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ⅢⅩⅧ.アラフォー女、冒険者になる【完】
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「いくらコアラさんが学生になっても同じ家に住んでいるのだから、毎日のように会えるじゃないですか?」
「え、だって私達は冒険者になるんだよね?」
「まさかあなた達旅する冒険者になるとか言いませんよね?」
「? それが冒険者ないのでしょうか?」
「そんなはずないでしょう? それは上級者の冒険者であって、初心者のあなた達には危険です」
「で、ですよね……」
呆れながらため息交じりで痛い所を突かれてしまい、そうだと思ったのは私だけではなくライオンさん達もで開いた口が塞がらず数秒固まる。
どうやら私達はとんでもない勘違いをしてたらしい。
そもそもさっきのミッションであんな危険な目にあったばかりなのにもう忘れている私はどうしようもない馬鹿で、逆にそう思い込んでいた私達があまりにも愚かで恥ずかしくなり穴があった入りたい。
確かに最近のラノベの冒険者はギルドに所属し仕事の依頼を受けこなているのが主流となっていて時代の流れだなと思っていたけれど、実はこっちの方が真実でひょっとしたら私達と同じこっちの世界にもこれる人だったり。
「それでは卒業式を始めますね。名前を呼ぶので前に出て来て下さい」
私達の誤解が解けたことに安堵したペンちゃんは、当初の予定であろう卒業式を始める。
「田沼 うさぎさん」
「はい!!」
名前を呼ばれたうさちゃんは大きな返事をした後、ぴょこんと立ち上がり堂々と教壇へ向かい、その姿は愛らしくニコニコしながら幸せな気分で眺めていると隣からシクシクと泣き声が聞こえてきた。
何事かと思い視線を向ければタヌキは号泣している。
ここに来て何度もなく見た似たような光景にマンネリ化していると思いつつも、確かに今のうさちゃんは誰が見たって立派なんだと思う。
「うさぎさんは大変優秀な成績を収めました。これからもたくさん遊び学んで立派な猛獣使いになって下さいね。卒業おめでとうございます」
「ありがとうございます。パパ、ペンギンさんにもらったよ」
「良かったな」
いくら立派でもやっぱり4歳児らしくペンちゃんから受け取った物を持って嬉しそうにタヌキの元へ小走り戻ってくると、タヌキは涙を拭き嬉しそうにうさちゃんの髪をくしゃくしゃになぜた。
「月島 古都音さん」
「はい」
今度は私の名が呼ばれ返事をし立ち上がり歩き出すけど、こんなの二十年近くぶりだから思った以上に緊張し足と手が同時に出てしまう。
するとどこからともなく暖かい笑い声が聞こえ、余計恥ずかしくなり視線を下に落とし前へと急ぐ。
でもそのおかげで大分緊張はほぐれた。
「キツネさんも大変優秀な成績を納めました。空海には無限の可能性が秘められているので、これからも愛情をたくさん注いで大切に育てて下さい。卒業おめでとうございます。目指せ大魔導師!!」
「大魔導師になれるかどうかは別として頑張ります。今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくね」
「ええ、こちらこそ」
最後の最後に変なプレッシャーをお茶目に掛けられるがそこはうまく交わし、証明書と冒険者の証である碧の羽のバッチを受けとる。
これで私は今日から、この世界の住人で職業は駆け出し冒険者。
ちなみに碧は、冒険者ランクの下から二番目。
今までドンケツを走っていた私には上出来なんだけれど、きっとこれは出来の良いパートナー精霊達のおかげ。
空海それぞれ一人分の魔力を持ってくれたから、私には素質があると言われているだけ。
だけど私自身には才能があるんだろうか?
素質があったとしても才能がなかったら何も意味がない。
などとネガチブ思考になってしまうのは、自分に自信なんてまったく持てないから。
でもこの世界なら頑張ったら頑張っただけ、可能性は無限大になる。
だったらこれからも頑張って、本気で大魔導師目指してみようかな?
