ラブラブな僕たちが見守るイケメンアンドロイドの恋

波木真帆

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可愛い※

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「どうした? なんだか今日はいつにも増してご機嫌だな」

「ふふっ。わかる?」

「ああ。秀吾のことで俺にわからないことなんてあるわけないだろ。それでどうしたんだ?」

「実はね、観月さんに大切な人ができたみたい」

「ええっ!! まじかっ!!! それはすごいなっ!!」

「でしょう?」

「で、相手はどんな子なんだ?」

ものすごく興味津々な様子で聞いてくる。
あの・・観月さんに大切な子ができたって聞いたらそうなっちゃうのはすごくわかる。
でも……将臣がこんなにも気になっているのを見るとなんとなくモヤモヤしてしまう僕はなんだか変だ。

「秀吾? どうした?」

僕の表情で何かに気付いたのか、将臣がすぐに僕を抱きしめてくれる。

「なんでも、ない……」

「なんでもないっていう顔じゃないだろ? 秀吾は俺に隠し事なんかしないよな?」

「ん……でも、僕のこと……めんどくさいって思っちゃうかも……」

「ふふっ。そんなこと思うわけないだろう? ね、教えて」

「あの、ね……将臣が……観月さんの相手の子を気にしてるの……なんかちょっとヤだなって……」

「――っ!! 秀吾、それって……もしかして、嫉妬、してくれたのか?」

「えっ……し、っと?」

「だって、俺が他の子のことを興味津々で尋ねたのが気になったんだろう?」

僕が頷くと、将臣は嬉しそうに僕を抱きしめた。

「やった。秀吾の嫉妬もらったな」

将臣のこの上ないほど嬉しそうな笑顔に、思わず笑ってしまう。

「僕が嫉妬したのがそんなに嬉しいの?」

「当たり前だろ。秀吾が俺のこと、大好きだって証拠だろ?」

「ふふっ。そんなのわかってるくせに」

「こうやって改めて感じるのが嬉しいんだよ」

「将臣ったら……」

「なぁ、観月さんの話も聞きたいけど……先に寝室行かないか? 俺、秀吾に嫉妬してもらえてもう我慢できないんだけど……ほらっ」

僕の手をそっと自分の昂りに触れさせる将臣。
将臣の昂りは驚くほど熱くて硬くなっていた。

「ばか……っ」

「ああ、俺は秀吾に関してはいつでもばかだよ。だから、いいだろ?」

「じゃ、早く連れてって……僕が、将臣のおっきいの咥えてあげる」

「――っ!!!」

僕の言葉に将臣は飛び上がりそうな勢いで僕を抱き上げて、寝室に連れて行った。

「秀吾……」

「僕がするから、将臣は触っちゃだけだからね」

「えっ……それは」

「いい?」

ベッドボードに身体を預け、足を伸ばして座る将臣の足の間に座り込み、ズボンと下着に手をかけながらそう尋ねると、将臣は小さく頷いた。

ふふっ。
たまには僕が主体になるのだっていいよね。

ゆっくりとズボンと下着を脱がすと、すでに硬くなった将臣の昂りが飛び出してきた。

「わっ、おっきぃ……っ」

僕の声に反応したのか、さらに大きくなる。
先端にもう、うっすらと蜜のようなものが溜まっているのが見える。

「ふふっ。可愛い」

「可愛いって……」

「だって、可愛いもん。ほらっ」

「くっ――!」

指で大きく聳り立った昂りを下から上になぞると、身体をピクピクと震わせてさらに大きくさせていた。
それがすごく可愛くて、パクリと上から咥えてみた。

「しゅ、秀吾っ!」

僕のとは違って、おっきぃ将臣のモノは先端の張り出した部分しか口に入らないけど、舌先でペロペロと先端を舐めてあげると喜んでくれるのを知ってる。
それに口を窄めて張り出した部分に引っかかるように舐めると

「あっ……!」

声に出して喜んでくれるんだ。

根元を両手で握って上下に擦りながら、じゅぽじゅぽと先端を刺激すると、

「あっ――! 秀吾っ!! イク、から離せっ!!」

と僕の口から外そうとするけどそうはいかない。

さらに動きを激しくすると、

「くっ――!! イクっ!!」

僕の口内に大量の蜜を放った。

僕はそれを綺麗に舐めとって、口の中にある将臣の蜜を

「あ~ん」

と見せつけて、ゴクリと飲み干した。
そしてもう一度空っぽになった口内を見せると、将臣は嬉しそうに笑った。

「苦いのに……」

「ふふっ。将臣だって飲むじゃない。僕だって、欲しいもん」

「今度は二人で気持ちよくなろっか」

「うん」

そういうと、将臣は僕の唇に自分のそれを重ね合わせてすかさず舌を差し込んできた。
自分の味がしたのか、一瞬嫌そうな顔をしたけれど気にせずそのままキスが続いた。

ああ、やっぱり将臣とのキスって安心する。

そのまま僕たちは、奥まで愛し合い甘い時間を過ごした。



「あれ? 僕、寝てた?」

「うーん、30分くらいかな。可愛いから寝顔見てた」

「もうっ! 寝顔見られるの恥ずかしいんだよ」

「俺しか見ないからいいんだよ。それに寝顔以上に恥ずかしいものもいっぱい見てきてるだろ。寝顔なんていまさらだよ。どれも可愛いんだからさ」

確かに将臣にはオネショだって、初めて下着を汚した時だって、何もかも見られてる。
それに比べたら寝顔くらい……なんて思わないこともないけど……涎とか垂らしてたら恥ずかしいのに。

でも、涎なら僕が気づく前に舐めちゃいそう……なんて思ってしまうあたり、僕たちは一緒にいすぎてるのかもしれないな。
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