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番外編
クリスマスプレゼント探し <後編>
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「お母さんっ、見てください! いちごのタルト美味しそうですよ!! スーパーいちごショートケーキ……あっ、ダメだ。限定5個だって。残念ですね」
「ふふっ、大丈夫よ。予約できたからお願いしてるの」
「わぁー、本当ですか? 嬉しいっ!! それだけは絶対食べたかったんです」
「でしょう? 私もそれを楽しみにきたんだから」
ここのビュッフェはオーダー形式。
テーブルに置かれたメニューを注文すると、席まで持ってきてくれる。
選びながら自分で取るのも楽しいけれど、ここのデザートは本当に芸術的でじっくりと目で楽しみながら味わいたいからこのやり方がピッタリだと思う。
「お義母さんからここのビュッフェの話を聞いて、僕も昨日から楽しみにしてたんですよ」
「ふふっ。ここはいちごスイーツだけじゃなくてちゃんとしたお食事もあるから元春さんも気に入っているのよね。将臣くんも元春さんとよく似てるわ」
柔らかなローストビーフを挟んだサンドイッチはお父さんのお気に入り。
きっと将臣も気にいるはず。
「お待たせいたしました」
目の前に置かれたスーパーいちごショートケーキ。
滑らかな生クリームにはいちごが一緒に混ぜられていて、ほんのりピンク色のクリームがふわふわのスポンジにたっぷりと飾られている。
そして大粒のいちごがこれでもかっていうほど乗っていて、見ているだけで楽しくなってしまう。
上に載せられたたくさんのいちごから一つフォークに刺し、口に運ぶとびっくりするほど甘くて美味しい。
「――っ!!!!!」
ああ、言葉にできない美味しさってこういうことを言うんだな。
「ふふっ。秀吾、幸せそうな顔してるな」
「んんっ!! だ、だってものすごく美味しいんだよ。ほら、将臣も食べてみて!」
「ふふっ。ああ、美味しいな。秀吾が食べさせてくれるから最高に美味しいよ」
「――っ、もうっ! 将臣ったら」
「でも、本当に美味しいな。お義母さんが予約してくださってたんでしょう。ありがとうございます」
「ふふっ。いいのよ。私もこんなに美味しいものをみんなで一緒に食べに来られて嬉しいし。ほら、元春さんもあーんして」
お父さんは生クリームがあんまり得意ではないらしいけど、お母さんが差し出したものは絶対に断らないんだよね。
そういうところも将臣とそっくりだ。
やっぱり僕はお母さんと好みが似ているのかもしれない。
「それで、クリスマスプレゼントは全部揃ったの?」
主要なケーキを全て食べ終え、紅茶を飲みながら一息ついたところで、お母さんからそう尋ねられた。
「いいえ、あと一つだけまだ決まってなくて……」
僕は今までに買ったものを挙げていった。
「ふふっ。なかなかいいチョイスね。みんな気に入ってくれると思うわよ。特に浴衣なんていいの考えたじゃない」
「そうですか? よかった。将臣がミシェルさんとリュカさんには日本のがいいってアイディア出してくれたんですよ」
「さすが将臣くんね」
「いえ、そんな大したことでは……」
「それであと一人は誰のなの?」
「弓弦くんのですよ。なかなか決まらなくて……」
「弓弦くんは今、フランスに住んでいる子よね? ロレーヌ家の方と結ばれたっていう」
「そうそう。今度のクリスマスにそこのお家に招待されてるので、そうだ! よかったらお母さんたちからも弓弦くんたちにプレゼントを贈ってくれませんか? 僕たちのプレゼント交換とは別にクリスマスパーティー用に観月先生や悠木さん、綾城さんのご両親も理央くんたちに贈り物を選んでくれてるんですよ」
そういうと、お父さんとお母さんはものすごく驚いた顔で僕たちをみた。
「そんな大事なこと、早く言ってよ!」
「そうだぞ! 久嗣たちも贈り物をしているというのに、私たちからの贈り物がないなんて先方にも失礼だろう。すぐに周防家にも連絡を取って、贈り物の手配をしておくから」
「え……は、はい。すみません」
僕も将臣もお父さんたちの勢いに押されて謝るしかできなかった。
お父さんはそれからすぐにスマホを持って将臣のお父さんに電話をかけにいったようだ。
「お義母さん、すみません」
「ふふっ。いいのよ。びっくりしたけど、まだ十分に時間はあるし、可愛い子たちの贈り物がたくさん選べるなんて楽しみしかないわ」
「ありがとう」
「それはそうと、弓弦くんってヴァイオリンをしてるって言ってたわよね?」
突然の弓弦くんへの質問に驚きながらも、もしかしたらヴァイオリンに関する贈り物を考えてくれたのかなと期待した。
「はい、だからあっちで一緒に演奏会をやるんですよ。あのミシェル・ロレーヌも一緒にですよ!」
「弓弦くんの苗字って何て言うの?」
僕の興奮をスルーして、弓弦くんの苗字を聞いてくるお母さんに少し違和感を感じる。
何が聞きたいんだろう?