そして卒業式は終わり、私達はペンちゃんに新しい我が家へと案内された。
今までの家は冒険者候補生の仮住まいだったことが今さら発覚し、そこでの荷物はすでに移動してくれ更に最低限の家日常生活に必要な物は揃えてくれているらしい。
新しい我が家はやっぱりレンガ造りの煙突がある三階建てで、庭もそれなりに広いし車庫もある。
近隣も住宅が並んでいるからしてこの辺はどうやら住宅街なんだろう。
「鍵は虹彩認証になっています。後で皆さんのも登録しますね」
「なんだか新鮮だね。ファンタジーなのに所々SFで面白いよ」
「ですね。非常に興味深い」
誠さんの言うとおり魔法と科学の融合した技術は先の先まで行っていて、私だけではなくライオンさんと誠さんも子供のように目を輝かせ好奇心を開花させている。
地球では指紋認証がかなり先端だと私は思うも、なにかと隠蔽しやすいためここでは時代遅れらしくその点虹彩認証は隠蔽しにくいとか。そして地球とはちょっと違っているそうだ。
「それと冒険者には欠かせない自動車も用意しておきました。誰でもいいので免許を取得して下さい」
「そこは自動操縦じゃないんだな?」
「もちろん自動操縦ですが、もしもの時に必要なのです」
「確かにそれは一理ありますね。分かりました。私が明日から教習所に通います」
「だったら私も一緒に通いたい。冒険に必要なら複数取っていた方が便利でしょ?」
タヌキと同じ疑問を持つけれどちゃんとした理由に納得が出来、最初に誠さんが名乗り出私もそれに便乗した。
それはみんなの役に立ちたい気持ちもあったけれど、単純に運転をして見たいと言う好奇心もある。
「分かりました。手続きしておきますね」
「ならオレも通う」
「それなら俺も通うよ」
大人達全員で通うことになり明日から忙しくなりそう。
ひょんなことから私は異世界に召喚されてしまい魔導師になった。
信頼できそうな仲間達と明日から冒険者として活動する。(バンド活動はまだ分からないけど)
これからきっと予想外な出来事ばかり起こると思うけれど、この仲間達とならなんだって乗り越えられるはず
私の冒険記は今ここから始まる。
さぁ、冒険に出かけよう。
おしまい
「え、だって私達は冒険者になるんだよね?」
「まさかあなた達旅する冒険者になるとか言いませんよね?」
「? それが冒険者ないのでしょうか?」
「そんなはずないでしょう? それは上級者の冒険者であって、初心者のあなた達には危険です」
「で、ですよね……」
呆れながらため息交じりで痛い所を突かれてしまい、そうだと思ったのは私だけではなくライオンさん達もで開いた口が塞がらず数秒固まる。
どうやら私達はとんでもない勘違いをしてたらしい。
そもそもさっきのミッションであんな危険な目にあったばかりなのにもう忘れている私はどうしようもない馬鹿で、逆にそう思い込んでいた私達があまりにも愚かで恥ずかしくなり穴があった入りたい。
確かに最近のラノベの冒険者はギルドに所属し仕事の依頼を受けこなているのが主流となっていて時代の流れだなと思っていたけれど、実はこっちの方が真実でひょっとしたら私達と同じこっちの世界にもこれる人だったり。
「それでは卒業式を始めますね。名前を呼ぶので前に出て来て下さい」
私達の誤解が解けたことに安堵したペンちゃんは、当初の予定であろう卒業式を始める。
「田沼 うさぎさん」
「はい!!」
名前を呼ばれたうさちゃんは大きな返事をした後、ぴょこんと立ち上がり堂々と教壇へ向かい、その姿は愛らしくニコニコしながら幸せな気分で眺めていると隣からシクシクと泣き声が聞こえてきた。
何事かと思い視線を向ければタヌキは号泣している。
ここに来て何度もなく見た似たような光景にマンネリ化していると思いつつも、確かに今のうさちゃんは誰が見たって立派なんだと思う。
「うさぎさんは大変優秀な成績を収めました。これからもたくさん遊び学んで立派な猛獣使いになって下さいね。卒業おめでとうございます」
「ありがとうございます。パパ、ペンギンさんにもらったよ」
「良かったな」
