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終章
あとがき
しおりを挟むこんにちは。るなかふぇです。
「ルサルカ・プリンツ~人魚皇子は陸の王子に恋をする~」、ついに完結のはこびとなりました。
最初から追いかけてくださった方も、途中から見つけてくださった方も、完結後に読んでくださった方も、皆様ありがとうございました。
人物紹介ページを含めて全195話。
もう少しで初の200話の大台でしたが、残念! まあしょうがない(笑)。
開始が昨年の10月ですので、足掛け10か月の執筆となりました。文字数としては大したことはないのですが、話数と執筆期間の長さとしては、表と裏を通じて最長の作品となりました。
たまに別作品の更新のため隔日になることもありましたが、ほとんど毎日更新で進んで参り、なんとか完結にこぎつけられて、ひとまずはほっとしているところです。
作中にもありますのでもうご存知かと思いますが、もともとこの作品は童話「人魚姫」へのちょっとしたアンチテーゼとなっております。
私自身、子供のころからとっても不満というか「それおかしくない?」とずっと思って来た、その疑問の昇華の意味が大きいのでした。
ともあれ人間の王子、ユーリと海の人魚(ただし『姫』ではない・笑)の恋は、これにて成就、大団円(自分で言っちゃう)とさせていただきます。
今後のことですが、事前にいくつかリクエストを頂戴しておりますので、すぐかどうかはわかりませんが、外伝としてサイドストーリーを引き続き書かせていただくことになりそうです。その節は、またどうぞご贔屓いただければ幸甚です。
必ずしもすべてのリクエストにお応えできるわけではありませんが、なにか「これが読みたい!」などのご希望がありましたら、感想欄などででもちらっとお知らせいただければ参考にさせていただこうと思います。
ということで、ここまで本当に貴重なお時間をありがとうございました。
最後に、タイトルのあの単語を含むこちらの歌をご紹介して、ご挨拶に替えさせていただきます。
「君かりにかのわだつみに思はれて言ひよられなばいかにしたまふ」
若山牧水
2020年7月吉日
るなかふぇ
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