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第四章 親善交流
10 紺の皇子
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馬車での移動は、飛行艇とはまるで趣の異なるものだった。
ごとごとと牧歌的な音をたてて進む四頭だての馬車は、王族の御用達にふさわしく、煌びやかな飾りがふんだんにあしらわれている。座席はワインレッドの天鵞絨張りで柔らかかった。だが、ほとんど舗装されていない道をこれだけ進んでいると、ごりごりと尻に振動が伝わってきて苦痛を覚えた。
(ああ……。帰りたい)
窓枠に肘をついてぼんやりと外を眺めながら、瑠璃はまだ帝都にもつかないうちからそればかり考えている。
山と、森と、草原と。
昔の世界を再現した歴史資料映像などでしか知らなかった世界が、ここには広々と展開していた。高い空。そこに浮かぶ本物の雲。温かで、穏やかな太陽の光。
海の中にも匂いはあるし、海底都市にも空気と土で暮らす場所があるわけなので、さして新鮮味は覚えない。けれども、ここはさらに雑多な匂いの宝庫のように思われた。しかし。
(どこでも同じだ)
あの玻璃兄のいない世界など、自分にとってはただただ無味乾燥な空間にすぎない。
まして今回、自分はほとんど人質のようなもの。親善使節としてユーリ王子に来て欲しいばかりに、兄は自分を身代わりに寄越したのだから。
「ルリ殿。ルリどの……?」
探るような表情と声で、この国の第二王子イラリオンがこちらを窺ってくる。
(鬱陶しい)
正直いって、それ以上の感慨はなにも湧いてこなかった。
「ルリ殿は、こちらにいらっしゃるのは初めてでしょう。少し回り道をいたしませぬか」
「回り道?」
「そうです。途中、美しい湖があるのです。冬は凍り付いてしまいますが、今の季節ならば周囲を爽やかな緑が囲んで、鳥たちは歌い、鹿の子が跳ね、魚釣りなども楽しめます。それはそれは美しいのですよ。我らの別邸もすぐそばにございまして……。あ、そうだ! そこでささやかなお茶会でも──」
「結構です。時間のムダだ」
ばっさりと斬り捨てて、瑠璃はまた窓の外を見た。
「あ、え……」と二の句が継げなくなって両手をもみ合わせている第二王子のことなど、もはや視界に入れようとも思わない。
時間を使うと言えば、こちらの国の言語を習得するために、瑠璃も玻璃兄と同様にスピード・ラーニング・システムを活用した。
本当は「あちらの野蛮な言語など、覚える必要などありますまい!」と、兄の勧めを一度ははねつけた瑠璃だった。
だが、「翻訳機では訳しきれなぬ微妙な言葉もいろいろとあるのだぞ。特に、物陰でこそこそと紡がれる言葉がわからねば、仕事にも差し障る。なにより、そなたの気が悪かろう」との兄の一言で、覆さざるを得なくなった。
(まったく、忌々しい──)
確かに、ここへ来てすぐ、このイラリオンをはじめとする野蛮人どもの視線ときたら不躾にも程があるものだった。彼らがこそこそと囁き交わしている内容が、一応はこの美貌への賞賛だとわからなかったら、瑠璃の機嫌はいまの何倍も悪くなっていたことだろう。
自分が美貌の人だぐらいの自覚はある。あるが、いやしくも海底皇国の皇子を、こんな風にじろじろと。まるで珍獣でも見るようにしてねばっこい視線をこの身に絡みつかせるとはいかがなものか。
まったくもって、野蛮人は野蛮人に過ぎないのだ。どうせ猿に毛が生えた──いや、実際はこちらのほうが毛の量は少ないわけだが──程度のものなのだろう。
たとえ王子とは言っても、こんな奴らの中からご自分の配偶者を選ぼうなど。
敬愛する兄のすることとはいえ、そこだけはどうしても納得がいかない。