いくら立派でもやっぱり4歳児らしくペンちゃんから受け取った物を持って嬉しそうにタヌキの元へ小走り戻ってくると、タヌキは涙を拭き嬉しそうにうさちゃんの髪をくしゃくしゃになぜた。
「月島 古都音さん」
「はい」
今度は私の名が呼ばれ返事をし立ち上がり歩き出すけど、こんなの二十年近くぶりだから思った以上に緊張し足と手が同時に出てしまう。
するとどこからともなく暖かい笑い声が聞こえ、余計恥ずかしくなり視線を下に落とし前へと急ぐ。
でもそのおかげで大分緊張はほぐれた。
「キツネさんも大変優秀な成績を納めました。空海には無限の可能性が秘められているので、これからも愛情をたくさん注いで大切に育てて下さい。卒業おめでとうございます。目指せ大魔導師!!」
「大魔導師になれるかどうかは別として頑張ります。今までありがとうございました。そしてこれからもよろしくね」
「ええ、こちらこそ」
最後の最後に変なプレッシャーをお茶目に掛けられるがそこはうまく交わし、証明書と冒険者の証である碧の羽のバッチを受けとる。
これで私は今日から、この世界の住人で職業は駆け出し冒険者。
ちなみに碧は、冒険者ランクの下から二番目。
今までドンケツを走っていた私には上出来なんだけれど、きっとこれは出来の良いパートナー精霊達のおかげ。
空海それぞれ一人分の魔力を持ってくれたから、私には素質があると言われているだけ。
だけど私自身には才能があるんだろうか?
素質があったとしても才能がなかったら何も意味がない。
などとネガチブ思考になってしまうのは、自分に自信なんてまったく持てないから。
でもこの世界なら頑張ったら頑張っただけ、可能性は無限大になる。
だったらこれからも頑張って、本気で大魔導師目指してみようかな?
そして卒業式は終わり、私達はペンちゃんに新しい我が家へと案内された。
今までの家は冒険者候補生の仮住まいだったことが今さら発覚し、そこでの荷物はすでに移動してくれ更に最低限の家日常生活に必要な物は揃えてくれているらしい。
新しい我が家はやっぱりレンガ造りの煙突がある三階建てで、庭もそれなりに広いし車庫もある。
近隣も住宅が並んでいるからしてこの辺はどうやら住宅街なんだろう。
「鍵は虹彩認証になっています。後で皆さんのも登録しますね」
「なんだか新鮮だね。ファンタジーなのに所々SFで面白いよ」
「ですね。非常に興味深い」
誠さんの言うとおり魔法と科学の融合した技術は先の先まで行っていて、私だけではなくライオンさんと誠さんも子供のように目を輝かせ好奇心を開花させている。
地球では指紋認証がかなり先端だと私は思うも、なにかと隠蔽しやすいためここでは時代遅れらしくその点虹彩認証は隠蔽しにくいとか。そして地球とはちょっと違っているそうだ。
「それと冒険者には欠かせない自動車も用意しておきました。誰でもいいので免許を取得して下さい」
「そこは自動操縦じゃないんだな?」
「もちろん自動操縦ですが、もしもの時に必要なのです」
「確かにそれは一理ありますね。分かりました。私が明日から教習所に通います」
「だったら私も一緒に通いたい。冒険に必要なら複数取っていた方が便利でしょ?」
タヌキと同じ疑問を持つけれどちゃんとした理由に納得が出来、最初に誠さんが名乗り出私もそれに便乗した。
それはみんなの役に立ちたい気持ちもあったけれど、単純に運転をして見たいと言う好奇心もある。
「分かりました。手続きしておきますね」
「ならオレも通う」
「それなら俺も通うよ」
大人達全員で通うことになり明日から忙しくなりそう。
ひょんなことから私は異世界に召喚されてしまい魔導師になった。
信頼できそうな仲間達と明日から冒険者として活動する。(バンド活動はまだ分からないけど)
これからきっと予想外な出来事ばかり起こると思うけれど、この仲間達とならなんだって乗り越えられるはず
私の冒険記は今ここから始まる。
さぁ、冒険に出かけよう。
おしまい
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