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1章 パンツァー
パンツァー3
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俺は今、美少女×1と美女×2に囲まれ、彼女達の足元で、病院の診察室の床の上に正座をしている。
ご褒美じゃん!って思う奴もいると思うが、残念ながら俺は、そのレベルには到達していない。
何故、こんな事になっているのかと言うと、それは俺が公共の場で美少女のスカートを、力一杯めくったからだ。
それは、もちろん俺の個人的趣味とか嗜好では無いんだが… 。
美少女×1の月影シノブが、やや俺を見下しながら口を開く。問題のスカートは彼女の両手により鉄壁ガードされている。
「顎先を狙ったパンチについては、行き過ぎだったと思いますが、ともかく理由が知りたいです。あなたは、変態さんですよね?」
理由を知りたいと言いながら変態と決めつけてくるのはなんて言うんだマッチポンプか?と俺は考えながら、言う。
「仕方が無かったんだ。あの場は、君のスカートをめくるしか無かったんだ」
「どんな状況ですか!?」
それは俺だって知りたい。
そんな哀れな俺を見て美女1が口を開く。
美女1は、青髪超ロングストレートで、スーツを着た、いかにも仕事が出来そうな美人だ。
タイトスカートからスラッと伸びる足には黒タイツを履いている。
余談だが、俺は絶対領域も好きだが黒タイツも引けを取らず好きだ。
美女1は言う。
「それにしても… いくら何でも可哀想じゃ無い? 確かにシノブのスカートを、いきなりめくるのは変態だけれど、流石に冷たい床に正座は、ちょっと…」
変態前提で話をされているのが引っかかるが、彼女はまだ同情的でちょっと安心した。
そして美女2が発言する。
「私は、良いと思いますよ? 獣欲を暴力的に押し付けてくる男性は、嫌いじゃありませんから。うふふ」
と美女2が言う。
美女2はヤバいぐらい露出が高いミニスカートの巫女服を着た黒髪パッツンロングの美人だ。
特に、胸元は服より肌面積の方が大きいぐらいで、彼女の大きな胸が今にも飛び出て来そうに見えて困る。誤解を恐れずに言うなら痴女だ。
美女2は、何故か常に発情しているようなセリフを吐いているが、他の2人の反応を見るに日常的な事のようなので気にしてはいけない。
俺は言う。
「正直、俺もよく分からないし信じて貰えないと思うんだが…」
月影シノブが答える。
「いえ。理由があるのなら、お聞きします。もちろん、理由によってはドロップキックの刑に処しますが」
それは、女の子がする刑罰の種類じゃ無いな。と俺は思いながら、彼女達に説明した。
死んでる間に電脳を改造されてしまった事。
超感覚「パンツァー」の事。
そして『パンツァー』の起動方法について… 。
俺の一通りの説明を聞いた月影シノブは、
一応は納得してくれたようで、深く頷きながら笑顔になり話す。
「わかりました。つまり、あなたは生粋の変態で、女の子のパンツが大好きって事ですね!
ドロップキックの刑に処します」
「 待て!落ち着け月影シノブ!全然分かってない!助走をつけようとするな!
それにドロップキックはマズイ!パンツが見える!」
そこで、巫女服の美女2が、頬に手を当て考えながら話す。
「 確かに。 ドロップキックはパンツが見えますね。
じゃあ、そうなると……
ドロップキックするシノブちゃんのパンツが見えた瞬間、時が止まり、時が動き始めると、少しだけシノブちゃんは進みますが、しかしパンツは見えますので時が止まり……ってなって。
それって最終的に一体いつになったらシノブちゃんのドロップキックは、ナユタさんの顔を捉えるのでしょうね?」
という感じで、何かのパラドックスみたいな話になって来たところで、腕組みをして考えていた黒タイツの美女1が話し始めた。
「ナユタさんって言ったわよね?あなた……仕事は?」
俺の仕事?今、何の関係が?と思ったが、
俺は答える。
「自己啓発のホログラムを見ながら、自分探しの旅に出ようと思っていたところだ」
「なるほど。無職って事ね」
こいつ俺の心の中を?と思ったが、
その後、黒タイツ美女は信じられない事を口走った。
「どうかしら?あなた『西奉行所アイドル事務所』で働かない?」
それを聞いて、ドロップキック以外の俺への処刑方法を考えていた月影シノブは、驚いて言った。
「え!?おねえちゃ…じゃなく所長!?まさか、この人を?」
所長と呼ばれた黒タイツ美女は答える
「ええ。良い人材だと思わない?彼の戦闘能力は、シノブが間の当たりにしたでしょ?
