ラブラブな僕たちが見守るイケメンアンドロイドの恋

波木真帆

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番外編

初夜、ふたたび※ <後編>

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わぁー、やっぱりこれ可愛いなぁ。
結婚式の時にきたのとよく似た色合いの淡い水色のベビードール。

佳都くんはそれぞれに似合う色を探してくれたみたいだけど、本当によく見てるよね。
僕はこういう淡い色が好きなんだ。

みんな今頃ベビードールを着て旦那さまたちの反応を見ながら、幸せな初夜を過ごしているんだろうか。

将臣の反応が気になるところだけれど、将臣は優しいから似合ってなくてもきっと優しい言葉をかけてくれるはずだ。
でもドレスを気に入ってくれていた将臣のことだから、きっとこれも気に入ってくれるはず!
そうだ、そう思っておこう。

よし。

僕は気合を入れて、箱からベビードールを取り出し、薄くて柔らかな生地を破いたりしないように優しく上から被った。

ふふっ。
着ているかどうかもわからないくらい薄いな。
でも着心地はとってもいい。
ちょっと丈が短いけれど、ベッドに座っていれば裾でちょうどアレは隠れてるしいいか。

裸にベビードール一枚を着ているのは恥ずかしいけれど、間接照明が付いているだけのこの寝室ならそこまでじっくりは見えないかもだし。

そんな淡い期待を持ちながら、僕は勇気を振り絞って将臣に声をかけた。

「こっち向いていいよ」

「なんのサプライズがはじま――えっ!!!」
「ふふっ。将臣、似合う?」

目を丸くして茫然と僕を見ている将臣の表情がなんだか可愛くて、もっと驚かせてあげようと両手で裾を広げながら、

「どう? 可愛い?」

と小首を傾げながら尋ねてみれば、僕を見つめている将臣の鼻からつーっと赤いものが垂れていくのが見えた。

「えっ? 将臣っ、鼻血! 鼻血出てるっ!!」

「えっ、うわっ!!」

慌てて近くにあったタオルを将臣に投げると、それを受け取った将臣が鼻にあてがう。

「だ、大丈夫? 上向いちゃだめだよ」

「あ、ああ。わかってる。ありがとう。でも、秀吾……その格好……」

「クリスマスパーティーで佳都くんに貰ったんだよ。今日、みんなで着て旦那さまたちの反応を見ようって話してたから」

「う、そだろ……っ」

そう言って驚きながらも、僕のベビードール姿を穴が空くほど見つめてる。

「将臣?」

「ごめん、秀吾を散々疲れさせてるのわかってるんだけど……秀吾のそんな姿見たら、我慢できない」

「えっ? 我慢できないって……わっ!!」

鼻血に気を取られて気づいてなかったけれど、将臣のアレがとんでもない大きさになってる!

ピクピクと震わせながら、先端にはすでに蜜も溜まっているのが間接照明の灯りにキラキラと輝いて見える。

「すごっ、おっきぃよ……」

「くっ――! ごめん、少しだけ付き合ってくれるか?」

「ふふっ。いいよ。その代わり、明日ちゃんとお世話してね」

「――っ、ああ、もちろん!」

そういうと将臣は僕のすぐ隣に駆け寄ってきて、寝ている僕を後ろから抱きしめるとベビードールの服の上から胸を弄り始めた。

「やぁ――んっ、そ、こ……っ」

「もう、こんなに膨らんでる。もしかして、秀吾もこれ着て興奮してた?」

「き、か、ないで……」

「ああ、もうっ可愛い! 可愛すぎるよ、秀吾」

興奮しながら、僕の足の間に硬く昂ったモノを擦り付けてくる。
その度に将臣の硬いアレが僕のに擦れて気持ちがいい。

「ああっ、やぁ――っ、あんっ、あ…、そこっ、きもち、いぃっ」

「ああ、秀吾っ、秀吾っ!!」

将臣は限界まで僕の太ももに擦り付けると、蜜を吐き出すその瞬間に立ち上がり、ベビードールを着た僕の胸元にめがけて蜜を放った。

さっきも大量に出した後とは思えない量の蜜にベビードールが汚されていく。
でも、どうしてだろう。

将臣の蜜に塗れたのが嬉しくてたまらない。

きっと将臣のものになれた、そんな気がしたのかな?

「あっ、秀吾。ごめん。つい、汚しちゃった……」

「ふふっ。いいよ。将臣。こっちにきて……綺麗にしてあげる」

「えっ?」

僕はゆっくり起き上がると、蜜を放ったばかりの将臣のアレに手を伸ばした。
蜜を出したのにまだ芯を持って硬い将臣のアレをパクりと口に含んだ。

「あっ――!」

「ふふっ。きもひいいきもちいい?」

「くっ――!」

蜜に汚れたアレを綺麗に舐めとってやると、将臣は苦しげな表情を浮かべながらも、でもすごく嬉しそうに見えた。

「秀吾…‥愛しているよ」

「ふふっ。僕も……将臣のこと、愛してる」

すぐに唇を重ねてきた将臣は一瞬不思議な表情をしたけれど、そのままお構いなしに深いキスを続けた。
自分の蜜の味に戸惑ったんだろう。
そんな将臣も可愛くてたまらなかった。

「ねぇ、将臣。僕眠たくなっちゃった……」

「ああ、いいよ。お世話するって約束したろ?」

「ほんと優しいね」

そのまま僕は本当に眠ってしまった。

将臣が脱がせてくれていたあのベビードールは気付けば綺麗にクリーニングされていた。
このベビードールを見るたびに二度目の初夜を思い出す。
あれから、将臣がベビードールを集めるようになったから、きっと気に入ったんだろうな。
恥ずかしいけれど、将臣しか見ないものだからいいか。
僕はそう思うようにしている。
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