「えっ、苗字? 確か江波弓弦くんって言う名前だったはず……」
「やっぱり……」
「やっぱり?」
「多分私の記憶に間違いがなければ、ものすごいプレゼントがあるの!」
「弓弦くんへの?」
「ええ。だから、食べたらうちに寄っていって」
「えっ……あ、はい。わかりました」
僕も将臣もお母さんの様子を不思議に思っていたけれど、いちごスイーツビュッフェを終えた僕たちは、言われた通り実家に向かった。
お父さんたちと別々の車で到着し、ガレージに止めて家の中に入ると、お母さんたちはもうすでに帰っていて、お父さんに迎えられた。
「あれ? お母さんはどこですか?」
「ああ。今、部屋で探し物をしているよ」
「探し物、ですか?」
それからしばらくリビングで待っていると、
「あったわよ!」
と嬉しそうな声をあげ、お母さんがリビングに入ってきた。
手に持っているのは古そうなビデオカメラ。
「お母さん、これは?」
「ふふっ。見ればわかるわよ。元春さん、お願いしていい?」
そういうと、お父さんはすぐにそのビデオカメラと家のテレビとを繋いでカーテンを閉めた。
ビデオカメラを再生すると、
「あっ! これ……っ」
「ふふっ。そう。これはパリ国際ヴァイオリンコンクールの映像よ。この時のコンクールで優勝したのが、江波天音さんっていうの。多分、弓弦くんのお母さんね」
「えーっ、すごいっ……。お母さん、これどうして?」
「この時偶然フランスに旅行に行ってて、現地にいたお友達に連れていってもらってたのよ。あまりにも美しい演奏でビデオに撮影しちゃったの」
「弓弦くん、この前このお母さんを亡くしたばかりだからきっと喜びますよ」
「ふふっ。この後もっとすごいのがあるのよ!」
これ以上すごいのって何だろう?
