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番外編
秘密のミッションの裏側
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『天涯孤独になった僕をイケメン外国人が甘やかしてくれます』の秘密のミッションというお話の対になるお話です。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<内緒で相談したいことがあるんだけど、いつなら時間取れそうかな?>
意味深な出だしから始まった佳都くんからのメッセージに僕はドキッとしてしまった。
もしかして、綾城さんと喧嘩でもしたんだろうか?
うーん、気になる……。
内緒の相談って一体なんだろう……。
そもそも、内緒って……将臣にもってことかな?
僕、将臣に隠し事はしない……というか、できないんだけどどうしようかな……。
とりあえずどんな内容か話を聞くまで、将臣に内緒にしておこうかな。
今言っても僕自身何もわからないもんね。
僕が相談に乗って解決するなら力になりたいし、気持ちよく旅行を迎えられるようにしたい。
ここは年長者として、佳都くんの相談に乗ってあげないと!
というわけで、早いほうがいいだろうと思って、お昼の時間に事務所近くのカフェに来てもらうことにした。
多分綾城さんのことについての相談だろうから、先生には見つからないほうがいいんだよね。
明日はお弁当持参の日だけど、ランチに行くと行っておけば、バレることはないだろう。
我ながらいいアイディアだ!
なんて思っていたのに……
「んっ? 秀吾、どうした? 何か考え事でもしてるのか?」
仕事から帰ってきた将臣がおかえりのキスをしてすぐにそう尋ねてきた。
「えっ? な、なんで? 何もないけど……っ」
「うーん? 俺に何か隠そうとしてる?」
「いや、そんなことは……」
「秀吾、お前……俺に隠し事できると思ってる?」
じーっと見つめられて、僕はこれ以上ごまかすことができなくて結局将臣に話すことになってしまった。
ああーっ、佳都くんっ。
ほんとごめん。
心の中で佳都くんに謝りながら、僕は今日のメッセージのことを話した。
「内容については明日聞くことになってるから、僕もまだわからないんだ。だから、話を聞いたら、将臣にも報告しようと思ってたんだよ」
「ふうん……」
「なに? 何か気になるところあった?」
「いや、佳都くんの相談ってなんだろうなって思ってさ」
「もしかしたら綾城さんと喧嘩しちゃったとかかなって勝手に不安に思ってて……」
そういうと、将臣は突然大声で笑い始めた。
「えっ? 何? どうして笑うの?」
「いや、悪い。秀吾が優しいなと思っただけだよ」
「なんで?」
「もうすぐ旅行なのに、喧嘩しているなら早く仲直りさせてあげなきゃって思ったんだろう? でも、その心配はないよ」
「どうしてわかるの?」
「昨日、綾城さんと話す機会があったんだ。全然いつも通り惚気まくってたし、旅行の準備も万端だってすごく楽しみにしているみたいだったからな」
「そう、なんだ……。じゃあ、佳都くんの相談って……一体なんだろう?」
「多分だけど、悪いことじゃないんじゃないかな? ほら、最近何か嬉しいことなかったか?」
「嬉しいこと? ここ、最近で嬉しかったことは僕たちも一緒にフランス旅行に行けるようになったことと……それから、あっ!!!」
「わかったか?」
将臣に言われてわかった。
多分、佳都くんはお祝いしてあげたいんだ。
だから、内緒でって……そっか、そうだったんだ。
「多分その話だ! 将臣、さすがだね!」
「だろ? 俺は秀吾に関することならなんでもわかるんだよ」
「ふふっ。将臣ったら」
「でも、明日佳都くんとランチに行くなら、お弁当は休みか……。秀吾の弁当がないと、午後からの仕事頑張れないんだよな……」
悲しげな表情で僕を見つめる姿はまるで可愛いワンコみたいだ。
っていっても、レトリバーくらい大きいけどね、ふふっ。
「いいよ。作ってあげる」
「本当か?」
「うん。だから、ここにキスしてよ……」
「――っ!!!」
唇をトントンと指差しながら、おねだりすると将臣は嬉しそうに飛びかかってきた。
ふふ、本当におっきなワンコだ。
僕はスイッチの入ってしまった将臣にそのまま寝室に連れて行かれて、唇だけでなく身体中にキスされてしまった。
こんな予定じゃなかったんだけどな……。
そう思いながらも、将臣にキスされるのは大好きだから嬉しいんだ。