ヒャッハー6人を1人で殲滅できるなんて凄いわ」
「でも、この人、私のスカートを!パンツですよ!?」
「彼なりに説明はしていたじゃない?彼の超感覚『パンツァー』だったけ?
本当かどうかは疑わしいけれど… ナユタさんの戦闘力は本物よ」
まだ変態疑惑は晴れていないっぽい。美女2が答える。
「私も所長に賛成します。ナユタさんって、けっこう私のタイプですし。
これからは、私もパンツを履いてくるようにしますね?」
その話を聞いて、月影シノブが急に考え込む。
「え?ちょっと待って下さい。
じゃあ、タマキさんって… もしかして、今まで… パンツを… ?」
黒タイツ所長は、月影シノブに向かって言う。
「問題になってる彼の超感覚の事だけど…」
月影シノブが黒タイツ所長と向き合う。
黒タイツ所長は、にっこり微笑みながら言う。
「 要はシノブの実力次第じゃ無いかしら? あなたが『ナノマシーン衣装』を使いこなせれば、ナユタさんが戦う必要も無いんだから。
そうなれば、シノブのパンツも守られるし、あなたの『アイドル』としての人気も上昇するし、良い事づくめじゃない?」
月影シノブが、胸に手を当てそれに答える
「う!痛いところを!!確かに完全論破ですが… 所長の、ブラック管理職マインドが顔を出して来ました…」
月影シノブの精一杯の反抗を無視して、黒タイツ所長は、俺に向き直る。
「じゃあ、私たちの意見は決まりね。ナユタさん、あなたはどうかしら?」
「・・・」
彼女達が話し合いをしている中で、俺は別の事を考えていた。
自堕落で無気力な生活を送っていた俺だったが、俺の人生の中で一つだけ心残りがある。
それは俺が軍にいた頃の、ある出来事に対してだ。
俺は、「ある人物」の所為でその時に全てを失った。
俺の生きる気力も俺の未来もそして俺の友人も…。
だから俺は思った。
西奉行所に勤める事で、その「ある人物」の事を探せるかもしれない。
そして、チャンスがあれば、ヤツに復讐が出来るかもしれない。
そんな事を考えていた俺は、黒タイツ所長の提案に対して、こう答えた。
「 俺は、旧幕府軍の元軍人だ。もし、それで良いのなら……
俺は、あんた達と働いても良い。」
俺のその言葉を聞いて、所長は笑顔で俺に向かって手を差し出した。
「あなたの過去の経歴は問わないわ。だから安心して?
