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世界樹
どうも、どうやらとんでもないコネを手に入れたようです1
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盗賊どもの始末が終わって俺は少し様子を見に先ほどの執事さんのところへ声を掛けに行った
「様子は大丈夫か?こっちは一応終わったぞ」
執事が深々と頭を下げながら
「先ほどは、本当にありがとうございます。私めはフィンステイン商会次期当主リア・フィンステイン様の執事アルバードにございます。リアお嬢様を救っていただき本当に感謝するばかりです。して、冒険者様のお名前をお伺いしてもよいでしょうか?」
執事とお嬢様 それに時期当主ときたもんだ。しかも高そうな装飾の馬車に騎士を十人近く連れている。これはいいご縁かもしれないぞ
「ああ、俺の名前はカンザキ・ショウ・・・いやこっちじゃショウ・カンザキになるな。なに、気にするな困ったときはお互い様だ。」
「カンザキ様、ですか本当にありがとうございます。本来であればお嬢様直々にお礼を申し上げるところですが・・・先ほどの光景で疲弊してしまっており。少し時間を空けて、またこちらに来ていただいてもよろしいでしょうか。」
まああんなことがあったら仕方がないだろう、ちょうどいい一度シュタたちのところへ戻ってからまた来るとするか
「ああ、俺も仲間を馬車に置き去りにしていたからな戻って時間が空いたらまた仲間を連れてここに来ることにするよ」
_______________________
馬車へ戻った。
「ショウさんお疲れ様です!どうでしたか?おケガはないですか?」
シュタが嬉しそうに、そして少し心配そうに聞いてくる
「あぁ、盗賊どもは壊滅させてきたよ。ケガもないし大丈夫だ。」
救った人物が商会の次期当主の女の子だったことや、今は疲れてしまっているため後でお礼をしたいと言われたことなどあったことを詳しく話した。
「そうだったんですか、リアちゃん可哀そうに・・・。それにしてもこれは、チャンスですよショウさん!おそらくかなり大規模の商会だと思います、今回のつながりは大切にしないと!ショウさんのこと気に入ってもらえるように私、頑張ります!!」
「あはは・・・ほどほどにな?」
すると馬車のおっちゃんが
「おいおい?!お客さん、今なんて言った?!もしかして大きい商会でリア様ってま、まさかあのフィンステイン商会だったりしないよな?!」
あまりの驚きようだ、そんな有名なとこなのか?
「あぁフィンステイン商会という商会らしい、おっちゃん知ってんのか?」
「知ってるも何も、ジュッテルじゃ知らない奴はいないほどの大大大商会だぜ、現当主のカール・フィンステイン様はジュッテルの商業ギルドを立てた本人なんだ、あの人がいなきゃあジュッテルはここまで栄えていたかわからないし、俺らお客を運ぶ仕事のやつらにとっても神様みてえな人なんだよ」
「なるほど、俺はそんなすごい商会の次期当主を助けていたのか」
「なんせ次期当主の嬢ちゃんは現当主の孫でとてもかわいがられているんだ。まだ13歳なのにもういろんな国のいろんな商会に挨拶周りに生かせたりして後を継がせる気しかないらしい」
「これはすごい幸運だな、おっちゃん教えてくれてありがとうな」
「いいってことよ。大体Sランク冒険者と並ぶ実力のお客さんを乗せることが出来て、盗賊討伐の大手柄、助けた嬢ちゃんが大商会の次期当主だなんてほかのお客に話すネタが増えるってもんよ。お客さんは俺の予想だけんど、今後ものすごい大物になると見た。なんかあったらいつでも使ってくれ!」
「ああ、助かる。」
馬車のおっちゃんも良い人だな・・・この人たちとの縁は大切にしよう。
「様子は大丈夫か?こっちは一応終わったぞ」
執事が深々と頭を下げながら
「先ほどは、本当にありがとうございます。私めはフィンステイン商会次期当主リア・フィンステイン様の執事アルバードにございます。リアお嬢様を救っていただき本当に感謝するばかりです。して、冒険者様のお名前をお伺いしてもよいでしょうか?」
執事とお嬢様 それに時期当主ときたもんだ。しかも高そうな装飾の馬車に騎士を十人近く連れている。これはいいご縁かもしれないぞ
「ああ、俺の名前はカンザキ・ショウ・・・いやこっちじゃショウ・カンザキになるな。なに、気にするな困ったときはお互い様だ。」
「カンザキ様、ですか本当にありがとうございます。本来であればお嬢様直々にお礼を申し上げるところですが・・・先ほどの光景で疲弊してしまっており。少し時間を空けて、またこちらに来ていただいてもよろしいでしょうか。」
まああんなことがあったら仕方がないだろう、ちょうどいい一度シュタたちのところへ戻ってからまた来るとするか
「ああ、俺も仲間を馬車に置き去りにしていたからな戻って時間が空いたらまた仲間を連れてここに来ることにするよ」
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馬車へ戻った。
「ショウさんお疲れ様です!どうでしたか?おケガはないですか?」
シュタが嬉しそうに、そして少し心配そうに聞いてくる
「あぁ、盗賊どもは壊滅させてきたよ。ケガもないし大丈夫だ。」
救った人物が商会の次期当主の女の子だったことや、今は疲れてしまっているため後でお礼をしたいと言われたことなどあったことを詳しく話した。
「そうだったんですか、リアちゃん可哀そうに・・・。それにしてもこれは、チャンスですよショウさん!おそらくかなり大規模の商会だと思います、今回のつながりは大切にしないと!ショウさんのこと気に入ってもらえるように私、頑張ります!!」
「あはは・・・ほどほどにな?」
すると馬車のおっちゃんが
「おいおい?!お客さん、今なんて言った?!もしかして大きい商会でリア様ってま、まさかあのフィンステイン商会だったりしないよな?!」
あまりの驚きようだ、そんな有名なとこなのか?
「あぁフィンステイン商会という商会らしい、おっちゃん知ってんのか?」
「知ってるも何も、ジュッテルじゃ知らない奴はいないほどの大大大商会だぜ、現当主のカール・フィンステイン様はジュッテルの商業ギルドを立てた本人なんだ、あの人がいなきゃあジュッテルはここまで栄えていたかわからないし、俺らお客を運ぶ仕事のやつらにとっても神様みてえな人なんだよ」
「なるほど、俺はそんなすごい商会の次期当主を助けていたのか」
「なんせ次期当主の嬢ちゃんは現当主の孫でとてもかわいがられているんだ。まだ13歳なのにもういろんな国のいろんな商会に挨拶周りに生かせたりして後を継がせる気しかないらしい」
「これはすごい幸運だな、おっちゃん教えてくれてありがとうな」
「いいってことよ。大体Sランク冒険者と並ぶ実力のお客さんを乗せることが出来て、盗賊討伐の大手柄、助けた嬢ちゃんが大商会の次期当主だなんてほかのお客に話すネタが増えるってもんよ。お客さんは俺の予想だけんど、今後ものすごい大物になると見た。なんかあったらいつでも使ってくれ!」
「ああ、助かる。」
馬車のおっちゃんも良い人だな・・・この人たちとの縁は大切にしよう。
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