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第六章 陸の王子たち
1 丁々発止
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帝都クラースグレーブ、アルネリオ宮。
「ルリ殿! ルリどの……!」
毎日毎日、ゴリラのような王子がうるさい。
自分にあてがわれた部屋のソファで、瑠璃は今日も眉間に皺を立てている。手には滄海式の茶器。ここに至るまで、彼はたったのひと舐めたりとも、アルネリオのものを口にしていない。
よく日に焼けた頬と額をてかてか光らせながら、健康そのものといった第二王子がさっきから大いに瑠璃を誘っている。
「今度こそ、ウサギ狩りに参りましょうぞ。わが元には優秀な猟犬が多くおりまする。狩り場の近くに湖もありますれば、ぜひとも釣りも! まこと、楽しゅうございますぞ」
「結構だと申しております。興味がございませぬゆえ」
「いや、まあそうおっしゃらず……」
イラリオンは困ったように笑ったが、別に凹んだ風もなかった。というか、もはや瑠璃が断ることなどとっくに想定内なのだろう。
と、扉の外から近侍の者の「皇太子殿下のお成り」の声がかかった。すぐに扉が開かれて、白いマントを颯爽と翻し、皇太子セルゲイが入って来た。
「やあ。今朝はご機嫌いかがかな、ルリ殿下」
「あまり麗しゅうはありませんね。よろしければ、こちらのお元気でにぎやかな弟殿下を外へお連れ申し上げていただけませぬか」
目を細めてそう言ったら、セルゲイが金髪をふいと揺らした。苦笑したのだ。触れればさぞや気持ちのよさそうな蜂蜜色をしたさらさらの髪は、この皇太子のトレードマークであるらしい。
「申し訳ありませぬ。武骨ものの弟が、何度もお耳障りなことを申し上げておるようで。しかし、弟はどうやら、あなた様のことがいたく気に入ってしまったようなのですよ」
「そのようですね」
瑠璃は半眼のまま、湯飲みに口をつけた。
その口元に、イラリオンが引き込まれるようにして視線を釘付けにさせている。
「まあ、イラリオンだけではありませぬが」
「…………」
瑠璃は片方の目だけを大きく開いてセルゲイを見た。言いたいことは分かるが、別にすんなりと理解してやる義理もない。
「弟もお誘いしていたようですが。狩りまでとは申さずとも、散策にお出になるのはいかがです? 城に籠っているばかりでは、息が詰まりましょうほどに。それに、こうしているばかりでは、肝心のこちらの国を知る機会もございますまいし」
「…………」
「曲がりなりにもあなた様は『親善使節』としてこちらへいらした。ユーリがこちらへ戻って来るまで、ずっとこのようにお過ごしになるばかりというのは、いささか本末転倒なのでは?」
(うるさいな)
瑠璃はうっすらと浮かべた微笑みの奥で、ちりりと苛立った。
そんなこと、貴様らにわざわざ説教されるまでもない。
そもそも、毫もやる気のなかった親善使節だ。あの玻璃兄にあそこまで頼み込まれなければ、自分がこの国の土を踏むことなど一生なかったはず。
少しばかり意地悪な気持ちになって、瑠璃は湯飲みを茶托にもどすと、座ったまま二人の王子に向き直った。
「それよりも。おふた方は、なんとも思われないのですか」
「え? 何をでしょう」
イラリオンはきょとんとしている。セルゲイは黙って目を細め、黙って言葉の先を促す。
「あなたがたの弟君のことですよ。我が兄に求愛されて、どうやらまんざらでもないご様子ですが。今回も、喜んで親善使節にもなられたと聞いておりますけれど」
「あー。うん。そうですね」
イラリオンは親指でたくましい顎を撫でると、ソファの傍らに立った兄をちらりと見上げた。セルゲイはその視線を受けたが、やはり黙っている。
瑠璃はやや声に棘を含ませた。