でも、身体中にキスされると奥まで欲しくなってしまうから困ってしまう。
それでも、平日は深く愛し合わないというが暗黙のルール。
起きられなくなるのは困るし、何より将臣が翌日の僕を外に出したくないっていうんだ。
多分、寝不足で顔がむくんでるからそれを心配してくれていると思うんだけど……。
これだけ焦らされると、疼いてきちゃうな……。
そんなこと恥ずかしくて将臣には言えないけど……。
そんなこんなでキスだけで必死に終わらせた翌日、将臣の分だけお弁当を作った僕は、お昼になったと同時に佳都くんとの待ち合わせ場所であるカフェに向かった。
「あっ、こっち。こっち」
カフェに可愛い声が響く。
慌てて駆け寄り、
「ごめん、待たせちゃった?」
と声をかけると、
「ううん、僕が早く着きすぎただけだから大丈夫」
とまるでデートしてるカップルのような会話をしてしまったことに気づき、2人で笑ってしまった。
「このカフェ、雰囲気いいね。秀吾さんが好きなのわかるなぁ」
「さすが、佳都くん。ここは雰囲気も最高だけど料理もデザートも美味しいんだ。将臣もここの料理は好きでね……」
「ふふっ。早速惚気だ」
「惚気って、違うって。そ、それよりも注文した?」
「ううん。一緒にしようと思ってたから。それに何がおすすめかも聞きたかったし」
「ここはおまかせランチっていうのが裏メニューにあるんだ」
「わぉっ。さすが常連! それ食べてみたい!」
早速おまかせランチを注文した僕は、料理が来るまでの間に早速本題を尋ねてみることにした。
「それで、僕に相談って何かな?」
「ああっ!! そうそう!! その話をしなきゃ!!」
佳都くんのそのテンションの高さに、やっぱり将臣の言った通りいい話に違いないと思った。
「あのね、理央くんと空良くんが大検に受かったでしょ?」
「うん、すごく頑張ってたからね。当然とは思ってたけど、やっぱり嬉しいよね」
「そう! だから、フランスに行った時にサプライズでお祝いしてあげたいと思って、計画立てたんだ。僕と秀吾さんと、それから弓弦くんとミシェルさんで素敵な曲を演奏してお祝いするのはどうかな?」
「演奏?」
「うん。秀吾さん、昔ヴァイオリンとピアノをやってたって聞いたんだけど、今でも弾けるでしょ?」
「それはまぁ一応」
「僕も小学生の時だけど、ピアノ習ってたんだ。だから、僕と秀吾さんでピアノを弾いて、ミシェルさんと弓弦くんにヴァイオリンを弾いてもらったらどうかなって提案したんだよ。あ、秀吾さんがヴァイオリンがいいなら3人で演奏してもらって、僕が伴奏するよ」
「え――っ、あのミシェル・ロレーヌと一緒に演奏?」
将臣の話からお祝いはするんだろうと予測していたけれど、まさかこんなにも予想外のことだなんて思ってなかった。
「どうかな?」
「あ、でもミシェルさんたちがどういうか……」
「ああ、それなら大丈夫。ミシェルさんと弓弦くんからはさっきオッケーもらったから」
そういって佳都くんが見せてくれたスマホの画面にはOKの可愛いスタンプが押されていた。
いや、あのミシェル・ロレーヌの演奏だぞ……。
そんなスタンプひとつでOKとかいいのかな……。
でもミシェルさんと弓弦くんがOKしているのに、僕が断るのはできないよね。
ってか、ここまで決まってるなら相談でもなさそうなんだけど……。
「でも……最近は全然弾いてないから上手くできるかどうか……」
「ああ、大丈夫。僕も今から練習するから」
「そうなの?」
「うん。でもお祝いしたい気持ちが大事だから」
そう言われてハッとした。
そうか、そうだよね。
「うん。それならわかったよ」
「やった! 約束ね。当日は可愛いサンタのコスプレしてもらうから」
「えっ? サンタのコスプレって……そんなの聞いてないけど……」
「だから今言ったでしょ? 秀吾さんには可愛いミニスカのサンタさんの衣装用意しているからよろしくね。それで、秀吾さんはどっち演奏する?」
「えっ、あっ、じゃあ……ヴァイオリン、かな……」
サンタのコスプレの破壊力がすごくてよく考えもせずに言っちゃったけど、ミシェル・ロレーヌの前で演奏とかかなり無謀なんじゃ……。
そう思ったけれど、今から断ることもできず僕はそれからフランス旅行出発までの間、毎日ヴァイオリンを練習することになってしまったのだった。
楽しんでいただけると嬉しいです♡
* * *
<内緒で相談したいことがあるんだけど、いつなら時間取れそうかな?>
意味深な出だしから始まった佳都くんからのメッセージに僕はドキッとしてしまった。
もしかして、綾城さんと喧嘩でもしたんだろうか?
