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出航までまだ時間があるため、なぜか私はレオとデートをすることになった。どうやらみんなに変な気を使われらしい。
「レオ、シャーロットのことは本当にもういいの?」
「ああ。今回の件で思い知らされたんだ。俺もこれからはエミリー一筋になろうって」
何やら深刻に考え込み一言も話さないレオに見かねて、私からいきなり突っ込んだ話を投げかけた。
するとレオは迷いなど一切ないすんだブルーの瞳は私を見つめ、考えた末の答えをしっかりと出してくれる。告白ととっても良いだろう。
だからさっきからレオは、シャーロットに素っ気なかった。今なら重婚が可能だと思うのに、レオは私だけを選んでくれた。
そう思う嬉しくって、幻滅したのは帳消しになりそう。答えは当然イエスで
“それは駄目です。朋子さんは友太さんが好きなんでしょう?”
“え、は? そりゃぁ友太先輩には告白されて待ってもらっているけれど、ただの頼りになる先輩なだけ”
素直に告白を受け入れようとするとエミリーから止められ、まさかの人物名が出て来て度肝をぬかれる。エミリーにそう思われていたことにもびっくりで、誤解を解くように全否定。
このことは当然エミリーも知っていると思っていたのに、なぜ今それを言い出す?
レオに告白されて大万歳じゃないの?
“本当にそうでしょうか? 私に遠慮していませんか?”
“してないよ。私には好きな人がいなかったし”
そりゃぁいくらエミリーと同期するからと言っても、今はエミリーの人生だから私がしゃしゃり出るつもりはない。そもそも前世の私が友太先輩を好きだったと言う記憶がない。
「エミリー、迷惑なのか?」
「え、いえそんな──実は私レオの他に好きかも知れない人がいるのです──は!?」
無反応な私にレオは不安を感じたのか、見る見る顔が青さめ塞ぎ込んだ声で問う。すぐに否定しようとしたら、エミリーが乱入し重々しく爆弾を投下。
すぐに私に戻り口を塞ぐけれどすでに遅し。もろショックを受けたレオは、開いた口が塞がらずその場に立ちつくす。
“ちょっとエミリー何言ちゃってるの?”
“あら、私も重婚可能なのですから、何も問題ないじゃありませんか? それに私も友太さんのことが気になるんです”
“……あ、そうなんだ”
これ以上私が何を言っても無駄だと思い、しばらくほっとくことにした。
エミリーが友太先輩をね。
そんな感じした覚えはないんだけれど。
「レオ、大丈夫? なんかそのごめんなさい」
「あ謝らなくてもいい。ただ少しショックを受けただけだ。いざやられると辛いんだな」
言葉以上に滅茶苦茶ショックを受けているようで、余計罪悪感を感じてしまう。
重婚は当然で二股もしていたのに、実際されるとなるとイヤだった。
オレ様発想ならお前はするなと言いそうなのに、レオは自業自得だから駄目だとは言えない。
そんなレオが健気で可愛く思える。
「レオ、頑張って。私を夢中にさせればいいのよ?」
「──そうだな。そう出来るよう頑張るから、エミリー見ててくれ」
力になりたいと思い偉そうな助言をすると、少しだけ元気が出たらしく私の手を持ち誓いを立てられる。これはある意味プロポーズの一種。
さっきの告白よりレベルが上がっているのは、無自覚なのか?
「はい、ちゃんと見てますね」
エミリーとまだ同期してないはずなのに、心からそう思えた。そして過去の記憶が次々と思い出していく。
同期するのは意識してやるんだとばかり思ってたのに、こんな突然始まってあっと言う間に完了するなんて拍子抜け。おかげで勘当も何もない。
「ありがとう。ではそろそろ戻るとするか」
「そうですね」
今までなかったもっとレオと一緒にいたい気持ちが芽生え、そう言葉を返した物の名残惜しい気持ちになる。私から手を伸ばしレオの手を掴む。
エミリーもレオのことが、やっぱり大好きなんだね。友太先輩なんて入る隙などない──あるのかな?
これも今まで感じたことがない感情で、どう言う訳か徐々に友太先輩が恋しくなる。
「友太先輩」
「朋子どうした?」
「友太先輩、告白の答えですが、もう少し待ってもらえませんか? エミリーと同期しましたら、友太先輩のことがすごく気になったのです」
「は、いきなりなんだ? もう同期したのか?」
いきなりやって来た私に軽く告白まがいのことを言われれば、誰だってついていけず混乱してしまう。
呆気に取られ私をガン見する友太先輩に、やってしまったと思った私。
同期したのに、朋子要素が多すぎ過ぎます。
「はい。自然と同期しました。今の私はエミリーでもあり朋子でもあります」
「そそうなのか? いきなりだな。まぁお前がそう言うなら年内中なら待ってもいい。しかしライバルは二十以上も年下で、しかも皇太子」
イマイチ信じられない様子を見せつつも、私の頼みを期限を延ばし聞いてくれる。
「ありがとうございます。でも友太先輩ってあんまりアピールしてこないですよね? デートも誘ってこないですし。本当に私と付き合いたいのですか?」
「言われてみればそうだな。告白しただけで何にもしてないんじゃ、ライバルに負けて当然。ならこれからはアピールするな」
私のちょっとした疑問に友太先輩はハッとなって、私の頭をくちゃくちゃになでられ良い笑顔になり宣言する。
相変わらずの子ども扱いだけれど、今の私はもうすぐ十七歳の小娘だからしょうがない。親子ほど年の離れたカップルなんてこの世界では結構普通だから、友太先輩の頑張り次第ではどうにでもなる感じかな?