「こちらでは、男女以外の婚姻は認められないと聞いております。ましてやあの方はこちらの王子だ。それなのに、どこの者とも知れない男に求愛されて、そのまま軽々についていかれた。お父上、エラスト陛下はご不快に思われていたようですが、あなた方はいかがなのかと思いましてね」
「……いかがも何も」
言ったのはセルゲイだった。
「当人が望むのであれば、さほど反対する理由にもなりませぬ。もともとあれは、帝位とは関わりのない者でもありますし」
「うんうん。そうそう」
頷くイラリオン。
「どの道、近々のうちに王族の立場から臣下へくだるはずだったからな、ユーリは」
「へえ? ずいぶんと開明的でいらっしゃる」
瑠璃は口の端をゆがめた。
「そういうことではありません。人にはそれぞれ、能力に応じて在るべき場所、求められるべき場所があるというだけのこと」
セルゲイの声は冷ややかだった。
「ユーリはいい奴だが、その……我らとは違って学問も武芸もいまひとつでな。いや、頑張ってはいたのだが。王宮では居場所がない様子でもあったし、臣下までがコソコソとあいつを馬鹿にするようなところがあって。……まあ、褒められた話ではないけれども」
イラリオンが後頭部を掻いて言った。
「いずれ皇帝になろうと思えば、ただ優しいなどという理由だけでは到底無理だ。抱えている小国の王らに舐められてはならないし、帝国を束ねる宗主として、時には非情な決断をせねばならぬ場面もある。……こう申してはなんだが、ユーリにはそうした器量がない。無理に分不相応な身分に押し込めるほうが、あれにとっては不幸だろう」
セルゲイの声は淡々としている。
「そちらの兄上が、心からあれを求めてくださっているのなら。そしてあれ自身も、それを望んでいるのなら。我らにとって、玻璃殿下の御希望に否やを言う理由はないのだ。ましてやこれには、両国の今後の友好もかかっている。……それだけのことだ」
「たとえ男子同士の婚儀でも、決して矜持は傷つかぬと?」
瑠璃がぐさりと斬りこんだ。
「それは……」
ぴくりと麗しい眉を跳ね上げて、セルゲイは瑠璃を見た。
「……今となっては、否やを言う権利を喪失している。まあ、これは私個人としての意見だが。理由はあなたのほうがよくお分かりだろう」
「はて? 私にはさっぱりですが」
ゆらりと首を傾け、手の甲で頬を支えて見せたら、セルゲイが苦笑した。この皇太子、こうして笑うと、まこと天界の生き物が舞いおりたのかと思うばかりに美しい。だがその一見涼やかな蒼い瞳の奥に、今はあきらかにひとつの炎が宿っている。それは瑠璃にも分かっていた。
イラリオンはイラリオンで、瑠璃の姿を食い入るように見つめている。
と、セルゲイが一瞬力のこもった瞳の力をふっと抜いた。
「まことに、ご年齢を疑ってしまうな。男子の身にありながら、他国の王子ふたりを手玉に取るような真似をなさって。それであのユーリよりもお若くていらっしゃるとは」
「人聞きの悪いことをおっしゃらないで下さい」
瑠璃はわざと目を伏せて、目の前の茶器の縁を指先で撫でた。組んでいた足をごく自然に組み替える。イラリオンの視線が、ぎゅっと腰のあたりへ集中するのを肌で感じた。
「私はべつに、あなた方になんにもしておりません。だってそうでしょう?」
ゆっくりと目を上げ、セルゲイとイラリオンを交互に見やる。
「わが海底皇国では、ひとりはひとりと番うものと決まっております。すでにご正妻がおありになり、お子様までおられ、ほかにも何人もの女性を侍らせていらっしゃる殿下がたに、いったい私が何をしようというのでしょう」
──私のことだけ、愛するつもりもないくせに。
「…………」
二人の男は、ぐうの音も出ずに互いの顔を一瞬見やった。
「お二人で勝手に、お頭を茹だらせていらっしゃるだけですよ。それは何かの勘違いです。いま、一時だけのこと。そもそも、私には関係のない話。……おふたりともいい加減、お頭をお冷やしになったらいかがです」
