レオさまがこの城内で心穏やかにお過ごしいただけますよう精一杯努めさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます」
深々と頭を下げると、
「フレディ、三日後に大広間でレオのお披露目をする。準備しておくように」
とヴィクトルさまからの指示が入った。
流石に三日後はあまりにもは早すぎる。
そう思ったが、反対などできるはずもなく
「承知いたしました」
とだけ告げて、私は急いで部屋を出た。
ここから三日間、まだ眠れない日々が続きそうだ。
だが、お披露目した後あのお美しいレオさまに心奪われるものが続出しそうでそれも頭がいたい。
これからどうなるのか……まだまだ私の悩みの種は尽きそうにない。
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