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5章 私が目指す聖女とは
82.私のお母さん
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お母さんと話がしたくって、夜の散歩をすることになった。
外に出るとランプの明かりが良い感じで街を照らされていて、復旧作業が進んでいるのがよく分かる。道などもうきれいに整備されていた。
「セイカ、あたしの幸せってなんだと思う?」
「え、お母さんの幸せ? パパの傍にいることじゃないの?」
キャンプファイアのある広場に着いた時、いきなり問われた問い。考えることもなく即答。ただ答えた瞬間、また自分の気持ちを押しつけてしまったんじゃないかと不安になる。
早くお母さんの本音を聞き出さなければ………。
「まぁそれもあるにはあるんだが、一番の幸せはセイカの笑顔と幸せをセイヤと一緒に見守っていくこと。そのためならあたしもセイヤのようになんだってするよ。それは我慢や諦めではなく、自らそれを望んでだ」
「本当に? 私なんかのためにすべてを犠牲にしたら、いずれ後悔するんじゃないの?」
予想通りと言うかなんと言うかパパとまったく同じ気持ちを、さっきとは違い私の目を見て迷わず答えてくれる。これもまた言わせているかもと思うと切なくて、脅えながらも本心を探ろうとした。
「だろうな? でもセイカと別れる選択をしたら、それ以上後悔をすることになる。死ぬほど辛い物かも知れない。だからセイカは気にしないでいいんだ」
そう言いながらお母さんは、私をギュッと抱きしめる。
ありったけの愛情が伝わってきてお母さんの温もりも心地が良い。お母さんの本音は納得がいったから、そう言うことであればならもう何も言わない。
本当にこの選択が間違っていなかったと思えるように、お母さんが喜んでもらえることをたくさんしよう。私の笑顔が好きと言うなら、なるべく笑顔でいる。
「ありがとうお母さん。そしたらお母さんは私に何をして欲しい?」
「セイヤが知らないセイカの秘密を知りたい」
「え、それは……」
だったら即実行しようと軽い気持ちで聞いてみる。お母さんは迷うことなく目を輝かせお願いされた。
そうなる気持ちはすごく分かる。出来ることなら秘密を共有したいんだけれど、残念ながらパパに秘密にしていることが思い浮かばず考え込む。
最近は何かあると前以上になんでも話しているし、特に話さなくてもなぜか龍くんにはすべてお見通し。
その証拠にバストサイズはバレてます。
とは言いたくない。
「まさか恋愛歴も話してるのか?」
「うん。でも恋愛経験なんてそんなにないよ」
「は、そんなにない? まさかツヨシが初恋とか言うんじゃないよな?」
「いくらなんでもそれはない。わ私の初恋は、……そう中学時代の先輩」
信じられんと言わんばかりの表情と口調にムッとなり見栄を張り嘘をつく。
この発言には自分でも驚きだったけれど、本当に憧れの先輩がいたからまるきし嘘ではない。ただ今と言う今まで忘れていた先輩だから、実の所あんまり覚えてないんだよね?
どこに私は先輩に、憧れていたんだろうか?
「中学と言うのは学校だったよな? どんな先輩だったんだ?」
目を丸くし興味津々と聞いてくる。
「そう。部活の先輩で優しくて頼りになるそれでもって、イケメンでなんでもそつなくこなせる大人の余裕がある人だった」
「それはセイヤとリュウノスケを足して二で割った奴だな」
「……ギク。ほらきっと私パパと龍くんに育てられたから、そう言う人が私の理想なんだ」
鋭い指摘にヤバと思いながらも、怪しまれないようにそれっぽく返答。
イケメンとなんでもそつなく~が余計でした。
実際の先輩は……本当になんだっけぇ?