最後に氷のように言い放って、瑠璃は二人の王子に冷たく退室をうながした。
「ルリ殿! ルリどの……!」
毎日毎日、ゴリラのような王子がうるさい。
自分にあてがわれた部屋のソファで、瑠璃は今日も眉間に皺を立てている。手には滄海式の茶器。ここに至るまで、彼はたったのひと舐めたりとも、アルネリオのものを口にしていない。
よく日に焼けた頬と額をてかてか光らせながら、健康そのものといった第二王子がさっきから大いに瑠璃を誘っている。
「今度こそ、ウサギ狩りに参りましょうぞ。わが元には優秀な猟犬が多くおりまする。狩り場の近くに湖もありますれば、ぜひとも釣りも! まこと、楽しゅうございますぞ」
「結構だと申しております。興味がございませぬゆえ」
「いや、まあそうおっしゃらず……」
イラリオンは困ったように笑ったが、別に凹んだ風もなかった。というか、もはや瑠璃が断ることなどとっくに想定内なのだろう。
と、扉の外から近侍の者の「皇太子殿下のお成り」の声がかかった。すぐに扉が開かれて、白いマントを颯爽と翻し、皇太子セルゲイが入って来た。
「やあ。今朝はご機嫌いかがかな、ルリ殿下」
「あまり麗しゅうはありませんね。よろしければ、こちらのお元気でにぎやかな弟殿下を外へお連れ申し上げていただけませぬか」
目を細めてそう言ったら、セルゲイが金髪をふいと揺らした。苦笑したのだ。触れればさぞや気持ちのよさそうな蜂蜜色をしたさらさらの髪は、この皇太子のトレードマークであるらしい。
「申し訳ありませぬ。武骨ものの弟が、何度もお耳障りなことを申し上げておるようで。しかし、弟はどうやら、あなた様のことがいたく気に入ってしまったようなのですよ」
「そのようですね」
瑠璃は半眼のまま、湯飲みに口をつけた。
その口元に、イラリオンが引き込まれるようにして視線を釘付けにさせている。
「まあ、イラリオンだけではありませぬが」
「…………」
瑠璃は片方の目だけを大きく開いてセルゲイを見た。言いたいことは分かるが、別にすんなりと理解してやる義理もない。
「弟もお誘いしていたようですが。狩りまでとは申さずとも、散策にお出になるのはいかがです? 城に籠っているばかりでは、息が詰まりましょうほどに。それに、こうしているばかりでは、肝心のこちらの国を知る機会もございますまいし」
「…………」
「曲がりなりにもあなた様は『親善使節』としてこちらへいらした。ユーリがこちらへ戻って来るまで、ずっとこのようにお過ごしになるばかりというのは、いささか本末転倒なのでは?」
(うるさいな)
瑠璃はうっすらと浮かべた微笑みの奥で、ちりりと苛立った。
そんなこと、貴様らにわざわざ説教されるまでもない。
そもそも、毫もやる気のなかった親善使節だ。あの玻璃兄にあそこまで頼み込まれなければ、自分がこの国の土を踏むことなど一生なかったはず。
少しばかり意地悪な気持ちになって、瑠璃は湯飲みを茶托にもどすと、座ったまま二人の王子に向き直った。
「それよりも。おふた方は、なんとも思われないのですか」
「え? 何をでしょう」
イラリオンはきょとんとしている。セルゲイは黙って目を細め、黙って言葉の先を促す。
「あなたがたの弟君のことですよ。我が兄に求愛されて、どうやらまんざらでもないご様子ですが。今回も、喜んで親善使節にもなられたと聞いておりますけれど」
「あー。うん。そうですね」
イラリオンは親指でたくましい顎を撫でると、ソファの傍らに立った兄をちらりと見上げた。セルゲイはその視線を受けたが、やはり黙っている。
瑠璃はやや声に棘を含ませた。
「こちらでは、男女以外の婚姻は認められないと聞いております。ましてやあの方はこちらの王子だ。それなのに、どこの者とも知れない男に求愛されて、そのまま軽々についていかれた。お父上、エラスト陛下はご不快に思われていたようですが、あなた方はいかがなのかと思いましてね」