よろしくお願いするわ。ナユタ君」
正座で痺れた足が辛かったが、俺は何とか立ち上がり彼女の手を握り返し、握手した。
そして黒タイツ所長は続ける。
「あなたには、アイドル月影シノブのプロデューサーになって貰うわ」
「え?」
「だから、プロデューサーよ?」
そう言いながら彼女は満面の笑みで顔を横に傾げた。
俺は、後になって思い知ったが、
一見女神のような彼女のその笑顔は、 その実、契約の鬼と化したメガザイバツの中間管理職と何ら変わりはなかった。
だからその時、俺は何か取り返しがつかない事をしたような気がして、彼女の手を離そうとしたが、彼女の握力がそれを許さなかった。
そして、彼女は言った。
「 西奉行所アイドル事務所にようこそ。
ナユタ『プロデューサー』」
こうして俺は、月影シノブのプロデューサーになった。
ご褒美じゃん!って思う奴もいると思うが、残念ながら俺は、そのレベルには到達していない。
何故、こんな事になっているのかと言うと、それは俺が公共の場で美少女のスカートを、力一杯めくったからだ。
それは、もちろん俺の個人的趣味とか嗜好では無いんだが… 。
美少女×1の月影シノブが、やや俺を見下しながら口を開く。問題のスカートは彼女の両手により鉄壁ガードされている。
「顎先を狙ったパンチについては、行き過ぎだったと思いますが、ともかく理由が知りたいです。あなたは、変態さんですよね?」
理由を知りたいと言いながら変態と決めつけてくるのはなんて言うんだマッチポンプか?と俺は考えながら、言う。
「仕方が無かったんだ。あの場は、君のスカートをめくるしか無かったんだ」
「どんな状況ですか!?」
それは俺だって知りたい。
そんな哀れな俺を見て美女1が口を開く。
美女1は、青髪超ロングストレートで、スーツを着た、いかにも仕事が出来そうな美人だ。
タイトスカートからスラッと伸びる足には黒タイツを履いている。
余談だが、俺は絶対領域も好きだが黒タイツも引けを取らず好きだ。
美女1は言う。
「それにしても… いくら何でも可哀想じゃ無い? 確かにシノブのスカートを、いきなりめくるのは変態だけれど、流石に冷たい床に正座は、ちょっと…」
変態前提で話をされているのが引っかかるが、彼女はまだ同情的でちょっと安心した。
そして美女2が発言する。
「私は、良いと思いますよ? 獣欲を暴力的に押し付けてくる男性は、嫌いじゃありませんから。うふふ」
と美女2が言う。
美女2はヤバいぐらい露出が高いミニスカートの巫女服を着た黒髪パッツンロングの美人だ。
特に、胸元は服より肌面積の方が大きいぐらいで、彼女の大きな胸が今にも飛び出て来そうに見えて困る。誤解を恐れずに言うなら痴女だ。
美女2は、何故か常に発情しているようなセリフを吐いているが、他の2人の反応を見るに日常的な事のようなので気にしてはいけない。
俺は言う。
「正直、俺もよく分からないし信じて貰えないと思うんだが…」
月影シノブが答える。
「いえ。理由があるのなら、お聞きします。もちろん、理由によってはドロップキックの刑に処しますが」
それは、女の子がする刑罰の種類じゃ無いな。と俺は思いながら、彼女達に説明した。
死んでる間に電脳を改造されてしまった事。
超感覚「パンツァー」の事。
そして『パンツァー』の起動方法について… 。
俺の一通りの説明を聞いた月影シノブは、
一応は納得してくれたようで、深く頷きながら笑顔になり話す。
「わかりました。つまり、あなたは生粋の変態で、女の子のパンツが大好きって事ですね!
ドロップキックの刑に処します」
「 待て!落ち着け月影シノブ!全然分かってない!助走をつけようとするな!
それにドロップキックはマズイ!パンツが見える!」
そこで、巫女服の美女2が、頬に手を当て考えながら話す。
「 確かに。 ドロップキックはパンツが見えますね。
じゃあ、そうなると……
ドロップキックするシノブちゃんのパンツが見えた瞬間、時が止まり、時が動き始めると、少しだけシノブちゃんは進みますが、しかしパンツは見えますので時が止まり……ってなって。
それって最終的に一体いつになったらシノブちゃんのドロップキックは、ナユタさんの顔を捉えるのでしょうね?」
という感じで、何かのパラドックスみたいな話になって来たところで、腕組みをして考えていた黒タイツの美女1が話し始めた。
「ナユタさんって言ったわよね?あなた……仕事は?」
俺の仕事?今、何の関係が?と思ったが、
俺は答える。
「自己啓発のホログラムを見ながら、自分探しの旅に出ようと思っていたところだ」
「なるほど。無職って事ね」
こいつ俺の心の中を?と思ったが、
その後、黒タイツ美女は信じられない事を口走った。
「どうかしら?あなた『西奉行所アイドル事務所』で働かない?」
それを聞いて、ドロップキック以外の俺への処刑方法を考えていた月影シノブは、驚いて言った。
「え!?おねえちゃ…じゃなく所長!?まさか、この人を?」
所長と呼ばれた黒タイツ美女は答える
「ええ。良い人材だと思わない?彼の戦闘能力は、シノブが間の当たりにしたでしょ?