みんなとキャッキャッ言ってあんなに盛り上がっていたはずなのに、なぜ一年半ぐらいでコロッと忘れるんだ? ただ仲間はずれになるのが嫌で適当に憧れの先輩を作っただけ? 私ならやりかねない。実は憧れでもなんでもなかった。
「その割にはツヨシと言う少年はずいぶんガキなんだろう? 写真と動画を見る限り顔はイケメンだかな」
「太は確かにガキでデリカシーがないけれど、いざと言う時は頼りになって格好いいの。小さい時容姿のことでいじめられてるとすぐに助けてくれて、メソメソする私を陽と一緒に慰めてくれたんだ。それに私が魔王の孫娘で命を狙われていても、太は前と変わらず一緒にいてくれる」
「ほお? 憧れの先輩の話を聞くより、ツヨシとの思い出話を聞く方が楽しそうだな?」
太のことをまだそこまで知らないお母さんに、本当の太を教えてよさをここぞとばかりに教える。
なぜここで太が出てくるのか分からないけれど、お母さんはニコッと笑い興味を示す。
多分憧れの先輩が嘘だと気付き興味をなくしたんだろう。それとも最初から見栄だと分かってた?
「太の話なら、パパもよく知ってるよ」
「だな。なんせツヨシはセイヤ一押しの少年で、将来同居することを楽しみにしてるよ」
「え、そうなの? 確かに同居するとは言ったけれど、私まだ太と付き合ってもいないのに気が早すぎ」
ここで初めてパパの野望と言うか企みを知り、激しく動揺してしまい頭が混乱する。
まさかパパ、太に私をプッシュしまくってるんじゃないだろうか? 下手に刺激して私の気持ちに気づいて、距離を取られたらどう責任を取るつもり?
「同居はいいのか?」
「うん、あでもお母さんがいるから同居は迷惑?」
「そんなことはない。セイカといつまでも暮らせるのは夢のようだ」
お母さんはいずれパパと二人だけでラブラブ生活を送りたいから、反対だと思いきや大賛成らしい。そんなに喜んでもらえると同居は確定となる。
同居してくれない人はこっちから願い下げだ。
「みんなで仲良く暮らそうね?」
パパにも言っていることを言う。
「ああ。そんなわけだからツヨシのことをよく教えて欲しい」
「教えてもいいけれど、太とはなんでもないだからね」
同居=太と結婚と言う方程式がいつの間にか成立しているらしく、ますます太に興味津々となるお母さん。嬉しい反面パパ同様おかしな企みをしないようあらかじめ釘を刺す。お母さんの性格上多分無理……。
外に出るとランプの明かりが良い感じで街を照らされていて、復旧作業が進んでいるのがよく分かる。道などもうきれいに整備されていた。
「セイカ、あたしの幸せってなんだと思う?」
「え、お母さんの幸せ? パパの傍にいることじゃないの?」
キャンプファイアのある広場に着いた時、いきなり問われた問い。考えることもなく即答。ただ答えた瞬間、また自分の気持ちを押しつけてしまったんじゃないかと不安になる。
早くお母さんの本音を聞き出さなければ………。
「まぁそれもあるにはあるんだが、一番の幸せはセイカの笑顔と幸せをセイヤと一緒に見守っていくこと。そのためならあたしもセイヤのようになんだってするよ。それは我慢や諦めではなく、自らそれを望んでだ」
「本当に? 私なんかのためにすべてを犠牲にしたら、いずれ後悔するんじゃないの?」
予想通りと言うかなんと言うかパパとまったく同じ気持ちを、さっきとは違い私の目を見て迷わず答えてくれる。これもまた言わせているかもと思うと切なくて、脅えながらも本心を探ろうとした。
「だろうな? でもセイカと別れる選択をしたら、それ以上後悔をすることになる。死ぬほど辛い物かも知れない。だからセイカは気にしないでいいんだ」
そう言いながらお母さんは、私をギュッと抱きしめる。
ありったけの愛情が伝わってきてお母さんの温もりも心地が良い。お母さんの本音は納得がいったから、そう言うことであればならもう何も言わない。
本当にこの選択が間違っていなかったと思えるように、お母さんが喜んでもらえることをたくさんしよう。私の笑顔が好きと言うなら、なるべく笑顔でいる。
「ありがとうお母さん。そしたらお母さんは私に何をして欲しい?」
「セイヤが知らないセイカの秘密を知りたい」
「え、それは……」
だったら即実行しようと軽い気持ちで聞いてみる。お母さんは迷うことなく目を輝かせお願いされた。
そうなる気持ちはすごく分かる。出来ることなら秘密を共有したいんだけれど、残念ながらパパに秘密にしていることが思い浮かばず考え込む。
最近は何かあると前以上になんでも話しているし、特に話さなくてもなぜか龍くんにはすべてお見通し。
その証拠にバストサイズはバレてます。
とは言いたくない。
「まさか恋愛歴も話してるのか?」
「うん。でも恋愛経験なんてそんなにないよ」
「は、そんなにない? まさかツヨシが初恋とか言うんじゃないよな?」
「いくらなんでもそれはない。わ私の初恋は、……そう中学時代の先輩」
信じられんと言わんばかりの表情と口調にムッとなり見栄を張り嘘をつく。
この発言には自分でも驚きだったけれど、本当に憧れの先輩がいたからまるきし嘘ではない。ただ今と言う今まで忘れていた先輩だから、実の所あんまり覚えてないんだよね?