うーん、気になる……。
内緒の相談って一体なんだろう……。
そもそも、内緒って……将臣にもってことかな?
僕、将臣に隠し事はしない……というか、できないんだけどどうしようかな……。
とりあえずどんな内容か話を聞くまで、将臣に内緒にしておこうかな。
今言っても僕自身何もわからないもんね。
僕が相談に乗って解決するなら力になりたいし、気持ちよく旅行を迎えられるようにしたい。
ここは年長者として、佳都くんの相談に乗ってあげないと!
というわけで、早いほうがいいだろうと思って、お昼の時間に事務所近くのカフェに来てもらうことにした。
多分綾城さんのことについての相談だろうから、先生には見つからないほうがいいんだよね。
明日はお弁当持参の日だけど、ランチに行くと行っておけば、バレることはないだろう。
我ながらいいアイディアだ!
なんて思っていたのに……
「んっ? 秀吾、どうした? 何か考え事でもしてるのか?」
仕事から帰ってきた将臣がおかえりのキスをしてすぐにそう尋ねてきた。
「えっ? な、なんで? 何もないけど……っ」
「うーん? 俺に何か隠そうとしてる?」
「いや、そんなことは……」
「秀吾、お前……俺に隠し事できると思ってる?」
じーっと見つめられて、僕はこれ以上ごまかすことができなくて結局将臣に話すことになってしまった。
ああーっ、佳都くんっ。
ほんとごめん。
心の中で佳都くんに謝りながら、僕は今日のメッセージのことを話した。
「内容については明日聞くことになってるから、僕もまだわからないんだ。だから、話を聞いたら、将臣にも報告しようと思ってたんだよ」
「ふうん……」
「なに? 何か気になるところあった?」
「いや、佳都くんの相談ってなんだろうなって思ってさ」
「もしかしたら綾城さんと喧嘩しちゃったとかかなって勝手に不安に思ってて……」
そういうと、将臣は突然大声で笑い始めた。
「えっ? 何? どうして笑うの?」
「いや、悪い。秀吾が優しいなと思っただけだよ」
「なんで?」
「もうすぐ旅行なのに、喧嘩しているなら早く仲直りさせてあげなきゃって思ったんだろう? でも、その心配はないよ」
「どうしてわかるの?」
「昨日、綾城さんと話す機会があったんだ。全然いつも通り惚気まくってたし、旅行の準備も万端だってすごく楽しみにしているみたいだったからな」
「そう、なんだ……。じゃあ、佳都くんの相談って……一体なんだろう?」
「多分だけど、悪いことじゃないんじゃないかな? ほら、最近何か嬉しいことなかったか?」
「嬉しいこと? ここ、最近で嬉しかったことは僕たちも一緒にフランス旅行に行けるようになったことと……それから、あっ!!!」
「わかったか?」
将臣に言われてわかった。
多分、佳都くんはお祝いしてあげたいんだ。
だから、内緒でって……そっか、そうだったんだ。
「多分その話だ! 将臣、さすがだね!」
「だろ? 俺は秀吾に関することならなんでもわかるんだよ」
「ふふっ。将臣ったら」
「でも、明日佳都くんとランチに行くなら、お弁当は休みか……。秀吾の弁当がないと、午後からの仕事頑張れないんだよな……」
悲しげな表情で僕を見つめる姿はまるで可愛いワンコみたいだ。
っていっても、レトリバーくらい大きいけどね、ふふっ。
「いいよ。作ってあげる」
「本当か?」
「うん。だから、ここにキスしてよ……」
「――っ!!!」
唇をトントンと指差しながら、おねだりすると将臣は嬉しそうに飛びかかってきた。
ふふ、本当におっきなワンコだ。
僕はスイッチの入ってしまった将臣にそのまま寝室に連れて行かれて、唇だけでなく身体中にキスされてしまった。
こんな予定じゃなかったんだけどな……。
そう思いながらも、将臣にキスされるのは大好きだから嬉しいんだ。
でも、身体中にキスされると奥まで欲しくなってしまうから困ってしまう。
それでも、平日は深く愛し合わないというが暗黙のルール。
起きられなくなるのは困るし、何より将臣が翌日の僕を外に出したくないっていうんだ。