(大体、奥方を何人も持ったうえ、愛妾まで山ほど侍らせるというのだからな。まったく、唾棄すべき習俗よ)
瑠璃のそんな内面は、態度にも視線にもいやというほど滲み出ている。
先ほど、休憩のために馬車を止めた折、イラリオンの近侍の男がさっそく茶菓をふるまおうとしてくれたのだったが、それも「ああ、結構」と冷たく拒否しただけだった。
こちらの飲食物など、小指の先ほども摂取するつもりはない。叶うことなら空気すら、ひと口も吸い込みたくないぐらいのものだ。
皇帝エラストへの拝謁さえ叶えば、即座に故国へ戻ってもいいぐらいな気持ちでいる。
向かいの席に座ったイラリオンは、情けない顔で眉尻を下げっぱなしだ。
「も、申し訳ありませぬ。高貴なルリ殿下には、斯様な田舎道など、お退屈なばかりでありましょうな……」
肩を落としてそう言う第二王子を横目で見やって、瑠璃は無言で鼻を鳴らしただけだった。
◆
皇帝エラストには、早々に拝謁が叶った。
あちらはずっと前から、瑠璃の到着を待ちわびていたということのようである。
帝国アルネリオの帝都、クラスグレーブの中央に位置するアルネリオ宮の謁見の間で、瑠璃はいま、皇帝に拝謁していた。
やや小柄だが、鷹揚で押し出しのいい初老の男が、雛壇の王座からこちらを見下ろして微笑んでいる。その隣に、肩ほどまであるまっすぐな金の髪をした美貌の青年が立っていた。あれが皇太子セルゲイ・エラストヴィチ・アレクセイエフであろうと見当をつける。
なぜこちらが段下で立たされているのかが理解不能だが、別に近寄りたいわけではないから構わない。その代わり、瑠璃はずっと膝などつかず頭も垂れず、その場に突っ立ったままだった。
と、控えていた文官たちが改めて皇帝と皇太子を紹介してきた。こちらも侍従の男が瑠璃の名を言上する。
「おお、そなたがルリ殿下か。お待ち申し上げておりましたぞ」
皇帝は思ったよりもずっと好意的な態度で、瑠璃をひと目見てからずっとその顔に笑みを刷いている。どうやら互いの紹介が終わるのを待ちわびていたようで、文官の言葉が終わるとすぐに、マントを翻して雛段をおりてきた。
あとにセルゲイも続いている。
(なんだ……?)
瑠璃は妙な気分になった。
どうもこのセルゲイも、最初に会ったときのイラリオンと同じような顔になっているような気がしてならない。
口を半ば開き、なにやらぼんやりと瑠璃の姿を見つめているのだ。そのような顔、せっかく整った容姿が台無しではないのだろうか。
日々、どうにかしてこの男の褥に侍ろうとしているという国中の女たちが、悲嘆の涙に暮れるのでは?
(それに。たしかこの男にも、すでに何人もの妻子があると聞いていたが)
まったく、わけのわからぬ国だ。
いったいどうして、ひとりの男にそんなに女をあてがってやる必要がある。
薄気味悪い気持ちでそんなことを考えるうちにも、皇帝と皇太子はすぐそばにやってきた。
「おお。先触れの者から聞いてはいましたが、なるほど恐るべき美しさにあらせられる。海の人々というのは皆さま、斯様にお美しいのだろうか?」
皇帝エラストは不思議なほど屈託のない笑みのまま、片手を差し出しつつそう言った。
「まことにございますな、父上。斯様に品のある美貌の者、女性でもなかなかおりますまい」
似たようなことを言いながら、皇太子セルゲイも同様のことをしている。
こちらでは腰を折って頭を下げるのではなく、じかに手を握りあうことで友好の意を示すらしいとは知っていた。瑠璃は正直、肌が粟立つ思いだった。
だが、ここでそれを袖にするのは大変な失礼にあたる。なにしろこの男たちは、どこぞの平民ではないのだ。
瑠璃はしぶしぶ片手を少し差し出した。エラストはその手をサッと握って少し上下に振ると、場を皇太子に譲った。
セルゲイは父親よりももう少し長く瑠璃の手をにぎり、吸い込まれそうに美しい蒼い瞳でじっと瑠璃をみつめてきた。