すると、優勝が決まった後で、弓弦くんのお母さんは審査委員の人と一緒に演奏を始めた。
「あれ? もしかして、この人……?」
「そう。この人はニコラ・ロレーヌ。あのロレーヌさんのご身内でしょう? 確か飛行機事故で亡くなったはず」
「この人! 弓弦くんのお父さんですよ!」
「ええーっ!! 本当に?」
「はい。佳都くんが確かにそう言ってました。これ、本当にものすごいプレゼントですよ!!」
亡くなった両親を映像で見られるなんて、こんなの絶対に喜んでくれるに決まってる。
しかも二人が楽しそうに演奏しているところだもんね。
「秀吾、これをDVDにしてやるといい」
「はい。お父さん。そうします。これはうちにあるより、絶対に弓弦くんの手元にあるべきものだよ!」
僕はお母さんにお礼を言って、そのビデオテープを持ち帰った。
「秀吾、いい贈り物が見つかってよかったな」
「うん。クリスマス、楽しみだね」
お金では買えない、思い出という贈り物。
きっと弓弦くんは喜んでくれるに違いない。
「ふふっ、大丈夫よ。予約できたからお願いしてるの」
「わぁー、本当ですか? 嬉しいっ!! それだけは絶対食べたかったんです」
「でしょう? 私もそれを楽しみにきたんだから」
ここのビュッフェはオーダー形式。
テーブルに置かれたメニューを注文すると、席まで持ってきてくれる。
選びながら自分で取るのも楽しいけれど、ここのデザートは本当に芸術的でじっくりと目で楽しみながら味わいたいからこのやり方がピッタリだと思う。
「お義母さんからここのビュッフェの話を聞いて、僕も昨日から楽しみにしてたんですよ」
「ふふっ。ここはいちごスイーツだけじゃなくてちゃんとしたお食事もあるから元春さんも気に入っているのよね。将臣くんも元春さんとよく似てるわ」
柔らかなローストビーフを挟んだサンドイッチはお父さんのお気に入り。
きっと将臣も気にいるはず。
「お待たせいたしました」
目の前に置かれたスーパーいちごショートケーキ。
滑らかな生クリームにはいちごが一緒に混ぜられていて、ほんのりピンク色のクリームがふわふわのスポンジにたっぷりと飾られている。
そして大粒のいちごがこれでもかっていうほど乗っていて、見ているだけで楽しくなってしまう。
上に載せられたたくさんのいちごから一つフォークに刺し、口に運ぶとびっくりするほど甘くて美味しい。
「――っ!!!!!」
ああ、言葉にできない美味しさってこういうことを言うんだな。
「ふふっ。秀吾、幸せそうな顔してるな」
「んんっ!! だ、だってものすごく美味しいんだよ。ほら、将臣も食べてみて!」
「ふふっ。ああ、美味しいな。秀吾が食べさせてくれるから最高に美味しいよ」
「――っ、もうっ! 将臣ったら」
「でも、本当に美味しいな。お義母さんが予約してくださってたんでしょう。ありがとうございます」
「ふふっ。いいのよ。私もこんなに美味しいものをみんなで一緒に食べに来られて嬉しいし。ほら、元春さんもあーんして」
お父さんは生クリームがあんまり得意ではないらしいけど、お母さんが差し出したものは絶対に断らないんだよね。
そういうところも将臣とそっくりだ。
やっぱり僕はお母さんと好みが似ているのかもしれない。
「それで、クリスマスプレゼントは全部揃ったの?」
主要なケーキを全て食べ終え、紅茶を飲みながら一息ついたところで、お母さんからそう尋ねられた。
「いいえ、あと一つだけまだ決まってなくて……」
僕は今までに買ったものを挙げていった。
「ふふっ。なかなかいいチョイスね。みんな気に入ってくれると思うわよ。特に浴衣なんていいの考えたじゃない」
「そうですか? よかった。将臣がミシェルさんとリュカさんには日本のがいいってアイディア出してくれたんですよ」
「さすが将臣くんね」
「いえ、そんな大したことでは……」
「それであと一人は誰のなの?」
「弓弦くんのですよ。なかなか決まらなくて……」
「弓弦くんは今、フランスに住んでいる子よね? ロレーヌ家の方と結ばれたっていう」
「そうそう。今度のクリスマスにそこのお家に招待されてるので、そうだ! よかったらお母さんたちからも弓弦くんたちにプレゼントを贈ってくれませんか? 僕たちのプレゼント交換とは別にクリスマスパーティー用に観月先生や悠木さん、綾城さんのご両親も理央くんたちに贈り物を選んでくれてるんですよ」
そういうと、お父さんとお母さんはものすごく驚いた顔で僕たちをみた。
「そんな大事なこと、早く言ってよ!」
「そうだぞ! 久嗣たちも贈り物をしているというのに、私たちからの贈り物がないなんて先方にも失礼だろう。すぐに周防家にも連絡を取って、贈り物の手配をしておくから」
「え……は、はい。すみません」
僕も将臣もお父さんたちの勢いに押されて謝るしかできなかった。
お父さんはそれからすぐにスマホを持って将臣のお父さんに電話をかけにいったようだ。
「お義母さん、すみません」
「ふふっ。いいのよ。びっくりしたけど、まだ十分に時間はあるし、可愛い子たちの贈り物がたくさん選べるなんて楽しみしかないわ」
「ありがとう」
「それはそうと、弓弦くんってヴァイオリンをしてるって言ってたわよね?」
突然の弓弦くんへの質問に驚きながらも、もしかしたらヴァイオリンに関する贈り物を考えてくれたのかなと期待した。
「はい、だからあっちで一緒に演奏会をやるんですよ。あのミシェル・ロレーヌも一緒にですよ!」
「弓弦くんの苗字って何て言うの?」
僕の興奮をスルーして、弓弦くんの苗字を聞いてくるお母さんに少し違和感を感じる。
何が聞きたいんだろう?
