よさこい

たけ

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家族がいなくなった日

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僕の名前はたけひろ。
よくいるイジメられっ子だった。
運動はそこそこできるけどまわりと上手く話せない人見知り。
勉強もそこそこ。
背は小学6年生にしちゃデカイ。


ある日僕はいつものように教室で教科書を隠されたりイスをいきなりひかれたりのようなイジメを受けてた。
僕は「あー早く学校終わってくれ」と思いながら耐えてた。
友達のいない僕には学校は苦痛でしかなかった。
その日の放課後僕は隠された教科書を1人で探してた。
30分探してもなかなか見つからない、、、
どうしようか考えてたらある女の子ゆみが後ろから「私知ってるよ」と言ってある場所を教えてくれた。
「ありがとう、、でもみんなにバレたらゆみちゃんまでイジメられるよ?」と僕が言ったら「私、、教えてないよ。ただ指指したらたけひろくんが勝手にそこをあさっただけ」と言った。
そっか、、それなら大丈夫だ(笑)と勝手に解釈した。
ただ甘かった
後ろから「おい!ゆみ!おめーなにやってんだよ!?」
イジメっ子達だ、、、
「おめーたけひろのこと好きなんだろ!?だったらキスしろよ(笑)」
イジメっ子達が変に盛り上がる、、
僕は「標的は僕だけにしろよ、、」と言ってイジメっ子達を見たらゆみちゃんが両腕を掴まれイジメっ子達に
「ゆみ!たけひろにおめーの裸見せてやれよ(笑)」
もちろんゆみは「いや!やめて!離して!」
すると1人のイジメっ子がゆみちゃんの上着を脱がした。
僕の中で何が切れた。
僕は無言のまま上着を脱がしたイジメっ子の髪の毛を掴んで窓ガラスを叩きつけた。
ガラスが割れ4階から少年は落ちていった。
そしてもう1人の少年の髪の毛も掴んで同じく落とした。
騒ぎを聞きつけ先生が駆け付け僕は取り押さえられた。
夜僕の親とイジメっ子達の親そして先生が話し合いをしていた。
そう、、、その日から僕の家族はおかしく崩れ始めた。
その日から僕は親から手をつけれない子として殴られ貶されをやられるようになった。
まず母親が兄と妹を連れいなくなった。
そしてその3日後父親がいなくなった。
このだだっ広い一軒家に僕はたった1人になった。
そして僕も崩れ始めた。
これが最初に僕が人前で笑わなくなった一番の理由である。
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