1 / 1
つくっちまおう
しおりを挟む
『皆さんは、どうしたら戦争や差別や虐めがなくなると思いますか?』
クラス担任のケイ先生が僕らに聞いてきた。
「みんな、なかよくすればいいと思いまーす」ジョンが言った。
『そうね。そう出来れば良いですよね。では、何故みんな仲良く出来ないのでしょう?』ケイ先生は困った顔をして聞いた。
「みんなそれぞれ違う人間だからじゃない?」リー・メイが言った。
「そーそ。オレと違う肌の色の人はなんだか気持ち悪いんだよねー」マカロンが言った。
「私と目の色が違うのも嫌だわ」アリシャが言った。
「言語が同じじゃないとむかつくよ」ジャスパーが言った。
「あの子は足が遅い」「勉強が出来ないのは嫌よね」「喋り方なんかおかしくない?」「そもそも考え方が違うんだよなー」
次々と児童から発言がされた。
『それぞれ違う人間でも、仲良く出来る方法って無いのでしょうか?』ケイ先生は悲しげな顔をした。
「同じ考えの人間同士なら、仲良く出来るんじゃないかな?」とエイダンが言った。
「えー、何それ。同じ思考回路とか気持ち悪ーい。クローンじゃん」マイが言った。
エイダンはマイの方を向き「いや、そうじゃなくてさ…」と言い
そしてクラスのみんなを見回してこう続けて言った。
【すっごく大きな存在の敵をつくるんだ。全人類の敵を。】
クラス担任のケイ先生が僕らに聞いてきた。
「みんな、なかよくすればいいと思いまーす」ジョンが言った。
『そうね。そう出来れば良いですよね。では、何故みんな仲良く出来ないのでしょう?』ケイ先生は困った顔をして聞いた。
「みんなそれぞれ違う人間だからじゃない?」リー・メイが言った。
「そーそ。オレと違う肌の色の人はなんだか気持ち悪いんだよねー」マカロンが言った。
「私と目の色が違うのも嫌だわ」アリシャが言った。
「言語が同じじゃないとむかつくよ」ジャスパーが言った。
「あの子は足が遅い」「勉強が出来ないのは嫌よね」「喋り方なんかおかしくない?」「そもそも考え方が違うんだよなー」
次々と児童から発言がされた。
『それぞれ違う人間でも、仲良く出来る方法って無いのでしょうか?』ケイ先生は悲しげな顔をした。
「同じ考えの人間同士なら、仲良く出来るんじゃないかな?」とエイダンが言った。
「えー、何それ。同じ思考回路とか気持ち悪ーい。クローンじゃん」マイが言った。
エイダンはマイの方を向き「いや、そうじゃなくてさ…」と言い
そしてクラスのみんなを見回してこう続けて言った。
【すっごく大きな存在の敵をつくるんだ。全人類の敵を。】
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
7つの短編集
望月ナナコ
ライト文芸
一話ずつキーワードに沿って執筆し完結していますので気になるタイトルからお読みいただけます!
書いているジャンルは様々です。
隙間時間に短い話をサクッと読みたい方にオススメです。
宜しくお願い致します☆
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
暇つぶしのお供
銀じゃけ
ライト文芸
毎回違う三題噺でSSを書いてます。
暇つぶしによかったら読んでみてください。
毎話600~1500字に収まるようしていますので、長すぎず短すぎないを目標に書いてます。
電車やちょっとした休憩の時間に読める量となっています。
同じお題はなく、ストーリーとして繋がりはないため、題名を読んで好きなところから読んで頂けます。
お気に召す題名がありますように!
また、三題噺のテーマを提供して頂ける方も募集しております。
コメント欄に書いていただければと思います。
※こちらのSSは同じ作者名でノベルアップ+にも掲載しております。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる