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27 灰になっとったとはなんぞや
しおりを挟むはいこんにちは~。
てか、もう「こんばんは」やね。
はあ、年度末。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。わたくし、年度末は兼務してる学校ふたつで両方同時に蔵書点検とかやらかしてるので、けっこうタイヘン。でも元気ですけどね!
今日はいつもダンナに作ってもらっているお弁当も、今年度最後となりました(笑)。
実は今回は「別に表側(「ぽっちゃり男子」のほう)でもええか……」って思ってたんですけど、話の流れがだんだんこっちに傾いてもーたんで、結局こちらで(笑)。よろしかったらおつきあいくださいませ~。
さてさて。
基本的に、お風呂は毎日入るダンナ。
今日はなんや、晩御飯が終わってからコーヒーを淹れてくれはったりして、えらいのんびりまったりしてはった。
そのうち、わざわざ「お風呂はいる?」と聞いてくる。
「え? 入らへんの? 珍しいね。〇さんは入らんでええの?」
「いや、ボクは毎日入るよ。……キミらがおらんかったら入らへんけど」
「なんやねんソレ」
いやいやいや。
基本的に、フツーに毎日お風呂に入る人がなにを言うねんな。
「われわれ(ムスメと私)がおらんかったらどーなんねん。一人やとなんもせえへんの?」
「うん」
「なんでもできるくせに! 私と結婚しとらへんかったら、もうどーなっとったんや」
「灰になっとった」
「ひょえええ!」
って、そんな悲しいこと言わんといてえや。
灰ってなんや、灰って。いやこの場合は「廃」の方が正しいのかしらん?
「そこらへんの、なんもでけん男ならわかるけど、なんでもできるくせになんで灰になんねんな。なんでもできるやろーに」
それこそ家事全般、くるくる働いて回せる人が何をいう。
「なんでもできるんと、元気に生きていけるんとはまた違うやん」
「ほへえ」
……うん、まあね。
こんだけの「さびしがりやさん」やもんね、アナタは。
さびしさのゆえに「灰」あるいは「廃」になる、妙にリアリティあって怖いなあ。
とかなんとか言うてましたら、ダンナ何を思うたか、ひょいとサッシを開けました。
「おお。月がスゴイ」
「え?」
一緒にベランダの方へ出てみたら、なるほど大きな低い月がぼんやりとかすんでいる。満月ではないけど、ほぼ円に近い形でした。
「こんだけ傘かぶっとったら、明日は雨やね」
「せやね~。今日はもう、めっちゃめちゃエエ天気やったけどね。朝なんか、まったく雲もなかったもんね! チクビはあるけど!」
「…………」
この間なにをやってたかというと、わたくしダンナの背後にまわってシャツの下に手ぇつっこんで勝手にもみもみしまくっていた。
そのうち、チクビに到達したわけですな(笑)。そんで、そこをクリクリしつつ言うたわけですな、上記のセリフを。
ダンナ、ひよひよひよ~って足が砕けて苦笑している。
力ぬけたらしい。ま、わからんこともないけど。
ほんま「言葉攻め」に弱いねんから~。
「……まったくもう!」
「ええやん。ちやわちぇ?(しあわせ?)」って聞くわたくし。
「……幸せだよ」
苦笑しつつも正直でヨロシイ。
っていう、今回もまたそんだけのお話でした~。
ちゃんちゃん!
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