「ねぇ、これからはエミコちゃんって呼んでも良い?」
「エミコ? エミリーと朋子を掛け合わした呼び名?」
「うん。ボクにとっての君は両方だから」
「ありがとう。もちろん良いよ」
ヌクが当たり前と言わんばかりにそう言ってくれるから、私は嬉しくてヌクを抱き上げ顔をスリスリ。
ヌクのおかげで私は悪役令嬢物のエミリーに転生したけれど、ゲーム通りにはならずにレオと仲直りが出来て大万歳。
シャーロットにはすごく悪いことをしてしまったけれど、前世が悪いんだからこれから言い方向に進んでいけば良いと思う。仲良く出来るかは別としてね。
「お嬢様、準備は出来ましたか?」
「もし何かお荷物があれば、お持ちしますよ」
扉の前で双子が、いつも通り声を掛けられる。私の大切な友人。
「ケイト、カイリ。大好きよ。これからもよろしくね」
扉を開けた私は今度は双子を抱きしめ、今まで言えなかった素直な気持ちを言葉にした。
ようやく言えた。
『お嬢様、私達も大好きです。こちらこそよろしくお願いします』
「え、何? 私も混ぜて。私もエミリー(朋子)が大好きだよ」
双子は涙を流し言葉を返し私をキツく抱き返してくれる中、どこからやって来た花音もニコニコしながら私達をハグする。
私の破滅ルートは完全に消えてめでたしめでたしだけれど、花音に関してはまだ何一つ解決していない。
クード神には、これから会いに行く。
やることが山盛りだね。
私の第二の人生は、まだ始まったばかり──。
おしまい
最後まで読んでくれてありがとうございます。
中途半端だと思いますが、これにて完結です。
出航までまだ時間があるため、なぜか私はレオとデートをすることになった。どうやらみんなに変な気を使われらしい。
「レオ、シャーロットのことは本当にもういいの?」
「ああ。今回の件で思い知らされたんだ。俺もこれからはエミリー一筋になろうって」
何やら深刻に考え込み一言も話さないレオに見かねて、私からいきなり突っ込んだ話を投げかけた。
するとレオは迷いなど一切ないすんだブルーの瞳は私を見つめ、考えた末の答えをしっかりと出してくれる。告白ととっても良いだろう。
だからさっきからレオは、シャーロットに素っ気なかった。今なら重婚が可能だと思うのに、レオは私だけを選んでくれた。
そう思う嬉しくって、幻滅したのは帳消しになりそう。答えは当然イエスで
“それは駄目です。朋子さんは友太さんが好きなんでしょう?”
“え、は? そりゃぁ友太先輩には告白されて待ってもらっているけれど、ただの頼りになる先輩なだけ”
素直に告白を受け入れようとするとエミリーから止められ、まさかの人物名が出て来て度肝をぬかれる。エミリーにそう思われていたことにもびっくりで、誤解を解くように全否定。
このことは当然エミリーも知っていると思っていたのに、なぜ今それを言い出す?
レオに告白されて大万歳じゃないの?
“本当にそうでしょうか? 私に遠慮していませんか?”
“してないよ。私には好きな人がいなかったし”
そりゃぁいくらエミリーと同期するからと言っても、今はエミリーの人生だから私がしゃしゃり出るつもりはない。そもそも前世の私が友太先輩を好きだったと言う記憶がない。
「エミリー、迷惑なのか?」
「え、いえそんな──実は私レオの他に好きかも知れない人がいるのです──は!?」
無反応な私にレオは不安を感じたのか、見る見る顔が青さめ塞ぎ込んだ声で問う。すぐに否定しようとしたら、エミリーが乱入し重々しく爆弾を投下。
すぐに私に戻り口を塞ぐけれどすでに遅し。もろショックを受けたレオは、開いた口が塞がらずその場に立ちつくす。
“ちょっとエミリー何言ちゃってるの?”