(なるほど。猿の王子にしては美しい)
瑠璃はほとんど半眼になってそう頭の中で感想を述べ、そっけなく皇太子から手を離した。
ごとごとと牧歌的な音をたてて進む四頭だての馬車は、王族の御用達にふさわしく、煌びやかな飾りがふんだんにあしらわれている。座席はワインレッドの天鵞絨張りで柔らかかった。だが、ほとんど舗装されていない道をこれだけ進んでいると、ごりごりと尻に振動が伝わってきて苦痛を覚えた。
(ああ……。帰りたい)
窓枠に肘をついてぼんやりと外を眺めながら、瑠璃はまだ帝都にもつかないうちからそればかり考えている。
山と、森と、草原と。
昔の世界を再現した歴史資料映像などでしか知らなかった世界が、ここには広々と展開していた。高い空。そこに浮かぶ本物の雲。温かで、穏やかな太陽の光。
海の中にも匂いはあるし、海底都市にも空気と土で暮らす場所があるわけなので、さして新鮮味は覚えない。けれども、ここはさらに雑多な匂いの宝庫のように思われた。しかし。
(どこでも同じだ)
あの玻璃兄のいない世界など、自分にとってはただただ無味乾燥な空間にすぎない。
まして今回、自分はほとんど人質のようなもの。親善使節としてユーリ王子に来て欲しいばかりに、兄は自分を身代わりに寄越したのだから。
「ルリ殿。ルリどの……?」
探るような表情と声で、この国の第二王子イラリオンがこちらを窺ってくる。
(鬱陶しい)
正直いって、それ以上の感慨はなにも湧いてこなかった。
「ルリ殿は、こちらにいらっしゃるのは初めてでしょう。少し回り道をいたしませぬか」
「回り道?」
「そうです。途中、美しい湖があるのです。冬は凍り付いてしまいますが、今の季節ならば周囲を爽やかな緑が囲んで、鳥たちは歌い、鹿の子が跳ね、魚釣りなども楽しめます。それはそれは美しいのですよ。我らの別邸もすぐそばにございまして……。あ、そうだ! そこでささやかなお茶会でも──」
「結構です。時間のムダだ」
ばっさりと斬り捨てて、瑠璃はまた窓の外を見た。
「あ、え……」と二の句が継げなくなって両手をもみ合わせている第二王子のことなど、もはや視界に入れようとも思わない。
時間を使うと言えば、こちらの国の言語を習得するために、瑠璃も玻璃兄と同様にスピード・ラーニング・システムを活用した。
本当は「あちらの野蛮な言語など、覚える必要などありますまい!」と、兄の勧めを一度ははねつけた瑠璃だった。
だが、「翻訳機では訳しきれなぬ微妙な言葉もいろいろとあるのだぞ。特に、物陰でこそこそと紡がれる言葉がわからねば、仕事にも差し障る。なにより、そなたの気が悪かろう」との兄の一言で、覆さざるを得なくなった。
(まったく、忌々しい──)
確かに、ここへ来てすぐ、このイラリオンをはじめとする野蛮人どもの視線ときたら不躾にも程があるものだった。彼らがこそこそと囁き交わしている内容が、一応はこの美貌への賞賛だとわからなかったら、瑠璃の機嫌はいまの何倍も悪くなっていたことだろう。
自分が美貌の人だぐらいの自覚はある。あるが、いやしくも海底皇国の皇子を、こんな風にじろじろと。まるで珍獣でも見るようにしてねばっこい視線をこの身に絡みつかせるとはいかがなものか。
まったくもって、野蛮人は野蛮人に過ぎないのだ。どうせ猿に毛が生えた──いや、実際はこちらのほうが毛の量は少ないわけだが──程度のものなのだろう。
たとえ王子とは言っても、こんな奴らの中からご自分の配偶者を選ぼうなど。
敬愛する兄のすることとはいえ、そこだけはどうしても納得がいかない。
(大体、奥方を何人も持ったうえ、愛妾まで山ほど侍らせるというのだからな。まったく、唾棄すべき習俗よ)
瑠璃のそんな内面は、態度にも視線にもいやというほど滲み出ている。
