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80 推しと大人の階段 ※
しおりを挟む俺がテオを軽く睨み付けると、テオは膝の上からソファーに俺を押し倒す。
「ギルが可愛くておかしくなりそうだが、私も大人だからな。今日は君を少し可愛がらせて欲しい」
いや可愛がるんかい。
大人だから止めますじゃないんだ。
そう思いつつも、俺も可愛がってと可愛くおねだりする。
「バングルのお礼に、私からはココのカバーを贈ろう」
ゆっくりとカバーを外しながら、テオはニヤリと笑う。
そんなもん贈られたら恥ずかし過ぎる!
「…えっち」
「ギルが相手なのだから当たり前だろう?」
やだ、俺の相手がセクシー過ぎる!
テオは、ゆっくりと俺の胸に顔を下ろし、熱い舌で左胸を舐め始める。
「ああっ!」
やっぱり本物は違う!
気持ち良い!
一応はお勉強として夜伽の本は沢山読んだけど、この世界の夜伽の本には胸を愛撫する表現の多い事。
挿入は初夜からが鉄則なんだけど、その前にちょっとエッチな事をするのは普通みたい。
それこそ一緒にお風呂や水風呂に裸で入って、イチャイチャするのも普通なのには驚いた。
あ、子供に手は出したらダメだけどね。
伽の本の綺麗なイラストも妻側の胸を舐めたり、触ったり、吸ったりがほとんどだった。
もちろん下をいじったりもするけど、胸を触って下を触って、果てさせるのを楽しむんだと。
受け攻めがハッキリしてるからか、攻めが受けの体をイジって感じるのを観察するのがノーマルみたい。
だからか、攻めがSっ気が強くて受けがMっ気が強いんだよね。
もちろん俺はエッチの時はイジメられたいタイプ。
まあカップルによっては逆もあるし、リバも理解のある世界だけどね。
胸を可愛がる文化はあるけど、お尻を可愛がるのは結婚してからだからか、あまり玩具に馴染みが無いんだよね。
男女共に、中に何かを挿入して可愛がるのはダメで、自分のモノで可愛がって当然って感じみたい。
慣らしたりも魔術で簡単に出来る世界だからかな。
大人向けのちょっとセクシーな舞台とかだと、上の方には個室がぐるっと準備されていて、お金を払って個室に入り、そこでこっそりエッチな悪戯をするのも、貴族の遊びの一つって描かれてた。
皆特殊な仮面を着けて参加するから、本当に誰だか分からなくなるんだ。
もちろん社交の場や公共の場では許されないけど。
チュクチュクと音を立てながら、左胸を吸ったり舐めたりして、右側は指でコネクリ回される。
ビクビクと腰が動いてしまうけど、俺、乳首でもイケちゃいそうだから困る。
「…ギルは感じやすいみたいだから、下も触らないと胸だけで果ててしまうな」
「いじわる…」
俺の返事に、テオは満足そうな顔をする。
すっごい男臭い顔してる。
最高!
「ギル。スラックスと下着を脱いで」
「ん…」
言われた通り、スラックスと下着を脱ぎ、ソファに座る。
王城の部屋でって思われるかも知れないけど、大抵行為をした後は魔術で綺麗にするのがマナーだし、こういった行為は許容範囲なんだよね。
「…見えないからシャツをたくし上げるんだ。足も開いて」
テオに指示され、俺はおずおずとシャツをたくし上げる。
反応しきった俺の息子は、上を向いてピクピクしている。
完全な俺の趣味でツルッツルだからか、テオは興奮した様だ。
「…ギルはここも綺麗なんだな。足を閉じるな。もっと開くんだ」
テオは、すぐ俺の前に膝を付き、股間を凝視してくる。
少しでも足が閉じようもんなら、パチンと太ももを叩かれる。
「んんっ!」
「もっと開け。…そうだ。良い子だ」
「あああんっ!」
ペロッと先端を舐められ、反射的に足を閉じてしまうと、テオの顔を太ももで挟んでしまう。
「…開けと言っただろう?お仕置きだな」
「ああっ!ダメぇっ!」
ジュっと強く吸われ、俺は益々太ももで挟んでしまう。
「ギル、シャツを脱いで。両手で太ももを開くんだ。…そうだ。そして俺の目を見ろ」
テオの言葉に従って、シャツを脱ぎ捨て、両手で太ももを大きく開く。
俺の股間に顔を近づけるテオの目を、しっかり見つめる。
「あああっ!」
俺の目を見ながら、テオは俺モノのをペロペロ舐め回す。
目を逸らそうもんなら、キツくジュっと吸われてしまうので、体はビクビクしている。
「ギル。なんてイヤラしくて可愛いんだ。美味しいよ」
「テオぉ…」
ペロペロからベロベロになり、裏筋から袋まで吸われ、それでも目を逸らしてくれない。
「ギル。明日からは君に毎回こういった事をしても?」
「んん…」
ぎゅっと唇を噛んで快感に耐えるしか出来ない俺を、テオは楽しそうに見つめている。
「さ、私の目を見ながら果てるんだよ」
「ああっ!いやっ!ああああっ!テオおっ!」
口に含んで舌で舐めまわされ、そして何度も吸われ、引ける腰をがっしり掴まれたまま果ててしまう。
「ん…んん。はぁ…ん」
それでも何とかテオの目を見つめていると、テオはニヤリと笑ってゴクリと喉を鳴らした。
飲んだ!
サッと口内に洗浄を掛けたテオは、俺の太ももをイヤラしく舐める。
「テオっ。も、ダメ…」
「ああ。初心者にやり過ぎたかな」
本当にね!
でもすごく気持ち良かったです。
その後俺も口でと言ったら、それは明日と言われてしまう。
「明日はデートだろう?たっぷり可愛がりたいし、たっぷり可愛がってくれ。こんなに美味しい体を知ってしまったら、我慢が出来ないからな」
綺麗に洗浄魔術を掛けられ、身だしなみを整えている間にテオは一人で済ませて来た。
「最高だったよギル。早く君の全てを私のモノにしたい」
「…俺も。テオの全てが欲しい」
そう言って深く口づけをしてから、俺は城からの馬車に乗って帰路に着く。
大人の階段スキップし過ぎてる気がするぅ~!!
そう思いつつも、顔に出さないよう気を引き締めなきゃ。
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