多分、寝不足で顔がむくんでるからそれを心配してくれていると思うんだけど……。
これだけ焦らされると、疼いてきちゃうな……。
そんなこと恥ずかしくて将臣には言えないけど……。
そんなこんなでキスだけで必死に終わらせた翌日、将臣の分だけお弁当を作った僕は、お昼になったと同時に佳都くんとの待ち合わせ場所であるカフェに向かった。
「あっ、こっち。こっち」
カフェに可愛い声が響く。
慌てて駆け寄り、
「ごめん、待たせちゃった?」
と声をかけると、
「ううん、僕が早く着きすぎただけだから大丈夫」
とまるでデートしてるカップルのような会話をしてしまったことに気づき、2人で笑ってしまった。
「このカフェ、雰囲気いいね。秀吾さんが好きなのわかるなぁ」
「さすが、佳都くん。ここは雰囲気も最高だけど料理もデザートも美味しいんだ。将臣もここの料理は好きでね……」
「ふふっ。早速惚気だ」
「惚気って、違うって。そ、それよりも注文した?」
「ううん。一緒にしようと思ってたから。それに何がおすすめかも聞きたかったし」
「ここはおまかせランチっていうのが裏メニューにあるんだ」
「わぉっ。さすが常連! それ食べてみたい!」
早速おまかせランチを注文した僕は、料理が来るまでの間に早速本題を尋ねてみることにした。
「それで、僕に相談って何かな?」
「ああっ!! そうそう!! その話をしなきゃ!!」
佳都くんのそのテンションの高さに、やっぱり将臣の言った通りいい話に違いないと思った。
「あのね、理央くんと空良くんが大検に受かったでしょ?」
「うん、すごく頑張ってたからね。当然とは思ってたけど、やっぱり嬉しいよね」
「そう! だから、フランスに行った時にサプライズでお祝いしてあげたいと思って、計画立てたんだ。僕と秀吾さんと、それから弓弦くんとミシェルさんで素敵な曲を演奏してお祝いするのはどうかな?」
「演奏?」
「うん。秀吾さん、昔ヴァイオリンとピアノをやってたって聞いたんだけど、今でも弾けるでしょ?」
「それはまぁ一応」
「僕も小学生の時だけど、ピアノ習ってたんだ。だから、僕と秀吾さんでピアノを弾いて、ミシェルさんと弓弦くんにヴァイオリンを弾いてもらったらどうかなって提案したんだよ。あ、秀吾さんがヴァイオリンがいいなら3人で演奏してもらって、僕が伴奏するよ」
「え――っ、あのミシェル・ロレーヌと一緒に演奏?」
将臣の話からお祝いはするんだろうと予測していたけれど、まさかこんなにも予想外のことだなんて思ってなかった。
「どうかな?」
「あ、でもミシェルさんたちがどういうか……」
「ああ、それなら大丈夫。ミシェルさんと弓弦くんからはさっきオッケーもらったから」
そういって佳都くんが見せてくれたスマホの画面にはOKの可愛いスタンプが押されていた。
いや、あのミシェル・ロレーヌの演奏だぞ……。
そんなスタンプひとつでOKとかいいのかな……。
でもミシェルさんと弓弦くんがOKしているのに、僕が断るのはできないよね。
ってか、ここまで決まってるなら相談でもなさそうなんだけど……。
「でも……最近は全然弾いてないから上手くできるかどうか……」
「ああ、大丈夫。僕も今から練習するから」
「そうなの?」
「うん。でもお祝いしたい気持ちが大事だから」
そう言われてハッとした。
そうか、そうだよね。
「うん。それならわかったよ」
「やった! 約束ね。当日は可愛いサンタのコスプレしてもらうから」
「えっ? サンタのコスプレって……そんなの聞いてないけど……」
「だから今言ったでしょ? 秀吾さんには可愛いミニスカのサンタさんの衣装用意しているからよろしくね。それで、秀吾さんはどっち演奏する?」
「えっ、あっ、じゃあ……ヴァイオリン、かな……」
サンタのコスプレの破壊力がすごくてよく考えもせずに言っちゃったけど、ミシェル・ロレーヌの前で演奏とかかなり無謀なんじゃ……。
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