「……いかがも何も」
言ったのはセルゲイだった。
「当人が望むのであれば、さほど反対する理由にもなりませぬ。もともとあれは、帝位とは関わりのない者でもありますし」
「うんうん。そうそう」
頷くイラリオン。
「どの道、近々のうちに王族の立場から臣下へくだるはずだったからな、ユーリは」
「へえ? ずいぶんと開明的でいらっしゃる」
瑠璃は口の端をゆがめた。
「そういうことではありません。人にはそれぞれ、能力に応じて在るべき場所、求められるべき場所があるというだけのこと」
セルゲイの声は冷ややかだった。
「ユーリはいい奴だが、その……我らとは違って学問も武芸もいまひとつでな。いや、頑張ってはいたのだが。王宮では居場所がない様子でもあったし、臣下までがコソコソとあいつを馬鹿にするようなところがあって。……まあ、褒められた話ではないけれども」
イラリオンが後頭部を掻いて言った。
「いずれ皇帝になろうと思えば、ただ優しいなどという理由だけでは到底無理だ。抱えている小国の王らに舐められてはならないし、帝国を束ねる宗主として、時には非情な決断をせねばならぬ場面もある。……こう申してはなんだが、ユーリにはそうした器量がない。無理に分不相応な身分に押し込めるほうが、あれにとっては不幸だろう」
セルゲイの声は淡々としている。
「そちらの兄上が、心からあれを求めてくださっているのなら。そしてあれ自身も、それを望んでいるのなら。我らにとって、玻璃殿下の御希望に否やを言う理由はないのだ。ましてやこれには、両国の今後の友好もかかっている。……それだけのことだ」
「たとえ男子同士の婚儀でも、決して矜持は傷つかぬと?」
瑠璃がぐさりと斬りこんだ。
「それは……」
ぴくりと麗しい眉を跳ね上げて、セルゲイは瑠璃を見た。
「……今となっては、否やを言う権利を喪失している。まあ、これは私個人としての意見だが。理由はあなたのほうがよくお分かりだろう」
「はて? 私にはさっぱりですが」
ゆらりと首を傾け、手の甲で頬を支えて見せたら、セルゲイが苦笑した。この皇太子、こうして笑うと、まこと天界の生き物が舞いおりたのかと思うばかりに美しい。だがその一見涼やかな蒼い瞳の奥に、今はあきらかにひとつの炎が宿っている。それは瑠璃にも分かっていた。
イラリオンはイラリオンで、瑠璃の姿を食い入るように見つめている。
と、セルゲイが一瞬力のこもった瞳の力をふっと抜いた。
「まことに、ご年齢を疑ってしまうな。男子の身にありながら、他国の王子ふたりを手玉に取るような真似をなさって。それであのユーリよりもお若くていらっしゃるとは」
「人聞きの悪いことをおっしゃらないで下さい」
瑠璃はわざと目を伏せて、目の前の茶器の縁を指先で撫でた。組んでいた足をごく自然に組み替える。イラリオンの視線が、ぎゅっと腰のあたりへ集中するのを肌で感じた。
「私はべつに、あなた方になんにもしておりません。だってそうでしょう?」
ゆっくりと目を上げ、セルゲイとイラリオンを交互に見やる。
「わが海底皇国では、ひとりはひとりと番うものと決まっております。すでにご正妻がおありになり、お子様までおられ、ほかにも何人もの女性を侍らせていらっしゃる殿下がたに、いったい私が何をしようというのでしょう」
──私のことだけ、愛するつもりもないくせに。
「…………」
二人の男は、ぐうの音も出ずに互いの顔を一瞬見やった。
「お二人で勝手に、お頭を茹だらせていらっしゃるだけですよ。それは何かの勘違いです。いま、一時だけのこと。そもそも、私には関係のない話。……おふたりともいい加減、お頭をお冷やしになったらいかがです」
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