先ほど、休憩のために馬車を止めた折、イラリオンの近侍の男がさっそく茶菓をふるまおうとしてくれたのだったが、それも「ああ、結構」と冷たく拒否しただけだった。
こちらの飲食物など、小指の先ほども摂取するつもりはない。叶うことなら空気すら、ひと口も吸い込みたくないぐらいのものだ。
皇帝エラストへの拝謁さえ叶えば、即座に故国へ戻ってもいいぐらいな気持ちでいる。
向かいの席に座ったイラリオンは、情けない顔で眉尻を下げっぱなしだ。
「も、申し訳ありませぬ。高貴なルリ殿下には、斯様な田舎道など、お退屈なばかりでありましょうな……」
肩を落としてそう言う第二王子を横目で見やって、瑠璃は無言で鼻を鳴らしただけだった。
◆
皇帝エラストには、早々に拝謁が叶った。
あちらはずっと前から、瑠璃の到着を待ちわびていたということのようである。
帝国アルネリオの帝都、クラスグレーブの中央に位置するアルネリオ宮の謁見の間で、瑠璃はいま、皇帝に拝謁していた。
やや小柄だが、鷹揚で押し出しのいい初老の男が、雛壇の王座からこちらを見下ろして微笑んでいる。その隣に、肩ほどまであるまっすぐな金の髪をした美貌の青年が立っていた。あれが皇太子セルゲイ・エラストヴィチ・アレクセイエフであろうと見当をつける。
なぜこちらが段下で立たされているのかが理解不能だが、別に近寄りたいわけではないから構わない。その代わり、瑠璃はずっと膝などつかず頭も垂れず、その場に突っ立ったままだった。
と、控えていた文官たちが改めて皇帝と皇太子を紹介してきた。こちらも侍従の男が瑠璃の名を言上する。
「おお、そなたがルリ殿下か。お待ち申し上げておりましたぞ」
皇帝は思ったよりもずっと好意的な態度で、瑠璃をひと目見てからずっとその顔に笑みを刷いている。どうやら互いの紹介が終わるのを待ちわびていたようで、文官の言葉が終わるとすぐに、マントを翻して雛段をおりてきた。
あとにセルゲイも続いている。
(なんだ……?)
瑠璃は妙な気分になった。
どうもこのセルゲイも、最初に会ったときのイラリオンと同じような顔になっているような気がしてならない。
口を半ば開き、なにやらぼんやりと瑠璃の姿を見つめているのだ。そのような顔、せっかく整った容姿が台無しではないのだろうか。
日々、どうにかしてこの男の褥に侍ろうとしているという国中の女たちが、悲嘆の涙に暮れるのでは?
(それに。たしかこの男にも、すでに何人もの妻子があると聞いていたが)
まったく、わけのわからぬ国だ。
いったいどうして、ひとりの男にそんなに女をあてがってやる必要がある。
薄気味悪い気持ちでそんなことを考えるうちにも、皇帝と皇太子はすぐそばにやってきた。
「おお。先触れの者から聞いてはいましたが、なるほど恐るべき美しさにあらせられる。海の人々というのは皆さま、斯様にお美しいのだろうか?」
皇帝エラストは不思議なほど屈託のない笑みのまま、片手を差し出しつつそう言った。
「まことにございますな、父上。斯様に品のある美貌の者、女性でもなかなかおりますまい」
似たようなことを言いながら、皇太子セルゲイも同様のことをしている。
こちらでは腰を折って頭を下げるのではなく、じかに手を握りあうことで友好の意を示すらしいとは知っていた。瑠璃は正直、肌が粟立つ思いだった。
だが、ここでそれを袖にするのは大変な失礼にあたる。なにしろこの男たちは、どこぞの平民ではないのだ。
瑠璃はしぶしぶ片手を少し差し出した。エラストはその手をサッと握って少し上下に振ると、場を皇太子に譲った。
セルゲイは父親よりももう少し長く瑠璃の手をにぎり、吸い込まれそうに美しい蒼い瞳でじっと瑠璃をみつめてきた。
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