どこに私は先輩に、憧れていたんだろうか?
「中学と言うのは学校だったよな? どんな先輩だったんだ?」
目を丸くし興味津々と聞いてくる。
「そう。部活の先輩で優しくて頼りになるそれでもって、イケメンでなんでもそつなくこなせる大人の余裕がある人だった」
「それはセイヤとリュウノスケを足して二で割った奴だな」
「……ギク。ほらきっと私パパと龍くんに育てられたから、そう言う人が私の理想なんだ」
鋭い指摘にヤバと思いながらも、怪しまれないようにそれっぽく返答。
イケメンとなんでもそつなく~が余計でした。
実際の先輩は……本当になんだっけぇ?
みんなとキャッキャッ言ってあんなに盛り上がっていたはずなのに、なぜ一年半ぐらいでコロッと忘れるんだ? ただ仲間はずれになるのが嫌で適当に憧れの先輩を作っただけ? 私ならやりかねない。実は憧れでもなんでもなかった。
「その割にはツヨシと言う少年はずいぶんガキなんだろう? 写真と動画を見る限り顔はイケメンだかな」
「太は確かにガキでデリカシーがないけれど、いざと言う時は頼りになって格好いいの。小さい時容姿のことでいじめられてるとすぐに助けてくれて、メソメソする私を陽と一緒に慰めてくれたんだ。それに私が魔王の孫娘で命を狙われていても、太は前と変わらず一緒にいてくれる」
「ほお? 憧れの先輩の話を聞くより、ツヨシとの思い出話を聞く方が楽しそうだな?」
太のことをまだそこまで知らないお母さんに、本当の太を教えてよさをここぞとばかりに教える。
なぜここで太が出てくるのか分からないけれど、お母さんはニコッと笑い興味を示す。
多分憧れの先輩が嘘だと気付き興味をなくしたんだろう。それとも最初から見栄だと分かってた?
「太の話なら、パパもよく知ってるよ」
「だな。なんせツヨシはセイヤ一押しの少年で、将来同居することを楽しみにしてるよ」
「え、そうなの? 確かに同居するとは言ったけれど、私まだ太と付き合ってもいないのに気が早すぎ」
ここで初めてパパの野望と言うか企みを知り、激しく動揺してしまい頭が混乱する。
まさかパパ、太に私をプッシュしまくってるんじゃないだろうか? 下手に刺激して私の気持ちに気づいて、距離を取られたらどう責任を取るつもり?
「同居はいいのか?」
「うん、あでもお母さんがいるから同居は迷惑?」
「そんなことはない。セイカといつまでも暮らせるのは夢のようだ」
お母さんはいずれパパと二人だけでラブラブ生活を送りたいから、反対だと思いきや大賛成らしい。そんなに喜んでもらえると同居は確定となる。
同居してくれない人はこっちから願い下げだ。
「みんなで仲良く暮らそうね?」
パパにも言っていることを言う。
「ああ。そんなわけだからツヨシのことをよく教えて欲しい」
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