「えっ、苗字? 確か江波弓弦くんって言う名前だったはず……」
「やっぱり……」
「やっぱり?」
「多分私の記憶に間違いがなければ、ものすごいプレゼントがあるの!」
「弓弦くんへの?」
「ええ。だから、食べたらうちに寄っていって」
「えっ……あ、はい。わかりました」
僕も将臣もお母さんの様子を不思議に思っていたけれど、いちごスイーツビュッフェを終えた僕たちは、言われた通り実家に向かった。
お父さんたちと別々の車で到着し、ガレージに止めて家の中に入ると、お母さんたちはもうすでに帰っていて、お父さんに迎えられた。
「あれ? お母さんはどこですか?」
「ああ。今、部屋で探し物をしているよ」
「探し物、ですか?」
それからしばらくリビングで待っていると、
「あったわよ!」
と嬉しそうな声をあげ、お母さんがリビングに入ってきた。
手に持っているのは古そうなビデオカメラ。
「お母さん、これは?」
「ふふっ。見ればわかるわよ。元春さん、お願いしていい?」
そういうと、お父さんはすぐにそのビデオカメラと家のテレビとを繋いでカーテンを閉めた。
ビデオカメラを再生すると、
「あっ! これ……っ」
「ふふっ。そう。これはパリ国際ヴァイオリンコンクールの映像よ。この時のコンクールで優勝したのが、江波天音さんっていうの。多分、弓弦くんのお母さんね」
「えーっ、すごいっ……。お母さん、これどうして?」
「この時偶然フランスに旅行に行ってて、現地にいたお友達に連れていってもらってたのよ。あまりにも美しい演奏でビデオに撮影しちゃったの」
「弓弦くん、この前このお母さんを亡くしたばかりだからきっと喜びますよ」
「ふふっ。この後もっとすごいのがあるのよ!」
これ以上すごいのって何だろう?
すると、優勝が決まった後で、弓弦くんのお母さんは審査委員の人と一緒に演奏を始めた。
「あれ? もしかして、この人……?」
「そう。この人はニコラ・ロレーヌ。あのロレーヌさんのご身内でしょう? 確か飛行機事故で亡くなったはず」
「この人! 弓弦くんのお父さんですよ!」
「ええーっ!! 本当に?」
「はい。佳都くんが確かにそう言ってました。これ、本当にものすごいプレゼントですよ!!」
亡くなった両親を映像で見られるなんて、こんなの絶対に喜んでくれるに決まってる。
しかも二人が楽しそうに演奏しているところだもんね。
「秀吾、これをDVDにしてやるといい」
「はい。お父さん。そうします。これはうちにあるより、絶対に弓弦くんの手元にあるべきものだよ!」
僕はお母さんにお礼を言って、そのビデオテープを持ち帰った。
「秀吾、いい贈り物が見つかってよかったな」
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