墜落レッド ~戦隊レッドは魔王さまに愛でられる~

るなかふぇ

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第十二章 新たな命

19 魔素と体液 ※

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「散々文句を言っておいて。すでに先が濡れてきておるようだが?」
「う、うっせえ! いやコラ、舐めんなっっ」

 リョウマの先端に触れた指先を、魔王がぺろりとやるのを見て、リョウマは真っ赤になって叫んだ。

「なにを今更。あれやらこれやら、すでにいろいろと為した仲ではないか。うん?」
「うるっせえ。いちいち言葉にすんなっ」

 それがなにより「恥ずかしい」のだ。言いたくないから言わないが!
 憤慨しているリョウマに対して、魔王はひどく楽しげに見えた。

「そなたはつくづく、言葉攻めに弱いなあ」
「はあ? うっせえわ。俺は何にも弱くなんかねえっっ……あ、あうんっ」
「ここも弱い。……ここも、ここも」
「あ、は……っくそ、やめろ、やめろってばああっ」

 いつのまにかリョウマはすっかり一糸まとわぬ姿にされてしまっている。なにしろ魔王の方が体が大きく、腕も長いため抵抗が非常にしにくい。器用に要所要所を抑えこんだ状態で、リョウマが感じやすい場所ばかりをつぎつぎに攻められると、自分の意思とは関係なく体のほうはどんどん興奮してきてしまう。

「あっ……や、ああ……んっ」

 背後から抱きしめられた状態で足の間のモノを握りこまれて擦りあげられ、もう片方の手で胸の尖りを愛撫され、首筋に舌を這わされると、次第に意識が朦朧とし始めた。すでにリョウマの体のすべてを熟知した魔王の愛撫は最高でしかない。脇腹をなぞりあげ、今度は足の付け根までを丁寧に指で撫でながら、リョウマの性器から生え出ている見事な《魔法樹》を確かめるように愛撫していく。
 次第に霞みがかかったようになっていく意識を必死に保ちながらも、もうリョウマの唇から漏れるのは文句の言葉などではありえなかった。

「ああ……あ、ああ……ん、やあっ……んん」

 腰が勝手にくねるように動いてしまう。その部分が、ついつい魔王の「それ」を求めて蠢いてしまう。魔王は巧みに魔法を操り、リョウマの入口をぬめりの多い状態に変えていく。
 ところでどうやら魔王は、自分の体液の濃さを調節することもできるらしい。なんとも便利なヤツだ。
 あの北の《魔の森》でこの男が使用したのは、相当濃いものだったらしいが、最近ではリョウマ自身がそんなもので自分の感覚を鈍らされたくないと進言したため、ほとんど魔力を込めないように調節していたらしい。そう進言したとき、むしろこの男は少し嬉しそうに見えたものだった。なるほど確かにそうだろう。そんなモノで無理やりに引き出された欲望で自分に抱かれる奴など、さほどの価値があると思えないのは当たり前だからだ。

 そしてそれは今もそうだった。恐らくは、ほとんど魔素を含まない体液に変換したそれを、魔王は巧みにリョウマの秘部へ塗りこめ、忍ばせた指で内側へもそっと塗布していく。その動きのすべてがもう、堪らなくリョウマの下腹を刺激した。

「や、はあ……っ」

 ──すぐにも欲しい。こいつの、熱くて太くてすごいアレを。

 それで内臓すべてを引っ掻き回すほど、激しく突き上げてほしい。理性のすべてが吹き飛ぶあの感覚を、早くこの体の細胞に叩きこんでほしい。
 本能がそう叫ぶが、リョウマの口はなかなかそれに正直にはならない。
 それでも、魔王は正確にリョウマが言いたいことを理解してしまうのだ。それも即座に。

「欲しいだろうが、今日は少しだけ我慢してくれ」
「あっ……な、なんでえ……っ」
「目的を忘れてはいけないな」

 背後からリョウマの体を抱きしめた状態で、魔王はそっとリョウマの頬に口づけた。

「ますはそなたのモノをくれ。我らの未来のためだ。……そうだろう?」
「あ、あ……あふうっ」

 腰が発する欲望の炎が脳天を貫こうとあがく。そのたびに、リョウマは背中を仰け反らせて、噴出しようとする腰の圧力に耐えた。もうすでに、かなりつらいことになってきている。

「いや……っあ、ああ、ううん」

 魔王の腰の前で、男に背を向け性器を握りこまれた状態で足を開き、リョウマは身もだえした。あまりにつらくて、勝手に涙がにじんでくる。

「や、やだ……もうムリいっ。は、はや……くぅ」

 魔王の手で根本を強く押しとどめられた自分のソレが、ほとんど紫色に見えるぐらいに怒張しているのがちらりと見える。
 と、魔王がそこへ手早く何かを装着するのが見えた。
 だが、なんだろう、と考える暇もなかった。次の瞬間、魔王がリョウマの根本を抑え込んでいた手の力を抜いたからだ。

「あっ……あ!」

 リョウマはびくっと全身を震わせると、矯めに矯められていたそこから欲望のすべてを解き放っていた。

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