ヒャッハー6人を1人で殲滅できるなんて凄いわ」
「でも、この人、私のスカートを!パンツですよ!?」
「彼なりに説明はしていたじゃない?彼の超感覚『パンツァー』だったけ?
本当かどうかは疑わしいけれど… ナユタさんの戦闘力は本物よ」
まだ変態疑惑は晴れていないっぽい。美女2が答える。
「私も所長に賛成します。ナユタさんって、けっこう私のタイプですし。
これからは、私もパンツを履いてくるようにしますね?」
その話を聞いて、月影シノブが急に考え込む。
「え?ちょっと待って下さい。
じゃあ、タマキさんって… もしかして、今まで… パンツを… ?」
黒タイツ所長は、月影シノブに向かって言う。
「問題になってる彼の超感覚の事だけど…」
月影シノブが黒タイツ所長と向き合う。
黒タイツ所長は、にっこり微笑みながら言う。
「 要はシノブの実力次第じゃ無いかしら? あなたが『ナノマシーン衣装』を使いこなせれば、ナユタさんが戦う必要も無いんだから。
そうなれば、シノブのパンツも守られるし、あなたの『アイドル』としての人気も上昇するし、良い事づくめじゃない?」
月影シノブが、胸に手を当てそれに答える
「う!痛いところを!!確かに完全論破ですが… 所長の、ブラック管理職マインドが顔を出して来ました…」
月影シノブの精一杯の反抗を無視して、黒タイツ所長は、俺に向き直る。
「じゃあ、私たちの意見は決まりね。ナユタさん、あなたはどうかしら?」
「・・・」
彼女達が話し合いをしている中で、俺は別の事を考えていた。
自堕落で無気力な生活を送っていた俺だったが、俺の人生の中で一つだけ心残りがある。
それは俺が軍にいた頃の、ある出来事に対してだ。
俺は、「ある人物」の所為でその時に全てを失った。
俺の生きる気力も俺の未来もそして俺の友人も…。
だから俺は思った。
西奉行所に勤める事で、その「ある人物」の事を探せるかもしれない。
そして、チャンスがあれば、ヤツに復讐が出来るかもしれない。
そんな事を考えていた俺は、黒タイツ所長の提案に対して、こう答えた。
「 俺は、旧幕府軍の元軍人だ。もし、それで良いのなら……
俺は、あんた達と働いても良い。」
俺のその言葉を聞いて、所長は笑顔で俺に向かって手を差し出した。
「あなたの過去の経歴は問わないわ。だから安心して?
よろしくお願いするわ。ナユタ君」
正座で痺れた足が辛かったが、俺は何とか立ち上がり彼女の手を握り返し、握手した。
そして黒タイツ所長は続ける。
「あなたには、アイドル月影シノブのプロデューサーになって貰うわ」
「え?」
「だから、プロデューサーよ?」
そう言いながら彼女は満面の笑みで顔を横に傾げた。
俺は、後になって思い知ったが、
一見女神のような彼女のその笑顔は、 その実、契約の鬼と化したメガザイバツの中間管理職と何ら変わりはなかった。
だからその時、俺は何か取り返しがつかない事をしたような気がして、彼女の手を離そうとしたが、彼女の握力がそれを許さなかった。
そして、彼女は言った。
「 西奉行所アイドル事務所にようこそ。
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こうして俺は、月影シノブのプロデューサーになった。
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