“あら、私も重婚可能なのですから、何も問題ないじゃありませんか? それに私も友太さんのことが気になるんです”
“……あ、そうなんだ”
これ以上私が何を言っても無駄だと思い、しばらくほっとくことにした。
エミリーが友太先輩をね。
そんな感じした覚えはないんだけれど。
「レオ、大丈夫? なんかそのごめんなさい」
「あ謝らなくてもいい。ただ少しショックを受けただけだ。いざやられると辛いんだな」
言葉以上に滅茶苦茶ショックを受けているようで、余計罪悪感を感じてしまう。
重婚は当然で二股もしていたのに、実際されるとなるとイヤだった。
オレ様発想ならお前はするなと言いそうなのに、レオは自業自得だから駄目だとは言えない。
そんなレオが健気で可愛く思える。
「レオ、頑張って。私を夢中にさせればいいのよ?」
「──そうだな。そう出来るよう頑張るから、エミリー見ててくれ」
力になりたいと思い偉そうな助言をすると、少しだけ元気が出たらしく私の手を持ち誓いを立てられる。これはある意味プロポーズの一種。
さっきの告白よりレベルが上がっているのは、無自覚なのか?
「はい、ちゃんと見てますね」
エミリーとまだ同期してないはずなのに、心からそう思えた。そして過去の記憶が次々と思い出していく。
同期するのは意識してやるんだとばかり思ってたのに、こんな突然始まってあっと言う間に完了するなんて拍子抜け。おかげで勘当も何もない。
「ありがとう。ではそろそろ戻るとするか」
「そうですね」
今までなかったもっとレオと一緒にいたい気持ちが芽生え、そう言葉を返した物の名残惜しい気持ちになる。私から手を伸ばしレオの手を掴む。
エミリーもレオのことが、やっぱり大好きなんだね。友太先輩なんて入る隙などない──あるのかな?
これも今まで感じたことがない感情で、どう言う訳か徐々に友太先輩が恋しくなる。
「友太先輩」
「朋子どうした?」
「友太先輩、告白の答えですが、もう少し待ってもらえませんか? エミリーと同期しましたら、友太先輩のことがすごく気になったのです」
「は、いきなりなんだ? もう同期したのか?」
いきなりやって来た私に軽く告白まがいのことを言われれば、誰だってついていけず混乱してしまう。
呆気に取られ私をガン見する友太先輩に、やってしまったと思った私。
同期したのに、朋子要素が多すぎ過ぎます。
「はい。自然と同期しました。今の私はエミリーでもあり朋子でもあります」
「そそうなのか? いきなりだな。まぁお前がそう言うなら年内中なら待ってもいい。しかしライバルは二十以上も年下で、しかも皇太子」
イマイチ信じられない様子を見せつつも、私の頼みを期限を延ばし聞いてくれる。
「ありがとうございます。でも友太先輩ってあんまりアピールしてこないですよね? デートも誘ってこないですし。本当に私と付き合いたいのですか?」
「言われてみればそうだな。告白しただけで何にもしてないんじゃ、ライバルに負けて当然。ならこれからはアピールするな」
私のちょっとした疑問に友太先輩はハッとなって、私の頭をくちゃくちゃになでられ良い笑顔になり宣言する。
相変わらずの子ども扱いだけれど、今の私はもうすぐ十七歳の小娘だからしょうがない。親子ほど年の離れたカップルなんてこの世界では結構普通だから、友太先輩の頑張り次第ではどうにでもなる感じかな?
「ねぇ、これからはエミコちゃんって呼んでも良い?」
「エミコ? エミリーと朋子を掛け合わした呼び名?」
「うん。ボクにとっての君は両方だから」
「ありがとう。もちろん良いよ」
ヌクが当たり前と言わんばかりにそう言ってくれるから、私は嬉しくてヌクを抱き上げ顔をスリスリ。
ヌクのおかげで私は悪役令嬢物のエミリーに転生したけれど、ゲーム通りにはならずにレオと仲直りが出来て大万歳。
シャーロットにはすごく悪いことをしてしまったけれど、前世が悪いんだからこれから言い方向に進んでいけば良いと思う。仲良く出来るかは別としてね。
「お嬢様、準備は出来ましたか?」
「もし何かお荷物があれば、お持ちしますよ」
扉の前で双子が、いつも通り声を掛けられる。私の大切な友人。
「ケイト、カイリ。大好きよ。これからもよろしくね」
扉を開けた私は今度は双子を抱きしめ、今まで言えなかった素直な気持ちを言葉にした。
ようやく言えた。
『お嬢様、私達も大好きです。こちらこそよろしくお願いします』
「え、何? 私も混ぜて。私もエミリー(朋子)が大好きだよ」
双子は涙を流し言葉を返し私をキツく抱き返してくれる中、どこからやって来た花音もニコニコしながら私達をハグする。
私の破滅ルートは完全に消えてめでたしめでたしだけれど、花音に関してはまだ何一つ解決していない。
クード神には、これから会いに行く。
やることが山盛りだね。
私の第二の人生は、まだ始まったばかり──。
おしまい
最後まで読んでくれてありがとうございます。
中途半端だと思いますが、これにて完結です。
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